小学校準備

小学校入学準備はお金がかかる?節約ポイントをおさえた賢い揃え方

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小学校入学を控え、準備物の多さに頭を悩ませている人はいませんか?新たに購入する物も多いため、「出費が膨らんで大変!」という人もいるでしょう。

そこで今回は、【小学校入学準備にかかるお金】に大注目!

  • 入学準備にはいくらかかるの?
  • 入学後に掛かる年間費用も知りたい!
  • 学童にもお金はかかるの?
  • 節約できるところは節約して、賢く入学準備を進めたい!

このようなママパパは、是非続きをお読み下さいね。

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1、小学校入学準備はいつから?

小学校入学準備のスタートは、【入学説明会に参加してから】が鉄則です!

1月中旬頃から2月下旬にかけて、ほぼ全ての公立小学校で入学説明会が行われます。説明会では学校生活に関する詳しい説明があり、もちろん「準備物」の詳細も伝えられます。

ブックバック、お道具袋、体操服入れや体操服、上履き入れや上履き、筆箱、鉛筆、色鉛筆、消しゴム、定規、ノート類、給食グッズなど、ザッと挙げるだけでもこれだけの準備物が必要ですが、肝心なのは、これら全てに【細かな指定や指示】があることです!

例えば、私の子が通う小学校では、1年生の筆箱は例外なく「箱型」に!という指示がありました。しかも、「余計な装飾や機能(鉛筆削りなど)が付いていないものにして下さい。」という一文も…。

実は、このような細かな指示は、全て子どものために決められていることですもし、「筆箱は各自自由でどうぞ!」となると、どんなことが起きるでしょうか?

デザイン性の高い筆箱は、破損や紛失などトラブルのもと!余計な機能付きの筆箱は、授業の妨げになる手遊びの原因になってしまいます!

このような事態を防ぐために、ほとんどの小学校では入学準備物に細かな指定があります。「早く買わなきゃ!」と焦る気持ちは分かりますが、必ず入学説明会を待ってから行動しましょう

2、小学校生活で掛かるお金準備

続いて、小学校生活にまつわる「お金」について、詳しくみていきましょう。

(1)公立小学校「1年間」に掛かる学習費

公立小学校に通う場合、1年間に一体お金がいくら必要なのか?皆さんは見当がつきますか?

文部科学省「平成30年度子どもの学習費調査」によると、公立小学校に通う子ども1人当たりの1年間の学習費(学校教育費・学校給食費・学校外活動費)の総額は【約32万1千円】という調査結果が出ています。

この内訳は、

①学校教育費:約6万3千円

②学校給食費:約4万4千円

③学校外活動費:約21万4千円

となっており、習い事や塾などにかかる「③学校外活動費」を除いたとしても、【年間約10万円】がかかる計算になります!「え!?義務教育ってタダじゃないの!?」と思っていた人は、驚いたかもしれませんね。

「②学校給食費」はさて置き、①学校教育費約(6万3千円)」は一体何に使われているのでしょうか?

実は、「③学校教育費(約6万3千円)」は、修学旅行や遠足の「見学費」、PTA会費や学級費などの「学校納付金」、授業で使う図書や文房具、実習材料費などの「図書・学用品・実習材料費」、クラブ活動や学芸会、運動会などの「教科外活動費」、制服やランドセル、通学交通費などの「通学関係費」などが占めているのです。

公立小学校は授業料はかかりませんが、学習活動に付随して様々な費用がかかります。決して、給食費のみでOK!というわけにはいかないことを、覚えておいてくださいね。

(2)公立小学校の「入学時」に掛かる費用

続いて、公立小学校の「入学時」に掛かる費用についてみていきましょう。

こちらの表は、実際に私が入学時に準備した物と、その大まかな金額を表したものです!

