育児の悩み・体験談

3人目妊娠を迷っている!体力面・幸福度・経済面のリアルな実情とは

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「子どもは2人でいい。」

そう思っていたはずなのに、下の子の育児が落ち着くと「あ~!赤ちゃんに触りたい!3人目が欲しいなぁ…。」と考えてしまうことはありませんか?

  • 3人目を産みたいけど、本当に育てられるか心配…。
  • 子ども3人は大変と聞くけど、実際どうなの?
  • 子ども3人を育てるのに、お金はいくら必要?

など、今回は【3人育児の実態】にフォーカス!体力面は?幸福度は?経済面は?3人兄弟のリアルな実情を、先輩ママ達に伺いました。

3人目の出産を迷っているママパパは、是非続きをお読みください。

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1、どうする?3人目妊娠!子どもが3人以上いる世帯の割合

3人目育児の実態にフォーカスする前に、現在の日本で「3人子どもがいる世帯」がどれほどあるのか?厚生労働省のデータをもとにみていきましょう。

(出典:平成28年度国民生活基礎調査|20-21-h28_rev2.pdf

平成28年度の国民生活基礎調査によると、平成28年度は

  • 「児童のいる世帯」は全体の23.4%
  • 「児童のいない世帯」は全体の76.6%

ということが分かります。子ども3人以前に、現在の日本では子どもがいる世帯が全体の約2割にとどまっていることに驚きますね。

しかも、「児童のいる世帯」23.4%のうち、「3人以上子どもがいる世帯」はわずか3.1%しかいません現在の日本では、3人以上子どもを持つ家庭は稀な存在になっているのです。

しかし、昭和61年(私達が子どもの頃)の状況は全く異なります!昭和61年度の「児童のいる世帯」は全体の46.3%となっており、このうち「3人以上子どもがいる世帯」は7.7%にのぼっています

つまり、私達親世代が子どもの頃には、3人兄弟の家庭は今の約2.5倍もいたのです!

30数年前と比べて、明らかに3人兄弟がいる家庭が減っている日本。今の日本で、子ども3人を育てることの難しさを物語っていますね。

その原因は、共働きが増えたことによる妻側の負担増加、核家族化の進行などがあげられますが、中でも【育児・教育コストの負担増加】は、子育て世帯が強く感じていることでしょう。

次では、子ども一人を養育するのに一体いくら必要なのか?詳しくみていきます。

2、どうする?3人目妊娠!3人を育てるために掛かる金額とは

 

さて、子ども3人を大学まで進学させると、一体いくらかかるかご存じでしょうか?

文部科学省「平成30年度学校基本調査」によると、私立幼稚園→公立小・中・高→私立大学】という流れが、多くの人がたどるメジャーなルートとされています。この流れで進学した場合、【子ども1人につき約1,100万円】が教育資金として必要と言われており、その他にも、塾代や浪人した場合の予備校代、大学生活の費用などもかかります。

これを3人全員に行おうとすると…単純計算で【3,300万円以上】のお金が必要になってくるのです!

子ども3人を大学まで進学させようとすると、マンションや家が購入できるほどのお金がかかるとは…想像してはいたものの、改めて数字をみると「やっぱり大変!」と感じてしまいますね。

しかし、3人兄弟にはお金には代えられない素晴らしさ】があるのも事実!
次では、子ども3人の生活はどんな感じなのか?3人兄弟ママのリアルな意見をみていきましょう。

3、【3人兄弟のママに聞いた!】体力面・幸福度・経済面のリアルな実情

3人兄弟ママが語る!子ども3人がいる生活ってどんな感じ?体力面・幸福度・経済面のリアルな実情をチェックしていきましょう。

(1)体力面

・小学生1人と中学生2人がいます。ハッキリ言っていつもバタバタ!休む暇がありません…。3人いれば、学校行事・習い頃・家庭学習・家事の全てが3倍!小さい頃はさほど気になりませんでしたが、子どもが就学してから忙しさが増しました。食べる量も増えるし、洗濯物の量も増大!私の時間が欲しいと、願うことすら諦めているのが実情です…。

・3人いると、それぞれの子に悩みがあります。下の子のトラブルが解決したと思ったら、次は上の子…。体は当然疲れますが、精神的な疲れも3倍です

・双子の小学生と、幼稚園児が1人います。双子が年少の時に下の子が生まれたので、体力的には相当辛かったです。雨の日、双子にカッパを着せて手をつなぎ、抱っこ紐で3人目を抱えながら歩いた日には、悲しいやら辛いやら…歩きながら泣きました。きっと私自身、疲れ切っていて普通の精神状態ではなかったんだと思います

・3人目と上の子2人の年齢が離れています。生まれた時からお姉ちゃん達がよく面倒をみてくれていたので、3人目が一番体力的にも精神的にも楽でしたよ!

