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父親ならではの子育てとは?家族が幸せになるパパ向けの育児書9選

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ひと昔前に比べ、子育てに参加するパパが増えている現代。抱っこ紐をつけたパパや、幼稚園・保育園の送迎をするパパも珍しくなくなりました。

しかし、

  • 育児に参加したい気持ちはあるけど、「何」を「どう」すればいいか分からない…。
  • 良かれと思ってしたことが、実はママに迷惑を掛けていた。

など、子どもとの関わり方に悩んでいる人もいるでしょう。

そこで今回は、父親ならではの子育てに大注目!パパだからこそできる育児を徹底調査しました

また、家族みんなが幸せになる「パパ向けの育児本」もご紹介するのでお楽しみに!

それでは、早速みていきましょう。

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1、パパ育児の現状

世間のパパはどの程度育児に参加しているのでしょうか?

2019年に日本労働組合総連合会が行った、「男性の家事・育児参加に関する実態調査」をもとに紐解いていきましょう。

(1)パパの育児時間は週平均9.3時間!

同調査によると、

  • 働く時間が週40時間未満の父親の育児時間は11.6時間
  • 働く時間が週40~50時間未満の父親の育児時間は10.0時間
  • 働く時間が週50~60時間未満の父親の育児時間は8.3時間
  • 週60時間以上働く父親の育児時間は7.1時間

となり、労働時間が長い父親ほど育児時間が少ないことが分かりました。

また、働く父親の1週間の育児時間を平均すると、約9.3時間になります!つまり、パパ達は1日当たり1.3時間ほど育児をしていることになりますね。

具体的な育児内容としては、子どものお風呂や歯みがき、遊び相手などをしているという回答が多く、少ない時間の中でも子どもと関わっている様子がうかがえます。

(2)育児休業取得率はわずか7.2%!

また同調査によると、父親の育児休業取得率はわずか7.2%にとどまっています。

しかも、「育児のために休業・休暇を取得していない」と答えた父親は 45.6%となり、半数近くのパパが育児のために仕事を休んだ経験がないことが分かっているのです。

どうやら日本のパパ達には、育児に参加したくても、思うように仕事を休めない現状があるようですね。

では、欧米諸国のパパ達はどうなのでしょうか?

平成29年3月「男性の暮らし方・意識の変革に向けた課題と方策」によると、欧米主要国の6歳未満の子をもつ父親は、週平均1日当たり2.5時間~3時間ほど家事・育児をしていることが分かっています

何と欧米諸国のパパは、日本のパパに比べ約2倍も多く子どもと関わっているのです!

7.2%という育児休業取得率の低さや、約半数が育児のために仕事を休めないという状況を考えると、日本人パパの働き方では育児に関わりたくても参加が難しいのが現状だと言えそうです。

(3)仕事と育児を両立したいパパは62.7%もいる!

パパがなかなか育児に関われない!という現状がある一方、「仕事と育児を両立したい」と考える父親は62.7%もいることが分かっています!

子どもと関わりたい!と思ってくれているパパが60%以上もいるなんて、ママにとっても大変嬉しいことですよね。

また、父親の育児参加を積極的に促すべく、政府も着々と動き始めています!

先日(2020年7月末)、男の産休制度を創設するというニュースが飛び込んできました!政府は、これまで母親にしか認められなかった産休制度を、父親にまで広げることを計画しており、秋から制度設計にのり出す方針を固めています。

このように、日本全体が父親の育児参加に前向きになりつつある今、クリエイティブキッズをお読みのパパ達なら、間違いなく先駆者になってくれることでしょう!

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2、短い時間でOK!ママがパパにやって欲しい家事・育児ベスト5

1日当たり1.3時間という短い時間でも大丈夫!

内閣府「平成25年度 家族と地域における子育てに関する意識調査」をもとに、ママがパパに求めている家事・育児ベスト5を発表します!

第1位:休日に遊ぶ

第2位:普段子どもの話や遊び相手をする

3位:子どもを入浴させる

第4位:日常生活のしつけをする

第5位:食事の後片付け

いかがでしょうか?

全体的に、短時間でできる家事・育児がランクインしているようですね

また、「休日に遊ぶ」が1位にランクインしていることを考えると、ママ達は平日パパに無理をさせるのではなく、仕事が休みの日にこそ積極的に関わって欲しい!と考えていることが分かりますね。

では、時間のある休日には、子どもとどんな関わり方をすればいいのでしょうか?「パパだからこそできる」子育てを、次でご紹介していきます。

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3、パパだからこそできる!3つの子どもとの関わり方

時間のある休日にお願いしたい!「パパだからこそできる」子どもとの関わり方をご紹介していきます。

(1)子どもの「世話」にも積極的に関わる

パパは、どちらかと言うと「子どもと遊ぶこと」がメインになりがちですよね。

もちろん、パパにしかできないダイナミックな遊びも大切ですが、普段ママが行っている「子どもの世話」をすると意外に新鮮!子どもも大喜びします。

日用品の買い出し、宿題の手伝い、食事の補助、散歩、入浴など、何気ない日常の一コマが、パパと一緒ならイベントに変身します!

