「小学校に入る前にひらがな・カタカナを書いたり、簡単な足し算は出来るようになっていてほしい」
「小さいうちにいろんな感性を育てて、しっかり好奇心や考える力をもった子どもになってほしい」
「少しでも早く語学の勉強を始めて、将来はバイリンガルになってほしい」
このような理由で、小学校入学前から幼児教育を始めるお母さん・お父さんが増えてきています。
幼児教育を始めるなら、親子で楽しく学べる教材を使うのが一番ですが、ネットで調べるとたくさんの教材があって、選ぶのが大変です。
そこで、こちらの記事では、特に人気のある幼児向け教材10選を、①対象年齢②値段③おすすめポイントという三点に絞ってまとめました。
ぜひご一読いただき、教材選びの参考としていただければ幸いです!
目次
1、幼児向け教材とは
教材を紹介する前に、まずはこちらの記事で紹介する「幼児向け教材」がどんなものなのか、対象年齢と、教材の種類と、予算について少し説明します。
(1) 何歳ごろから始めて、何歳ぐらいまで続けるもの?
幼児向け教材の多くは、0歳~3歳ごろから初めて、小学校入学前まで続けることを想定しているものです。
ただ、コースを変えるという形をとって、将来的には中学校や高校まで続けられるものもあります。
たとえば、「ドラゼミ」(小学館)では、年少から六年生が対象となっていますが、以下の2つのコースに分かれています。
年少~年長:「ぷちドラゼミ」コースで遊びながら学んで数や言葉を学ぶ楽しさを身に付ける
小学一年生から:「ドラゼミ」コースでテキストに取り組みながら、基礎固めや考える力を高めることを目指します。
(2)どんな教材があるの?
幼児向け教材には、大きく分けて3つのタイプがあります。
知育や能力開発を目的としたもの、幼稚園・小学校受験を見据えたもの、そして語学能力を伸ばすものです。
このうち2つを兼ねたものもありますが、おおむね、いずれかの目的に特化した教材が多いようです。
①知育や能力開発を目指すもの
幼児期はいろいろな知識をスポンジのように吸収して、脳が大きく発達する時期です。その時期にお子さんの五感に刺激を与えることで感覚が発達し、合わせて勉強もすれば効率が良いと言われています。
そのために、例えばこんな教材があります。
- パズル: いろいろな形のパズルを触って触覚を育てつつ、考える力も養います。
- 絵本:カラフルな絵で目を引きながら色彩感覚を学び、内容からルールやマナーも学びます。
- 音の出る教材:例えば、りんごの描かれた図にペンを当てると「Apple」と英語の発音が再生されます。音で興味を引きつつ、正しい発音も学べます。
このような教材のセットで特に有名なのは、こどもちゃれんじ、七田式、公文式、モンテッソーリ式の教材です。
こどもちゃれんじ、七田式、公文式の教材はあまりバラ売りしていないので、それぞれのホームページから申し込みましょう。
モンテッソーリ式の教材はセットになっているものもありますが、Amazonなどで1品から入手できるものもあります。
②幼稚園や小学校の受験を目指すもの
対象年齢は0歳から6歳ぐらいです。
幼稚園受験を目的とした教材には、「考える力」や「身の回りの物事への関心」を養う教材が多くあります。例えば、まいとプロジェクトの「お母さん講座」などが有名です。
小学校受験が目的であれば、「有名小学校の入試問題を参考とした、プリントの教材」が多くを占めます。特に有名なのは、七田教育研究所、こぐま会、日本学習図書社の教材です。
③語学能力を伸ばすもの
対象年齢は0歳から12歳ぐらいです。
英語能力を伸ばすことに特化した教材で、言葉を学ぶ能力が一番高いと言われる幼児期にしっかりと英語を学ぶことができます。
参考記事:早ければ早いほど良い?0歳から始める英語教育、おすすめ教材・教室7選
小学校で英語教育が必修化されることもあって、最近注目度が高まっている教材です。有名な教材は、ディズニーの英語システムやベネッセのワールドワイドキッズです。学研や旺文社などの出版社からも教材が出ています。
④毎月の予算は平均どのぐらいかかる?
