芸術系からスポーツ系まで沢山の習い事がある今。
- 娘にどんな習い事をさせようか迷っている…。
- ピアノの練習を嫌がる。どうすればいいか対策を知りたい!
など、頭を悩ませているママパパもいるでしょう。
そこで今回は、女の子ならではの特徴に注目しながら、おすすめの習い事や嫌がる時の対処法などを詳しくご紹介。
女の子が幸せな人生を歩むために、習い事がどう役立つのか?など、気になる情報満載でお届けしますよ!
目次
1、習い事は何歳から始める?
習い事には「〇歳から始めるべき!」という明確な決まりはありませんが、
- 先生の指示に従える
- 座って話を聞くことができる
- ママと離れても泣かない
など、ある程度自立が進んだ「4~5歳」頃に、習い事を始める子が多いようです。
ただし、幼児教室などは「就園前」、できれば「0歳」から始めるのがおすすめだと言われています。また、英語や音楽の耳を鍛えたい!という場合も、「1歳~2歳頃」の早い時期から始めるのが良いでしょう。
女の子は、「これがやりたい!」という意思が、男の子に比べて早く芽生える傾向があるようです。「私もピアノを弾いてみたい!」など、特定の習い事に興味を示したら、まずは体験レッスンや見学に出掛けてみましょう。
2、女の子ならではの特徴とは
女の子ならではの特徴を知り、お子様の習い事探しに役立てましょう!
(1)従順で何事も器用にこなす
女の子は、男の子に比べて何でも器用にこなします。
お勉強系の習い事ではプリントを黙々とこなし、音楽系の習い事では、先生の指示通りに演奏する。ふざける男の子を横目に、真面目に頑張っているのは大体いつも女の子です!
このように、女の子は、「きちんと」「真面目に」こなすことが大得意!そのため、気分屋な男の子に比べると「集中しなくて困る!」という悩みは少ないでしょう。
ただしその分、「行きたくない!」と思ったら、自分が納得するまで絶対に行かない頑固な面も。そんな時は、後でご紹介する「5、習い事を嫌がる時の対処法」を参考にしてみて下さいね。
(2)「よそ行き」の顔を持っている
従順なのは習い事の時だけ!一歩家に入ればママやパパに反抗する。そんな二面性を持つ子もいるでしょう。
実は、これも女の子の特徴の一つです。人前では「きちんと」振舞おうとしますが、家では素の自分をさらけ出しているのです。これは、ママパパに心を許している証拠。正常な発達を遂げているサインです!過剰に心配する必要はないでしょう。
ただし、これが「逆」なら問題です!親の前ではいい子なのに習い事で反抗するのは、家の居心地が良くないサインかもしれません。叱り過ぎていないか?厳しくし過ぎていないか?一度ママパパの態度を振り返ってみましょう。
(3)周囲の影響を受けやすい
女の子は、「周囲の影響を受けやすい」と言われています。
「○○ちゃんがピアノを頑張っているから、私も頑張る!」など、プラスの影響を与えてくれる場合は良いですが、「○○ちゃんがやめるなら、私もやめる。」など、マイナスな影響を与えることもよくあります。時には、ライバル関係から不仲になり、親も巻き込んだトラブルに発展することもあるほどです。
このようなことになっては、本末転倒。ママパパはお子様の人間関係にも注意し、トラブルが起きそうな場合は未然に防ぐ手立てを考えましょう。
3、女の子が習い事をするメリット
娘には幸せな人生を歩んで欲しい。そう願うなら、一つでも習い事をさせるのが正解です!
女の子の習い事には、一体どんなメリットがあるのか?詳しくみていきましょう。
(1)感受性が育まれる
女の子に人気の音楽系やアート系の習い事は、「感受性」を育むことで知られています。もともと子どもが持って生まれた「感受性」の扉を、美しいメロディや絵画で、開かせることができるのです。
実はこの感受性は、女の子にとってとても大切な感覚です!
道端の花や子犬、赤ちゃんなどを目にして、「うわぁ!可愛い!」と心の底から表現できる女の子は、将来誰からも愛される素敵な女性へと成長します。
もちろん、ただ単に愛されるだけが幸せではありません。自分の意志を持ち、力強く人生を切り開く能力も必要です。しかしそれだけではなく、素直に気持ちを表現できる「可愛らしさ」も大切です。
是非習い事を通して、女の子ならではの「可愛らしさ」を引き出してみてはいかがでしょうか?
