「赤ちゃんが生まれたら、絶対に絵本の読み聞かせをする!」
そう意気込んでいるママパパは多いですが、「そもそもどんな絵本を買えばいいんだろう?」と、悩んでいる人はいませんか?
今回は、【赤ちゃんが初めて目にする絵本=ファーストブック】に大注目!
- 赤ちゃんに読み聞かせをして、意味があるの?
- 絵本デビューは何歳から?
- ファーストブックにはどんな絵本がおすすめ?
- そもそも、読み聞かせの効果って何?
など、赤ちゃん&絵本にまつわる疑問を徹底解明していきます!
目次
1、赤ちゃんと読み聞かせファーストブックの関係
「言葉も分からない赤ちゃんに、読み聞かせをしても意味がないのでは…?」と、感じる人もいるかもしれませんが、それは大きな間違いです!
確かに赤ちゃんの脳は未熟で、言葉も分からなければ文字も読めません。しかし、この時期の脳は物凄いスピードで発達しており、脳神経のネットワークは、2歳までに60%、4歳までに75%、6歳までに90%が完成すると言われているのです!
生まれてたった2年で、脳の神経ネットワークが60%も完成することに驚くと同時に、幼児期に様々な刺激を与えることが、いかに大切か実感できるデータですね。
特に「読み聞かせ」は、赤ちゃんの脳を刺激するのに大変適した取り組み!
- 音の響きを楽しむ
- 色や絵を楽しむ
- 絵本の感触を確かめる
- 親子のスキンシップや愛着形成に役立つ
- 集中力が身につく
など、絵本は、赤ちゃんに沢山の効果をもたらしてくれるのです。
では、赤ちゃんへの読み聞かせは、いつ頃スタートすればいいのでしょうか?次で詳しくみていきましょう。
2、赤ちゃんへのファーストブック読み聞かせはいつから?
(1)最も早いファーストブックの読み聞かせスタートはお腹の中にいる時!
読み聞かせを始める最も早い時期は、【赤ちゃんがお腹の中にいる時】です!
胎教の効果は諸説ありますが、赤ちゃんは胎内で聞いた声を記憶しており、生まれた後に同じ声を聞くと反応を示すことが分かっています。
このことを考えると、読み聞かせはママの優しい声をお腹の赤ちゃんに届けるのにピッタリです!赤ちゃんを想いながら絵本を読むことで、ママのリラックス効果や愛着形成も期待できますよ。
(2)新生児期からファーストブック読み聞かせを始める人も!
【生まれてすぐに】に読み聞かせを始める人もいるようです。
赤ちゃんと一緒に横になって、子守歌のように絵本を読み聞かせする時間はとても幸せな時間です。
絵本を通してママパパの愛情を感じたり、スキンシップの機会が増えたりするのも、新生児期から読み聞かせをするメリットですね。
(3)赤ちゃんとの生活に慣れた【生後4か月頃】からファーストブック大丈夫!
早い時期から読み聞かせするのは良いことですが、焦りを感じるのは禁物です!
「胎教をしなきゃ!」、「生まれたらすぐに絵本を読まなきゃ!」と必要以上に焦るのではなく、しっかりと首や腰が据わった【生後4か月頃】から始めても十分です。絵本の読み聞かせ時期が少々遅れたからと言って、成長にただちに影響が及ぶことはありませんから、安心して下さいね。
赤ちゃんが補助椅子や大人の膝に座れるようになった頃には、ママの産後ダメージも随分落ち着いているはずです。この頃から、徐々に絵本デビューをしてみてはいかがでしょうか?
3、【絵本デビュー】赤ちゃんのファーストブックを選ぶコツ
絵本デビューの時期が分かったところで、続いて、赤ちゃん用ファーストブックの選び方をみていきましょう。
(1)ファーストブックポイント①:ハッキリとした色使いの絵本
生まれてすぐの赤ちゃんは、「黒・グレー・白」しか認識できないことをご存じでしょうか?
生後1週間頃から徐々に認識できる色が増え、「赤・黄色・緑」などのハッキリとした色が分かるようになっていきますが、視力はまだ弱く、読み聞かせを始める生後4か月頃でも0.04~0.08程しかありません。
そのため、赤ちゃんのファーストブックには【できるだけハッキリとした色の絵本】を準備してください!赤ちゃん用に、黒白で描かれた絵本や原色を使った絵本も沢山あるので、後ほど紹介していきます。
(2)ファーストブックポイント②:触ったり聞いたりして楽しめる絵本
未熟な視力とは異なり、赤ちゃんの聴力はママのお腹の中にいるときからある程度発達しています。
そのため、視力の発達が追いつくまで、赤ちゃんは聴覚の方が優位です!体が自由に動かせないため反応はできませんが、新生児期からしっかりとママの声を判別していると言われています。
生後3か月頃からは言葉の理解も徐々に進んでいくため、是非沢山の絵本を読み聞かせ、言葉のシャワーを浴びせましょう!
また、触って楽しむ絵本も赤ちゃんにはおすすめです。握ったり、摘まんだり、叩いたりする動きは、手先の巧緻性を育みます。ガサガサ、フワフワ、ツルツルなど、沢山の感覚を味わえる絵本もおすすめですよ!
(3)ファーストブックポイント③:丈夫な絵本
赤ちゃんは、噛んだり、なめたり、引っ張ったり、本を乱暴に扱います。
しかし、これは赤ちゃんなりの「実験」で、成長している証です!無理やり取り上げるのではなく、ある程度赤ちゃんの自由にさせてあげましょう。
そのためには、絵本は丈夫に越したことはありません。スポンジのような素材の絵本や、厚めで角は丸いものなど、破れにくく赤ちゃんにやさしい素材の絵本がおすすめです。
(4)ファーストブックポイント④:シンプルで分かりやすい絵本
赤ちゃんには、極力シンプルで分かりやすい絵本を用意してあげましょう。
- 繰り返し表現
- 音やリズム
- 反対言葉
- 形
- 色
などを楽しむ、単純な内容の絵本がおすすめですよ。
4、赤ちゃんのファーストブックにおすすめの絵本11選
それでは、赤ちゃんのファーストブックにおすすめの絵本を、一挙にご紹介していきます!
