幼稚園・保育園を卒園すると、いよいよピカピカの小学校1年生!準備は万端ですか?
ワクワク&ドキドキ!希望に満ちた未来に胸が躍りますが、「うちの子、このまま小学生になって大丈夫…!?」と不安に思っているママパパもいるでしょう。
そこで今回は、「小学校入学までにできるようになりたいこと」を、先輩ママの声をもとに徹底的にリサーチ。生活編・勉強編・運動編・心理編の4つに分けて、詳しくお伝えしていきます。
「これさえできれば大丈夫!」と、小学生ママが太鼓判を押してくれる情報が満載です!お子様の入学に少しでも心配事がある人は、是非続きをご覧下さいね。
目次
1、準備の前に!小学校生活は、幼稚園・保育園とどう違う?
幼稚園・保育園と小学校生活の1番の違いは、ズバリ【自立の度合い】です。
- 朝早く起きて自分で歩いて学校へ行く
- 授業を受けて学習内容を吸収する
- 配布物や提出物などを自分で管理する
- 給食の配膳や掃除を自分達で行う
など、「自立した行動と心」が就学前に比べて格段に必要です!
幼稚園・保育園の時のように親が毎日先生と顔を合わせる機会もないため、小学校生活では子どもからの情報が頼りです!
今のうちに自立を促し、スムーズに小学校生活を迎えるにはどうすればいいのか?次では、小学校入学までにできるようになるべきことを、生活編・勉強編・運動編・心理編の4つに分けて詳しくご紹介していきます。
2、入学前までに準備!出来るようになりたいこと
これさえできれば大丈夫!入学前までにクリアすべきことを、先輩ママの声を参考にまとめました。
(1)入学準備:生活編
①早寝早起きの習慣をつける
小学校生活で最も大切と言っても過言でないのが、早寝早起きの習慣です!
地域にもよりますが、小学校は8時~8時30分ごろまでに登校し、朝の準備などを始めます。きちんと朝ごはんを食べて登校するには、7時前には起きる習慣を身につけましょう。
規則正しい生活は全ての要!クリエイティブキッズでは、生活リズムを整えるコツもご紹介しています。夜更かしの癖が付いている場合は、以下のページを参考に今のうちから改善していきましょう。
②短時間で食べられるようにしよう
学校の方針にもよりますが、最近の給食事情は「好き嫌いなく食べる」ことよりも、「時間内に食べること」が重視されているケースもあるようです。
時間内に食べられない苦手な食べ物がある時には、「減らして下さい。」と自分で言える力。時間を見ながら間に合うように食べる力。この2つを身に付けていると安心ですよ。
学校にもよりますが、給食を食べる時間は20分程度しかありません。食べる早さが遅いなと感じる場合は、家庭でも少しずつ改善していきましょう。クリエイティブキッズの以下のページも、是非参考にして下さいね。
③「聴く力」を身につけよう
一年生で耳にタコができるほど言われているのが、「聴く力」というワードです!
- 先生の話を最後まで聴く
- 友達が発表している時には口を挟まない
- 友達とトラブルがあった時にも、相手の話や言い分を聴く
など、「聴く力」の大切さを子ども達は日々学んでいきます。
相手の立場になって聴くことは経験から少しずつ学ぶことですが、先生の話、特に授業をきちんと聴く力は入学前までに是非身に付けて欲しいことの一つです。
- 人の話を座って聴くのが苦手
- 話を聴かずに立ち回ってしまう
- 自分が興味のない話は、遮ったり邪魔したりする
このような行動が見られる場合は、今のうちから少しずつ指導していきましょう。
(2)入学準備:勉強編
公立小学校の1年生の勉強は、まずは基礎を徹底して学びます!国語は「ひらがな」、算数は「数の概念」から丁寧に学ぶため、基礎を飛ばしていきなり計算などをさせることはないので安心して下さい。
しかし、今時の小学校1年生は、入学時に平仮名の読み書きや足し算・引き算ができているのが当たり前!特に平仮名が全く書けない子は、ほとんどいないと考えて間違いありません。
- 平仮名
- カタカナ
- 足し算(できれば二桁の計算)
- 引き算(できれば二桁の計算)
この程度までできていれば、何ら心配なく授業を受けることができるでしょう。
1年生で「授業が分からない。」と感じてしまうと、そこで勉強嫌いになってしまう可能性があります。「小学校1年生で初めて机についた…!」という状況は避けるべく、就学前から少しずつ勉強習慣を身に付けるように導きましょう。
クリエイティブキッズでは、ドリル・無料プリント・通信教育・100円均一で買える学習教材など、家庭で学びを進めるツールを沢山ご紹介しています!是非お役立て下さいね。
①歩いて登下校する基礎体力
公立小学校は基本的に徒歩で登下校を行いますが、毎日歩いて登下校することは意外に体力を使います!
