生後早くて3ヶ月頃から3歳までの赤ちゃんに向けてスイミングスクールを開催しているベビースイミング、実は早期に赤ちゃんに水に触れさせることによって起こるメリットは良いものばかりなんです。
始めるとしたら、何をしたら良いんだろう?こんな疑問を持っているのは私だけではないはずです。
今回は、気になるベビースイミングが幼児にどのような効果があるのかをママとパパたちの体験談などを交えながらまとめてみました。
この記事を読んで、きっとあなたもベビースイミングを体験してみたくなるはずです。
目次
1、ベビースイミングの効果
ちょっとしたプール遊びだと思っていたら大間違い。ベビースイミングを行うことによって、お子さんはとても丈夫に育つと言われています。
ベビースイミングを赤ちゃんの頃から行うことによってどんな効果があるのかをまとめてみました。
(1)ベビースイミングの良い効果
①運動機能が発達
水の中というのは、思っている以上に筋力を使う運動なのだそうです。基本プールの水は体温よりも低い温度なので、水中にいる間、どんどん体温を奪われていきます。
体温を保つために、身体が熱を発して温める動きをしていなければなりませんので、水中にいるだけで赤ちゃんは体力を消耗していきます。
熱を奪われてしまうため、身体が発熱する動きと、さらに水の中で運動するというダブルの運動で、赤ちゃんの運動機能はぐんぐん発達します。
②よく眠るようになる
我々大人も体力を使い切ると夜はぐっすり寝てしまいますよね。実は大人のみならず、赤ちゃんでも同じことが起こるようです。
スイミングをすることで、当然通常よりも早い速度で体力を消耗します。元気いっぱいの赤ちゃんでも、スイミングをすることで疲れて、夜はぐっすり眠ってくれるようです。
また、水の中で浮くことによってリラックスした状態になるので、普段感じているストレスから解放されます。
ママやパパも水の中で同じようにリラックスすることができるので、きっと親子でゆったりすることができるでしょう。
③早く泳げるようになる
幼児時期からプールに行くことで赤ちゃんは早くから水に慣れます。そして早くから水に慣れると、次のステップである泳ぐ方法を早く学ぶことがでるようになります。
④プール慣れする
水に早い段階から慣れていると、大きくなってもそのまま水を怖がることがなくなります。
⑤免疫力が高くなる
幼い頃からプールに通っている子は、免疫力が高くなり風邪を引かなくなると言われています。
⑥親の運動不足を解消できる
スイミングはお子さんだけでなく、ママやパパの運動不足を解決します。お子さんと一緒にぐっすりと眠れること間違いなしでしょう。
ママたちには産後のエクササイズにもなります。
2、ベビースイミングで注意すべきこと
(1)感染症のリスク
赤ちゃんは免疫力がそこまで高いわけではありません。幼稚園に入園するときも同じですが、集団で行動するとどうしても病気をもらってきてしまう可能性が高くなります。
他の感染症にも注意するべきなのですが、特にプールで感染してしまう可能性があるのは主に4つと言われています。
- 咽頭結膜熱(プール熱)
- ヘルパンギーナ
- 手足口病
- 溶連菌感染症
高熱や発疹が出たりした場合にはこれらの感染症にかかってしまった可能性があるので、お子さんの体調には十分ご注意ください。
もし病気になってしまった場合でも慌てずに早期回復に務めましょう。
病気の状態でプールに入ってしまうと、他の子に移してしまう可能性や、赤ちゃんの病気と戦う分の体力を奪ってしまい、完治が遅くなってしまう可能性があります。
(2)水中毒になってしまわないように
水は思っているよりも多くの水分をお子さんから奪っていきますし、逆に飲んでしまった際に水分の過剰摂取で危険な状態に陥ってしまう可能性もあります。
- 低体温症
- 低ナトリウム血症
- 水中毒
これらに十分注意して、一緒に入る場合はお子さんがプールの水を飲んでいないか等確認しながら楽しむようにしましょう。
(3)親の体調管理も十分に注意する
赤ちゃんだけでなく、ママとパパの体調も十分に注意するようにしましょう。
親がプールに入らなければならない場合は、赤ちゃんと同様に親の体力もおおいに奪っていくのがプール遊びです。
子育ては体力勝負、無理をして自分が寝込んでしまう、なんてことにならないようにしましょう。
3、ベビースイミングを習いはじめてどうかわったのか?