総額を見てみると何とビックリ!約20万円もかかっていますが、このうち多くを占めるのはランドセルと机の購入費用です。我が家の場合、机とランドセルは祖父母がお祝いで購入してくれたため、実際に支払った金額は【9万2千円】でした。

この金額は標準的なのか気になり調べてみると、やはり【10万円~20万円】かかるという意見が多くみられました。ランドセルや机まで自分たちで購入するとなると、さらにまとまった出費が避けられないことが分かりますね。

ただ、実際に小学校に入学してみると、「こんなにお金をかける必要はなかったかも…。」と実感するものが多々ありました!

この経験をもとに、【小学校準備の節約ポイント】もご紹介していますので、どうぞ最後までお読みくださいね。

(3)学童費用

さて、入学に際し忘れてはいけないのが【学童にかかる費用】です!学童には「公立学童」と「民間学童」がありますが、両者の決定的な違いは、「サービスの違い」とそれに伴う「利用料金」です!

公立学童は税金で運営されているため利用料が安く、月額5千円程度が相場です。地域によっては全て税金でまかなわれ、保護者負担が0円のケースもあるほどです!

一方、民間学童は提供されるサービスが充実している分、利用料金は高額!月額5万円~10万円が目安と言われており、それ以上の施設も沢山あります。

利用料金の安い公立学童にするか、高額でも充実した内容の民間学童にするかは、それぞれの家庭の方針にかかっています迷って決められない!という時には、クリエイティブキッズの以下のサイトを参考にしてみて下さいね。

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3、【入学準備】お金をかけるべきポイント&節約すべきポイント

経験者だからこそみんなに伝えたい!入学準備でお金をかけるポイントと、節約すべきポイントをまとめました。

(1)節約ポイント

①勉強机はなくてもよし!

リビング学習の良さが周知されつつある今、「勉強机は買わない!」という家庭が増えています。

リビング学習は、

  • 分からない箇所をすぐに質問できる
  • 子どもがどこでつまずいているのか?ママパパが認識できる
  • 適度な騒音が集中力を高める
  • 親子の会話やテレビ、新聞など、リビングには学びの要素が沢山ある

など、メリットが沢山あります。

子ども用の学習机は、安いもので数万円、高価なものでは十万円以上します。机の費用が不要なだけでかなりの節約になるうえ、リビング学習で学習効率も上がり一石二鳥ですね!

先輩ママの声:10万円弱かけて学習机を購入しましたが、机の上は物置状態。結局勉強はリビングでしているので、入学時に買う必要はなかったと後悔しています。それよりも、子どもが机を必要だと感じた時に買うのが一番です!(42歳・小学校3年生の女の子ママ)

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②体操服は幼稚園・保育園時代のものでOK!

最近では、体操服を無理に購入する必要がない公立小学校が増えています

幼稚園・保育園時代のものや、手持ちのジャージ(ただし、ジップやフードはNGなど細かな指定はあり。)にゼッケンをつければよいという学校も少なくありません。

体操服は上下セットで数千円はするため、手持ちのもので済ませれば節約になりますね!

先輩ママの声:小学校から、「体操服は幼稚園・保育園時代のものでも構わない。」という説明と、「指定体操服の購入案内」を同時に頂きました。何となく、古いものはかわいそう…。と思い指定体操服を新調しましたが、運動会を見に行ってビックリ!1年生の多くの子が、幼稚園・保育園時代の体操服を着ていたんです。少なくとも息子が通う小学校では、無理に体操服を購入する必要は全くありませんでしたよ。(35歳・小学校1年生の男の子ママ)

③細かなものは100円ショップをフル活用!

雑巾、定規、自由帳、ボンド、のり、テープ、カラーサインペンなどの細々したものは、確実に100円ショップがお得!

お住まいの地域にある1番大きな100円ショップに出掛けてみて下さい。1つのお店で、細々した準備品を一気に買い揃えることができますよ。

塵も積もれば山となる!小さな金額でも、コツコツ節約することが大切です!

先輩ママの声:入学準備は何となく文房具屋さんで購入したのですが、全部揃えると意外にお金が飛びました!100円ショップでも同じものが売られていたため、ちょっと後悔しています…。(29歳・小学校1年生の男の子ママ)

④入学式のフォーマル服は1度きりしか着ない!

