仕事は育児の役に立つ!共働き家庭必読の「親も子もハッピーになる最強の子育て」

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共働き世帯が6割を超える今、ママが働いていることが珍しい時代は終わりを告げました。

夫婦で協力して家計と子育てを担うことが一般化している一方、子どもとの時間が短いことに悩んでいる人が多いのも事実です。

  • 子どもと過ごす時間が確保できない。
  • 子どもに対し何もできていない気がして焦っている!
  • 共働きはやっぱり育児に不利な気がする!

など、働いているママの中には、共働きにマイナスイメージを感じている人もいるでしょう。

しかし、本当にそうでしょうか?

今回は、多くの人が感じる「共働き=育児に不利」というイメージを吹き飛ばしてくれる、小川大介氏の著書「親も子もハッピーになる最強の子育て」をご紹介!

自身もライターとして働くワーママの私が「親も子もハッピーになる最強の子育て」を読んで、皆さんに是非伝えたいポイントや感想をお伝えしていきます。

1、小川大介氏が説く!共働きが育児に【不利ではない】3つの理由

共働きが育児に不利だと感じている人必見!小川氏が説く、共働きが【育児に不利ではないワケ】を3つに分けてご紹介していきます。

(1)仕事をしている人は既に「子育て上手」

皆さんは、「育児」と「仕事」は相反するものだと思っていませんか?多くの人が育児と仕事を分けて考えており、180度違うものだというイメージが世間にはびこっていますよね。

しかし、実はそうではありません!夫婦という「チーム」で行う「子育て」は、「ビジネスパーソン」らと行う「仕事」と大変よく似ているのです。

例えば、子どもを前に感情的に怒ってしまいそうな時、ふとビジネスモードに切り替えることができるとどうでしょうか?今起きていることを客観的に処理し、冷静に対処することができるでしょう。

そして子どもも、この「チームの一員」として育てることができれば、結局のところ家族の絆を深め、子どもが健全に育つことに繋がるのです。

小川氏は、「ビジネス体験」と「育児」を結び付け、夫婦という「チーム」で子育てを行えるのは共働きならではの強みと説いています。

あなたならではの「仕事体験」を、是非育児に活かしましょう!

(2)子どもに「与える」ことだけが教育ではない

「毎日仕事で忙しく、子どもと関わる時間がない。」これは、多くの共働き夫婦が感じる悩みですよね。

しかし、あまりにも「子どもに対して何もできていない」という自責の念が強いと、以下のような思考回路に陥ってしまいます。

①時間がない➡②育児に不利かも!?という焦り➡③何でも先取りしてやってあげよう!

一見子どものためになりそうな思考ですが、実は反対!この思考回路にはまると、子どもはずっと「与えられ続ける教育」を受け、自立が遅れることにも繋がってしまいます。惜しみなく与え続けることは、必ずしも子どもにとって良いこととは言えないのです。

このように書くと不安になる人もいるかもしれませんが、安心して下さい!共働き世帯は「全部やってあげなければ!」というプレッシャーから「逃れやすい」というメリットもあるのです。

時間がたくさんあると、どうしても子どもに意識が集中してしまいがちになりますが、共働き世帯はそうでないことが強みになるのです。

  • 毎日のタイムテーブルに何が組み込めるか考える。
  • できることを子どもに施すことに徹する。

このような方法をとれば、共働き世帯は「自分たち流の子育てルーティン」を作り出すことができます!

この「自分たち流の子育てルーティン」を貫き通せば、「●●さんのお宅は△△もしてるのに、うちはできていない・・・。」という悩みもなくなりますね!

小川氏は、惜しみなく与えるだけでなく適度に子どもを自立させることが大切ということを、著書の中でもしきりに説いています。共働き世帯の強み!「自分たち流の子育てルーティン」を完成させ、自立した子どもを育てましょう。

(3)現代の共働き世帯には「共働き育児のスタンダード」を造り上げる力がある!