お子さんの変化に一番敏感なのは、間違いなく一番側にいるママとパパです。
ここではまず、他のママとパパのベビースイミングの体験談を見てママやパパがどのように感じたのかを確認してみましょう。
(1) 6ヶ月でプール体験してきた男の子のママ
「お着替えとか、最後のシャワーとかはかなり面倒くさいのですが、それでも水中にいる間は相当楽しいので、特に暑い夏はベビースイミング、オススメだと思いました☆」
参考URL: https://plaza.rakuten.co.jp/kuxunonikki/diary/200808010000/
ベビースイミングはママとパパと一緒に入って赤ちゃんに水に慣れてもらうプログラムです。ママもプールの中で結構動くので、熱い日の気分転換にはもってこいかもしれませんね。
(2) 1年6ヶ月から1年通わせていた女の子のママ
「プールに通ってから体が強くなった、風邪を引かなくなった、という話も聞くのですが、我が娘は……というと、なんとも言えません。
それでも、「まあ、プールに通ったことで弱くなるわけではないし、通ってよかったかな!」と楽天的な私です。」
参考URL:http://cheersmama.jp/?p=4580
公営のベビースイミングに通っていたママの体験談です。公営は申し込んでから場所によっては半年ほど待たなければいけない可能性があるので気をつけてください。
(3) 5ヶ月から2歳まで息子を通わせていたママ
「風邪は周りの子より少ない気がします。年3回程度です。運動能力の基礎づくりには確実にプラスになっています。
指導法にもよりますが、0歳で始めた子は、2歳ぐらいで大体泳ぐ真似(ヘルパーという補助具ありの子も含む)が出来るようになります。早ければ早いほうがいいですよ。
将来何か運動させたい場合には特にお勧めです。」
参考URL:https://oshiete.goo.ne.jp/qa/1337884.html
ベストアンサーで回答していた元水泳コーチのママの体験談です。早く泳げるようにするには早めに通うことがポイントなのかもしれませんね。
(4) おむつが取れてない子供とプールに体験に行ってきたママ
水着とキャップ。だけ? 水遊び用のオムツはいるのかな。。。。でも言われていないし。
結論から言うと、水遊びオムツは必要ありませんでした。 ベビー用のキャップも頼めば貸してもらえるので、用意する必要なし。 親のゴーグルも必要なし。
参考URL: https://totokoblog.com/
おむつが必要かどうかは場所によるようですので、一度問い合わせてみてください。もし必要な場合は、プール用のおむつを用意しましょう。最近の幼児用の水着はおむつも兼ねているものもあるので、そちらを検討してみても良いかもしれません。
4、ベビースイミングで得ることができる効果を最大限高めるには
やっぱり、ちゃんと通わせることになるのであればベビースイミングによる効果を最大限得たいですよね。
もちろん、丈夫なお子さんに育てるために、ベビースイミングによって得られる効果を最大限得られる方法はあります。
(1)定期的に水に触れる機会を作る
定期的に何かを行うことは、赤ちゃんにとって大切です。
多感でかつ吸収力がすごいこの時期、いろんなものを吸収していくので、しばらくやらないものは頭の片隅に追いやられてしまい、しまいにはあれだけ一生懸命覚えた内容をすべて忘れてしまう、といっても過言ではありません。
そしてこれはプールにも同じことが言えます。
せっかくお子さんがベビースイミングで早期にプールに慣れたり、泳ぎのコツみたいな何かを掴んだりしても、定期的に行かなければ忘れてしまう可能性があります。
ただ、毎月!毎週!毎日行かなければダメだ!というわけではありません。推奨されているのは、あくまでも定期的。
夏になってきて、だんだん暑くなってきたら自分と一緒に涼みにプールにしばらく行く、という感覚で通ってみましょう。
(2)免疫力を高めるには、プールに長期的に行く
ママやパパの体験談からするとプールに長期的に通っている子の方が免疫力は高くなるようです。
スイミングで免疫力を高めるには、ベビースイミングにも長期的に通うようにしましょう。
