長い夏休み、生活リズムは崩れていませんか?
長期休暇の過ごし方は、ママパパにとって悩みの種。楽しみな予定がある反面、一日中ダラダラ過ごしてしまった・・・なんてことも意外と多いですよね。
せっかくの有り余る時間、活用しなければ勿体ない!そんな風に思っている方におすすめしたいのが、「夏休みの目標」を決めることです。
中でも夏しかできないことと言えば、水泳!普段スイミングスクールに通っていないお子様でも、短期水泳教室や市民プールなどを活用し、泳ぎを上達させることができますよ。
ここでは、水泳のメリットや練習のコツ、短期水泳教室の情報など、夏休みに水泳を上達させるための、ありとあらゆる情報を集めました!
顔をつけられるようになる。ビート板で泳げるようになる。など、お子様それぞれにピッタリの目標を決め、取り組んでみてはいかがでしょうか?
1、夏休みはプールに行こう
夏と言えば、海にプール!水泳の練習にピッタリの季節ですよね。
特に夏休みはまとまった時間がとれるため、泳ぎを上達させる絶好の機会。普段は何かと忙しく、スイミングスクールに行けないお子様も、たくさんの時間がある夏休みならじっくり取り組むことが可能です。
特に年長さんは、小学校入学前にしっかり水泳の練習ができる最後チャンス!是非この時期を活用し、この夏は水泳を極めてみましょう!
ただ、そうは言っても教え方が分からない!という方のために、「いつから・どこで・どんな風に」水泳の練習をすればよいか、詳しくお伝えしていきます。
2、水泳はいつ頃から始める?
習い事ランキングでも、常に上位を占めている水泳教室。周りを見渡すと、多くの子がスイミングスクールに通っている!というママパパもいるでしょう。
水泳は脳の発達に非常良いとされており、「水慣れは」は早い時期からでも可能です。教室によっては、0歳から親と一緒に始められるベビースイミングも見かけますよね!
確かに、0歳から水慣れしているとスムーズに泳ぎの練習に移行できそうですが、現状では、オムツがはずれ先生の指示に従えるようになった、「4歳~6歳」で水泳を習い始める子が多いようです。
何歳から始めるにせよ、子どもに水泳は楽しい!と思ってもらえることが一番です。お子様の様子をよく観察し、苦手そうな場合は、親も一緒に水慣れから楽しむなど、無理のない範囲で始めることを心がけましょう。
3、水泳のメリット
脳科学の面からも、子どもの発達に良いとされる水泳。具体的にどのようなメリットがあるのか、詳しく見ていきましょう。
(1)泳げるようになる
水泳をする一番のメリットは、やはり泳げるようになることです。泳ぎのスキルは一生もの!一度身につければ生涯にわたり続けることができます。
泳げなくても困ることはないのでは?と思う方もいるかもしれませんが、いざという時、泳げることで命が助かることがあります。特に自然災害の多い日本は尚更!泳げることで、自分だけでなく大切な家族や友達を守ることにも繋がるのです。
何の練習もせずに泳げるようにはならないため、是非お子様が幼いうちに、泳ぎを練習する機会を与えてあげたいものですね。
(2)体力や免疫力がつく
水中で体を動かす水泳は、余計な負荷を掛けずに全身運動をすることが可能です。そのためバランスよく筋肉が育まれ、子どもの基礎体力がつくと言われています。
また、有酸素運動の代表格とも言える水泳は、多くの空気を体全体に取り込みます。体の隅々まで新鮮な酸素が行き渡ることで免疫細胞が活性化し、免疫力もアップすると言われているのです!
