新1年生と言えばランドセル!皆さんは、どんなランドセルにしようか考えていますか?
「え?まだ年中だし早すぎるのでは!?」と思ったあなた!このままでは希望のランドセルが買えないかもしれません…。
実は、子どもを取り巻くランドセル事情は年々変化!私達ママパパの時代とは、大きく異なっているのです。
- いつからランドセルを探しはじめれば間に合うの?
- ランドセル選びの具体的なスケジュールが知りたい!
- ランドセル選びのポイントは?
- どんなランドセルがベストなの?小学生ママのリアルな声が聞きたい!
そんなあなたは、是非続きをお読みください。
ランドセルは、お子様が6年間使い続ける大切な鞄です。後悔することがないよう、是非この記事で予備知識を身に付けてから、ランドセル選びを始めてみて下さいね。
目次
1、最近のランドセル事情
ランドセルを選び始める時期は、年々早期化しています!
今から十数年前まで、ランドセルの購入時期は「入学する年の3月」が大多数。「もうすぐ入学式だから、そろそろランドセルを買いに行こう。」という感覚の親がほとんどだったのです。
ところが、この十年程でランドセルの購入時期は何と「半年」も早まり、多くの人が「入学する前年の10月」には、ランドセルを選ぶようになったのです!
なぜこのような現象が起きたのでしょうか?それには、2つの理由があるようです。
- ランドセルを祖父母が購入するケースが増え、「帰省のタイミング=お盆」に選ぶ人が増えたため
- 機能やデザインにこだわった、多彩なランドセルブランドが登場!売り切れ前に確実に購入したい人が増えたため
このようなことを考慮すると、ランドセルに特にこだわりがないならば、焦って「ラン活」をする必要はなさそうですね。
しかし、機能やデザインなどにこだわった人気ランドセルが良い場合は、「ラン活の波」に乗り遅れないことが必須だと言えるでしょう!
2、ランドセル選びの【ベストスケジュール】はコレ!
ラン活の波に乗り遅れたくない人必見!沢山のランドセルの中から、ゆっくり選べるスケジュールをお伝えします。
(1)年中終わり頃:下調べスタート
年中の終わり頃から、ランドセルの下調べをスタートしましょう。
- カタログ請求
- 近所のママ友への聞き取り調査(使い勝手など)
- 入学予定の小学校の児童の様子(何色が多いかなど)
- 子どもの意見を聞く
など、どんなランドセルがいいか、頭の中でイメージを膨らませていきましょう。
特に、カタログ請求はおすすめ!家にいながら、デザイン・質・機能など、多彩なランドセルを一気に見ることができるため、おのずと希望するランドセルが決まってきます。
最近ではウェブカタログもありますが、各社を一緒に見比べるなら、紙媒体の方が見やすいですよ。
また、入学予定の小学校でどんなランドセルが多いか?は、この時期だからこそ、余裕を持って調査できる要素です。地域によっては、ベーシックな赤・黒がメインなこともあるため、ママ友への聞き取りや登下校中の児童を観察して見極めましょう。
(2)年長【春~初夏】:実物を下見しよう
年長になったら、いよいよラン活も本格化!春~初夏には、お目当てのランドセルを実際に見に出掛けましょう。
4月~6月頃には、各ランドセルブランドのフェアやイベント、展示会が全国各地で開催されています。
例えば、普段大都市でしか実物を見られない人気ランドセルも、この時期ばかりは全国に限定ショップをオープン!各ランドセルブランドのホームページで、随時情報が発信されているため見逃さないようにしましょう。
(3)年長【夏】最終決定
そして、年長の夏にはラン活もいよいよフィナーレです!いくつか実物を見た中で、親子で満足できる1つを注文しましょう。
受注生産の場合、年長の夏(6月~8月)に注文し、手元に実物が届くのは12月頃が多いようです。
途中でキャンセルができない場合もあるので、よく吟味して決めましょう!
3、後悔しない!ランドセル選びの5つのチェックポイント
ランドセル選びの具体的なスケジュールが分かったところで、「ランドセル選びの5つのチェックポイント」をお伝えしていきます!
(1)機能面を重視すべし✔
最近のランドセルは、可愛らしいデザインやカッコイイデザインも沢山登場していますが、最重要視すべきは「機能面」!
