児童文庫を読み聞かせしよう!低学年へおすすめの良本16選

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「活字メインの本を読みはじめるのは、いつ頃なんだろう…?」ふと、そんなことを考えたことはありませんか?

「大人用の小説を読むには早すぎる。でも絵本じゃ物足りない。」そんな年頃の子に是非おすすめしたいのが、【児童文庫の読み聞かせ】です!

  • そもそも児童文庫って何?
  • 児童文庫のメリットは?
  • 児童文庫の読み聞かせって、実際どうなの?
  • 低学年頃から楽しめる、おすすめの児童文庫が知りたい!

このような疑問をもつママパパは、是非続きをご覧下さい。

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1、児童文庫とは

「児童文庫」は12歳頃までの子ども向けに書かれた文学で、ファンタジー・ミステリー・友情・歴史・実話など、様々なジャンルが勢ぞろいしています。

絵本に比べて文字数が圧倒的に多いため、よりストーリー性のある作品が読めるのが最大の特徴!楽しく活字に触れるなら、児童文庫が一番と言っても過言ではありません。

児童文庫の世界では、

  • 青い鳥文庫
  • 角川つばさ文庫
  • 集英社みらい文庫
  • 小学館ジュニア文庫
  • ポプラポケット文庫
  • フォア文庫
  • 岩波少年文庫

以上7つが有名で、親子二世代で読み継いでいる人も多くいます!

世代を超えて愛される理由は、一体どこにあるのでしょうか?次で詳しくみていきましょう。

2、児童文庫が愛される理由

読ませない理由がみつからない!児童文庫が子ども達に愛される理由を、詳しくご紹介していきます。

(1)ワクワク・ドキドキを感じられる!

児童文庫は、子ども達にワクワク・ドキドキを届けてくれる素晴らしい作品が沢山あります!絵本よりもワンランク高度なストーリーは、時として、現実と絵本の世界が曖昧になるようなドキドキ感を、子どもに届けてくれるのです

ここで一つ、実物の児童文庫作品を一例にあげてみましょう。

「時間どろぼう」をテーマにした「モモ」(岩波少年文庫)は、ミステリアスなファンタジーの世界へ誘ってくれる良本!単に「怖い」という感情だけでなく、「時間は無限ではない。」「時間を大切にしなきゃ!」という教訓も学べます。

また、作品の内容はもちろんのこと、子どもに読みやすく作られていることも人気の秘密!漢字にはフリガナがあり、あえて平仮名で書かれている言葉も沢山あります。

このような特徴は「モモ」に限ったことではなく、全ての児童文庫に共通しており、子どもが楽しく読み進めることができる所以(ゆえん)なのです。

(2)読解力が育まれる

児童文庫は、絵本に比べ文字数が大変多いです

メディアが浸透しきっている現代は子ども達の活字不足が心配されていますが、児童文庫に親しんでいれば、そんな心配もなんのその! 活字を読んでそれを3Dのようにとらえる力(イメージ力)が育まれ、読解力も伸びるのです

読解力は、一朝一夕で育つものではありません。早い時期から児童文庫に慣れ親しみ、お子様の読解力を育てましょう!

(3)保護者や教師のお墨付き!

子どもが読む本が、本当に子どもにとって良い内容なのだろうか…。」そんな心配をした経験はありませんか?

児童文庫は学校の図書館にも数多く置かれており、その内容な教師や学校のお墨付き!幼い頃に児童文庫を読んでいた保護者も多いため、安心して読ませることができると評判です。

3、絵本から児童文庫に移行するタイミング

このように、数多くのメリットがある児童文庫ですが、「絵本から児童文庫に移行するタイミングはいつ?」と、疑問に思っている人もいるでしょう。

児童文庫に移るタイミングは、子どもの様子を見て決めることが大切です

  • 絵本を自分でスラスラ読める
  • 読みながら物語の内容もしっかりイメージできている

この2つが揃えば、児童文庫にチャレンジできる年頃でしょう。具体的には、小学校低学年頃から、徐々に児童文庫へ移行する子が多くなるようです。

4、児童文庫の「読み聞かせ」が面白い!

「うちの子はスラスラ文章が読めるし、そろそろ児童文庫に移行しよう!」と張り切ったのも束の間…。「ママー!字が多すぎて全然楽しくない!」と言い出す子も少なくありません。

そんな時には、【児童文庫の読み聞かせ】にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

読み聞かせをすると、子どもは耳で聞きながら物語に集中できるため、内容の理解がグンと進みます!

途中で分からない言葉が出てきた時には、すぐに「〇〇ってどんな意味?」と聞くことができますし、「ここはちょっと解釈が難しいかな。」というシーンでは、ママパパがオリジナルで説明を加えることも可能です。

児童文庫は文字が多く長いため、読み聞かせするママパパは大変でしょう。しかし、その効果は本当に素晴らしいの一言です!寝る前やおやつを食べながらの休憩タイムに、是非【児童文庫の読み聞かせ】を取り入れてみてはいかがでしょうか?

ちなみに、東大理Ⅲに4人の子全員が合格した「佐藤ママ」は、子どもが5年生になっても国語の試験問題を音読してあげていたそうですよ。

5、おすすめの児童文庫16選

有名な7つの児童文庫でから、読み聞かせをすれば低学年頃からでも楽しめる本をピックアップしました!

(1)講談社青い鳥文庫

青い鳥文庫の特徴:【子どもが自分で選ぶ本】、【自分ですすんで読む本】をテーマに本が作られている!