我が家の場合、休日は「塾ごっこ」をしながらパパが勉強をみています。「算数を教えるのは、ママよりパパの方が上手!」と、子どもからの評判も上々!子どもに褒められたパパはやる気満々で、ホワイトボードまで購入していましたよ。

(2)子どもの「伸び」をサポートする

「できない…。」が「できる!」に変わるように、子どもの「伸び」をパパがサポートすることも大切です

自転車・ストライダー・縄跳びなどはもちろん、掛け算九九の暗唱や鉄棒など、子どもが学校で「苦手」と感じているものがあれば、積極的に教えてあげましょう。

特に下の子が小さい場合、ママは細やかな指導ができず困っていることが多いです。そんな時こそパパの出番!ママに代わって、是非お子様をサポートしてあげて下さいね。

「パパが教えてくれた!」「パパのおかげでコツが分かった!」こんな嬉しい言葉はありませんよね!まさに、父親冥利に尽きますよ。

(3)厳しく叱る役割をかってでる

ママは毎日ガミガミ…。怒られることに慣れている子も多いです。

対して、パパがここぞという時にガツンと叱ると効果的!厳しさも愛です。本当にいけないことや危険なことなどは、毅然とした態度でしつけましょう。

特に男の子の兄弟がいる家庭では、いざという時に叱るのはパパにお願いしている!という人も多く、ママからは「ありがたい。」と思われているようです。

4、パパが育児参加するメリット

ここまでお読み頂くと分かるように、パパの育児参加は家族全体に多大なメリットをもたらします

ママにとっては、

  • 育児の身体的・精神的負担が軽減される
  • パパに育児の相談がしやすくなる
  • ママの息抜きの時間が確保できる

など、パパのおかげで心身ともにリフレッシュできるメリットが沢山!

特に「パパも育児について考えてくれている!」という安心感は大変心強く、2人で協力して育児をすることで夫婦の絆も深くなることでしょう。

また、子どもにとっては、

  • 「パパならではの楽しみ」を感じることができる
  • ママだけでなくパパとの絆も強くなる
  • ママに相談しにくいこともパパに話せる

など、【ママ+パパ】で2倍の良さが味わえます!

夫婦2人の知識や得意分野を活かした育児で、お子様に沢山の愛情を注ぎましょう!

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5、パパにおすすめの育児本9選

もっと育児について学びたいパパは、父親向けに書かれた育児本を読んでみましょう!

ひと昔前までは考えられませんでしたが、今ではパパ向けの育児本が沢山出版されていますよ。

(1)新しいパパの教科書  

ファザーリング・ジャパン(著)

日本最大のパパ団体!「ファザーリング・ジャパン」の講師による育児書。子どもの出産~幼児期までの関わり方と、その具体策が詳細に記されているのが特徴です。パパ初心者の方はもちろん、益々育児に関わっていきたいという人にもおすすめ!

(2)出産・育児ママのトリセツ  

山本ユキコ(著)

「子どもができて妻が別人になった…。」妻の気持ちが分からないパパへおくる一冊!2000組以上の夫婦に指導経験がある著者が、産後の夫婦あるあるをユーモアたっぷりに描いています。

(3)忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス  

明橋大二(著)・太田知子(イラスト)

パパはどんな風に子育てに関わればいいのか?漫画を交えながら分かりやすく紹介している一冊!妻や子どもに対する接し方に、悩んでいるパパにもおすすめです。

(4)アドラー式子育て 家族を笑顔にしたいパパのための本 

熊野英一(著)

対人関係に役立つ「アドラー心理学」を、子育てや夫婦関係に活用しよう!家族と積極的に関わりたいのに、イマイチどうすればいいのか分からない…。そんなパパにおすすめです。

(5)ふたりは同時に親になる: 産後の「ずれ」の処方箋 

狩野さやか(著)

赤ちゃんの誕生を機に、どんどんすれ違う夫婦関係…。「あきらめるママ」と「無関心なパパ」をやめたい!という人に、是非手に取って頂きたい一冊です。

(6)忙しいビジネスマンのための3分間育児  

おおたとしまさ(著)

仕事が忙しく、思うように子育ての時間がとれないパパへ!3分でできる育児を提案しています。決して精神論ではなく、「3分でこんなにも子どもと関われるんだ!」という、目からウロコの具体例が沢山掲載されていますよ。

(7)父親の科学―見直される男親の子育て 

ポール・レイバーン(著)・東竜ノ介(翻訳)

父親の役割を、心理学や脳神経科学に基づいて検証している一冊。最新の研究結果から、パパが子育てに関わることの「凄さ」が見えてきます!

(8)父親ができる最高の子育て 

高濱正伸(著)

花まる学習会の高濱正伸氏が、パパができる最高の子育てを提案!偏差値エリートではなく、社会の荒波を生き抜く力とは!?高濱氏が30万人以上の親子を見てきた経験から、「父親が家庭でどう振舞うべきなのか?」を教えてくれます。

(9)パパ1年生 

安藤哲也(編著)・ファザーリング・ジャパン(編著)

ママの妊娠~3歳までの関わり方を、丁寧に記している育児書。3歳までに父親が育児に関わることが、子どもの将来にどう影響するのか?実体験をもとにした、リアルな情報が手に入ります!

まとめ

夫婦共働きが珍しくない今、子育てに積極的に参加するパパも増えています。

その一方で、「本当はもっと育児に関わりたいのに、仕事が忙しくて思うようにいかない…。」と悩んでいる人もいるでしょう。

しかし、子どもとの関りは「時間」が全てではありません。

是非、この記事を参考にパパだからこそできる子どもとの関わり方をみつけ、実践してみて下さいね。

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