(1)パパ大豆の白黒赤絵本セット
- 価格:¥2,640(税込)
- 楽天:https://item.rakuten.co.jp/eigo/shirokuroaka/
生まれたばかりの赤ちゃんでも認識しやすい、白・黒・赤のみを使って描かれた絵本。〇・△・□を使ったシンプルな絵など、赤ちゃんの脳を刺激する要素が満載です!「赤ちゃんの豊かな反応が見られる!」と、大好評な一冊です。
(2)いっしょにあそぼシリーズ 3冊セット
- 価格:¥3,970(税込)
- 楽天:https://item.rakuten.co.jp/ehon888/xmas10/
赤ちゃん絵本として人気の、「しましまぐるぐる」、「ぶんぶんきいろ」、「あかあかくろくろ」の3冊セット。私も子ども達が赤ちゃんの頃に、この3冊を読み聞かせしました!ハッキリとした色はもちろん、繰り返し表現や顔の絵にも反応していましたよ。
(3)がたんごとん がたんごとん
- 価格:¥880(税込)
- 楽天:https://books.rakuten.co.jp/rb/268200/
「のせてくださーい」の掛け声で、哺乳瓶やカップやスプーンなど、身近な物が電車に乗り込みます!簡単な言葉の繰り返しに、赤ちゃんは興味津々です。
(4)どうぶつ絵本 はじめまして
- 価格:¥1,320(税込)
- 楽天:https://item.rakuten.co.jp/topculture/10308682/
生まれて間もない赤ちゃんでも認識できる、白・黒で描かれた絵本。ウレタン素材の分厚い絵本なので、少々かじったりなめたりしても壊れません!私の子ども達は、絵本デビューにこの絵本を選びました。何度も読み聞かせしたお気に入りです!
(5)いないいないばあ
- 価格:¥770(税込)
- 楽天:https://books.rakuten.co.jp/rb/118912/
1960年代から、700万部以上が発行されているロングセラー。様々な動物の「笑顔」こそが、この絵本最大の魅力です。「いない、いない、ばぁ!
」と、是非オーバーに読んであげましょう。
(6)あかちゃんはーい
- 価格:¥748(税込)
- 楽天:https://books.rakuten.co.jp/rb/11498577/
「はーい」、「おすわり」、「パチパチ」など、赤ちゃんと動物が沢山の仕草を教えてくれます。1歳前後になると、赤ちゃんは真似っ子遊びを楽しむようになりますよ。ボードブックなので丈夫です!
(7)あかちゃんのあそびえほん いいおへんじできるかな
- 価格:¥748(税込)
- 楽天:https://books.rakuten.co.jp/rb/526060/
木村裕一さんの「あかちゃんのあそびえほんシリーズ」は、ファースト絵本にふさわしい作品ばかり!なかでも、こちらの「いいおへんじできるかな」は、最初に教えたい「はーい!」をすぐに覚えてくれると評判です。
(8)赤ちゃん絵本セット
- 価格:¥1,980(税込)
- 楽天:https://books.rakuten.co.jp/rb/596513/
手のひらサイズの小さな絵本。中身はいたってシンプルで、物の名前を列挙しているだけです。しかし、それゆえに工夫次第で沢山の語り掛けができます。「これは靴下だね。〇〇ちゃんの靴下は赤だね!」など、赤ちゃんの視野をどんどん広げてあげましょう。
(9)あかちゃんのことばあそび だっだぁー
- 価格:¥935(税込)
- 楽天:https://books.rakuten.co.jp/rb/6495643/
「だっだぁー!だらっだらぁー!」など、ユニークなリズムと沢山の顔で構成された絵本。言葉が分からない赤ちゃんも、「擬音語」で音を楽しめます!ママパパ自身が、自由に表現しながら読み聞かせしてあげましょう。
(10)どのおとがすき? あかちゃんのおとえほん
- 価格:¥1,980(税込)
- 楽天:https://books.rakuten.co.jp/rb/13832926/
ボタンを押すと音がなる「音絵本」。ボタンを押す楽しさに、夢中になる子が沢山いますよ。
(11)だるまさんシリーズ「が・の・と」3点セット
- 価格:¥2,805(税込)
- 楽天:https://item.rakuten.co.jp/hmvjapan/3692760/
ファースト絵本に選ぶ人多数!かがくいひろしさんの「だるまさんシリーズ」は、赤ちゃん絵本の鉄板です。ハッキリとした色合いや面白い動作に、赤ちゃんは釘付け!ママパパがだるまさんの真似をすると、大笑いしてくれますよ。
まとめ
お気に入りの絵本はみつかりましたか?
今回この記事を書くにあたり、初めて読み聞かせをした「どうぶつ絵本 はじめまして」を子ども達に見せたところ、「わぁ!懐かしい!」と歓喜の声を上げていました。
ファーストブックは、5年、10年後も心残る大切な絵本になります!あなたと赤ちゃんにも、素敵なファーストブックが見つかりますように。
3歳と6歳の子を持つママライター。子ども達を「食うに困らない人間」に育てるべく、0歳から様々な幼児教育を実践!その効果が出ているかはさて置き…育児と仕事に全力投球中の30代です。夫と家事全般の優先順位が下がる一方なのが悩みの種。