幼児教育

早ければ早いほど良い?新生児から始める英語教育とは

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あなたは子どもの英語教育について、いつ頃から考え始めましたか?

「おなかの中にいる時から考えていた!」という人もいれば、「特に考えていない。まだ早すぎるのでは?」というママパパもいるでしょう。

様々な考え方があるため、どちらか一方が正しい!というわけではありません。

しかし、もしぼんやりとでも「子どもには、将来英語を使えるようになってほしいなぁ。」という想いがあるなら、なるべく早くお子様の「英語教育プラン」を考えてあげましょう!

早期英語教育に関しては、意見が二極化!賛否があるのも事実です。

「生まれて間もない新生児のうちから、英語をする意味があるの?」「母国語の日本語はどうするの?」など、様々な疑問もあるでしょう。

しかし、それでも小さい頃から英語を学んだ方が良い!という理由があります。

ここでは、赤ちゃんから英語を始めるべき理由や具体的な取り組み方、気を付けるけるべきポイントなど、これから英語教育を始めようとしているママパパへ、役に立つ情報をお届けします

お子様に英語環境を提供できるのは、私達親だけ!

このページが、お子様の英語教育を始めるきっかけになれば幸いです。

1、0~2歳は「耳の黄金期」

日本語が疎かになる可能性がある!など、賛否が分かれる早期英語教育。

それでも、新生児期から英語を始めるべき!という声が根強くあるのは一体なぜでしょうか?

(1)優れた新生児の聴覚

0~2歳の赤ちゃんには、驚くほど優れた聴覚があるのをご存知でしょうか?

人間の赤ちゃんは妊娠28週頃から音を感じ始め、生まれた頃には、20~20,000Hz(ヘルツ)までの広い範囲の音を聞き取ることができると言われているのです!

私達大人(40代)が聞き取れるのは、13,000Hzくらいまでが限度と言われているため、赤ちゃんの耳がいかに優れているか分かりますね。

(2)800もの音を聞き分けることができる

「生後6ヶ月頃までの赤ちゃんは、世界中で話されている800種類もの言語の音を聞き分けている!」

という何とも驚くべき研究結果が、バイリンガル教育に詳しいNaja Ferjan Ramirez氏(ワシントン大学)によって明らかにされました。

この研究結果が示すのは、「赤ちゃんは接した経験のある言語を、全て習得できる状況にある!」ということ。

しかし、その能力は徐々に失われ、一番多く接した言語=母国語の音だけを理解するように、脳がチューニングされていくというのです。

つまり、赤ちゃんの頃に聴いたことがない言語の音は、成長後に聞き取ることが難しくなることを意味しているのです!

この研究結果を知れば、赤ちゃんの頃に英語を始めないことが、いかに「もったいない」ことなのかお分かりいただけると思います。

(3)日本人の赤ちゃんは子音を聞き取るのが苦手

「日本人の赤ちゃんは、生後14か月までに子音の連続が含まれる単語と、含まれない単語の区別がつかなくなる。」

このような研究結果が、理化学研究所により明らかにされました。

日本語は、「ku」や「do」のように子音と母音からなるのが原則。そのため私達日本人は、連続した子音の発音や聞き取りが苦手です!

普段から外国語を分かりやすく発音するために、無意識に「u」や「o」の母音を入れて話しているのです。

その分かりやすい例が、「McDonald(マクドナルド)」!

英語では3音節で発音しますが、日本語では「ma.ku.do.na.ru.do」という具合に母音を入れて、修復して発音しますよね。

では一体何歳頃から、このような修正に慣れてしまうのでしょうか?

この研究では、「連続した子音が含まれる単語」と「母音を挿入した単語」を、生後8ヶ月と生後14か月のフランス人と日本人の赤ちゃんに聞かせました。

すると、生後8ヶ月ではどちらの赤ちゃんも2つの単語の違いを区別できましたが、14か月になると、日本人の赤ちゃんだけが区別できないという結果が出たのです。

これは、わずか14か月の間に母国語=日本語に慣れてしまい、外国語特有の「連続した子音が含まれる音」が分からなくなっている!という証拠です

生後14か月といえば1歳2ヶ月。この年齢の子どもでも、既に「日本語耳」が作られているとは大変驚きますね。

同時に、赤ちゃんの頃から英語の音に触れることの大切さを、思い知らされる結果とも言えるのではないでしょうか?

2、新生児から出来る英語の取り組みとは?

幼い頃からの英語教育の大切さがお分かり頂けたところで、赤ちゃんに最適な英語の取り組み方をご紹介します!