(2)忍耐力を養える
ピアノやヴァイオリンを演奏する姿は、「優雅」や「可憐」という言葉がピッタリ!その姿に憧れて、「私も楽器を習ってみたい!」という女の子も多いでしょう。
しかし、美しい演奏は、厳しい練習があってこそ成し遂げられるもの!毎日コツコツ練習する「忍耐力」がなければ、発表会やコンクールで活躍することはできません。
特に女の子は、習い事も勉強もコツコツ努力を続けることで、伸びるパターンが多いと言われています。
是非習い事を通して、お子様の将来に役立つ「忍耐力」を養いましょう。
(3)自信が生まれる
どんな習い事でも、目に見える形で成果が表れると、子どもの自信に繋がります!
コンクールで入賞した!大会で1位を取った!など、人より秀でていることが一つでもあれば、それが自信となり少々の逆境にもめげない心が育つのです。
加えて、女の子は見た目の美しさも自信になります!バレエの美しい衣装を身にまとう。楽器のコンクールでドレスを着る。このような経験も、自尊心を育む大切な要素になりますよ。
4、習い事の選び方
(1)必ず見学に行く
習い事を決める際には、必ず見学に行きましょう。
- 我が子の様子はどうか?
- 周りの子ども達は楽しそうか?意欲的に取り組んでいるか?
- 先生の対応はどうか?
- トイレ・教場・学具・楽器など、道具や施設は清潔かどうか?
など、基本的なチェックを忘れずに行いましょう。
(2)「女の子だから」という固定観念にとらわれすぎない
先にご紹介したように、「感受性」を育む音楽系やアート系の習い事は、女の子におすすめです。
しかし、あまりにも「女の子なんだから!」という意識にとらわれ過ぎると、子どもの意思を無視して、習い事を強要することになりかねません。
特に女の子は、
- 人前では何でもきちんとしなければいけない
- ママが怒るから真面目にしよう
など、早い段階で「親の顔色」や「周囲の目」を気にするようになります。それゆえに、従順な子ほど「本当は嫌だ!」という自分の気持ちを、押し殺している場合があるのです。
- 女の子だからバレエは必須!
- 女の子なんだからサッカーなんてダメ!
このような考えは捨てて、子どもがやりたいと思える習い事を一緒に探してあげましょう。
(3)人間関係に注意する
初めての習い事に行く時、友達が一緒だと心強いですよね!しかし、それは最初だけで、後にライバルからトラブルに発展するケースなども見受けられます。
特に、習い事に学校や園の友達がいる場合は注意が必要。習い事でトラブルが起きた際、それが学校や園生活にまで影響を及ぼすことがあるのです。
また、先生との相性も大切です!子どもの性格に合わせて優しく教えてくれる先生や、厳しくも熱心な指導でコンクールにも出場させる先生など、同じ習い事でも先生によって指導方針が異なります。
子どもにはどんな先生が合っているのか?事前に、よく検討することが大切です。
5、習い事を嫌がる時の対処法
続いて、習い事を嫌がる時の対処法をみていきましょう。女の子にありがちな、3つのパターンに分けてご紹介していきます!
(1)パターン①:家での練習を嫌がる
家での練習を嫌がり、「もう練習したくない!」と泣きだす始末…。毎回練習が思うように進まず、頭を悩ませている女の子ママもいるでしょう。
このような場合、子どもは「ママと」練習するのが嫌!と感じていることが多いです。
- 「どうしてできないの!?」など、子どもを責めるセリフを言っている
- 高度なレベルを求めすぎている
このようなことが思い当たる人は、今すぐやめましょう。
ママと娘は同性同士。つい、ママ自身の幼少期と比較して、「もっとうまくなって欲しい!」「まだまだできるはず!」など、高いレベルを求めてしまいがちです。
しかしこれでは、ママとの練習が苦痛で嫌な時間になっても仕方ありませんよね。
- 「凄い!」「みんなを感動させる演奏だね!」など、とにかく褒める
- 指摘をする時は、「ここを○○にしたら、もっと上手になると思うよ!」など、プラスの表現をする
など、「褒める+プラスの表現による指導」を心掛ければ、子どものやる気もアップ!ママとの練習が楽しい時間に変わります。
(2)パターン②:習い事に行くことを拒む
女の子が習い事を拒む時には、
- 習い事自体を好きになれない
- できない自分に劣等感を感じている
- 大会や発表会がプレッシャーになっている
など、明確な理由があるケースがほとんどです!
