散歩や買い物に出かけても、すぐに「抱っこして~!もう疲れた!」
そんなお子様の声に、「うちの子、体力がないのかな?」と、不安に思ったことはありませんか?
思い起こせば、日々の通園や習い事の送迎は車や自転車。外で思いきり遊ぶ時間も少ないなぁ・・・と、感じるママパパもいるでしょう。
実は、こう感じているのはあなただけではありません。近年、子どもの体力は低下の一途を辿っており、深刻な問題になりつつあるのです!
幼児期の運動経験は、身体のみならず心の健全な成長にも影響を及ぼすと言われています。日々の運動不足を解決し、子どもが思いきり体を動かせる環境を整えてあげることは、私達親の責任とも言えるでしょう。
そこで今回は、子どもの体力向上の強い味方、「幼児向け体操教室」に注目!幼児期の運動経験の大切さや、体操教室に通うメリットなどを詳しくお伝えします。
体操教室に通い、運動不足の解消はもちろん、身体を動かす喜びを子どもに感じてもらいましょう!
1、子どもの体力・運動能力が低下している
(1)現代の子どもは運動不足
文部科学省が発表している「子どもの体力の現状と将来への影響」によると、子どもの体力・運動能力は、昭和60年頃を境に低下傾向にあり、現在では、体力・運動能力が「高い子」と「低い子」の格差が広がっているとされています。
これは、部活動や課外活動でスポーツをしている子とそうでない子で、体力・運動能力の二極化が進んでいることを意味する、分かりやすいデータです。
さらに、運動不足の子どもが増えるに従い肥満児も増加しています。スキップや縄跳びなど、簡単な動作ができない子どもも少なくありません。肥満が進めば、将来「生活習慣病」に繋がる危険もあるため、私達が考えているより子どもの運動不足問題は深刻なのです。
一体、なぜこのような事態になってしまったのでしょうか?
(2)教育意識の変化
子ども達の深刻な運動不足の原因の一つに、私達親や社会全体の「教育意識の変化」が挙げられます。
現在まで、親をはじめとした社会全体は、「知識の量」や「頭の良さ」を重視した評価を行ってきました。そのため、幼少期から運動をすることの重要性が軽視され、どちらかと言うと、学力に重きを置いた教育が家庭でなされているという現状があるのです!
人を思いやる心や、仲間と規律を守るなど、身体と精神を成長させてくれる「外遊び」や「運動」は、本来軽視されるべきではありません。
子どもを育む基本は家庭です!その家庭の教育意識に、少しだけ「運動の重要性」を加えてあげるだけで、子どもの体力・運動能力の低下を防ぐことができるのです!
(3)子どもを取り巻く環境の変化
ひと昔前まで、自由に野山を駆け回り、外遊びを存分に楽しむことができた子ども達。この外遊びが日常的な身体運動となり、基礎的な体力や運動能力が育まれていたと考えられます。
しかし現代社会は、子どもが自由に外を駆け回るには、あまりにも障壁が多すぎます。
自動車の普及に伴い交通事故のリスクは上昇、便利な電化製品が世に出回り、家事手伝いで体を動かす機会も減りました。さらに、インターネットの普及により、外に出ずとも他者と簡単にコミュニケーションをとることも可能です。
このように、子ども達を取り巻く環境が大きく変化した今、私達親は、外遊びや体操教室などを積極的に取り入れ、子どもの運動を促すことが求められているのです!
2、幼児期に運動することはとても大事!
子どもの運動能力が低下している現状を知り、ちょっとショックをうけている方もいるかもしれませんね。しかし、幼児期に運動をすることの大切さを知り、相応の対策をとれば不安になる必要はありません!
(1)幼児期は神経系が著しく発達する時期
幼児期は、神経系が著しく発達する時期。そのスピードはすさまじく、5歳ごろまでに80%、12歳ではほぼ100%の成長を遂げると言われています。
つまり、1~6歳頃までに様々な動きを経験させ神経系の発達を促すことで、後の運動能力の基礎を作ることができるのです!