入学式で着用するフォーマル服は、その後ほとんど出番がありません…きちんとしたものを揃えたい半面、一度しか着ない服にお金をかけるのはもったいない!と思ってしまいますよね。

そんな時には、「おさがり」「メルカリ」「リサイクルショップ」などを活用するのがおすすめです!

特にメルカリでは、美しい状態のブランドフォーマル服が出回っています。2月・3月頃が1番のピークなので、是非検索してみて下さいね。数万円するブランドフォーマル服を、数千円で購入できた!という人もいますよ!

先輩ママの声:某有名子ども服ブランドのフォーマル服を、デパートで数万円かけて購入しました。我が子の晴れ姿は、良いものを着せてあげたいと思ったんです…。ところが、全く同じものがメルカリで出品されていて大ショック!定番のフォーマル服は、数年に渡って販売されることもあるので、お目当ての品がないか?まずはメルカリを覗いてみるのがおすすめです。

(2)お金をかけるべきポイント

①ランドセル&スニーカーは良いものを!

ランドセルとスニーカーは、小学校生活で毎日使うものです。特に、ランドセルは卒業までの6年間使うため、少々値が張っても壊れにくく丈夫なものを選ぶ方が賢明です!

こちらの記事では、上手なランドセルの選び方を掲載しています!是非、参考にして下さいね。

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先輩ママの声:ランドセルにはお金をかけて、8万円するものを選びました。ランドセルって、価格によって品質が全然違うんです!小6にもなると、つぶれて革が剥げているランドセルの子もちらほらいますが、うちの子のランドセルは「本当に6年経ったのかな?」と思うほどきれいなままでした。(44歳・小学校6年生の女の子ママ)

②時は金なり!手作りより既製品の方が良いことも!

体操服入れ、上履き入れ、ブックバック、お道具入れなど、袋系は結構な枚数が必要です!

手作りは時間がかかるのはもちろん、材料費も掛かるため、少々高くても購入する方が良いこともあります。

「細かなサイズ指定があって、既製品が難しい!」という場合でも大丈夫!最近では、入学グッズをネットオーダーできるお店も沢山あります

こちらの記事では、入園や入学グッズの製作代行をしてくれるサービスも多数掲載しています。是非、参考にして下さいね。

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先輩ママの声:筆者の私は、実は袋系の準備物をほとんど手作りしました。もともと裁縫が好きでミシンや布などが揃っていたため、材料費も各千円ほどに抑えられましたが、もし一から準備するとなると、購入するより高くなる!というのが正直な感想です。(36歳・小学校2年生の女の子ママ)

いかがでしょうか?入学準備にはお金が掛かりますが、節約できるポイントも沢山あります。メリハリをつけて、賢く準備していきましょう!

4、お金に不安がある時は「就学援助制度」を考えよう

小学校入学の「お金」に不安がある場合、各自治体による「就学援助制度」を利用できるか検討してみましょう。

学校教育法では、「経済的理由により就学困難と認められる学齢児童生徒の保護者に対しては、市町村は、必要な援助を与えなければならない」(同法第25条、第40条)とい一文があり、これにより「就学援助制度」が行われているのです。

「就学援助制度」では、給食費、学用品費、入学準備金、修学旅行費、社会科見学費、卒業アルバム代、通学費、PTA会費などの支援を受けられますが、これには下記のような条件があります。

  • 生活保護世帯
  • 生活保護の廃止・停止後もなお経済的に困窮している
  • 市・県民税の非課税・減免を受けている
  • 国民年金・国民健康保険の保険料の支払いを減免されている
  • 児童扶養手当を受けている
  • 所得が一定水準以下

ただし、これらの条件は一例で、各自治体によってその詳細は異なります。お困りの際には、お住まいの地域の教育支援課等に問い合わせてみましょう。

まとめ

小学校入学準備には決して安くないお金がかかります。しかし、節約するところは節約し、メリハリをつけた準備を行うことも可能です!

困っている時には「就学援助制度」の活用も検討しながら、新たな門出をスタートさせましょう!

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