このような状況では、「自信を与える」はずの習い事が「自信を無くす」存在になりかねません。
それを防ぐためには、
- 友達と比較するような発言はしない
- 苦手なことを無理強いしていないか?今一度検討する
- どうしても習い事を好きになれない場合は、やめる勇気をもつ
など、子どもに対する態度全般を見直しましょう。
「○○ちゃんは上手だよ!あなたも頑張りなさい!」など、友達と比べる発言をしないのはもちろん、子どもがどうしても苦痛で嫌だと感じるなら、思い切ってやめることも検討しましょう。
(3)パターン③:理由をつけて習い事をすぐにやめたがる
女の子は、良くも悪くも周囲の雰囲気を読み取るのが上手です。
男の子のように「もうやめたい!」と喚き散らすのではなく、「最近宿題が忙しいから、ピアノはやめた方がいいんじゃない?」など、言葉巧みにやめる方向へ導こうとする子もいるでしょう。
このようなことが続く場合は、まずは子どもの話をよく聞くことが大切です。優しく話を聞くことで、習い事を休みたい「本当の理由」を話してくれることもありますよ。
また、「できない自分」をママパパに悟られたくなくて、嘘をついているケースもよくあります。そんな時は無理に話を聞き出すのではなく、習い事が上達するようサポートしてあげましょう。
そうすることで、子どもは「達成感」や「満足感」を感じ、前向きに習い事に取り組めるようになりますよ!
6、女の子に人気の習い事15選
それでは、女の子に人気の習い事を一挙にみていきましょう。
(1)スポーツ系
①水泳
水泳は、女の子の習い事ランキング第1位です!泳ぎのスキルはもちろん、体力づくりを目的に習っている子が多く、月謝は6千円~7千円程度が相場です。
②バレエ
優雅なイメージのあるバレエも、女の子に人気の習い事。月謝は8千円~3万円と教室により幅があり、レッスンの方針も様々です。また発表会では、会場費や衣装代など、5万円~10万円が掛かることも。チケット販売のノルマがあり、売れ残った場合は買い取る必要がある教室もあるようです。
このように、掛かるコストが高額なイメージのバレエですが、地域の公民館などで催されているバレエ教室は、比較的安価だと言われていますよ。
③チアダンス
アップテンポで元気よく踊るチアダンスは、筋力はもちろん表現力も身に付きます。
月謝は1万円~2万円程度ですが、大会やイベント出場の度に衣装代や遠征費が掛かり、大会前の追加レッスン費用なども含めると、年間20万円前後掛かるケースもあるようです。
(2)芸術系
①音楽教室
赤ちゃんから通える音楽教室は、男女問わず人気の習い事!ママパパも一緒に参加できるため、親と子の愛着を形成するのにも最適です。月謝は5千円~1万円程度が相場です。
②ピアノ
ピアノは女の子の習い事ランキング第2位の、人気の習い事です!発表会が毎年ある教室、発表会のみならずコンクールにも積極的に出場させる教室、楽しさをモットーにレッスンを行う教室など、先生のカラーが如実に現れます。
月謝は5千円~1万円が相場ですが、自宅でのレッスンが必要なため、ピアノや電子ピアノの購入が不可欠です。コンクール前には追加レッスン費がかかる場合もあるので、気になることは事前に質問することをおすすめします。
③ヴァイオリン
ヴァイオリンを演奏する姿は実に優雅ですが、練習はピアノよりも大変です。
ピアノは鍵盤を押せば音がなりますが、ヴァイオリンは一音鳴らすのも一苦労。指の位置一つで音が変化するため、幼児が演奏するには親の練習サポートが不可欠です。
月謝は9千円~2万円が相場ですが、先生によってはそれ以上掛かることもあるようです。また、子どもの成長に合わせて「分数ヴァイオリン」を買い直す必要があるため、そのたびに楽器代が掛かります。
まさに贅沢な習い事と言えますが、実は分数ヴァイオリンの「レンタル」も最近ではメジャーです!月数千円でレンタル可能なため、「まずはヴァイオリンを経験してみたい!」と言う人は、レンタルから始めるのもおすすめです。
④習字
習字は女の子の習い事ランキング第5位!「字は体を表す」という言葉があるように、美しい字が書けるだけで、その人物が素敵に見えることがありますよね!