さらに神経系の発達に着目すると、9〜12歳頃は「ゴールデンエイジ」と呼ばれ、運動能力が一気に開花する時期と言われています。加えて、それより少し前の5〜8歳頃は「プレゴールデンエイジ」と呼ばれ、ゴールデンエイジに運動能力が開花する前に、幅広い運動(バランス感覚・回転感覚・スピード感など)の経験を積むことが大切だと言われているのです!
まとめると、
- 1~6歳頃:様々な動きを経験させる時期
- プレゴールデンエイジ(5〜8歳):バランス感覚・回転感覚・スピード感など、幅広い運動を経験させる時期
- ゴールデンエイジ(9〜12歳):運動能力を開花させるべく、スポーツをさせる時期
(2)幼い頃からの積み重ねが自信に
幼児期に運動をすることで、心の面にも良い影響があります。
幼い頃から運動の積み重ねをすれば、子どもは体を動かすことが好きになり、どんどん上手になっていきます。すると、「自分は運動ができるんだ!」という自信が芽生え、自己肯定感が生まれるのです。
また、幼児期は酷い怪我をするリスクも小さいため、運動を楽しむのにベストな時期!
是非、運動遊びを通して、お子様と楽しく体を動かしましょう。
3、運動不足解消に体操教室がおすすめ
「幼児期の運動が大切なのは分かったけど、日常生活の中で体を動かす時間を確保するのが難しい!」そんなママパパにおすすめしたいのが、体操教室です。
家事や育児の合間に子どもの運動時間を確保するのは、相当な覚悟が必要!そのうえ、都会では外遊びができる場所も限られているため、「運動をさせる!」と一念発起しても、気付けば室内遊びばかりに逆戻り・・・ということになってしまいそうですよね。
その点、体操教室は毎週決まった時間にレッスンがあるため、親がペース配分せずとも、必ず運動時間を確保することが可能!毎週一定の運動量を、きちんとこなすことができるのです。
その他にも、幼児だからこそ体操教室へ通うメリットが沢山あるため、次でご紹介していきます!
4、体操教室に通うメリットとは?
幼児だからこそ通って欲しい!体操教室に通うメリットを詳しくお伝えします。
(1)適切な運動能力の発達をサポート
親が運動を教えるとなると、一体何をさせればよいか分からない!という壁にぶつかることがあるでしょう。幼児はできる動きも限られているため、どの程度の運動が適切なのか検討がつきませんよね。
その点、体操教室の先生方はプロ中のプロ!幼児にピッタリな運動や指導法を通し、適切な運動能力の発達を促してくれます。その考え抜かれたメソッドで、日常では使わない筋肉を鍛えるなど、ママパパの自己流に比べると、遥かに素晴らしい指導を受けることができますよ!
このような優れた指導を通し、体力がつき体が丈夫になるのはもちろん、楽しく体を動かすことで、子どものストレス解消や情緒の安定にも良い影響を与えると言われています。
(2)安全に体を動かせる
体操教室のもう一つのメリットは、「安全が担保されている」という点!いくら体を動かすのが大切だからと言って、無理な運動量や間違ったやり方をしていては、怪我をしてしまうことにもなりかねません。
体操教室なら、運動のプロが正しい方法で安全に子どもを指導してくれますよ!
(3)礼儀・しつけが身に付く
体操教室のメリットは、運動面だけではありません!
集団行動を通し、挨拶やルールを守って行動することの大切さ、仲間を思いやる協調性など、社会生活で役に立つ「礼儀やしつけ」も、一緒に学ぶことができるのです。
5、おすすめの体操教室
子どもにとって、多くのメリットがある体操教室。その中でも、特におすすめの教室を一挙にご紹介します!
(1)コナミスポーツ
参考:https://www.konami.com/sportsclub/undojuku/
全国に300以上の施設を構える「コナミスポーツ」には、大手ならではの子ども向けプログラム、「運動塾」が用意されています!