教材によって価格は上下しますが、だいたい毎月1,000円~2,000円ぐらいから始めることができます。
毎月の料金を支払うものだけでなく、一括で数年分まとめて購入するタイプもあります。こちらは20万円から80万円と、一度に払うのは躊躇してしまう金額です。
教材によって使用年数は違いますが、毎月支払うタイプの教材と比較するため、仮に0歳から6歳までの72ヶ月間使い続けることを想定して金額を出すと、以下の通りです。
- 20万円の教材の場合:毎月2,777円
- 80万円の教材の場合:毎月11,111円
中古の教材を使えば安く済みますが、
- 質問をしたりアドバイスを受けたりといったフォローを受けられない
- 製品の故障やメンテナンスなどのサービスが受けられない
- 欠品があった場合など補充できない
といったデメリットに気をつける必要があるでしょう。
⑤教室にも通ったほうがいい?
教室に通う場合、教室指定の教材を活用して勉強することになります。その教材をどういうふうに使えば楽しく・効果的に勉強できるかわかっている、プロの先生が教えてくれるのは大きなメリットです。
ただ、やはりプロに教えてもらう以上、料金は掛かってしまいます。たとえば、公文式の3歳からのコースは1教科30分ぐらいの授業を週2回で、毎月の月謝は1教科あたり6,480円。こくご・さんすう・えいごの三教科を教わると、毎月2万円近い出費になります。
まずは自宅での学習から始めて、お子さんの興味のある教材・勉強がどんなものか見当をつけてから、合いそうな教室を探して、体験教室から初めてみるというのが無難でしょう。
月謝の例として挙げた公文式でも、2月・5月・11月の年3回、無料体験学習を開催しているほか、教室見学はいつでも無料で受け付けています。
2、無料ダウンロードできるおすすめプリント集5選
ここまで、何度か費用についてお話しましたが、幼児教育はお金をかけずとも始めることが出来ます。
ネット上では個人や企業が幼児教育に役立つプリントを作成して、ご家庭で使っていただくために、無料でダウンロード・印刷できるようにしたサイトがいくつもあります。国語や算数といった「お勉強」のためのプリントから、毎日の予定表や、お子さんにあげるための表彰状までいろいろなデータがあるので、ぜひ活用してみましょう。
そのようなサイトは幾つもありますが、特におすすめのサイトを5つ紹介します。
(1)ぷりんときっず
対象年齢は4歳から8歳です。
毎月250万のプリントがダウンロードされている、無料のプリントダウンロードサイトです。幼稚園や小学校で使うような、カラフルでかわいらしいデザインのプリントが豊富です。
個人によって運営されており、「教育にお金を掛けられるかどうかで子どもの学力が決まるのは間違っている」という想いのもとで、たくさんの子どもに学ぶ機会を提供することを目的として作られたウェブサイトです。
【おすすめポイント】
プリントごとに、プリントの目的と使い方、どのタイミングで使うのが良いのか、類似のプリントはどんなものがあるのか等まとめられていて、とてもわかり易いのが特長です。
運筆練習や国語・算数などの教科のプリントのほか、「よく出来ましたシール」や「こども表彰状」、「服薬チェックシート」といった便利なシートまでダウンロード・印刷できるお役立ちサイトです。
(2)ちびむすドリル
http://happylilac.net/kisetsu-sozai.html
対象年齢は3歳から15歳です。
運営会社のパディンハウス代表の内田さんが、「自分が子育てをしている中で、『こんな教材やコンテンツがすぐに簡単に手に入ったら便利だな』と思ったものを作ってサイトで公開し始めた」のをきっかけとして始まった、プリントの無料ダウンロードサイトです。
【おすすめポイント】
現役のお母さん・お父さんだけでなく、全国の幼稚園や小学校でも教材が使われる有名サイトで、頻繁にコンテンツが更新されるのが大きな特長であるほか、栄光ゼミナールとのコラボ問題集も公開されているのでコンテンツの量・質ともに申し分ありません。プリントだけでなく、3歳・4歳向けの動画教材もあります。
また、幼児教育だけでなく、小学生教材・中学生教材と展開しているので、長く使い続けられそうなのが大きな魅力です。
こちらも教材だけでなく、クロスワードパズル、季節行事を題材にした知育プリント、はさみやのりの練習用紙、地図など、幼児教育に使えるプリントが幅広く公開されています。
さらに、サイト中には他の無料プリントダウンロードサイトのリンクもあるので、使い切れないぐらいプリントを集めることができそうです。
(3)キッズステップ
対象年齢は2歳から6歳です。
「小学校入学前に身につけたいこと」に目標を絞ったサイトで、
- めいろや点つなぎでエンピツの使い方を練習する
- 数字と簡単な足し算を学ぶ
- ひらがなとカタカナを学ぶ
という3つのコースに分けてプリントを進めていく、という構成になっています。
サイトの理念として、学力を上げるというよりも、まずは学ぶことの楽しさを実感してもらい、「学習する習慣さえつけば、お子さんの学力は成長に合わせて伸びていく」ということを掲げています。
【おすすめポイント】
対象年齢を絞り込んだサイトでありながら、プリントの数はなんと600枚!