①三丁目が戦争です

児童文庫にしては珍しく、小学校低学年から自分で読むことができる本です!(児童文庫は、自分で読むなら中学年ごろからの作品が多い。)SF童話が4編収録されており、戦争の本当の意味や恐ろしさを子どもに教えてくれる内容です。

②星の王子さま

世界200カ国以上の国と地域で出版された名作文学、「星の王子様」も児童文庫にあります!「星の王子さま」には、人が溺れてしまいがちな「6つの誘惑」が隠されているのをご存じですか?お子様に読み聞かせながら、一緒に考えてみましょう。

③窓ぎわのトットちゃん

作者の黒柳徹子さんが、小学校時代に通学していた「トモエ学園」のお話。人とはちょっと違う、風変わりなトットちゃんこと黒柳徹子さんが、トモエ学園と出会い成長していくお話です。読み聞かせをしながら、「教育とは何か」親の方が考えさせられる!そんな感想も多く寄せられています。

(2)角川つばさ文庫

角川つばさ文庫の特徴:角川つばさ文庫は、2009年に創刊された新しい児童文庫。しかし、この10年程で人気が高まり、今や児童文庫シェアナンバー1!

①探偵犬クリス 柴犬探偵、盗まれた宝石を追う!

主人公の小学生ひなたと、柴犬クリスが繰り広げる探偵ミステリー!この先はどうなるの!?ドキドキワクワクが止まりません!漫画チックで可愛らしい表紙も、子ども心をひきつけます!小学生女子に特におすすめですよ。

②家なき子

本当の親を知らない少年「ルミ」が、旅をしながら様々な試練を乗り越え、成長していくストーリー。誰もが感動する世界の名作を、是非児童文庫で読んでみてはいかがでしょうか?

(3)集英社みらい文庫

集英社みらい文庫の特徴:2011年に創刊した新しい児童文庫。どちらかというと現代的なストーリーが多く、漫画や映画のノベライズも多数出版されています。

①劇場版 鬼滅の刃 無限列車編 ノベライズ

大人気映画、鬼滅の刃「無限列車」を本で読んでみるのはいかがでしょうか?映画は刺激的な描写が多くちょっと怖い…でもどんな話か知りたい!そんなお子様にピッタリです。

②ひまわりと子犬の7日間

殺処分という難しいテーマを描いた実話。ただ感動するだけでなく、人間のエゴや社会の仕組みについて、深く考えるきっかけを与えてくれます。幼い子どもでも、その意味を理解し涙が頬を伝います。

(4)小学館ジュニア文庫

小学館ジュニア文庫の特徴:漫画やアニメ、映画のノベライズが中心。本が苦手な子でも、とっつきやすい作品が多くある!

①フランダースの犬 世界名作シリーズ

誰もが知る感動の名作!活字が苦手な子は、このような分かりやすいストーリーの児童文庫から読み始めるのもおすすめです。

②レイトンミステリー探偵社 カトリーのナゾトキファイル

ゲームやテレビアニメが人気の、「謎解きミステリー探偵社」。ゲームはちょっと…というご家庭は、まずは児童文庫で作品に触れてみてはいかがでしょうか?

(5)ポプラポケット文庫

ポプラポケット文庫の特徴:世界の名作からファンタジーまで、幅広いジャンルの本が揃う。本屋さんでは品ぞろえが少ないこともあるため、通信販売がおすすめ。

①走れメロス

友情のすばらしさを教えてくれる「走れメロス」は、小学生のうちに読むべき名作!他人を思いやる心を育みます。

②いたずらまじょ子のおかしの国大ぼうけん まじょ子2in1

女の子に大人気!魔女っ子たちと、冒険の世界に飛び出しましょう!小学校低学年のお子様でも、自分で読むことができますよ。

③サッカーのスゴイ話

スポーツばかりで読書をしてくれない…。そんなお子様には、こんな本はいかがでしょうか?同シリーズで、プロ野球のスゴイ話もありますよ。

(6)フォア文庫

フォア文庫の特徴:1979年創刊の歴史ある児童文庫。岩崎書店、金の星社、童心社、理論社が協力出版している。古い文庫ならではの、掘り出し物がザクザクある!

①宇宙人のいる教室

変わり者で周囲と馴染めない、転校生のレオナ。普通の小学生だけど、親友と呼べる友達がいないテツヤ。二人が徐々に近づき、固い友情を結ぶ様子が描かれています。何となく周りと馴染めない…。そんな思いを抱えるお子様に、勇気を与えてくれる一冊です。

②きょうりゅうが学校にやってきた

小学校低学年から、無理なく読める一冊。恐竜がやってきた学校は大騒ぎ!どんなことが巻き起こるのか!?続きは是非手にとって読んでみて下さいね。

(7)岩波少年文庫

岩波少年文庫の特徴:岩波少年文庫には、児童文学の名作が数多ある。ちょっと古めかしい表紙をめくってみると…そこには素晴らしい世界が広がっている。

①ぼんぼん

戦争の最中、力強く、たくましく生きる少年の姿を描いた作品。戦争を知らない現代の子ども達に、是非読み聞かせしたい一冊です。

②ぽっぺん先生の日曜日

「なぞなぞの本」の世界に、迷い込んでしまったぽっぺん先生!脱出するためには、へんてこななぞなぞを解かなければいけません。ぽっぺん先生は、無事に元の世界に戻れるのでしょうか?子どもと一緒に、謎解きをしてみるのも楽しいですよ!

まとめ

児童文庫は、沢山のことを吸収する多感な時期のお子様にピッタリ!

自分ひとりで読むのは大変でも、読み聞かせなら内容がスムーズに頭に入ります。

絵本をスラスラ読めるようになったら、まずは1冊、児童文庫を手に入れてみてはいかがでしょうか?

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