このように、体力や免疫力が強化される水泳は、子どもの「健康づくり」に最適です。
(3)集中力や忍耐力がつく
意外に思われる方もいるかもしれませんが、水泳をすることで集中力や忍耐力も育まれます。
水泳は、人間には不自然な動きをするスポーツです。絶えず体を動かし、リズムよく呼吸をしなければ、途端に沈んでしまいます。そのため泳ぐ最中は、誰も皆必死!全神経を集中させて泳ぎに取り組みます。
このように、懸命に水泳に取り組むことで、集中力や忍耐力が身につき、ゴールした時には、最高の達成感を感じることができるのです。
諦めない心、一生懸命頑張る気持ち、目標が達成された時の清々しさなど、普段の生活では得難い経験を、水泳を通して味わうことができますよ。
(4)バランス感覚や空間認識能力が育まれる
水中では、体幹を意識し手足のバランスをとる必要があるため、バランス感覚が養われます。
また、水中にもぐったり、天井を見上げたり、さらには目印までの距離を予測しながら進むなど、泳ぎの最中は空間を意識する動作がたくさん!そのため、図形問題にも役立つ、空間認識能力が育まれると言われています。
水泳を通して、学習にも役立つ能力が身に付くとは驚きですね。
(5)気軽に始められる
水泳の月謝はおよそ6千円。決して安い値段ではありませんよね。しかし、公共プールなどは数百円で利用できることが多いため、手軽に水泳をスタートできます!
また、短期水泳教室などは、普段の月謝よりリーズナブルになっていることもあるようです。
気負わずスタートできる水泳を、是非この夏楽しんで下さいね。
4、近くのプールでも出来る!段階別練習のコツ
近くのプールで手軽に水泳を始めたい!そんな方のために、お子様に水泳を教える時のコツを詳しくお伝えします。
(1)なぜ水が怖いの?
人間が、「水に対する恐怖心」を抱くのはおかしなことではありません。
特に子どもの場合、顔に水がかかることや、何の補助もない状態で水に浮くことに恐怖を感じることが多いようです。また、以前顔をつけた時に鼻に水が入るなど、痛い思いをした経験から水を怖がっているケースもあります。
慣れないプールに初めて入り、そこでいきなり顔をつけるのは「怖い!」と感じてもしかたありません。まずは、水への恐怖心を取り除くために「水慣れ」から始めましょう。
(2)まずは水慣れから始めよう
①自宅のお風呂で水慣れ
初めての水慣れに最適なのは、自宅のお風呂!慣れた場所なら、怖がらずに水慣れができます。
- 顔を洗う時に、普段からシャワーを顔にかける練習をしておく
- いないいないばあっ!の「ばぁっ!」のタイミングで顔を出す
- 何秒顔をつけられるか、ママパパと競争してみる
など、ママパパも一緒にゲーム感覚で楽しみながら、徐々に水に慣れましょう!
②プールで水慣れ
お風呂で顔つけができるようになったら、次はいよいよプールで水慣れ!
- 水の感覚を身につけるために、水中をゆっくり歩いてみる
- 口→鼻→目の順で、段階を追って顔つけをしてみる
- 水中で鼻から息を吐き出してみる(バブリング)
- ママパパと一緒に潜る
このようなことにチャレンジしてみましょう。
この時、歌や音楽にあわせてリズミカルに顔をつける、浅瀬におもちゃなどを沈めて宝探しをするなど、できるだけ楽しく取り組む工夫があるとGOOD!
お風呂で顔つけに慣れていれば、プールでの水慣れもスムーズに進めることができますよ。
(3)水泳の呼吸・姿勢を身につける
水慣れができたら、次は水泳独特の「呼吸」や「姿勢」を身に付けましょう。
①ボビング
「ボビング」とは、別名「ジャンプ呼吸」とも言われる水泳の基本的な呼吸法!