重たいランドセルを背負い、毎週金曜には体操服や上履き、時にはピアニカや絵具なども持ち帰るため、子ども達は数キロの荷物を抱えて歩く必要があるのです。
しかも、真夏は暑く厳しい気候が行く手を阻み、真冬には冷たい木枯らしの中歩かなければいけない日もあるでしょう。
このように、子ども達の登下校は私達が思うよりずっと大変!毎日歩く体力をつけるべく、今のうちから体を積極的に動かすことを意識しましょう。
②自転車
学校で自転車を使うことはほぼありませんが、多くの子が小学校1年生頃に自転車に乗れるようになるようです。
「みんなが乗れるのに自分はできない…。」という状況は、子どもに劣等感を抱かせてしまうこともあるため、小学校入学をめどに乗れるように練習しましょう!
幼児期にストライダーで遊んでいると、スムーズに自転車に移行できますよ。
③鉄棒・でんぐり返し・縄跳び
鉄棒、でんぐり返し、縄跳びは、小学校で必ず行う運動です。
できないからと言って叱られることはまずありませんが、幼稚園・保育園で行った経験がない子は家庭で練習しておくのがおすすめです。
(4)入学準備:心理編
①親子で会話をしよう
小学校の先生との距離感は、幼稚園・保育園の先生よりかなり遠いです。
幼稚園や保育園では、送迎時に気になることを逐一聞くことができますが、小学校はそうはいきません。
親子の信頼関係を築き、お互いに今日あった出来事を話す習慣がないと、「今学校で何をしているんだろう?」、「学校で楽しくやっているのか分からない…。」そんな状況に陥ってしまうこともあるのです。
また、普段から親子で会話しやすい雰囲気は、いざという時にも役立ちます!
- 子どもがいじめに合っている
- 学校で嫌な思いをした
- 友達とトラブルが起きた
このような時にも、普段から親子で会話をしていれば、素直にママパパへ相談することができますよ。
②友達の大切さ・命の尊さを教える
悲しいことですが、小学校ではいじめや暴力事件が起きているのも事実です。
友達の大切さや命の尊さは小学校の道徳でも習いますが、家庭でも話題に出して議論する機会を設けましょう。親子の会話も進み、一石二鳥ですよ。
3、パパママも準備!ママに聞いた!小学校入学あるある
どんなに小学校生活に備えていても、思いもよらないことが勃発するのが小学校!
先輩ママは一体どんな経験をしたのか!?ママ友の、2年生女の子ママAさん、3年生男の子ママBさんにインタビューしてみました。
ライター:早速だけど、小学校生活で気を付けた方がよいことや、幼稚園・保育園ママに今のうちに教えてあげたいことがあったら、どんどん言って欲しいです!
Aさん:女子の場合は、段々「隠し事」をするようになるよね。
入学してちょっと慣れてくると、実は通学路を通ってなかったり、帰りにお友達と少し遊んで帰ったり、そういうことがよくあったよ。
ライター:それ、どうして判明したの?
Aさん:GPSを持たせていたから、手に取るように行動が分かるのよ!
でも、子どもはまだGPSの意味を理解していないから、「教室を出る時間が遅くなった。」とか、それらしいことを言ってごまかそうとするの!