月謝は他の習い事に比べて安価で、3千円~5千円が相場です。
(3)勉強系
①幼児教室
男女共に、幼児教室も人気です。月謝は1万8千円~2万円程度と高めですが、教育熱の高いママパパから絶大な支持を集めています。
②公文
公文は、基礎学力を固めるのに効果的。コツコツ頑張れば確実に実力が付くため、努力型の女の子にはピッタリです!住んでいる地域により若干の差がありますが、月謝は1教科およそ7千円程です。
③そろばん
そろばんは、男女総合の習い事ランキングで8位にランクインしている、人気の習い事。
検定試験をクリアするごとに級がもらえるため、努力することの素晴らしさや、結果が出た時の達成感を感じることができますよ。
もちろん、計算力の高さはお墨付き!就学前に始めれば、小学校1年生で2桁の掛け算の暗算ができる子も珍しくありませんよ。
月謝は授業回数によって変動しますが、4千円~1万円程が相場です。
④英会話教室
英会話は男女共に人気があり、「習い事をしている子どもの、約5人に1人が習っている」といデータもあるほど。女の子の習い事ランキングでは、第4位にランクインしていますよ。
2020年度、小学校の英語教育が必修化されるのを目前に控え、英会話教室の需要は益々伸びていきそうです。
月謝は授業回数によって変動しますが、8千円~1万円程度が相場です。
7、人と違うものをやらせたい!女の子におすすめの個性を磨く習い事
人とは違う特技を伸ばしたい!そんな珍しい習い事をさせているママパパに、その内容を伺ってみました。
①アイススケート
娘が浅田真央選手に憧れて、「私もやってみたい!」と言ったのがきっかけです。リンクは冷えるため、付き添う私は着替えが必要!真夏でも、温かい着替えを準備して毎回ビデオを回しています。ビデオを撮っておくと、改善点を教える時にとても便利なんですよ。その甲斐あってか、大会で入賞もできました!(小学校2年生・女の子のママ)
②空手
女の子なので空手はちょっと…。そう考えて、最初はピアノをさせていました。でも娘の性格には合わないようで、練習にも身が入らない日々が続いたんです。そんな時、お兄ちゃんがしている空手の試合を見にいって、あっという間に虜に!体を動かすのが好きな娘にピッタリはまり、毎回の練習も集中して励んでいます。(年長・女の子のママ)
③日本舞踊
地域で開かれたイベントで、日本舞踊を目にしました。その美しさに心を奪われ、是非娘に習わせたいと思ったんです!自分には日本舞踊の経験がないため未知の世界ですが、先生の指導をメモするなど、親子二人三脚で頑張っています。(小学校3年生・女の子のママ)
④絵画
感受性豊かな女性に育って欲しい。そんな想いでアート教室に通わせることに。幼稚園に飾られている絵を見ると、皆一様にひまわりは黄色、人は肌色です。でも、娘の絵は色使いや構図がユニークで、人とは違う感性が磨かれているなぁ!と実感しましたよ。(年長・女の子のママ)
まとめ
お子様にピッタリな習い事はみつかりましたか?
女の子は周囲の状況を読み取るのが上手なため、習い事が嫌でも我慢してしまうことがあるようです。
ママパパは子どもの様子をよく観察し、適切なサポートをしてあげて下さいね。
是非習い事を味方につけ、素敵な女性への一歩を踏み出しましょう!
11歳と8歳の女の子二人のママ
子供もだいぶ手が離れたので好きだったライター業を再開。
家族との時間を大切にしつつ、ライブ参戦や映画鑑賞など自分の時間もゆっくり取り戻し中。
ただ、娘たちの成長と比例して必要となる一緒に遊ぶ体力の維持に格闘する日々。