絵本で算数脳を育むための3つのステップ!おすすめの数絵本11選

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「算数好きな子に育てるために、幼児期にできることって何だろう…?」と、ドリルなどの教材を検討しているあなた!ちょっと待って下さい。

確かに算数教材には素晴らしいものが沢山ありますが、それ以前に“やるべきこと”があります!

算数脳を育もうと、焦ってドリルなどの問題を解かせるのはNG。まずは、ベースとなる数の感覚量感を育むのが大切なのです。

そこでおすすめしたいのが、算数が学べる数絵本

今回はクリエイティブキッズおすすめの数絵本を多数ご紹介すると同時に、算数が得意な子になるために、幼児期にすべき取り組みを丁寧に解説していきます。

数絵本を活用し、算数脳のベースを育みましょう!

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1、意外に多い!算数嫌いな子

「算数が苦手…!」という小学生は意外に多く、悩んでいるママパパもよく見かけます。

中には、

  • 算数が得意なのはもって生まれた才能。だから、出来なくても仕方ない。
  • 算数好きな子は、もとから脳の構造が違うんでしょ?

と、思い込んでいる人もいるでしょう。

しかし、算数が得意=特別な才能があるというのは間違いです!

確かに、算数の能力は小学校1年生の時点で大きな差がついていることも多く、暗算でスラスラ2桁、3桁の足し算ができる子もいれば、指折り数えなければ簡単な足し算すらできない子もいますよね。

皆さんは、なぜ生まれてたった6年で、これほどの差が出てしまうのか分かりますか

実はその答えは単純で、就学前までにどれほど「算数脳」を育てたか?が大きく関係しているのです。

計算が得意な子は、「自分は算数が得意!」という意識が生まれ、どんどん勉強もはかどります。しかし、計算でつまずく子はその反対。「自分は算数が苦手なんだ…。」という意識が芽生え、算数嫌いになってしまいます。

このような事態を防ぐために就学前までに「算数脳」を育む方法を次でご紹介していきます!

2、算数脳を育むために!就学前までにすべき3つのこと

算数脳は、何のアプローチなしに育つことはまずありません。ここでは、お子様の算数脳を育む方法を、ステップごとにご紹介していきます。

(1)ステップ①:数の概念をインプットする

算数脳を育むための第一段階は、まずは徹底的に数の概念をインプットすることです。

この時の大きなポイントは、【●=1】、【●●=2】、【●●●=3】・・・という具合に、パッと見て数を認識できるようにすること!

10までの数を●(ドッツ)をみるだけで認識できるようになると、子どもが数の量を視覚的に捉えられている証拠です。こうなれば、後の数の合成や分解、計算式に移行してもスムーズに進むことができますよ。

よく、「うちの子は3歳なのに100まで数えられる!」と安心している人を見かけますが、本当にそうでしょうか?100まで呪文のように覚えているだけで、【量感】として数を捉えられていないことが多々あります

数唱できることはもちろん大切ですが、まずは10までの数をパッと見て認識できるように練習してみましょう!

(2)ステップ②:数の合成や分解を学ぼう!

(ドッツ)の状態で数を認識できるようになったら、次は数の合成・分解を学びましょう。

数の合成や分解は、繰り上がりや繰り下がりのある計算をする時に、とても重要になる考え方です。

例えば、16+7を考える時、算数が苦手な子は、16、17、18…と順番に数えることで足し算をしようとします。

しかし、数の合成や分解が分かっている子は、16はあと4で20。7-4は3だから23!という具合に頭の中で瞬時に計算できるのです!

「5は3と何に分けられるかなぁ?」など、クイズ感覚で問題を出してみると良いでしょう。

数のベースがないのにいきなり計算ドリルなどをさせてしまうと、計算は難しい!やりたくない!という意識を刷り込んでしまうことに繋がります。〇+△=□という数式を計算する前に、いかに数の合成や分解のベースを作るかを考えて下さいね

(3)ステップ③:計算に挑戦しよう!

さて、ステップ①、ステップ②が十分に理解できたと感じたら、いよいよドリルなどの計算をさせてみましょう!

ステップ②までの能力がきちんと育まれている子なら、驚くほどスムーズに計算ができるはずです。

私の息子もこの方法で計算まで辿りつき、4歳3ヶ月の今、一切指折り数えることなく20までの足し算引き算をこなせるようになりました!本人は、「頭の中でドッツを動かしてるんだよ!」と言っていましたよ。

さて、ここまでお読み頂き、算数脳へのステップは分かったけど、具体的にどんな教材を使えばいいのか分からない!という方もいるでしょう。

そこで登場するのが、ズバリ「数絵本」です!数絵本は単体で読むのもよし、教材を組み合わせて使うのもよし、工夫次第で沢山の使い方ができておすすめです!

3、算数脳を育むためには「数絵本」がおすすめ

それでは、数絵本の具体的な使い方について、じっくりみていきましょう!

(1)ステップ①・②で「数絵本」を活用しよう!

ズバリ、ステップ①・②では大いに数絵本を活用して下さい!