共働き世帯が6割を超えても、未だ管理職には男性が多いのが現実。しかも管理職世代の男性は、「子育ては母親がするもの」という感覚をもつ人が多いですよね。

このような感覚をもつ世代は、自らも専業主婦の母親に育てられているため、なかなか現代の「共働き育児のスタンダード」を理解することが難しいのが現状です。

しかし、今の30代40代前半のママパパ、つまりクリエイティブキッズ読者の世代はそうではありません!共働きが普通になった今、過去の子育てモデルではうまくいかないことを、身をもって実感している方がほとんどでしょう。

新たな時代、令和の日本の「共働き育児のスタンダード」を作るのは、今まさに子育てをしている私達!「共働き育児」の過渡期を乗り越え、新たな時代へ橋渡しをする役割を担っているのです。

小川氏は、これから管理職になるであろう子育て真っ只中の親達(30代、40代)が、新たな「共働き育児のスタンダード」を造り上げるパワーを持っていると考えています。

長らく専業主婦の時代が続いた日本では、共働き育児のベースがありません。是非、自分達で作り上げる!という意気込みで育児をしてみてはいかがでしょうか?

2、「共働き育児」を成功させるヒント

自分達で「共働き育児のスタンダード」を造り上げるとは言っても、何かヒントが欲しいですよね!小川氏が説く、共働き育児を成功させるためのメソッドをピックアップしてご紹介します。

(1)幼児期から「自己管理力」を育む

皆さんは、子育ての最終目標は何だと考えますか?

なりたい自分をみつける。そのために努力する。夢を叶える。このような子に成長して欲しいと願うママパパが多いと思いますが、そのためには結局のところ「最後は自分でする」。これに尽きると小川氏は述べています。

子どもは、守ってあげるべき弱い生き物だと思っている方も多いですが、いつまでも手取り足取り教えてあげるわけにはいきません。本格的な自立の時をスムーズに迎えるためにも、以下のことを試してみましょう。

  • 「今日一日」をどう過ごすか、子ども自身に考えてもらう
  • 「〇時になったらドリルをしよう。」など、約束で「時間管理」を促す
  • 子どもをよく観察し、無理のない範囲でできることをさせてみる。

小川氏は、特に「時間の感覚」が磨かれた子ほど自立に近付く!と述べています。

「今日、朝ごはんを食べた後は何をする?」「何時にドリルをする?○○君が決めていいよ!」など、幼児のうちから時間を意識した声掛けを積極的に行い、自己管理能力を育みましょう。

(2)「見守り上手」は「子育て上手」

子どもを「見守る」ことは、簡単そうでなかなかできませんよね。

「こうすればもっとうまくいくのに!」「自分が手伝えば、もっと効率がいいのに!」という気持ちを抑えて見守りに徹するのは、手取り足取り教えるより難しいことかもしれません。

しかし、口うるさく助言したところで返ってくる言葉は「もう!分かってるから言わないで!」など、反抗的な態度ばかり…。

そんな時に有効なのは、アドバイスではなく「任せる」こと!任せると言っても、子どもに丸投げするわけではありません。

  • 宿題を全て広げ「どれからする?」と尋ねる
  • テストの目標点を子ども自身に決めてもらう
  • 宿題にゲーム要素などを取り入れ、自主的な取り組みを促す(○○のモノマネで音読・計算の正確さを親と競うなど)
  • 遊びや勉強の前に、スケジュールを子どもに組み立ててもらう

このように、わずかな部分を子どもに任せるだけで「○○しなさい!」と高圧的に叱ることが減ります。

小川氏は、強制的に何かをさせる親ではなく「見守り上手な親」こそが「子育て上手」だと述べています。子どもの自主性を引き出す声掛けをマスターし、見守り上手な親を目指しましょう!

(3)褒め方をマスターすれば子どもはグングン伸びる

「子どもは褒められるとやる気が出る。」このことは、子育て経験のあるママパパなら実感したことがあるでしょう。

「褒められる」という行為は、子どもが自信を持つために絶対に必要な行為!「〇〇できるなんてすごいね!」「△△ちゃんは計算が早いね。スゴイ!」このような言葉掛けで、自分がそういう力がある人間だと意識するようになるのです。この意思は行動になり、やがて得意なものへと変化します!

