幼児教育

英語で子育て?メリット・デメリットと成功させる方法を具体的に一挙紹介!

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「英語で子育てをする!」このような話を聞くと、「自分は英語が得意ではないから無理!」と思うママパパも、少なくないと思います

ここで突然ですが、「子育て」という言葉は、英語では何と言うかご存知ですか?

正解は、「to raise a child」や、両親という意味の名詞「parents」を動詞として用いて、「parenting=親になる」などと表現します。

いかがでしょうか?ほとんどの人が、考え込んでしまったのではないでしょうか?

中学、高校、あるいは大学まで、英語を学んだ経験のある私達ですが、日常で使う言葉の表現がすぐに思い浮かぶ人は、意外と少ないものです!

そんなママパパでも、英語で子育てできるの?と不安になるかもしれませんが、大丈夫!

ここでは、英語での子育てを成功させるための、具体的な方法や覚えておくと困らないフレーズ、役立つアプリや教材に至るまで、丁寧にご紹介します!

あわせて、英語で子育てをするメリット・デメリットもお伝えしますので、お子様を今後どのように育てるのか、判断材料にして頂ければ幸いです。

1、英語で子育てをするメリット

グローバル化が進む昨今、幼い頃から、何かしら英語の取り組みを行っている家庭が多いようです。

そのような中、英語で子育てをすることには、どのようなメリットがあるのでしょうか?

(1)英語を早く習得できる

幼い頃から英語に触れていた子どもは、英語の習得が早いと言われていますが、これには、子どもの脳が関係しています!

実は言語の習得には、脳の「臨界期」があるのです

諸説ありますが、0歳~10歳頃までの、脳が柔軟な時期こそが、言語習得の「黄金期」だと言われています

そのため、脳がある程度完成した10歳以降に英語を学ぶより、9歳頃までの間に英語に触れておく方が、結果として早く、そして楽に英語を習得できると言われているのです!

(2)英語のリスニングやスピーキングが上達する

生まれたばかりの日本人の赤ちゃんを、英語を母国語とするママパパが育てるとどうなるでしょうか?

皆さんお分かりの通り、その赤ちゃんは日本語ではなく、英語を話すようになりますね。

このように、生まれたばかりの赤ちゃんは、どんな言語でも習得できる力があります。しかし一説では、何と1歳を過ぎるころから、あまり聞いたことのない周波数の音は、脳が必要ないと判断し、聞き取ることが難しくなるそうです。

これは、裏を返せば、赤ちゃんの頃に聞いたことのある周波数の音は、聞き取りやすいことを意味します。

そのため、幼い頃から英語に触れておけば、「聞き取る力=リスニング力」が身に付き、それと共に「話す力=スピーキング力」も自ずと後からついてくると言われているのです。

(3)英検やTOEFLなどの試験に有利

英検やTOEFLの試験が、どのような技能を測る試験かご存知でしょうか?

英検(3級以上)やTOEFLは、ズバリ英語の「聞く・話す・読む・書く」の4技能を測るテストです!

  • 相手の話を聞き取ることができる
  • 自分の意見を話すことができる
  • 文章を読み理解することができる
  • 設問の意味を理解し、それに対する自分の意見を書くことができる

これらの能力が「英語の4技能」と言われていますが、この4技能をバランス良く育むには、幼い頃からの英語教育が圧倒的に有利!

これには、子どもが言語を習得するプロセスに、秘密があるようです。

実は、どのような言語でも「聞く➡話す➡読む➡書く」の順番で習得するのが自然な形とされており、脳が柔軟な幼いうちに、このプロセスで英語を学んだ子どもは、自然に「聞く・話す」ができるようになります

そのため、ある程度訓練すれば、「読み・書き」にもさほど苦労することはないと言われています。

反対に、「聞く・話す」の土台がなければ、「読み・書き」も難しく感じると言われています。

実際に、幼い頃から英語教育を受けた子どもの中には、年長で英検3級や準2級を取得している子どももいます。

(4)他の教科に時間をあてることができる

英検などの英語資格の話をすると、幼いうちに取得することに意味があるのか?と疑問を抱くママパパもいるかもしれません。

しかし今現在、様々な大学(国立大学を含む)で、英検などの民間英語資格・検定試験の活用が始まっているのをご存知でしょうか?

つまり、入試で英語を受験しないかわりに、民間英語資格・検定試験の成績を提示することができる大学が、既にあるのです!

もし、入試のための英語学習が必要なければ、その分他の教科に時間をあてることができるため、入試にも有利です。

時間に余裕がある、幼児期のうちに英語を学んでおくことは、近い将来の子どもの「蓄え」になるのです。

(5)子どもの世界が広がる

幼児期から英語を学んでいると、外国の方と触れ合う機会も自然と増えていきます。

そこでの楽しい会話や体験は、子どもの自信になり、やがてその子の世界を広げてくれます!