(1)英語CDのかけ流し

視力より、聴覚の方が格段に優れている新生児期。

是非とも英語のスタートを切って欲しい時期なのですが、「そんな余裕はないよ!」というママパパも多いでしょう。

確かに、新生児のお世話は大変!慣れない赤ちゃんのお世話に加え、ママの体力も完全とは言えませんよね。

しかしそんな状況でも、英語CDのかけ流しなら簡単にできます!

「かけ流す」のだから、赤ちゃんもママパパも真剣に聞く必要はゼロ!耳が敏感な赤ちゃんの負担にならないよう、小さな音量で流すだけでいいのです。

オススメなのは、英語の歌や日常会話のCD。歌は赤ちゃんにとって癒しになりますが、後のリスニング力と会話力のためにも、日常会話のCDを併せて聞かせてあげると良いでしょう。

(2)英語で語り掛ける

聞き流しは英語の音に慣れる効果がありますが、それだけで英語が話せるようにはなりません!

大切なのは、人を通したコミュニケーション。是非、赤ちゃんに英語で語り掛けてあげて下さい。

「英語が苦手だから無理かも…」と思うママパパも心配ありません!難しいことを言う必要はないのです。

朝起きた時には「Good morning.」食事の時には「Let‘s eat!」、寝る前には「Sweet dream.」など、簡単なフレーズで対応できますよ!

これから本気で子どもに英語を学ばせるなら、親のサポートは不可欠です。英語が苦手なママパパも、もう一度学び直すチャンスだと思い一緒に頑張りましょう!

英語で子育て?メリット・デメリットと成功させる方法を具体的に一挙紹介!では、赤ちゃんとの会話に役立つフレーズを多数ご紹介しています!併せてご覧ください。

(3)絵本の読み聞かせ

少し成長したら、英語の絵本も読み聞かせてあげましょう。

英語の絵本に限らず、読み聞かせは赤ちゃんの脳に大変良い影響を与えることで知られています。

語彙力がアップするのはもちろん、表現や情緒、好奇心などを育んでくれる読み聞かせは、赤ちゃんの健全な成長に欠かせないものと言っても過言ではありません。

最近の英語絵本には、朗読CDがついていることがほとんどのため、英語が話せないママパパもどんどんチャレンジしてみてください!

月齢が低い赤ちゃんは視力が弱いため、白黒や原色でハッキリした絵の本を選んであげると良いでしょう。

動物の紹介など、簡単な日本語絵本をママパパが英語で読んであげるのもオススメですよ。

3、新生児への英語教育、気を付けたいことは?

新生児からの英語教育で、注意すべきポイントを分かりやすくお伝えします。

(1)まずは日本語第一

将来子どもが日本に生活の場を置いて生きていくなら、母国語である日本語をしっかり身に付けさせる必要があります。

新生児からの英語教育が大切!と述べておきながら、矛盾するようにも受け取られがちですが、土台となる日本語がしっかり根付いて、初めて第二言語が発達するのです!

英語に力を入れたい!という想いが強すぎるあまり、英語のみのコミュニケーションが行き過ぎては、日本語が疎かになってしまします。

新生児期は、日本語での愛情豊かな関わり合いをメインに、間に英語のコミュニケーションや聞き流しなどの取り組みを行う程度で十分ですよ。

(2)楽しみながら取り組む

新生児期はもちろん、乳幼児期の英語の取り組みはいわゆる「勉強」ではありません。

そのため、あくまで楽しく行うのがモットー!英語を強制したりすれば、子どもは途端に興味を失い、英語嫌いになってしまう可能性も否定できません。

子どもの、楽しい!もっと学びたい!という気持ちを引き出すことを心がけ、前向きな言葉で日々の取り組みを後押ししましょう。

(3)ママパパも一緒に取り組む

では具体的に、どうすれば英語を楽しむことができるのでしょうか?

その一番の方法は、子どもと一緒にママパパも英語に取り組むこと!

英語の歌やダンスを一緒に踊り、英語が楽しいということを赤ちゃんに見せてあげるのもいいですし、ママパパの愛情いっぱいの声で、絵本の読み聞かせをするのもオススメです。

最初は英語の読み聞かせに苦労するかもしれませんが、何度か朗読CDを聞くと、案外スムーズに読めるものですよ。

5、6歳になれば、英検などを一緒に受けるママパパもいるようです!