また、無料のプリントだけでは物足りないという方のために、たとえば迷路のプリントの掲載ページではAmazonで買えるおすすめ教材も紹介されています。
ネット上の幼児教材の口コミを見ていると、幼児向けの教材をせっかく色々買ったのに、子どもが気に入って自分から使うのは数種類だけ…という悩みもありますが、まずはプリントをお子さんとやってみて、好きな遊び(めいろや積み木、点つなぎなど)がわかってから、プリントに合わせた教材を買うのであれば無駄がなくて良いですね。
(4)創る化プロジェクト
http://www.kidsc.jp/tsukuruka/
対象年齢は3歳から10歳です。
どちらかというと年少から年長までの幼稚園児向けコンテンツが多くあり、全体のプリント数は500枚ほどです。
「たくさん考えて、たくさん試して、たくさん失敗して成長する機会を与えること」を目的として制作されたサイトです。
【おすすめポイント】
楽しく学ぶことをねらいとしているので、例えばひらがなの練習でも、ちゃんと練習するプリントの他に、あえておもしろい字を描くための「へんてこひらがな」というプリントもあります。
こちらのサイトのプリントは親子で一緒に進めることがおすすめされているので、プリントを何枚か印刷して、子どもと一緒にやってみるのも良いかもしれません。
国語・算数・英語の教材のほかに、お絵かき用紙からめいろ・ぬりえなど、色々なプリントをダウンロードできます。
(5) Honda Kids
対象年齢は3歳から12歳ぐらいです。
自動車メーカーのホンダが運営しているサイトで、無料プリントダウンロードサイトというよりは、幼児教育に役立つ無料コンテンツを集めたサイトになっています。
【おすすめポイント】
プリントにとどまらないコンテンツの豊富さが魅力。
プリントは学研の幼児向け教材からピックアップした問題集をダウンロードすることができますが、その他に子ども向けレシピの紹介など、小さいお子さんをお持ちの方は一度見て損はないサイトです。
3、人気の幼児向け教材10選
ここまでで無料のプリント・教材ダウンロードサイトを紹介してきましたが、ただプリントをやるだけだと、子どもも飽きてしまうかもしれません。
いくらか予算は必要ですが、これから紹介する有料の教材は、仕掛けがある・音がなる教材や、子どもに人気のキャラクターを利用した教材など、より強く子どもの好奇心に働きかける工夫がされています。
有料といっても無料体験が付いている場合もあるので、気になるものがあれば、是非試してみてくださいね。
(1)Z会幼児コース
①対象年齢
3歳から6歳
②月額費用
毎月払いの場合、年少コースは2,060円、年中コースは2,700円、年長コースは2,800円です。
6ヶ月一括払いや12ヶ月一括払いのコースもあり、その場合は年額換算で2,000~3,000円ほど安くなります。
③教材の内容・特色
考える力を身につけることに特化している
Z会の教材で育つのは、みずから色々な疑問を見つけて考える力を持ち、挑戦意欲を持つ子ども。これは、「すすんで学びに向かう姿勢がある子どもはあとからの伸びしろが大きくなる」という、Z会がこれまでの小学校~大学受験教育で発見した事実に基づきます。
身近にあるものが教材になるから、何度でも挑戦できる
「自ら考える力を育てる」という考えは、たとえば、Z会の幼児教育コースには組み立てるタイプのセットが付属しない、という事にも表れています。体験課題そのものはあるのですが、空き箱や新聞紙などの身近な素材を使って、いろいろなアプローチで何度も挑戦することが推奨されています。
一人でやる課題と親子でやる課題を区別している
また、Z会の教材は、「一人で取り組む課題」と「親子で取り組む課題」が別々に用意されているのも特長です。子どもの課題についつい口出ししたくなる事もあるかもしれませんが、ハッキリと2つに分かれている場合、子どもが一人でじっくり考える時間と、親子でコミュニケーションをしながら考える時間が区別できるので効果的です。
(2) ドラゼミ
https://www.shopro.co.jp/dora/
①対象年齢
3歳から6歳
②月額費用
毎月払いの場合、年少コースは1,998円、年中コースは2,268円、年長コースは2,268円です。
6ヶ月一括払いや12ヶ月一括払いのコースもあり、その場合は年額換算で3,000~4,000円ほど安くなります。
③教材の内容・特色