Bさん:分かる分かるー!男の子はもっと大変だよ!
買った覚えのないポケモンカードを持っていたから問いただしたら、「拾っただけ!」って言い張るの。
明らかに怪しいから仲良しのママ友に連絡してみたら、実は友達と半ば強引に交換していて…。その子が泣いて大変だったことがあるよ。
ライター:みんな結構大変なトラブルを経験しているね。そんな時、どうやって解決した!?
Aさん:やっぱり、気になることは担任の先生に相談することかな。
うちの子が通学路を通らなかった理由は、友達に誘われて断れなかったことが原因でね。
連絡帳に書いたら、先生が学年全体に「通学路を通りましょう!」って再度お便りを出して下さったよ。本当に有難いよね。
Bさん:そうだね。やっぱりトラブルは放置せず、早期発見、早期対処が大事ってうちの子の担任も言ってたよ。
個人のトラブルでも、学級、学年全体に周知すべきケースもあるから、何でも話してくれた方が助かるって!
ライター:なるほど!キーワードは【先生への連絡・相談】だね!
Aさん・Bさん:その通り!
ポイント:入学すると大なり小なり、どの子もトラブルを経験するものです。
そんな時はママパパだけでなんとかしようとせず、仲良しのママ友や担任の先生にきちんと連絡・相談することが大切だということが分かりましたね。
ここまで読んで頂いた皆様は、だいぶ入学に対する心の準備ができたのではないでしょうか?
しかし、もう1つ忘れてはいけないことがあります。それは、私達ママパパ自身が準備しておくべきことです!
4、番外編!パパママ自身も準備!子どもが入学するまでにすべき3つのこと
子どもが小学校に入学するまでに、ママパパ自身が準備すべきこととは何なのか?詳しくみていきましょう。
(1)パパママの入学準備:小学校に楽しいイメージを抱くように導こう!
実際に入学してみると、小学校は本当に楽しいところです!授業はよく工夫されており、学習面以外の「非認知能力」の育成にも大変よい環境です。
しかし、入学前に「あれもしなきゃ。これもしなきゃ。」と親が焦って不安になると、子どもは小学校へマイナスのイメージを抱いてしまいます。
小学校は楽しい!沢山の友達と遊べる!できないことも、小学校で学べば必ずできるようになるから一緒に頑張ろう!このようなプラスの声掛けを意識し、入学への希望を膨らませてあげましょう。
(2)パパママの入学準備:習い事の整理
今現在、幼稚園・保育園後に習い事を沢山している場合は、小学校入学に向け「習い事の整理」をすることをおすすめします。
小学校生活は宿題もあり、入学直後は慣れない環境に非常に疲れて帰宅します。それにもかかわらず、これまで通り習い事を続けることに必死になり、習い事に振り回されている親子もよく見かけます。
せっかくの習い事が子どもの身体的・精神的負担にならないよう、入学後の生活リズムをイメージしながら、今のうちに習い事を見直しましょう。
どんなに親子で会話をしていても、子どもの口から聞く情報は限られています。
周囲の人から話を聞いて、「え!?そんなことがあったの!?」と驚くことが多々あるのが小学校生活です。特に、子どもは自分が怒られそうな事案は言わなくなるため、ママ友からの情報が有難いシーンも沢山あります。
もし幼稚園・保育園に同じ校区のママ&パパがいれば、気軽に話しかけコネクションをつくりましょう!
まとめ
小学校入学後のイメージは膨らみましたか?
小学校生活は思いもよらないことが起こるのが普通です!今のうちにできる限りの対策をしたら、子ども自身の自立を信じ、温かい目で見守ることも大切でしょう。
素晴らしい桜のシーズンを迎えることができるよう、今日から生活や学習面、運動面などを見直してみてはいかがでしょうか?
3歳と6歳の子を持つママライター。子ども達を「食うに困らない人間」に育てるべく、0歳から様々な幼児教育を実践!その効果が出ているかはさて置き…育児と仕事に全力投球中の30代です。夫と家事全般の優先順位が下がる一方なのが悩みの種。