2、英語で子育てをするデメリット

英語での子育てには、たくさんのメリットがありますが、その分デメリットがあるのも事実です。

(1)日本語が不得意になる可能性がある

あまりにも日本語に触れる機会が少なく、英語での子育てに重点を置きすぎた結果、日本語が不得意になってしまうという事例もあるようです。

  • 日本語が苦手なため、小学校に入学後、他の友達と馴染めない
  • 日本語の語彙が少なく、読解力が乏しい
  • 3歳児検診で、日本語で聞かれた質問に答えられない(英語では理解している)

しかしこのような例は、あくまで「英語に偏った育児をし過ぎた」ケースです。

幼い頃から、日本語と英語の両方に触れる機会を作っておけば、成長と共に国語力も追い付いてくるため、大きな心配はいりません。

(2)教育費がかかる

家庭で、英語に触れる機会を作ることは、大変効果的な学習法です。

しかし、その分教育費がかかる傾向にあるようです。

英会話教室やイングリッシュプリスクールなどは、月謝が高額なことが多いですが、そのようなスクールに通わなくても、家庭学習用の英語教材などにも、多少のお金はかかります。

ただし、教材の購入費用と、子どもの英語習熟度が比例しているかと言うと、決してそうではありません!

高額な教材を購入したり、やたらに多くの教材を買い集めても、子どもの英語学習効果が飛躍的に上がるわけではないのです。

後ほど、英語教材選びのポイントや、おすすめの教材をご紹介するので、チェックしてみてくださいね!

(3)手間と時間が必要

英語を幼児期から習得するには、手間と時間がかかります。

特に、家庭内で英語の子育てをするには、親自身が「英語で子育てするぞ!」という強い意志を持つことが大切です!

特に英語教育の黄金期と呼ばれる時期は、家事と子どもの世話に追われがち。そのため、英語の時間を確保するのが、大変なこともあります。

ママパパが日々の生活に英語を取り入れる習慣と、何より英語を楽しむ気持ちを持ち続けることが、無理なく英語で子育てをするポイントです!

3、英語で子育てする際の注意点

英語で子育てをしていると、思わぬ壁にぶつかることも少なくありません。

事前に分かる壁は回避して欲しい!という思いから、ここでは、実際に筆者が英語で子育てをする中で感じた「注意点」について、詳しくご紹介します!

(1)子どもが「英語嫌い」にならないようにする

英語で子育てをする際に、最も注意すべきポイントは、子どもが「英語嫌い」にならないようにすることです!

「嫌いになる」ということは、どうにかして逃げ出そう!という思考が働いてしまうため、子どもが自ら進んで取り組む姿勢が、望めなくなるのです。そうなれば、英語の伸びは止まってしまいます。

このことは、英語以外の勉強やスポーツにおいても同様で、最も避けなければならないことです。

では、どうすれば子どもが英語嫌いにならず、英語を好きになってくれるのでしょうか?

その答えは、ズバリ、楽しく取り組むことに尽きます!

「何だ、そんなの簡単!」と思うママパパもいるかもしれませんが、実はこれが意外と大変なのです。

熱心に英語子育てをしているほど、つい、英語の言い間違えを強く指摘したり、英語を話すことを強制してしまうことがあります。

このような日々の積み重ねが子どものストレスになり、やがて英語嫌いになってしまう原因となるのです。

小さな言い間違えなどは気にせず、「明るく楽しく!」をモットーに、ハッピーな英語子育てを心がけましょう!

(2)まずは「耳 」と「口」から英語をスタートさせる

次に大切なのは、「耳」と「口」から英語に慣れさせると言うことです。

先ほど説明した通り、言語は「聞く➡話す➡読む➡書く」の順で習得するのが自然な形です。

これに習い、幼いうちは多くの英語を聞かせ、英語でお喋りすることに重点を置きましょう。

4技能が大切だからといって、「耳」と「口」の土台がない状態で「読む」と「書く」を無理やりさせると、上達が見込めないばかりか、子どもが英語を嫌いになる原因となってしまいます

個人差はありますが、平仮名が読めて書けるようになる年齢から、英語を読んで書くことをトレーニングすれば十分です。

(3)英語と日本語の両方にバランス良く触れる

英語子育てをしていて陥りがちなのが、一切の日本語をシャットアウトして、英語に重点を置きすぎると言うことです。

こうなってしまうと、日本語に困るということにもなり兼ねません。

英語の絵本を読んだら、同じ分だけ日本語の絵本を読んであげる。ママが英語担当なら、パパは日本語担当になってもらうなど、各家庭で工夫してみましょう。

(4)ママパパも一緒に学ぶ

「英語で子育てをすると決めたけど、流暢に話せるわけじゃないし恥ずかしい。」そんな思いを抱えるママパパもいると思います。

しかし、恥ずかしがることはありません!