その中でも、「体操スクール」は特におすすめ!なんと生後4ヶ月から通うことができ、全ての基本となる体作りを指導してくれます。さらに、成長に応じた段階別指導に基づき、着実なステップアップが狙えるのも大きな魅力です。
(2)セントラルスポーツ
「セントラルスポーツ」も、全国に200以上の施設を構える大手スポーツクラブです。
様々なプログラムの中でおすすめなのが、「体育スクール」!幼児はもちろん、ベビークラスでは、親子一緒に体を動かす楽しさを感じることができますよ。
慣れてきたら、体育スクール、スイミングスクール、ダンススクールの3つを自由に組み合わせ、お得に受講できる「ミックスコース」もおすすめです!
(3)池谷幸雄体操倶楽部
参考:http://www.iketaniyukio.com/
こちらは、元オリンピック選手である池谷幸雄氏の体操クラブ。
元オリンピック選手の体操クラブということで、その内容は本格的。「健康・しつけ・技能」をきちんと指導することを経営理念に、子ども達のヤル気を引き出しながら、時には厳しく愛情のこもった指導をしてくれます。
練習内容が気になる方は、一日体験教室へ申し込んでみるのもおすすめですよ。
(4)カワイ体育教室
参考:https://www.kawai.jp/physical/
音楽教室で有名な「カワイ」には、実は体育教室も存在します。子どもの心と体の調和を大切に、様々な子ども向けコースが用意されています。
中でも幼児にピッタリなのが、「2さいクラス」!保護者と共に、運動を遊びとして体験することで、体を動かすことの楽しさを教えてくれるのが魅力です!
(5)TOMAS Gymnastics
参考:https://riso-plus1.co.jp/gym/school.html
TOMAS Gymnasticsは、体操オリンピック金メダリストの米田功氏がプロデュースする、子ども向け体操スクール。
指導カリキュラムを米田氏本人が監修しており、アメリカで体操競技用に開発されたエアートランポリンなど、充実の設備環境で安全に楽しく体を動かすことができますよ!
(6)biima sports
「biima sports」は、本格的にスポーツを始める前の子ども達(3歳~10歳)を対象としたスポーツスクール。
特定のスポーツに特化するのではなく、総合的な運動経験をすることで、子どもの身体能力を高めることを目的としています!
さらに、運動能力だけでなく、コミュニケーションや問題解決能力など、これから到来するであろうAI時代にも生き残れる「非認知能力」の育成にも力を入れており、他のスポーツスクールとは一線を画す存在となっています。
(7)RIZAP KIDS
「RIZAP KIDS」の大きな特徴は、「マンツーマン指導」!子ども1人につき1人の先生がトレーニングしてくれるため、個人に合わせたオーダーメイドレッスンが可能です。
運動が苦手で他のスポーツスクールにはついていけなかった!縄跳びだけを徹底指導して欲しい!など、要望に合わせて適切な指導法をプランニングしてくれます。
マンツーマン指導のため料金は高額ですが、運動嫌いな子どもでも大きな成果が望めそうです!
(8)忍者ナイン
どんなスポーツをする際にも役立つ、運動神経の基礎を身に付けてくれるのが「忍者ナイン」!
辛い修行の中で身体能力を磨いてきた忍者を手本に、忍者ナインも、運動の基礎となる体の動かし方を訓練していきます。
子どもがどんなスポーツに向いているのか?忍者ナインなら、それを見つけることができますよ。
まとめ
お子様に合いそうな体操教室は見つかりましたか?
子ども達の運動不足を解消するには、私達親が「運動できる環境」を整えてあげることが大切です。
是非体操教室を活用し、運動能力と社会で役立つ精神力を身に付けましょう!
趣味は薬膳料理とヨガ。
よく食べよく寝る元気いっぱいの息子(3歳)のママ。
かわいいけれどいつも足にまとわりついてくる甘えん坊の息子の将来が心配。
あと仕事と育児で毎日がいっぱいいっぱい。
きちんと料理や掃除をしたいのに家事の時間が確保できないのが悩み。