ハートフルな長谷川義史さんの絵本!平和と命を考える感動作品14選

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長谷川義史さんは、魅力的な絵本を沢山生み出している絵本作家。

ガハハ!と笑えるユーモアたっぷりの絵本があるかと思えば、涙が頬を伝う感動作品も多く出版しています。

中でも「命」や「平和」に関する絵本は、「子どもに伝えにくいことを分かりやすく表現している!」と評判です。

今回は、マルチな作風が魅力の長谷川義史氏に大注目!魅力溢れる絵本の数々を、一挙にご紹介していきます。

  • 長谷川義史さんってどんな人?
  • 長谷川作品の魅力が知りたい!
  • おすすめの長谷川義史絵本を教えて欲しい!

このような疑問がある人は、是非続きをお読み下さいね。

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目次

1、長谷川義史さんってどんな人?

出典:https://www.ehonnavi.net/author.asp?n=1641

人気絵本作家の長谷川義史さんは、1961年大阪府藤井寺市出身。小学生の時に絵で食べていくことを決意し、見事その夢を実現させた実力派です

現在はテレビ番組への出演や、日本各地で「絵本ライブ」を実施するなど、絵本作家の枠にとらわれない精力的な活動をされています!

しかし、ここまでの道のりは決して平坦なものではなかったようです。

長谷川氏は少年時代に父を亡くし、夢だった美大への進学を断念代わりに美術専門学校で絵を学び、看板制作会社などを点々とする日々を送っていたそうです。

ところが、そんな時にビッグチャンスが到来!長谷川氏の絵を気に入った編集者さんから、「絵本を描いてみないか?」と声を掛けられたのです。

「どうしようか…。」迷っていた長谷川さん。その時1ヶ月後に原案を持っていかせます!と答えたのが、横で聞いていた奥様です!

実は、長谷川氏の奥様は絵本作家の「あおきひろえ」さん。長谷川氏の絵本作家としてのキャリアを、熱心にサポートした影の立役者です。

お二人にはお子様も3人おり、長谷川氏の「パパとしての経験」が作品に大いに活かされているようです

  • 2003年「おたまさんのおかいさん」:講談社出版文化賞絵本賞
  • 2005年「いろはにほへと」:日本絵本賞
  • 2008年「ぼくがラーメンたべてるとき」:日本絵本賞・小学館児童出版文化賞

2、長谷川義史さんの絵本が人気のワケ

出典:http://www.eonet.ne.jp/~mousebbb/hasegawahp/

それでは、長谷川絵本が人気の秘密を詳しくみていきましょう。

1)普通では思いつかないような「ユニークな視点」

長谷川氏の絵本は、普通では思いつかないようなユニークな視点が魅力です。

色々な絵本を読み聞かせていると、「あ~、次はきっとこうなるはず。」と、次の展開が予測できることがよくありますよね?

ところが、長谷川氏の絵本はそれがほぼゼロ!大人の私達が読んでいても、素直に「面白い!ビックリした!」という新鮮な気持ちが味わえます

例えば、デビュー作の「おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん」もそうです!

ユニークな題名からは、一体どんな物語なのか想像もつきませんよね。

絵本の中を覗くと、思いもよらない「ある言葉」のオンパレードにビックリするはず!そして、「なるほど!子どもに本当に分かりやすい表現!」と、大きく頷かずにはいられないでしょう。詳細は、絵本を読んでみてのお楽しみに!

(2)自身の経験をもとにした「感動絵本」

長谷川氏は、自身の体験を元にした絵本も出版しています。

  • 幼い頃に父親を亡くした経験
  • 3人の子どもの出産に立ち会った経験
  • 子育てをしている中で実際に感じたこと

などを、絵本として残してくれているのです。

中でも、長谷川氏の父親をテーマに描いた自伝的作品、「てんごくのおとうちゃん」は意図せず涙が溢れます。

子どもの頃、「お父さんがいなくてかわいそう。」とよく言われていたが、本当にそうなのか?志半ばで亡くなってしまった父の方が、よほど可哀相なのではないか?

「生きていることが自体大切!命が大切!」ということを、子ども達に伝えてくれる一冊です。

長谷川氏自身が経験したからこそ分かることが、文章からはもちろん、その力強い絵からもヒシヒシと伝わってきますよ

(3)「平和」について子どもと考えるきっかけに!

長谷川氏は「世界平和」に関する絵本も多数出版しており、平和とは何なのか?を子ども自身が考えるきっかけを与えてくれます

そのタイトルからは想像もつきませんが、「ぼくがラーメンたべてるとき」という絵本は、「世界平和」について身構えることなく心にスーッと入ってくる絵本です。

僕がラーメンを食べているとき、隣の人や隣の国の人、そして地球の裏側の人は何をし、何を思っているのか?

淡々と出来事を述べている文章、そして段々とダークトーンに傾く背景が、平和の大切さを子どもの心にダイレクトに届けます。

いかがでしょうか?長谷川氏の絵本には、唯一無二の魅力がいっぱいあることが分かりましたね。

次では、実際に長谷川絵本を読んだ感想をレビューしていこうと思います。

3、長谷川義史さんの絵本「おへそのあな」を子ども達と読んだ感想

出典:https://www.ehonnavi.net/ehon

おへそのあな」は、「お腹の中にいる赤ちゃんが、ママのおへそから外の世界を覗いている!」という何ともユニークな物語。

実はこの絵本は、長谷川氏本人が出産に立ち会った時に感じたことを表現したもの赤ちゃん自身が持つ「生まれてくる力」や「お腹の中で考えていること」にフォーカスしており、「胎内記憶って本当にあるんだろうなぁ…。」と思わずにはいられません

今回、7歳と4歳の子ども達と一緒に「おへそのあな」を読んだのですが、何と下の子がぼくもおへその穴から外を見てたよ!と面白いことを言いだしました!