子どもが英語の歌を歌っていたら一緒に歌い、絵本を一緒に読み、英検などを受験をする場合は、一緒に受験すればいいのです。

親子一緒に英語を勉強することは、英語って楽しい!ママパパも頑張っているんだ!という姿を見せることに繋がり、子育てにも良い影響が沢山あります

是非、親子二人三脚で、楽しく英語を学んでみることをおすすめします!

(5)夫婦の考えを合わせる

英語で子育てには、家族の協力が不可欠です。

夫婦のどちらかが、英語育児に否定的な考えを持っていると、結局長続きしません

英語で子育てをスタートする前に、メリットやデメリットをよく夫婦で話し合い、方向性が一緒であることを確認しましょう。

4、英語で子育てする際のオススメ教材・アプリ

巷には、多種多様な英語教材が溢れており、その価格もワンコインで購入できるものから、軽自動車が買える値段のものまで、様々です。

ここでは、教材を購入する際のポイントから、オススメのアプリまで、ボリューム満点でご紹介します!

(1)英語教材を選ぶ際のポイント

英語教材を買ってはみたものの、うまく使いこなせずに、しまったままになっている。そんな経験はありませんか?

以下のポイントに気を付ければ、使わなかった!ということは無くなるはずです。

  • 親が教材の内容をよく分かっているか?
  • 購入する教材で、4技能のどの部分を学習させるのか目途がついているか?
  • 教材を使うための時間を捻出できるのか?
  • 日常のどのタイミングで使うか、イメージできるか?
  • 子どもが気に入ってくれそうか?または、気に入るように使いこなすことができそうか?

教材を買う前に、以上のポイントを自問自答してみましょう!

(2)オススメの英語教材

①さわこの一日・英語版(リニューアル版) 価格:¥10,800

参考:https://www.shichida.com

幼児の、英語聞き流し教材の定番。主人公、さわこの一日が、聞き取りやすい英会話で表現されています。英語を聞き取る「耳」が育ちます。

②Little Baby bum 価格:¥3,218

参考:https://item.rakuten.co.jp

幼児でも楽しめる英語童謡集。カラフルなアニメメーションに夢中になるうちに、自然に英語を聞き取る力が育ちます。ママパパも、一緒に歌って踊りましょう!

③Goomies ENGLISH FOR KIDS 価格:\3,888

参考:https://item.rakuten.co.jp

幼児でも楽しめる、アニメ・言葉・歌を30エピソード、計90分収録したDVD。1エピソードで、6つの単語が自然に覚えられる構成で、無理なく英語が身につきます。

④ハイハイ英語 0歳から楽しく学ぶ英語 価格:¥1,995

参考:https://www.amazon.co.jp

可愛いキャラのモッフィーと仲間たちと一緒に、楽しみながら英語の「耳」を育てるDVD。はじめて英語に触れる子どもに、ピッタリの教材です

⑤えいごで日本むかしばなし DVDと絵本のセット 価格:¥12,960

参考:https://ec.alc.co.jp/book/mukashi/

英語をはじめたばかりの赤ちゃんはもちろん、ある程度英語を聞き取る力がついてきたお子様にも、是非オススメしたい教材です!日本語で親しみのある「日本昔話」を英語と日本語で収録。昔話だから、英語でも内容がよく分かります!

⑥SCHOLASTIC Nonfiction Sight Word Readers Level A CD付き英語絵本25冊 価格:¥4,242

参考:https://item.rakuten.co.jp

英語の「耳」が育ってきたお子様へ、是非オススメしたい教材。「the」や「to」など、一目見てすぐ読める単語=サイトワードが、絵本とCDで楽しく身につきます!全部読み終えたころには、簡単な物語が読めるようになっているかも?!

⑦えいご絵じてん プレミアムセット 価格:¥8,100

参考:https://item.rakuten.co.jp

0歳~12歳まで、幅広い年齢を対象とした英語絵辞典。この辞典の特徴は、音の出るペン!ペンで絵をタッチすると単語を読んでくれるから、まだ文字が読めない子どもでも、楽しみながら英語に触れることができます。英検5・4級用の単語集がついているのも、嬉しいポイント。

(3)オススメの英語アプリ

最近では、幼児の英語学習向けアプリが、数多く登場しているのをご存知ですか?