ランドセルは6年間毎日使うもの。使いやすさや背負いやすさなど、以下の機能面をチェックしてみて下さいね。
- ランドセルの耐久性
6年間使える、耐久性の高いものを選びましょう。皮の二重張り、雨に強い撥水加工、丈夫で傷に強い牛皮などを選ぶと安心でしょう。
- サイズ
ランドセルのサイズは、①幅230mmのA4フラットファイルが入るもの、②幅220mmA4フラットファイルが入るものに、大きく二分されます。
大きめのランドセルを試着すると、年長の段階では「ランドセルに背負われている」かのようなサイズ感にビックリすることもあるでしょう。しかし、中学年になればピッタリ!迷った場合は、将来成長することを考え、大きめのランドセルを選びましょう。
- 背負い心地
子どもが毎日背負うランドセルは、負担が軽いものを選びましょう。
軽量かつ丈夫、肩への負担を軽減させる肩ベルト、背あて部分の快適性、通気性、通質性を工夫しているものなら安心です。
また、細部のチェックも大切です。反射板・サイドフック・肩ベルトフック・ポケットの位置や数などを、忘れずにチェックしましょう。
(2)デザインや色は親の意向も入れるべし✔
「子どもが気に入るデザインを買ってあげたい!」という気持ちは分かりますが、これでは、6年間使い続けることができないケースもあるようです。
それが如実に表れるのは、「ランドセルのデザイン」です!
例えば、子どもの意思で派手なピンクや刺繍など、デコラティブなものを購入すると、大人っぽくなる4年生頃から「持ちたくない…。」ということもあるようです。
デザインの好みは、成長と共に大きく変わります。後で後悔しないためにも、しっかりとママパパの意見も主張しましょう。
「このデザインは可愛いよね。でも、6年生になっても使うかな?もう少し大人っぽい、お姉さんランドセルにしたら?」と、優しく誘導してあげましょう。
また、ランドセルを買ってくれるおじいちゃんおばあちゃんも、「子どもの好きなものにしなさい。」と言うことが非常に多いです!その場で子どもの味方につかれては決まるものも決まらないため、事前に理解を得ておきましょう。
(3)保証の有無をチェックすべし✔
ランドセルを購入する際には、「保証」の有無も必ず確認しましょう。
ランドセルに保証なんて必要?と思う人もいるかもしれませんが、6年間使えば壊れることもあります。特に男の子は、じゃれ合ううちにフックがとれた!なんていう話も珍しくありません。
ランドセルの保証は、「日本工業会の保証書」や「ランドセルメーカーの独自保証書」が主ですが、それぞれ保証の内容は異なります。
- 保証書を無くしても保証が受けられるか?
- 保証は無料なのか?
- 有効期限はあるのか?
など、購入を考えているランドセルの「保証内容」も、併せてチェックすることをおすすめします。
(4)試着は必ずすべし✔
ランドセルの「ネット通販」や「ネット受注会」も盛んに行われていますが、ランドセルに関しては、お子様が試着することをおすすめします!
先ほどお伝えしたように、年長の4月~6月頃には、各ランドセルメーカーの展示会などが全国各地で開催されています。
実際に背負って初めて分かることも沢山あるため、後悔しないためにも、是非お子様を連れて試着に出掛けましょう!
(5)価格のチェックも忘れずに✔
カタログや展示会を巡り、やっと希望のランドセルが決まった!でも、価格が折り合わなければ意味がありませんよね。
特に注意したいのは、おばあちゃん・おじいちゃんなどの親族に購入してもらうケースです。どのくらいの価格を考えているか?事前にリサーチしておくことをおすすめします。
4、ランドセルの人気の価格帯は?
素敵なランドセルだと思ったら、何と価格が10万超え!中には、そんなビックリする値段のランドセルもありますが、気になるのは「みんなが買っている平均価格」ですよね。
一般社団法人 日本鞄協会 ランドセル工業会 「ランドセル購入に関する調査2018」では、ランドセルの購入金額平均は¥51,300といデータがあります!」
量販店などでは1万円台~2万円台のランドセルも販売されていますが、多くの人が「こだわりのある、ちょっといいランドセル」を選んでいることが分かりますね。
ランドセルを選ぶ際には、価格と機能の両方を天秤にかけ、最適なものを選びましょう。
5、小学生ママに聞いた!ランドセル選びの失敗談
価格や機能を考えると、益々どれがいいか分からない…。そんな迷えるママパパのために、小学生ママからランドセル選びの失敗談を伺いました!
是非、貴重な意見を参考にしてみて下さいね。
(1)価格重視でボロボロに
ランドセルなんてどれも一緒!と、ろくにカタログも見ず、価格重視で決めてしまいました。5万円のものも、1万円台のものも、パッと見には違いが分からなかったんです…。でも、4年生頃から徐々に型くずれが始まり、卒業時にはうちの息子のランドセルは塗装も剥げてボロボロでした…。息子よ、ごめん!