スイミングスクールでは、ボビングが進級テストの項目にもなっているほど大切な水泳の基礎です。
- 少し深いところで、プールの底をしっかり蹴る
- 水中で鼻から息を吐き出す
- 水面に出て、自然に息を吸う
これを繰り返すことでボビングができるのですが、これが幼児にとっては大変です。
- 水中でしっかり息を吐き出しておく
- 顔が出たら、すかさず口を大きく開けて息を吸う
この2点に注意し、リズミカルにボビングを行うことを目指しましょう。
②達磨浮き
達磨浮きは、水中で体育座りのような恰好をし、体を丸めて浮く姿勢です。
幼児の場合はどうしても体に力が入ってしまうため、最初は沈んでしまうことも多いです。
ママパパが手で支えながら、「力を抜いて大丈夫だよ~!」と、優しくアシストするところから始めましょう!
③けのび・背浮き
けのびは、水泳の基本姿勢。プールの壁を蹴って、手先から足先まで真っすぐな姿勢で進む方法です。
けのびのコツは、以下の通り!
- 両手重ね合わせ、しっかり固定する
- 壁をキックしたらすぐに両足を揃え、体を一直線にする
プールに入る前に家で姿勢を練習しておくと、スムーズにいきますよ!
また背浮きも、水泳の初期段階で教えられる基本的な姿勢。水面に頭を下げ、力を抜いて仰向け(うつ伏せのこともある)で浮くことを指します。
背浮きのコツは、以下の通り!
- 頭を大人が支えてあげる
- リラックスさせる話などをし、力を抜かせてあげる
- プールの壁などに両足をのせ、浮く感覚を体験させてあげる
両者とも、上手になるコツは力を抜くこと!力や体重をかけず、リラックスするのが何より大切なポイントです。
難しいかもしれませんが、ここまでくれば泳げるようになるまでもう少し!頑張りましょう。
(4)いよいよ泳ぎへ
けのびや背浮きがマスターできたら、いよいよ泳ぎの練習です!最初は、ビート板などを用いて「バタ足」の練習から始めましょう。
バタ足で進めるようになったら、まず覚えるべき泳ぎ方と言われる、「クロール」に挑戦してみましょう!
①正しい姿勢
けのびの姿勢を思い出し、体をまっすぐ伸ばすことを心がけましょう。
②腕を大きく回す
クロースでうまく進むには、腕の動きが重要です!肩から腕を大きく回しましょう。
③正しい息継ぎ
練習したボビングを思い出しましょう!水中で息を吐き、水面でパッ!と息を吸います。幼児は水中で息を吐くことを忘れてしまうことが多いため、注意してみてあげて下さい。
このような練習を繰り返し、少しずつ距離を伸ばしていけば、25mが泳げる日も遠くありません!
5、水泳を練習するときの注意点
子どもにとって多くのメリットがある水泳ですが、注意すべき点もあります。
(1)子どものペースで楽しく!
何とかして夏休み中に水泳を覚えさせたい!そんな焦る気持ちから、嫌がる子どもを無理やりプールに連れていくのはおすすめできません。
水泳嫌いにならないためにも、プールのワクワク感を大切に、子どものペースで楽しく水慣れすることから始めましょう!
(2)体調には万全の注意を
プールに入るのは、子どもの体調が良い時のみにしましょう。
- 体温を測る(37.5℃以上ある時は水泳を控える)
- 下痢や嘔吐がない事を確認する
- 皮膚の炎症がないか確認する
- 体に傷がないか確認する
- 睡眠をしっかりとる
- 朝ごはんをしっかりとる
- 疲れがある時は無理させない
など、子どもの体調に関しては、ちょっと注意し過ぎかな?という位で調度よいとも言われています!