親が英語を楽しむ姿を見て育てば、子どもも自ずと英語好きに成長します。

是非お子様の心に、ママパパと一緒に取り組んだ楽しい英語の思い出を残してあげましょう。

(4)英語学習を継続する

せっかく新生児期から英語に取り組んでも、途中で英語をやめてしまえば意味がありません。

赤ちゃんや幼児は英語を覚えるのが早いですが、忘れるのも早いため、継続的な英語学習が絶対に欠かせないのです。

そのためには、英語を「聞く➡話す➡読む➡書く」という4段階ステップに沿って、学習プランを更新していく必要があり、手間とお金もかかります。

子どもに英語を習得させるには、新生児期からの取り組みを継続する親の覚悟も必要なのですね。

4、オススメの英語教材

「聞く➡話す➡読む➡書く」の4段階ステップに沿って、新生児期から長く使える、オススメの教材を集めてみました!

(1)ディズニーの英語システム 

(参考:https://world-family.co.jp

価格:コースによる

ディズニーの英語システムの特徴は、圧倒的な教材の量と質!

沢山の種類のCDやDVD、絵本、カード、付属のおもちゃなどは、英語のレベル別に分けられており、その一つ一つに子どもが喜ぶ工夫が満載!

新生児~段階を追って使うことができるため、長く学べるのが魅力です。

さらに、教材を買ったまま放置!なんてことがないよう、サポート体制が充実しているのも嬉しいポイント。

しかしその分、値段は高額。これらの教材をフルセットで購入するとおよそ80万円もします!

購入するにはかなりハードルの高い値段ですが、実は、必要な教材だけを組み合わせる購入方法もあるんです!

この組み合わせは40通り以上もあり、フルセットをドーンと購入するより、随分値段を抑えることができますよ。

まずはお子様に合ったレベルの教材を購入し、試してみるのも一つの方法ですね。

(2)Worldwide Kids

価格:¥194,400~(参考:http://www.benesse.co.jp

新生児期のみならず、胎児の頃から英語に触れることで、同年代のネイティブ並みのコミュニケーション力を養うことができる!

このようなコンセプトで開発されたのが、通信教育に定評のあるベネッセがお届けする、Worldwide Kidsです。

DVDとCDは40枚以上、絵本も20冊以上セットされており、充実の内容で幼児期の英語学習を徹底サポートしてくれます。

お値段は安くありませんが、新生児~小学校入学くらいまでの長い間使えるのが魅力です。

付属の可愛いぬいぐるみや知育玩具で、楽しい英語時間を親子で共有してみましょう!

(3)アルク エンジェルコース

(参考:https://ec.alc.co.jp/course/32/

価格:12ヶ月¥31,320

語学で有名なアルクが、胎児~3歳までの子ども用に開発した英語教材。

英語の耳をつくることをコンセプトに、良質なイギリス英語の聞き流しCDが12枚セットされています。

また、CDの童話の読み聞かせや日常会話のBGMに、モーツァルトの曲を採用!クラッシックの中でもリラックス効果が高いモーツァルトを聞くことで、記憶力や集中力アップの効果を狙います。

シリーズで、生後8ヶ月~6歳まで使える「アルクのabcDVDボックス」がセットになった「おまかせパック」を購入すれば、胎児~6歳までの英語学習がカバーできますよ!

まずはご紹介した「エンジェルコース」で、試してみるのもオススメです。

(4)CatChat for BABIES 0歳からの聞き流し英語

(参考:https://www.amazon.co.jp

価格:¥2,410

TBSが開発した英語知育プログラム。

ネコのチャットと仲間たちと一緒に、楽しく英語が学べます。

0歳~5歳まで、ほぼ毎日見ているという口コミがあるほど、子ども達の心を引き付けてやまないDVDです!

※映像の見過ぎは視力の低下などを招くおそれもあるため、長時間に及ぶ視聴は避けましょう。

(5)英語の歌

聞き流しにピッタリな英語の歌は、新生児はもちろん、幼児も喜んで聞いてくれますよ!

赤ちゃんの頃から聞いていた英語の歌を、話せるようになってから突然歌いだした!なんてこともよくある話です。

子どもの英語学習には「歌」がピッタリ!オススメの英語の歌25選を大公開!

では、乳幼児にオススメの歌を多数ご紹介しています!併せてご覧ください。

まとめ

0歳は「耳の黄金期」真っ只中!

この特別な期間を英語教育に存分に活かし、お子様の将来に英語の種をまいてあげましょう!

きっと、ママパパありがとう!と、感謝されるはずですよ。

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