(2)奇抜なデザインを後悔
娘の希望もあり、ピンク・刺繍・ビジューの派手なデザインのランドセルを選びました。ところが、いざ入学してみたら、周りの子のランドセルはほぼベーシックカラー!今は1年生で黄色のカバーがありますが、2年生からカバーを取るのが恥ずかしいです…。
(3)色で後悔
派手さはなく上品なサクラ色を選びました。娘も、私も、おばあちゃんも、三世代が気に入ったランドセルで、購入当時は大満足!何の後悔もありませんでした。しかし、色が薄いため学年が上がるにつれて汚れが目立つようになり、最近ではクリーニングに出そうか考え中です。
どれも参考になる意見ばかりでしたね!是非この失敗談を活かし、ベストなランドセルを選びましょう。
6、人気ランドセルメーカー10選
それでは、今人気のランドセルメーカーを、「ランドセル専門メーカー」「老舗鞄メーカーのランドセル」「信頼ブランドのランドセル」の3つに分けてご紹介していきます。
(1)ランドセル専門メーカー
- セイバン
公式サイト:https://store.seiban.co.jp/shop/default.aspx
セイバンは、多くのママパパが知っている有名なランドセルメーカー。ランドセルと言えば、セイバンの「天使のはね」が思い浮かぶ人もいるのでは?男女合わせて34のモデルがあり、カラーの選択肢も豊富です。
しかも、ネットではお得に買えるアウトレットも販売されているため要チェック!昨年まで販売されていた天使のはねランドセルが、¥29,260(税込)から購入することができますよ。
- フィットちゃん
【メンテナンス中】
公式サイト:https://www.fit-chan.com/
フィットちゃんは、ランドセル国内製造販売本数ナンバー1ブランド!2020年度モデルは、なんと150種類50色から選べます。
こちらもアウトレット販売があるため、気になる方はチェックしてみて下さいね!
- ふわりぃ
公式サイト:https://fuwarii.com/
豊富なバリエーションはもちろん、ランドセルのフルオーダーやイージーオーダーがあるのがふわりぃの魅力。
フルオーダーなら、何と100万通り以上の中から世界に1つだけのランドセルが完成します!2020年度のフルオーダー予約は終了していますが、2021年度の予約は3月開始です!
(2)老舗鞄メーカーのランドセル
- 池田屋
公式サイト:https://www.pikachan.com/
69年の歴史を誇る池田屋は、技術を守りながらも、新たな挑戦に余念がありません。革にとらわれず、人工皮革と牛革の良いところをミックスした、「ハイブリット構造」のランドセルなど、新たな商品が続々登場しています。こだわりの14のモデルと豊富なカラーの中から、お気に入りの1つを見付けましょう!
- 土屋鞄
公式サイト:https://www.tsuchiya-randoseru.jp/
今や、その人気は飛ぶ鳥を落とす勢いの土屋鞄ですが、実は1965年にたった一人のランドセル工房からはじまりました。丁寧な仕事と確かな技術はそのままに、お洒落でどこかノスタルジックな雰囲気のランドセルが魅力です。土屋鞄のこだわりが詰まった、11のモデルとカラーが、子どもはもちろんママパパを虜にしています。
- キッズアミ
公式サイト:https://www.naas.co.jp/
キッズアミは、ナース鞄工株式会社が手掛けるランドセルブランド。11のモデルがあり、それぞれ好きなカラーを選べます。どれも60年の歴史で培われた技術によって、丁寧に仕上げられているのが特徴です。
特に、業界最大級の収納スペースを誇る「エレファントキューブ」は、大容量ランドセルをお探しの方に最適ですよ。
- カザマランドセル
公式サイト:https://www.kazamarandoseru.com
カザマランドセルは、1950年創業の歴史あるランドセルメーカー。6年間使っても、新品と見紛うほどの美しさを保てると評判です。老舗ながら、お求めやすい価格帯も人気の秘密!16のモデルの他に、ショールーム限定やプレミアムモデルもありますよ。
- 中村鞄製作所
公式サイト:https://www.nakamura-kaban.net/
1960年創業。中村鞄は、厳選素材のランドセルを丁寧に作り続けています!数々のコンクールで受賞歴もあり、その技術は確か。特に、格調高いつや消しの馬革コードバンは、知る人ぞ知る名品です。
(3)信頼ブランドのランドセル
- ファミリアのランドセル
公式サイト:https://www.ec.familiar.co.jp
ランドセルもファミリアなら間違いナシ!ロゴが入ったレインカバーやオリジナルネームホルダーなど、ファミリアらしさが随所に感じられるデザインが魅力です!
- 三越伊勢丹のランドセル
公式サイト:https://mitsukoshi.mistore.jp
信頼のデパート、三越伊勢丹オリジナルのランドセルも毎年人気。ベーシックなデザインでも、機能にはこだわりたい!そんな人にはピッタリなランドセルが揃います。
まとめ
年々そのスタートが早期化しているランドセル市場。
「ラン活に時間をかけるなんて、なんだか気が乗らないな…。」というママパパもいるかもしれませんが、子どもと一緒にランドセルを選ぶ時間は、意外に楽しいものです。
我が子がランドセルを試着した姿に、思わず涙がこぼれそうになったのはここだけの話。
お子様の門出にふさわしい、ピッタリな一つがみつかることをお祈りしています!
趣味は薬膳料理とヨガ。
よく食べよく寝る元気いっぱいの息子(3歳)のママ。
かわいいけれどいつも足にまとわりついてくる甘えん坊の息子の将来が心配。
あと仕事と育児で毎日がいっぱいいっぱい。
きちんと料理や掃除をしたいのに家事の時間が確保できないのが悩み。