しっかりと小学校の入学準備ができる
読み書きと数を中心に、学習の基礎となる部分をしっかり学ぶことができます。メディアでも注目された「百ます計算」で有名となった、立命館大学の陰山英男教授が監修しており、基礎学習の効果には定評があります。
ドラゼミが目指すのは、学習が生活の一部になること。自分で計画を立てて自分で学べる子どもを育てることが目標です。
好奇心の強い幼児期にしっかり学習習慣をつけることで、その後の小学校や中学校でのまいにちの学習もスムーズに進むようになります。
年2回の添削指導
幼児コースで添削指導があるのは少し珍しいですが、ドラゼミでは年2回の添削指導があります。
お子さんのレベルや個性にあわせたプロの教育者が添削をしてくれて、問題ごとの解説の他、できたところは褒めてもらえるし、お母さん・お父さん向けに「こう教えてみてくださいね」というアドバイスがあることも。外部からの声があることがモチベーションに繋がります。
特別教材は四ヶ月ごとに届く
四ヶ月ごとに、いろいろな教材がセットになったお楽しみパックが届き、それ以外の月は添削と問題用紙が送られてくる形式です。毎月変わった教材が送られてくる形式と違って、一時に沢山送られてくるので、どういうふうに活用していくか配分を考える必要があります。
(3) ハローキティ・ゼミ
①対象年齢
3歳から6歳
②月額費用
1,980円
③教材の内容・特色
幼稚園・小学校受験に実績のあるこぐま会の教材を利用している
幼稚園受験や小学校受験に実績のある「こぐま会」と、中学受験に実績のある「SAPIX」が教材を提供しつつ、受験ではなくあくまで幼児教育を目的としているのがハローキティ・ゼミです。
受験教育に実績がある会社が教材を提供しているというと、小学校の内容を先取りするような早期教育を連想するかもしれませんが、いずれの会社も、入学後もしっかり勉強を続けていけるような「知能と学習習慣をつける」ことが重視されていて、教材にもそれが反映されています。
親子で一緒にやることが前提
ハローキティ・ゼミの問題集を進める時は、親がお子さんの横についてあげて、苦手な部分に気付いてあげなくてはいけません。
問題集でつまづいた所があったら、実際に見てわかるようなもの(長さを比べるときに紐を使うとか)で示してあげて、疑問に思ったことをすぐに解決できるようにヒントを示す必要があります。大人が一緒に進めていける場合におすすめです。
教材はとてもシンプル
主な教材は20ページの問題集と、塗り絵が3枚、ふろくが1つ、学習の手引1冊というシンプルな構成です。他の教材とくらべて少なく感じるかもしれませんが、ハローキティ・ゼミには、「幼児期に大量の教材を与えることは、お子様の勉強嫌いの原因になる」という考え方があります。
質の高い教育を適切な分量で届ける、というのを徹底しているようで、たしかに口コミでも「ちょっと量が少ないかなとは思ったけど、問題集はとてもよく作られていた」というものが多く目につきました。
(4) ポピっこ
①対象年齢
2歳から6歳
②月額費用
900円
③教材の内容・特色
月900円の格安教材ながらも品質は十分
2,000円ぐらいの教材が多い中、ポピっこは月額900円という安さが魅力安いとはいえ、出版している全日本家庭教育研究会は1973年から続いており、しっかりした教育ノウハウを持つ団体で、監修には脳科学者の篠原菊紀先生が付いているので、品質は十分です。
とりあえずやってみたいという方や、他の教材だけじゃ分量が足りないかも、という方にもおすすめです。
分量は少なめだけど毎月教材が届くのが魅力
毎月届く課題そのものの量は少なめです。年齢によって変わりますが、毎月問題集1冊・絵本1冊というのが基本で、あとは四ヶ月に一度、カードゲームや工作キットを詰め合わせた特別教材が届きます。
ただ、量が多すぎて混乱することが避けられたり、定期的な学習習慣がつくという点では、このぐらいの分量で毎月届くというのはむしろメリットと言えます。
(5)こどもちゃれんじ
①対象年齢
6ヶ月から6歳
②月額費用
毎月払いの場合、2,036円です。
12ヶ月一括払いのコースもあり、その場合は年額換算で2,000円ほど安くなります。
③教材の内容・特色
基本的な学習能力から考える力、モラルまで幅広く身につく
ベネッセのノウハウを使って、小学校入学にも備えられるレベルの基礎能力がつく他、独自開発の教育おもちゃや映像、絵本などいろいろな教材を活用して、子どもの好奇心を刺激します。