そして、「ママとおねえちゃんが可愛かったから、早く生まれてきたいと思ったんだよー!」とも。

絵本の内容に触発されただけかもしれませんが、思いがけず嬉しい言葉が聞けてお姉ちゃんも大喜び!私も子ども達を出産した当時のことを思い出し、初心にかえることができました。

絵本を読んだ後は久しぶりにアルバムを引っ張り出して、赤ちゃんだった頃の写真をみんなで見物。

長谷川絵本のお陰で懐かしい気持ちになり、育児疲れも吹き飛びました!

4、子どもにおすすめの長谷川義史さんの絵本14選

それでは、長谷川義史作品の中でも、特におすすめの絵本をご紹介していきます!

(1)おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん 作:長谷川義史

自分がいるのは、お父さんのそのまたお父さん、そしてそのまたお父さんがいるおかげ。ん…?一体どこまで続くの!?そんな疑問を、子どもに分かりやすい表現でユーモアたっぷりに紹介している一冊。面白い表現で大爆笑の嵐が巻き起こりますが、それは絵本を開いてのお楽しみに…!

(2)おかあちゃんがつくったる 作:長谷川義史

長谷川氏が幼い頃に父を亡くした経験から生まれた絵本。お父さんがいなくても何でも頑張ってくれるお母さん!せつなさを感じながらも、強さや明るさ、そして面白ささえも感じる一冊です。

(3)てんごくの おとうちゃん 作:長谷川義史

こちらも、長谷川氏の経験をもとにした絵本。決して悲しみに溢れた内容ではなく、前向きに生きて行こう!と思わせてくれる一冊です。「亡くなった人は、きっと自分の心の中で生き続けている。強く生きよう!」そんな力を与えてくれます。

(4)おおにしせんせい 作:長谷川義史

長谷川氏の「絵で食べていく!」という決断を後押ししてくれた人物…。それが「おおにしせんせい」です!学校、そして先生と「信頼関係」を築くことの素晴らしさを感じます。ダイナミックな絵にも注目です。

(5)それゆけ!長谷川義史くん 作:長谷川義史

長谷川氏の自叙伝!長谷川作品の魅力は、この絵本を読めば分かるかも!?子どもはもちろん、大人にも是非読んで欲しい一冊です。

(6)へいわってすてきだね  詩:安里有生 絵:長谷川義史

6歳の少年の詩を、長谷川氏の絵が彩っている絵本。子どもの素直な平和への想いが、絵本の中からひしひしと伝わります。平和が当たり前の日本では、平和について考える機会もありません。是非、終戦記念日などのタイミングで、こちらの絵本を手に取ってみてはいかがでしょうか?

(7)ぼくがラーメンたべてるとき 作:長谷川義史

タイトルからは想像もつきませんが、「平和」について深く考えるきっかけになる絵本。自分がラーメンを食べている時、世界で何が起きているのか?幼少期に少しでも知ることは、大変重要な意味を持ちます。絵本を読んだ後、親子で世界情勢について話してみる人も多いようです。

(8)8月6日のこと 作:中川ひろたか 絵:長谷川義史

絵本作家中川ひろたか氏が、広島で被爆者となった母親の体験を伝える絵本。中川氏の文章と長谷川氏の絵があいまって、原爆の恐ろしさが心に突き刺さります。瀬戸内海の青さと原爆の黒さ。その対比に、子ども達は何を想うのでしょうか…?

(9)れいぞうこのなつやすみ 作:村上しいこ 絵:長谷川義史

冷蔵庫が故障したある夏の日。冷蔵庫が喋り出した!どんなことが巻き起こるのでしょうか?全く先が読めないユーモラスなストーリーに、子どもも大人もみんなワクワク。文章が長めなので、年長~小学校低学年頃の子におすすめです。

(10)ぽんぽんポコポコ 作:長谷川義史

0歳児から楽しめる長谷川絵本。リズムや繰り返しの表現は、赤ちゃんも大好き!自分のお腹をポンポンさせて、喜んで見てくれると評判です。

(11)いいからいいから 作:長谷川義史

長谷川作品の中でも、特に子どもに大人気!NHKの「てれび絵本」でも放映された作品です。おじいちゃんの「いいからいいから」というセリフに、なぜか子どもが大爆笑しますよ!

(12)しってるねん 作:いちかわけいこ 絵:長谷川義史

一人のおばちゃんを巡り、「誰やったかなぁー!?」と思いを巡らす男の子。「ちゃうなー!ちゃうなー!」と繰りかえしながら、最後にやっと誰だか分かります!緻密に描写されたユニークな背景にも注目です。

(13)シバ犬のチャイ 文:あおきひろえ 絵:長谷川義史

犬を飼っている人に是非おすすめしたい一冊。柴犬のチャイが、飼い犬の気持ちを教えてくれます。ほのぼのとした家族とチャイの可愛らしさに、思わず笑みがこぼれますよ。お気付きの方もいるかと思いますが、この絵本は夫婦合作です!

(14)だじゃれ世界一周 作:長谷川義史

ダジャレで世界をまわろう!面白おかしく覚えた国名は、ずっと忘れることがありません。各国の特産物や世界遺産も描かれているため、この一冊で世界旅行をした気分になりますよ。親子で笑顔になれる楽しい絵本です。

まとめ

感動する絵本や、ドキドキワクワク楽しい絵本。先が読めない展開に、ママパパのページをめくる手も早まる。

長谷川氏の絵本には、そんな作品が溢れています。

お子様の読み聞かせに新しい風を吹かせたい!そんな時には、是非長谷川絵本を手に取ってみて下さいね。

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