・子どもが1人→2人に増えるより、2人→3人に増えた時の方が随分と楽でした!分自身が育児に慣れているので、少々のことでは動じません。

ポイント:3人育児は体力的に辛いという意見が多い一方、3人目は楽という意見もあり!兄弟の年の差が近い場合は体力的に覚悟が必要だが、年の差が離れている場合は楽なこともある。

(2)経済面

・我が家では、3人平等に高校までは公立と決めています。教育費って、かけようと思えばきりがありませんよね。それは、1人でも3人でも同じだと思うんです。【できる範囲内で最大の教育をする】これを目標にしています

・教育費の面では、3人平等を心掛けていました。でも、最近になって次男が「中学受験をしたい!」と言いだし…正直困っています塾代や学校に支払う月謝など、次男だけ掛けるお金を増やすのは良くない?でも、確かに次男は成績が良い…。このハザマで揺れています。

・3人の教育費を確保するために、節約しています。ママ友が新しい洋服を着ていたり、「旅行に行った!」という話を聞くと正直羨ましい時もあります…。でも、同じベッドで3人が寝ている姿を見ると、最高に幸せ!「この子達のためなら何だってできる!」そんなパワーが3人兄弟にはありますよ

ポイント:子どもの人数が増えれば、教育費が増大するのも必然。しかし、教育費は掛ければ掛けるほど良いというわけではない!家計に無理のない範囲で、最大限の教育をしよう。

(3)幸福度

・子どもが3人いる生活は、お金・体力・精神的な悩みなど、とにかく疲れます!でも、幸福度は子どもが増える度に増すから不思議…3人いる分苦労は多いですが、子ども達それぞれの成長が嬉しいですし、3人それぞれから親が学ぶことも多いです

・3人の子ども達が仲良く遊ぶ姿を見るたびに、「あぁ…3人産んで本当に良かった!今が最高に幸せ!」と心から思っていましたが、子ども達が成長するたびに幸せ度がどんどん更新されています現在、長男は社会人、長女は大学生、次男は高校生。まだ見ぬ孫のことを考えると、活力が湧いてきます!

・3人の子ども達は、兄弟愛の塊です!お互いがお互いを大切に思っており、誰かが叱られていると、他の子が「ママ、許してあげて!代わりに私を怒って!」と言ってきます。この子達は、仮に私達夫婦に万が一のことがあっても、助け合って生きていける!そう思うと、本当に心強く幸せです。

ポイント:3人子どもがいる家庭は幸福度が高い!大変なこともあるが、その分幸せも3倍になる。

4、【3人兄弟のママに聞いた!】どんな時に3人産んでよかったと感じますか?

・妹がからかわれていると、上のお兄ちゃん2人がかばっている姿を見た時公園でしたが、思わず目頭が熱くなりました。

とにかく賑やかな時!子ども達が学校に行ってしまうと静かでいいなと思うのですが、それはほんの一瞬…。「早く帰ってきてー!」と、思います。

3人お揃いの服を着せた時!親バカですが、可愛い!

・子どもの数だけ知り合いが増えます。子ども達はもう3人全員が社会人ですが、それぞれのママ友と今でも仲良くしています。

自分自身の成長を感じた時3人いる分、親も成長できます。

・3人育児はとにかく忙しい。でも、毎日がすごく充実しています!忙しいけど幸せ。それが3人育児ですよ!

上の子がいれば留守番ができる私がつきっきりではないので、子ども達の自立が早いです。

・3人いると、子どものコミュニケーション能力が上がります。毎日3人で過ごしているので、喧嘩や話し合いから沢山の学びがあるようです

いかがでしょうか?3人兄弟の良さが、これでもかと言うほど伝わってきましたね

人間は2人だと「主従関係」になりやすいと言われていますが、3人以上集まると「社会性」が成り立つという研究結果もあるようです。兄弟の絆、賑やかさ、可愛らしさ、3人分の学びなど、お金に代えられない素晴らしさが3人兄弟にはあるのです!

5、どうする?3人目妊娠!第3子手当・助成金

3人兄弟の幸福度の高さを聞き、「金銭面さえ解決すれば、すぐにでも3人目が欲しい!」と感じている人もいるでしょう。

ここでは、「3人目を産みたい!」と感じた時に、チェックしておくべき手当や助成金についてみていきましょう。

(1)第3子出産祝い金

第3子は、各種手当や助成金の面で優遇されることが多いです!

例えば東京23区内では、練馬区が第3子出産祝い金として20万円の支援を行っています。所得制限がないため、第3子が生まれた家庭全てが受けられるサービスです。

このような第3子出産祝い金は地方にいくほど充実しており、北海道や九州では、第3子が誕生すると50万円~100万円が支給される地域もあるほどです。

あなたのお住まいの地域はどうか?子育て支援課などに、問い合わせてみましょう。

(2)第3子優遇事業

第3子出産祝い金以外にも、自治体では様々な優遇事業が行われています。

  • 3番目以降の子は、幼稚園や保育所の保育料を免除または助成。(福岡市)
  • 子育て支援サービスなどに利用できる、5万円分の「3キュー子育てチケット」を配布(埼玉県)
  • 3人目からの赤ちゃん誕生で、ダイハツの乗用車を3年間無償貸与(大阪府池田市)

など、特色ある支援を打ち出している自治体もあります。

また、児童手当も第3子以降は【3歳~小学校修了前】まで、月額1万5千円が受け取れます(所得制限あり)ただし、2022年10月支給分から、夫婦のうち高い方の年収が1200万円を上回る世帯には、児童手当の給付が廃止される予定です。今後の動向に注目する必要がありそうですね。(2020年3月現在)

まとめ

いかがでしたか?

子どもが3人の生活はお金がかかりますが、その分、沢山の幸せを感じている人が多いことが分かりました。

子どもはその人数に関わらず、大きな幸福をもたらす宝です!

一人でも二人でも三人でも、それぞれのステージでそれぞれの良さを噛みしめながら、子育てをしていきたいですね。

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