ここでは、利用しやすい料金とその気軽さから、人気が出ている英語学習アプリをご紹介します!

①アニメーションと英語の子どもの歌B 価格:無料(App内課金有り)

参考:https://itunes.apple.com

英語の歌が16曲、可愛らしいアニメーションで収録されています。一見シンプルなアプリですが、はじめて英語に触れる赤ちゃんには、調度よい内容です。子どもがぐずったときなど、日常の隙間時間を英語タイムにしましょう!

②PINKFONG!知育アニメ絵本 価格:無料(App内課金有り)

参考:https://itunes.apple.com

こちらも、英語をはじめたばかりの幼い子どもに人気のアプリ。英語で歌やダンスを楽しむことができます。フォニックスソングが収録されているのも、嬉しいポイント

③楽しい英語 Fun English 価格:無料(App内課金有り)

参考:https://itunes.apple.com 

言語学習の専門家がデザインしたアプリ。パズルやカードめくりなど、85ものゲームで、350語を学習することができます!3歳頃から楽しむことができる内容です。

④きいて!さわって!ABC 英語が身につく!幼児向け知育アプリ 価格:無料(App内課金有り)

参考:https://itunes.apple.co

こちらも、楽しいゲームで遊びながら英語が学べるアプリ。英語のアウトプットができそうかな?というタイミングで使うと効果的。アルファベットや英単語が読めるようになるのはもちろん、正しい発音やリズムも身につきます。

⑤親子de英会話:子供と一緒に簡単英会話! 価格:無料(App内課金有り)

参考:https://itunes.apple.co

こちらは、英語で子育てをしているママパパにオススメしたいアプリ!朝起きてから夜寝るまでの日常会話を、英語で何と表現するのか一目で分かります。お子様との英会話で、とっさの一言に困る!そんな時に、是非活用して欲しいアプリです。

5、まずはここから!英語で子育てするなら覚えておくべきフレーズ33選

皆さんが日々の暮らしで話している日本語。何気なく話しているけど、英語で何というのか分からない!

英語で子育てをしているママパパなら、何度となくぶつかる壁です。

そんなママパパのために、日常会話で使える英語のフレーズを、シーン別にご紹介します!

(1)朝起きた時

  • Did You sleep well? よく眠れたかな?
  • Good morning. おはよう。
  • Time to wake up! 起きる時間よ!
  • Let‘s change your diaper. オムツを変えましょう。
  • Wow,your diaper is heavy. うわ!オムツがパンパンになっているね!
  • How‘s the weather today? 今日のお天気はどうかな?
  • Let‘s get dressed. お着換えしましょう。
  • Can You put it on by yourself? 自分で着られるかな?
  • You‘re all set. Let’s go! 準備完了だね。さあ、行こう!

(2)食事をする時

  • Come sit at the table. テーブルについて。
  • Let‘s eat. いただきます。
  • It‘s hot,so blow on it First. 熱いから先にフーフーしようね。
  • Is it yummy? おいしい?
  • Do You like this? これ好き?
  • Chew it well. ちゃんとモグモグしてね。
  • Hold this tight. ちゃんと持ちなさい。
  • Are You full? お腹いっぱいになった?
  • Sit down,please. きちんとお座りしてね。
  • This is called 〇〇(食材).  これは〇〇って言うんだよ。
  • Do you want some more? おかわりは?

(3)トイレやお風呂に入る時

  • It‘s Time to use the potty now. トイレに行こうね。
  • Oh,You already did it. あら、もう出ちゃったかな。
  • Let‘s change your underwear. 下着替えようね。
  • Do you want to pee? おしっこしたいの?
  • Wash your hands. 手を洗いましょうね。
  • It‘s bath Time! お風呂はいるよ!
  • Here comes the water. お水掛けるよ。
  • Let‘s get out. もう上がろうね。

(4)夜寝る時

  • It‘s Time to brush your teeth. 歯磨きする時間よ。
  • Open your mouth,please. お口アーンしてごらん。
  • It‘s Time for story. 絵本読もうか。
  • I‘ⅿ turning off the light. 電気消すよ。
  • Sweet dream. いい夢みてね。

ここに紹介したのは、ほんの一例!

子どもとの英会話を、分かりやすく掲載している書籍などもあるので、一冊購入してみるのもオススメです。

出典:Amazon

まとめ

いかがでしたか?

英語で子育てをする、具体的な方法や注意点などが、分かって頂けたでしょうか?

分からない英語表現があったり、子どもの上達があまり感じられなかったり、英語育児をしていると、壁にぶつかることも多々あります。

そんな時、この記事が皆さんの助けになれば、幸いです。

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