5、気になるベビースイミングの内容を大公開
これを読めば、ベビースイミングがどんなことをするのかわかってしまいます。
自分たちが体験コースに行く前に、まずは家で先に調べてゆっくりと吟味したい方向けに内容をいっぱい詰め込みました。
しっかりと吟味して、ベビースイミングの全容を把握しきってしまいましょう。
(1)そもそもベビースイミングとは
①水に慣れることを赤ちゃんから行うプログラム
ベビースイミングは、赤ちゃんが水になれることができるようにするプログラムなのだそうです。
「水の中に入るのは、全く怖くない」ということを親と一緒に楽しみ、プログラムを通じて学んでいきます。
親子で参加するタイプのものは、赤ちゃんにはまだできない動きをしなければならないこともあるので、親が手伝ってあげることで親子のスキンシップをはかりながら楽しむ、という内容を実施しているところもあるようです。
②実施時間は約1時間のところが多い
前述したとおり、実はプールは思っているよりも赤ちゃんの体力を消耗します。
赤ちゃんの事を考えられて温度を設定されているとはいえ、プールの温度は体温よりも低いため、水の中に入っているだけで赤ちゃんは体温を奪われます。
体温を奪われたら、身体を発熱させなければならないため、まずそれで体力を奪われます。
次に、水の中で運動をするのは、手を動かすたびに水圧が身体にかかるわけですから、陸上で運動するよりも体力を使います。
これら2つが合わさって、体力をかなり使います。そしてそれを考慮して、実施時間は1時間以内に設定されているところがほとんどです。
1時間だけでも十分赤ちゃんはスタミナを消費することができるのです。
(2)ベビースイミングのプログラム(一例)
ベビースイミングでどんなことをするのか、内容をまとめてみました。
赤ちゃんは①番辺りから始まります。そしてレベルアップしていくごとに数字が高い内容に変わっていって、最終的に泳ぎの前の基礎の練習のような内容に変わっていきます。
①着替えをして、プールで遊びながら待つ
インストラクターが来る時間までは自由時間です。集合の合図があるまで、着替えを済ませて、プールで先に遊んでいましょう。
②準備運動
最初にプールサイドに座って準備運動を行います。プールにいきなり入って身体がびっくりしないように、少しずつ身体にかけて徐々にプールの水温に慣れていきます。
③水の中でのバランス感覚を養う
親と一緒に着水して、ママやパパに抱えてもらいながら歩いたりすることで、水に慣れてもらいます。手を動かしたり、足を動かしたりするプログラムです。
④手遊び、歌あそび
ぱちゃぱちゃと手で水を叩いたり、リズムに合わせてママやパパと一緒に動いたりして遊びます。
最初は自分でできないので、ママやパパが赤ちゃんの手を動かしてあげますが、赤ちゃんも心地よくなってくると自分で手足を同じように動かしたりする真似をするようになってくれます。
⑤おもちゃ遊び
水に浮かぶおもちゃなどで遊びます。
⑥補助浮上・回転
ママやパパが赤ちゃんを支えながら、水中に赤ちゃんを浮かべたり、ぐるぐると水平方向に回転したりするプログラムです。こちらも水に慣れてもらうことを主な目的としています。
⑦補助ジャンプ(1歳半以降)
水中版の「たかいたかーい」です。水に入ったり出たりする感覚を楽しんでもらいます
⑧基本呼吸制御(呼吸維持)
赤ちゃんが生後6ヶ月頃になると、水中に潜った時に息を止めることができる潜水反射が自然とできるようになります。
スイミングスクールによっては、ある程度の年令になるとこの潜水反射を鍛えるプログラムを組んでいます。
⑨無支援の浮き沈み(1歳半以降)
親の手から離れて、水の中に潜ったり、水面に顔を出したりします。
⑩フルブレスコントロール(息を吸い込み、鼻と口から泡を吐き出す)
成長してきたら、息を吸い込んでから水の中でブクブクと泡を吐き出すことを繰り返すことによって、泳ぎの基礎となる基本的な息継ぎの練習をし始めます。
耳を付ける練習を先にしたりするスクールもあります。
⑪パドリング
バタ足のことです。これも泳ぎの前段階の基礎部分の練習にあたります。
(3)ベビースイミングにかかる費用は?