  • 算数の「勉強」という意識がなく、純粋に楽しめる
  • 知らず知らずのうちに数の感覚が養われる
  • クイズ形式のものは、家族で大盛り上がり!
  • 生活の中に、算数をみつけるきっかけになる

など、沢山のメリットがありますよ。

(2)数絵本の具体的な使い方

そんないいこと尽くしの数絵本ですが、ただ読み聞かせるよりも効果的な使い方が沢山あります。

①数当てゲーム

数絵本には子ども達に馴染み深いものが沢山登場し、それを数えさせる構成のものが沢山あります。もちろん数唱するのも大切ですが、パッとページを開いて「このページの中に△△がいくつあるでしょうか!?」とクイズを出し、すぐに閉じてみましょう!お子様の短期記憶と数感覚を同時に鍛えることができますよ

②半分の概念を教えよう

数絵本を利用し、「半分」「半分の半分」という概念を教えるのもおすすめです。可愛らしい絵があれば、子どもが嫌がらずに取り組めます!

③数絵本を副教材にしよう!

「すでに入学間近でドリルに取り組んでいるのに、イマイチ計算が分かっていないみたい…。」というお子様なら、数絵本をドリルの副教材として利用してみましょう!クイズ形式で計算問題を出題すれば、机での勉強よりはるかに意欲的に学んでくれますよ。

算数に限らず、勉強は「楽しく!」が基本です!是非、数絵本で「算数って面白い!」という感覚を、お子様に実感させてあげましょう。

4、おすすめの算数絵本11選

それでは、クリエイティブキッズおすすめの「数絵本」を一挙にみていきましょう!

(1)王さまライオンのケーキ はんぶんの はんぶん ばいの ばいの おはなし 

「倍数」や「分数」の概念を、子どもに無理なく教えてくれる物語。ユニークなストーリー仕立てなので、「算数の勉強をしている。」という意識を一切抱くことなく、楽しみながら算数に触れることができますよ。掛け算はできるのに、倍数がイマイチ理解できない。割り算はできるのに、分数になると途端につまずく。このような小学生も少なくないようですが、こちらの絵本を読んでおけば安心ですね。

(2)ライフタイム  いきものたちの一生と数字  

こちらの数絵本の発想は、実にユニーク。生き物たちと数の関係に注目しており、あっ!と驚くような面白い知識が身に付きます。「イルカが使う歯の数は100!」などなど、ママパパも知らない生き物と数の世界を堪能しましょう!

(3)数え方の絵本

同じ「1」でも、「いっこ」と数えたり「一枚」と数えたり、時には2つセットで1組と数えたり。数は子どもにとって意外に複雑!こちらの絵本は、そんな数の数え方や単位を、ほっこり可愛らしいイラストで分かりやすく教えてくれます。数を覚え始める時期に、是非読み聞かせたい一冊です。

(4)かずとすうじの でんしゃ じてん 

電車好きな子におすすめ!車両を数えたり、線路の数字を指でなぞったり、ワクワクしながら数に触れられる絵本です。子鉄の息子も愛用していましたが、電車の絵が豊富なのでやる気も倍増!自分から、何度も「読んでー!」と持ってきていましたよ。

(5)ゲーム・ブック〈No.1〉さがしてみようみつけてみよう

数というより、図形や思考力が育まれる算数絵本!迷路や同じものを探すゲームなど、バラエティーに富んだゲームを楽しむことができますよ。

(6)かずのえほん

1歳頃のお子様から楽しめる!数の概念はもちろん、大小の違いや間違い探しなど、算数のベースとなる能力も養えます。数デビューするお子様にも、ピッタリな絵本と言えるでしょう。

(7)かずのえほん1・2・3

クマさんが、沢山のお土産を買いながらうさぎさんのお家へ向かうストーリー。お話を読んでいるうちに、自然と数の概念が身に付きます。最後の方には、楽しいゲームあり!ボリュームのある数絵本をお探しの方におすすめです。

(8)かずをかぞえる

数唱はもちろん、数の合成や分解も学べる絵本。数の概念を理解させるのに、かなりおすすめの1冊です。計算の基礎を育みたい方に!

(9)はじめてであうすうがくの絵本セット 全3巻 

昭和の時代から親しまれている、歴史ある数絵本の3冊セット。計算の基礎や図形の考え方、量感を育むのにピッタリです。丁寧に描かれた絵に、子ども達も興味津々!懐かしい気持ちに浸りながら、親子で楽しんでみてはいかがでしょうか?

(10)10人のゆかいなひっこし

本の左側のページの家から右のページの家に、子ども達が引っ越しする絵本。引っ越しをする度に、「また1人減った!」と子ども達は大喜び。自然に数の理解が進みます。しかも、こちらの絵本には文字が一切ありません!ママパパの工夫次第で、沢山のストーリーが生まれそうですね。

(11)たんじょうびの ふしぎなてがみ 

「はらぺこあおむし」で有名な、エリック・カール氏の絵本。暗号のような手紙から始まる不思議な物語に、ママパパも釘付け!図形に触れながら、楽しく読み進めることができますよ。

まとめ

算数脳を育むには、まずは数のベース作りが欠かせません!焦って計算をさせるより、まずは幼児期にじっくり数と向き合いましょう。

是非ご紹介した数絵本を活用し、親子で楽しい「算数タイム」を過ごしてみて下さいね。

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