幼児教育

日本の子どもの読解力に黄信号!?読書習慣に効果的な読み聞かせとは

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家事や仕事で忙しい毎日。「ママパパ、絵本読んでー!」のリクエストに、あなたはどれだけ応えられていますか?

  • 読み聞かせの時間が取れない!
  • 我が子はまだ赤ちゃん。どんな本を選べばいいか分からない
  • 読み聞かせが大切とは聞くけれど、一体どんな効果があるのか疑問

など、様々な理由から、読み聞かせから遠のいてしまっているご家庭もあるでしょう。

しかし、このままでは将来「後悔」する日がくるかもしれません。

なぜ後悔するの!?読み聞かせが大切なら、より効果的な方法が知りたい!

そんな人は、是非続きを読み進めてみて下さい!

1、衝撃!日本の子どもの読解力が危ない

(1)79の国と地域の中で15位という現実

2018年に実施された「国際学力調査」では、ある衝撃の結果が出たことをご存知でしょうか?

何と79の国と地域の中で、日本の子ども達(15歳)の読解力が15位となり「過去最低」をマークしたのです。この事実は教育界でも重く受け止められ、つい最近でもニュースで大きく取り上げられました。

一体なぜ、このような事態が引き起こされてしまったのでしょうか?これには、どうやら日本の子ども達の「読書不足」が関係しているようなのです!

(2)読書習慣の欠如が原因?

この調査では、日本の子ども達の「書けない現状」も明らかになりました。日本人の子どもは「論述形式」の問題に弱く、アメリカやイギリス、フランスの子ども達と比べ、大きな差が出ていることが分かったのです。

実はこの背景には「読書を趣味としている」子が少ないという現実があります!事実、この調査を受けた子どもの半数以上が、自分から進んで本を読むことが少ないと答えているのです。

つまり、日本の子ども達は「国語」という教科に【仕方なく】取り組む子が多く、自分が興味のある本を自由に選び、自分の考えや思想、想像を膨らます機会が少な過ぎるという状況があるのではないでしょうか?

このような現状を打破するためにも、幼い頃から絵本に触れることがとても大切!読書習慣が身に付いている子どもは成長後に自然と本に手が伸び、自分の知りたいことを本から学ぼうとすると言われています。

子どもが成長した後に、もっと読み聞かせをしてあげるべきだった!と「後悔」しても、時すでに遅し。

これからご紹介する「読み聞かせのコツ&絵本の選び方」を参考に、早速今日から、実りある絵本タイムを過ごしましょう。

2、読み聞かせはメリット満載!子どもに与える効果とは

読書習慣だけじゃない!幼い子どもへの読み聞かせには、他にも沢山のメリットがあります。

(1)言葉の理解が進む

読み聞かせには、言葉の理解を早める効果も期待できます!

まだ言葉が分からない赤ちゃんでも、読み聞かせで「言葉のシャワー」を沢山浴びることで、「聞く・話す・理解する」といったコミュニケーション能力が育まれると言われているのです。

また、絵本には日常会話では耳にしない言葉も沢山登場するため、自然と語彙も増えますよ。

さらに、読み聞かせを行うことで言葉の「リズム」や「テンポ」も身に付きます!リズムやテンポが身に付いた子どもは、早い時期から平仮名の羅列を「一つの意味のある塊」として捉えることができるようになりますよ。

例えば、「あれはいぬです」という文章を「あ・れ・は・い・ぬ・で・す」という細切れの状態ではなく、「あれは・いぬです」という具合に「意味を捉えながら」読めるようになるのです!

早期に文章が読めれば、そのぶん子どもの世界がグッと広がります。是非沢山の絵本を読み聞かせ、お子様の言葉の理解を促しましょう。

(2)心を育む

絵本には沢山の物語がありますよね。悲しい、嬉しい、悔しい、可哀そう、愛しいなど、感情を揺さぶる物語は、子どもの心を育む「栄養剤」のような存在です。

幼い頃に読んでいた本を成長後に読んであげると、全く違う反応をすることも珍しくありません。

小1の子に「フランダースの犬」を久しぶりに読み聞かせると、そこには感動の涙を流す姿が!3・4歳の頃には無かった反応に、心の成長を感じたというママもいるようです。

(3)情緒が安定する

絵本を読んで一緒に感動を共有する経験は、子どもの情緒を安定させます!