また、教材の中では社会のルールやモラルを学ぶことのできるシチュエーションも登場するので、お子さんの心も育てることができます。
バリエーション豊かな教材のわりにかなりお得
音声タッチペンをつかって音を聞くことのできるひらがなブックや、手紙づくりキット、お寿司のパズル、うがいや手洗いの絵本など、ベネッセが作ったさまざまな教材で飽きずに学ぶことができます。
毎月おもちゃが届くので子どもが心待ちにしている、といった口コミもあり、子どものやる気向上のためにはやはり毎月教材が届くというのが良いようです。
凝った教材が多いわりに月額2,000円程度という金額も嬉しいポイントです。
(6) 公文式の通信講座
http://www.kumon.ne.jp/enter/correspondence/index.html
①対象年齢
3歳から何歳まででも
②月額費用
1教科7,560円
③教材の内容・特色
ひたすら基礎力を磨く
考える力も育つのですが、やはり公文式は繰り返しによる基礎力の向上に定評があります。一人で何度でも繰り返せる問題に加えて、充実した添削指導で、お子さんの何が課題で今後どうすればいいのかはっきりと知ることが出来るのが魅力です。
教材は生徒の実力に応じて内容が変わる
教材はプリントが主体です。公文式では生徒の実力を見ながらプリントの難易度を変えていく形式をとっているので、ちょっと躓いている場合には同じ問題を何度も解いて理解できるようになりますし、逆にすらすら解ける場合には飛び級のようにレベルの高いやりがいのある問題が出来るというメリットがあります。
値段の高さがネック
三教科受ければ月謝は2万円近くになります。もし費用面で不安がある場合は、無料体験などを活用してじっくり検討するのが良いでしょう。
(7)学研通信講座
http://www.gakken.jp/tsushinkoza/index.html
①対象年齢
3歳から中学生まで
②月額費用
6,500円
③教材の内容・特色
実力に応じて学習内容を変えながら、しっかりと考える力をつけることができる
学研の通信講座は、学研が全国一万五千教室で展開する、学研教室の授業を自宅で受けられるサービスです。
学研では思考力を育てることに重点を置いており、毎月届く教材は、ただ何度も解くものではなくしっかりと過程を考えて解く問題集が主です。
他の教材では社会のルールやマナーに関する絵本が付属している場合もありますが、学研の通信講座はどちらかというと小学校入学に備えてしっかりとした勉強をするためのサービスです。
問題集メインなだけに、お子さんの実力に応じて勉強内容を柔軟に変えられるので、遅れ気味な時は自分のペースで落ち着いて勉強でき、逆によくできる時は次々と新しい課題に挑戦していくことが出来ます。
通信添削に強みがある
学研では通信添削の教師の半分以上が家庭教師・塾講師の経験者。添削を通して子どもの課題を掴み、的確なアドバイスをもらうことができます。また、学研通信講座には保護者との連絡ノートもあるので、それを通して教育の相談ができるというメリットもあります。
(8)七田式はっぴぃタイム
http://www.shop-beanstalksnow.jp/shop/happytime/index.aspx
①対象年齢
2歳から6歳
②月額費用
4,212円
③教材の内容・特色
天才を育てる
主婦の友社と、脳科学に基づく教育で実績のある「七田式」が共同開発した教材です。
学問、スポーツ、芸術などの分野で活躍している卒業生の多い「七田式」では、フラッシュカード(高速で絵の描かれたカードを見せて、その名前を答える)などの独自の教材を使って右脳を育てることに重点を置いています。
子どもによって合う/合わないがある、という口コミもありますが、算数オリンピック日本一の小学六年生、漢検で三年連続満点を取る小学三年生といった子どもが七田式教育を受けていることからも、合いさえすればかなり効果が期待できるのかもしれません。
どちらかというと基礎力重視
七田式では普段の問題集は反復学習が重要視されているようで、(考える力がまったく付かないわけではありませんが)どちらかというと基礎能力が育つようです。考える力を育てるには他の教材を使ったり、工夫が必要かもしれません。
(9)ディズニーの英語システム
①対象年齢
0歳から12歳
②月額費用