  • 子どもを観察し、良いところを見付けて毎日褒める
  • 「〇〇が得意だなんて、ママすごいと思うよ!」など、ポジティブな声掛けをする
  • 褒めるところがない子はいない!ささいなことも当たり前と思わずに褒める

小川氏は、「褒める」ことは子どもにとってご飯のようなもので、毎日補給すべきエネルギーだと考えています。

ほめ方をマスターする第一歩は、我が子の観察!その子ならではの良さに気付き、そこを褒めることでエネルギーをどんどん補充してあげましょう。

(4)時には「叱る」ことも大切

小川氏は、褒めることと同じくらい「叱る」ことも重要だと考えています。

多くの親は「褒める」の対局に「叱る」があると考えがちですが、実はそうではありません。我が子を客観的に見て、うまくいっていれば褒める。停滞し荒れている時には叱る。それだけの違いなのです。

叱る時は適切なタイミングで、停滞している子どもの軌道修正をしてあげましょう!

  • 叱る時は6秒数え、「怒る」と「叱る」を混同しないようにする
  • なぜ叱られているのかを必ず子どもに伝える
  • 子どもの立場や気持ちを考えながら叱る

この3つは、小川氏が子どもを叱る時に大切にしているポイント!是非、皆さんも実践してみて下さいね。

ちなみに、叱られた後しょんぼりしている子どもには、「やっぱり○○くんはできるじゃない!」など、ポジティブな言葉を満面の笑みで掛けてあげましょう。「褒める➡叱る➡褒める」のサイクルを意識するといいですよ!

(5)夫婦で「子どもの情報」を共有する

先ほどお伝えしたように、子育ては夫婦という「チーム」で行うことが大切!そのためには、夫婦で「子どもの情報」を共有することが欠かせないと、小川氏は述べています。

  • 夫婦それぞれが、子どもについて気付いた情報を交換する
  • 夫婦で子どもについての話し合いもち、目標や作戦、将来の展望を決める

など、夫婦で子どもの話をたくさんするうちに、自然と「将来こうなって欲しい」という子育てのビジョンが固まります。そうなれば占めたもの!あとは、そのビジョンを叶えるために「毎日の過ごし方」を決めればよいのです。

一日に一度は子どものことを夫婦で話し、情報を共有することを心がけて下さいね。

※「親も子もハッピーになる最強の子育て」では、この他にも3歳から始められるメソッドがたくさん紹介されています。気になる方は、是非手に取ってご覧ください。

3、実践して分かった!夫婦で情報共有することの大切さ

本を読んだ私は、我が家でも「自立」をテーマに小川氏のメソッドを実践することにしました!

(1)「自分たち流の子育てルーティン」を作成!

私がまず取り掛かったのは、小川氏が薦める「何歳でどうなって欲しいのか?」というビジョンを明確にすること。

留守番ができるようになるのは?一人でお風呂に入れるようになるのは?という細かいものから、将来の目標、その目標を叶えるための受験スケジュールや大学卒業にまでに掛かる費用まで考えました。

具体的には、

  • 日々の知育や学習の計画
  • 睡眠リズム
  • 土日の過ごし方
  • 習い事の精査
  • 目標の教育費貯金額

など、細かく話し合いを重ねたことで、小川氏の述べている「自分たち流の子育てルーティン」を作り出すことに成功しました!

(2)話し合うことで夫婦という「チーム」の絆が深まった

ここにたどり着くまでにたくさん夫婦で話合いを重ね、意見が合わずぶつかる経験もしました。しかし今では、子どものことを1日1回は必ず話せるようになり、子どもの成長を喜び合える関係になりました。

「今日こんなことで泣いた。」「こんな問題で今つまずいている。」「今こんなことを園や小学校でやっている」など、夫婦で子ども情報を共有することが当たり前になり、子育てのベクトルが完全に夫婦で同じ方向を向くようになったのです。

今回、「親も子もハッピーになる最強の子育て」を読んで一番良かったことは、「漠然とした共働きへの不安」が払拭されたこと!

将来、子どもがどう育つかなんて分かりません。しかし、「自分たち流の子育てルーティン」を貫き通せばきっと明るい未来が待っている!そう思えるようになりました。

まとめ

共働きは不利!というイメージを覆す、知恵や情報をたくさん知ることができましたね。

今回ご紹介した内容はほんの一部!共働きと育児のはざまで悩んでいるママパパは、是非「親も子もハッピーになる最強の子育て」を手にとってご覧ください。

仕事も子育ても頑張れる!そんなパワーが湧いてきますよ。

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