特に、ママパパの優しい声での読み聞かせは、子ども達の心をホッとさせる効果があると言われており、アメリカでベストセラーになった「読み聞かせハンドブック」の著者トレリースは、「人間の声は精神状態を落ち着かせる強力な道具」と述べているほどです!

是非読み聞かせを通し、お子様にたっぷりの愛情を伝えてあげましょう。

3、意外な事実!読み聞かせはママパパにも効果アリ

子どもにとって良いこと尽くしの読み聞かせですが、読み手のママパパにとってもメリットが沢山あります!

  • 子育て中のイライラが軽減される
  • リラックスした幸せな時が過ごせる
  • 子どもへの愛を感じる

など、愛情豊かな時を過ごすことができるのです。

なぜこのような効果があるのか?そのワケは、ママパパが読み聞かせをしている時の「脳」にあります。

実は、ママパパが一人で本を読んでいる時より、子ども相手に読み聞かせをしている時の方が脳の働きが活発なことが分かっており、しかも「コミュニケーション」を司る部分が特によく働いていると言われているのです。

今感動しているのかな?悲しい気持ちなのかな?と言う具合に、ママパパが子どもの表情をうかがいながら読み進める言葉には、親子の愛情を深めるパワーがあると言えるでしょう。

その証拠に、読み聞かせ中には「愛情ホルモン」とも呼ばれるオキシトシンが分泌されていることが分かっています!

親子の絆を深めてくれる読み聞かせで、愛情あふれる温かな時を過ごしましょう。

4、読み聞かせをするのは何歳まで?

読み聞かせには「何歳まで」という決まりはありません。

これまでご紹介したように、読み聞かせは良いこと尽くし!無理に「〇歳まで」と区切らず、子どもが嫌がるまで続けてあげましょう。

小1になると本格的に国語の授業が始まるため、「勉強のためにも、一人で読んだ方がいいのでは?」と思われがちですが、そんなことはありません。読み聞かせはあくまで楽しく行うもの!親子の絆を深めるという側面もあり、いわゆる「国語の勉強」とは一線を画すものなのです。

中には、読み聞かせを学びあるものに!と気負い過ぎている人もいるかもしれませんが、反対に絵本嫌いになってしまうこともあるため注意が必要です。

  • 逐一絵本の内容を理解しているか尋ねる
  • 無理やり子どもに絵本を音読させる
  • 絵本の感想を毎回述べさせる

など、読み聞かせに「学習要素」を入れることには、慎重になる必要があるでしょう。

5、年齢別!読み聞かせのコツ&絵本の選び方

いつまでも「絵本読んで!」と言ってもらえる!そんな、読み聞かせのコツ&絵本の選び方を年齢別にご紹介していきます。

(1)【0歳~1歳】

①読み聞かせのコツ

0歳~1歳と言えばまだ赤ちゃん!そんな小さな子どもに読み聞かせをする必要があるの?と思う人もいるかもしれませんが、赤ちゃんに読み聞かせをすることは、大変重要な意味を持っています。

赤ちゃんは視力より聴力の方が優位です。そのため、沢山の言葉をまるでシャワーのように浴びせることで、グングン言葉を吸収することができるのです。

  • 安定した姿勢で読んであげる(膝の上がおすすめ)
  • リズムやテンポのある言葉を、ハッキリと強弱をつけて読む
  • 規則性のある言葉を、自作のメロディーにのせて読むのもGOOD!
  • 絵本を触りたがる時は、自由に触れさせる

など、沢山の音や言葉に触れさせるつもりで、読み聞かせをしてあげましょう。

②絵本の選び方

赤ちゃんへ絵本を購入する時には、0歳児の特徴を考慮して選ぶことがポイント。

  • 白黒やハッキリした色の絵本
  • 音やリズムを楽しめる絵本
  • 触って楽しめる絵本
  • 顔が大きく描かれている絵本

などがおすすめです!