特に感染症は、我が子のみならず周りに感染を広めてしまう可能性があるため、熱がなくてもプールは控えたほうが良いでしょう。
また、結膜炎や中耳炎など、プールに入ることで悪化してしまう病気も少なくありません。気になる時は病院を受診し、医師の判断を仰ぎましょう。
(3)安全面に配慮する
残念なことですが、夏は遊泳中の事故が多発します。
特に幼児の場合、ちょっと目を離した隙に大人用のプールに行っていた!など、一瞬の油断が危険に繋がることも少なくありません。
幼児を連れてプールに行く場合は、
- 絶対に目を離さない
- プールサイドは走らない
- 複数の子どもを連れて行く場合は、大人の人数も増員する
など、安全に配慮することを忘れないで下さいね。
(4)衛生面に気を付ける
不特定多数の人が入るプールは、利用者がマナーを守ることで衛生環境が保たれます。
- トイレは事前に済ましておく
- 水遊び用オムツを使用する場合は、使用が許可されているかチェックする
- プールの使用前後はシャワーを浴びる
など、マナーを守り気持ちよくプールを利用することを心がけましょう。
また、プールから上がった後は、シラミ防止に必ずシャンプーをする、中耳炎防止のため耳を良く乾かすなど、アフターケアにも気を配ってあげて下さいね。
※水遊び用オムツについては、「子どもと楽しむ夏が来た!プールデビューに欠かせない水遊び用オムツってどんなもの?」でもご紹介しております。併せてご覧ください。
6、夏休みに開催!短期水泳教室
(1)ルネサンス
夏休みこども短期水泳教室:https://www.s-re.jp/lp/tanki_swim/
全国でフィットネス・スポーツクラブを運営する「ルネサンス」は、子どもを対象とした短期水泳教室を開催中。水泳が得意な子も苦手な子も、全員がプールを好きになる!をモットーに、楽しく泳ぎをマスターできます。
受講料や日程は各教室により異なるため、こちらからお近くの教室をお探し下さい。
(2)コナミ
夏の短期体験教室:https://www.konami.com
スイミングはもちろん、その他の子ども向けクラスも数多く運営するコナミは、子どもを指導するノウハウなどに定評があります!短期水泳教室も、レベルや年齢別に細かくクラスを設定。お子様にピッタリなクラスがきっと見つかります!
受講料や日程は各教室により異なるため、まずはこちらからメールアドレスを登録してみましょう!登録後、お近くの短期水泳教室を探すことができます。
(3)イトマンスイミングスクール
短期水泳教室:https://www.itoman.com/event/tanki/
イトマンスイミングスクールの短期水泳教室では、全部で20段階のカリキュラムを用意!しかも、「ママパパからみたレベル」と、「当日の級判定」の両方でクラス分けをするため、効率よく水泳レベルをアップさせることができますよ。
受講料や日程は各教室により異なるため、こちらからお近くの教室をお探し下さい。
(4)オアシス キッズ
スイミング短期教室:https://kids.sportsoasis.co.jp/short_class/
オアシスキッズは、東急スポーツオアシスが運営するキッズ向け教室。中でもスイミングスクールの短期教室は、何と参加者全員が「参加して良かった」と思う人気ぶり!多くの子が泳ぎの向上を実感しています。
受講料や日程は各教室により異なるため、こちらからお近くの教室をお探し下さい。
(5)セントラルスポーツ
夏休み短期教室:https://www.central.co.jp
体操と水泳のミックスコースが人気のセントラルスポーツからも、夏の短期水泳教室が登場!水泳技術はもちろん、礼儀やマナーを学ぶこともできます。2日間で¥3,240というリーズナブルな価格も、人気の秘密です。
受講料や日程は各教室により異なるため、まずはこちらからお近くの教室を選択し、「キッズスクール」バナーより短期水泳教室の案内へお進み下さい。
まとめ
水泳が上手になるためのコツや、おすすめの短期水泳教室などをご紹介しました。
ママパパの指導と、短期水泳教室などを組み合わせれば、より効率的に水泳がうまくなること間違いありません!
この夏は、今より一歩でも二歩でも水泳が上手になることを目標に、頑張ってみてはいかがでしょうか?
バランスよく生きる、がモットー。ワークライフバランス重視の生活を模索中。
年子男子(5歳と4歳)のママ。大人になっても仲の良い兄弟に育てること、を意識している。
騒々しい嵐のような日中のあと、夜にひっそりと晩酌するのが一番の楽しみ。