①コナミ
開催しているときであれば何回でも行くことができるフリープランと、月に行くことができる回数が決まっているプランがあるようです。
金額はプランにもよりますが約6,000円から約8,000円。
開催している期間であれば月に何回でも行くことができるのは探した3つの大手施設ではここだけでした。短期間にたくさん行きたいママやパパにおすすめです。
参考URL:https://www.konami.com/sportsclub/undojuku/baby/contact/
②セントラルスポーツ
こちらは週に何回行くかで月会費が変わってくるプランのようです。週一回だと約7,000円ですが、週2回に増やすと約一万円弱かかってきます。
会費の他に、カードの発行と指定の水着と教材の購入が必要になるので注意です。
参考URL:https://www.central.co.jp/club/kotoni/kids/swimming/index.html
③ブリジストンスポーツアリーナ
こちらはセントラルスポーツよりも月会費が若干安めに設定されていますが、別途年会費と事務手数料、指定の水着の購入が必要です。
年間通じて長期的にスイミングに行くのであればおすすめですね。
参考URL:http://www.bssa.co.jp/kodaira/swim/swim-pricelist-junior/
④注意!休んでも毎月同じ金額がかかります
基本的にどの施設も先払い制なので、お子さんや親の体調が悪くなってしまって休んでしまったとしてもその分の払い戻しは基本的にありません。
大人が月額制のジムに行くのと同じ感覚ですので、最初は体調万全の時期に行きましょう。
(4)ベビースイミングに必要なもの
①スイミングキャップ
場所によっては赤ちゃんでもスイムキャップが必要です。施設によっては指定のものを購入しなければならない場合や、逆に言えば貸してもらえたりします。
心配であれば一度ホームページを覗いたり、問い合わせてみると良いかもしれません。
②おむつ(水中おむつ)
水中でも機能を発揮するおむつです。
実は最近の幼児向け水着は、水着と同時におむつの機能を備えていることがありますので、水着を購入すれば必要無くなる可能性もあるので、先に水着を選びに行くと損をしません。
施設によってはおむつが必要ないところもあるようです。
③タオル
身体を拭くためのタオルです。親も同伴する場合は、自分たちの分も用意しましょう。
④飲み物
水がたくさんあるから油断しがちですが、プールは体力と一緒に水分もどんどん奪っていってしまいます。
プログラムの後は必ずしっかりと水分補給をしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
いい事満載のベビースイミングですが、赤ちゃんに良いから行く!と張り切って行くよりも、暑い日に一緒に赤ちゃんと涼みに行く感覚で参加してみるのも悪くないですよね。
ぜひ近場のスイミング施設を調べてみて、時期を見て体験コースに参加してみてください。
趣味は薬膳料理とヨガ。
よく食べよく寝る元気いっぱいの息子(3歳)のママ。
かわいいけれどいつも足にまとわりついてくる甘えん坊の息子の将来が心配。
あと仕事と育児で毎日がいっぱいいっぱい。
きちんと料理や掃除をしたいのに家事の時間が確保できないのが悩み。