特に月齢の低い赤ちゃんは、まだ目がよく見えていません。新生児の視力は0.01~0.02、生後半年の赤ちゃんでも0.1程度しかないと言われているのです。そのため、赤ちゃんが認識しやすい白・黒や赤・黄・青などのハッキリした色使いの絵本を選びましょう

(2)【1歳~2歳】

①読み聞かせのコツ

1~2歳は、段々と自由に体を動かすことができるようになる時期。そのため、じっと座って絵本を読むことが難しい子もでてきます!

絵本を読もうとすると、すぐに子どもに取られてしまう。絵本に見向きもしてくれない!など、お悩みの声も聞こえてきますが、そんな時には読み聞かせを無理強いせず、一旦子どもに任せてみましょう。

  • 絵本に興味がないようなら、無理に読み聞かせをしない
  • お気に入りのページがあるなら、その箇所だけの読み聞かせでもOK!
  • 聞いていないようで実は聞いていることも!離れた場所にいても、最後までとりあえず読んでみる

など、親子共に無理のない範囲で読み聞かせを行いましょう。

②絵本の選び方

1~2歳の子どもは、絵本の内容はあまり理解していません。挿絵や言葉のリズムが楽しめる絵本を選びましょう。

  • 好きなもの(車や電車など)が登場するシンプルな絵本
  • 言葉のリズムが楽しめる絵本
  • 短く単純なストーリーの絵本

など、短時間でも楽しく読める絵本がおすすめですよ。

(3)【2歳~3歳】

①読み聞かせのコツ

2~3歳の子は、「もう一回読んで!」が大好きですよね!思わず「違う絵本にしたら?」と言ってしまいそうになりますが、何度も読むことで少しずつ絵本の内容を理解することもあるため、根気強く読み聞かせてあげましょう。

  • 子どもが読んで欲しい本は、同じ絵本でも繰り返し付き合う
  • 無理に違う絵本を勧めない

など、子どもの「もう一回!」には極力応えてあげることが大切です。

②絵本の選び方

2~3歳になると、絵本の内容を理解できるようになります!しかし、理解度に個人差がある時期でもあるため、その子のレベルに合った内容の絵本を見極めることが大切です。

  • 話の展開がある絵本を徐々に増やしていく
  • その結果、まだ難しいようなら元のレベルの絵本でOK
  • 興味があるようなら、年齢にとらわれず長い物語にもチャレンジする

このように、お子様の様子をみながら徐々に絵本のレベルを上げていくのがおすすめです。0歳から読み聞かせをしている子の中には、3歳頃には「桃太郎」や「カチカチ山」などの日本昔話も集中して聞ける子もいるようです。

(4)【3歳~5歳】

①読み聞かせのコツ

3~5歳は、「これ何?」「どうして?」という疑問がどんどん湧き上がる時期です。読み聞かせの最中にも様々な質問をしてくることがありますが、一つ一つ応えてあげることが大切です。

  • 子どもの「なぜ?」にはきちんと答える
  • 全ての内容が理解できていなくても、興味をもっているなら読んであげる

など、子どもの疑問を解決しながら、物語から何かを感じ取るサポートを心がけましょう。

②絵本の選び方

3~5歳の子どもは、心も目覚ましく成長している途中です。そのため、主人公の立場になって考えたり、想像を膨らませたりすることができるようになってきます。

  • 考えさせられる内容の絵本
  • 人の気持ちに焦点を当てた絵本
  • 童話や民話

など、絵本を読んだ後に心が動く絵本を少しずつ取り入れていくと良いでしょう。

クリエイティブキッズでは、年齢別のおすすめ絵本も数多く紹介しています!是非、併せてご覧下さい。

まとめ

読み聞かせの素晴らしさがお分かり頂けたでしょうか?

読み聞かせは親子の絆を深めるだけでなく、未来のお子様の「読解力」を支える礎です。

将来後悔しないためにも、是非幼い頃から絵本に触れ合い、豊かな時間を過ごしましょう!

【本記事のライタープロフィール】

ユリエ

3歳と6歳の子を持つママライター。子ども達を「食うに困らない人間」に育てるべく、0歳から様々な幼児教育を実践!その効果が出ているかはさて置き…育児と仕事に全力投球中の30代です。夫と家事全般の優先順位が下がる一方なのが悩みの種。

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