一括支払い形式。代金は3万円ぐらいから80万円ほどまで、パッケージによって異なる。
無料体験できるショールームもあります。
③教材の内容・特色
しっかり英語を学べる量と質
日本でもかなり有名な英語学習システムです。
とくに言語を学ぶ能力が高いといわれる0歳から4歳までのあいだにしっかりと英語を学べるよう、五感を活用する教材が組み込まれているほか、週1回はネイティブの教師と電話して本物の英語に触れることができます。
アフターサポートが充実
ネイティブ講師と話せるほか、教材が紛失・破損した場合はすぐに交換してもらうことができ、24時間対応のサポート窓口も開設されています。
教材購入と同時に英語システムの会員になれるので、会員限定の情報誌を受け取ったり、英語教育のイベントに参加したりといった特典も盛り沢山です。
(10)ワールドワイドキッズ
①対象年齢
1歳から6歳
②月額費用
一括支払い形式。代金は189,000円です。
③教材の内容・特色
英語で「コミュニケーションできる」人を育てる
幼児向け英語教育の教材としては、ディズニーの英語システムとワールドワイドキッズでかなりのシェアを占めていると思われます。
そのぐらい有名な教材なワールドワイドキッズを提供するのは、教育全般に幅広い実績を持つベネッセ。ディズニー英語システムに比べて大幅に安い価格設定ながら、20万円近いというだけあって教材のバリエーションは豊富。「喋る力」「発音する力」「聞く力」「話す力」「感じる力」「グローバルマインド」という6つの力を育てることで、英語でのコミュニケーション能力の高い人間を育てます。
バリエーション豊かな教材
ぬいぐるみ、DVD、CDのほか、積み木やタブレットのような「触って学べる」形式の教材も豊富。また、ワールドワイドキッズでは親御さんとお子さんの関わりにも力を入れていて、遊びのヒントや英語での声かけ例をまとめた情報誌も毎月送られてきます。
4、教材を使いこなせるか心配な方には家庭教師サービスも
ここまでで10の教材を紹介しましたが、どれもメインは自宅での学習です。
つまりお母さん・お父さんが自分で教材を使ってお子さんに教育を施さなければいけないのですが、教材を上手く使いこなせるか自信がないという方もいるのではないでしょうか?
そんな方のために、幼児向け家庭教師コースもあります。
ここでは学研の例を紹介します。
学研の家庭教師幼児コース
学研の家庭教師の幼児コースでは、親御さんのご希望ごとに3つのコースに分けて、お子さんに教材を使った教育を施してくれます。
①基礎補修コース
https://www.kame.co.jp/course/infant/
ひらがなの読み書き、数字の読み書きや簡単な計算、時計の読み方やお金の数え方など、「ことば」と「おと」を基本とした指導を行い小学校入学準備まで無理なく導いていくコースです。
講師との対話を通じて「指示された内容をこなしていく能力」と「自分の意見を述べられる能力」を養うことができます。
②能力開発コース
https://www.kame.co.jp/course/infant/ability.html
絵カード、パズル、積み木や折り紙を通して、図形や空間を把握する能力を養います。
授業は、講師がしっかりと褒めるべき点を褒めて、子どもに学ぶことの楽しさを感じてもらい、子供たちがすくすく育つように愛情を注いでいきます。
③小学受験コース
https://www.kame.co.jp/course/infant/examination.html
位置や形の記憶、図形の認識、大きさ比べ、お絵かきの練習、音楽リズムや運動など、小学校受験に出る内容をしっかりと教わることができます。受験校や通っている幼児教室の特徴にあわせた指導を受けることができます。
また、有名私立小学校の受験情報の提供なども受けることができます。
5、まとめ
幼児向けのおすすめ教材をまとめた今回の記事、いかがだったでしょうか。
いろいろな教材がありますが、まずは一ヶ月無料!としているところも多いので、とりあえずは資料請求して見てはいかがでしょうか。
お子さんが楽しんで学べるピッタリの教材を探してみてください。
趣味は薬膳料理とヨガ。
よく食べよく寝る元気いっぱいの息子(3歳)のママ。
かわいいけれどいつも足にまとわりついてくる甘えん坊の息子の将来が心配。
あと仕事と育児で毎日がいっぱいいっぱい。
きちんと料理や掃除をしたいのに家事の時間が確保できないのが悩み。