幼児教育

日本生まれ日本育ちでもできるバイリンガル子育て法まとめ

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世界ではグローバル化が進んでおり、将来英語を話すことができると困る確率が減ります。日本では小学校にも英語教育が2020年までに必修になります。

いっそバイリンガルな子育てをしてみませんか?

ここではバイリンガル子育てのメリットデメリットや、する上でのポイントなどをご紹介します。先輩ママたちのバイリンガル子育てブログもご紹介します。

あなたのお子さんに合った子育て法がきっと見つかるはずです!

親も楽しく英語と関わることが大切なポイントです。

親子で楽しく英語に触れて、楽しくバイリンガルにチャレンジしてみましょう!

目次

1、日本生まれ日本育ちでもできるバイリンガル子育てとは?

(1)バイリンガル子育てのメリットデメリット

バイリンガルと聞くとなんとなく良い印象がありますが、何が良くて何が問題なのでしょうか。

バイリンガルで子供を育てるメリットは、知識の幅が広まり、英語はもちろんのこと、他の言語の習得も早まります。海外では数か国語を話す子達も珍しくありません。

反面、学習時間も英語日本語となるので二倍かかり、お金もかかります。日本語も覚えていないうちに多言語となると、どちらの言語も習得が中途半端になる可能性があります。

(2)なぜ早くから始めることがおすすめなのか?

最大の理由は、子供達の心が柔らかく素直な状態であるためです。素直な分、習得も早いです。子供は英語を遊びの一環として抵抗なく始められます。

2、バイリンガル子育てを始める前に絶対に見ておきたいポイント

(1)日本語を早期に築かせる

バイリンガルの子は、言葉を覚えるのに時間がかかるといわれています。英語と日本語、両方の能力を同時に伸ばすより、まずは日本語を先に喋れるように意識して子育てをしましょう。

日本人の両親であれば、先に覚えるのは日本語なのは当然ですよね。2~3歳になるまでに、たくさん日本語で話しかけてあげれば日本語の習得がいち早くできるようになります。

そうしているうちに今度は英語も十分に覚え、話せるようになります。

それができなければ、いつまでも言葉そのものを喋れないままになってしまいます。

(2)最重要?アウトプット量を増やす

少し難しい話をします。

第二言語習得研究ではインプットとアウトプットの重要性をめぐり、様々な議論が続けられています。「インプット仮説」や、その仮説に異を唱えた「アウトプット仮説」などがよく知られています。

インプット仮説では、アウトプットではなくインプットのみが第二言語の習得に有効であり、アウトプットの重要性については語られていません。

一方、アウトプット仮説は「理解可能なインプット」の必要性を認めた上で、言語習得の促進には「聞くこと」と「話すこと」の相互作用が必要と考えたため、インプットされた情報を「発話すること」、つまりアウトプットを重視しています。

また、米国パデュー大学の脳科学に関する研究では、情報を何度もインプットするより、その情報を何度もアウトプットすることで情報の長期安定が保持できると報告されています。つまり、脳科学的にもアウトプットが重要だということです。

学習を始めたばかりの段階ではインプットに重点を置いて基礎を固め、レベルの向上に従ってアウトプットの量を増やしていくのがベスト。

このように、英語を効率的に学習するためには、学習段階に合わせたインプットとアウトプットのバランスが重要です。

たとえば、国際カップルの場合、母親が英語を母国語とする家庭のほうが、子どもが英語を話せる率が断然高いといいます。

父親が英語話者でも、母親が日本人で、日本語で子育てしている場合、よほど努力して英語での会話量を増やさない限り、その子の英語力が「リスニングがなんとなく分かる程度」ぐらいにしかなっていないというケースは少なくありません。

(3)大変なので、うまくいかなくてもめげない

国際結婚をしたら英語も日本語も子供は両方しゃべれるのではないか?とおもいますよね。

しかし、両方しゃべれるようにバランスよく育てるには日常生活の30%以上のコミュニケーションをそれぞれの言語両方で行う必要がある、という研究結果が出ています。

つまり日本語を普段から使っている生活であれば、コミュニケーションのうち30%が英語でないと、英語も話せるバイリンガルになるのは厳しいのです。

英国人の妻と3人の子供を持つRYOUHEIさんは、子供に英語を話させるために、

「テレビ番組は英語のもののみに限定」

「妻がより積極的に育児に関わるようにする(英語のアクティビティーブック、読み書きの練習を、ほぼ毎日一緒にする)」

「できるだけ英国に滞在し、英国の家族と交流するようにする」

などの対策を講じました。

そのように工夫を続け、夏休みに英国の実家に滞在した際には、3週目までは「おとうさーん!」と自分を呼んでいた子供が、4週目「Daddy!」に突然変わったそうです。

参考:https://dual.nikkei.co.jp/article/027/33/

このように、たとえ国際結婚だったとしても、子供が無条件に英語ペラペラになるわけではありません。なので、めげず、諦めずに英語教育をしていきましょう。

(4)成功している人は、他にこんなことをしている

子供が成長し、コミュニケーションが英語で問題なくできるようになってから、ネイティブの英会話サービスを利用している方もいます。

また、すぐに喋れることを期待せず、何年かかけて英語教育をする事例もあります。

なんでも気になったこと、効果がありそうだと思ったことは積極的に取り入れている方が最終的にバイリンガル子育てに成功しているようです。

3、自然と英語が身につくバイリンガル子育て

自然と英語が身に着くようにするにはどうしたらいいのでしょうか?

それは英語教育を子育ての中心にし、あえて英語の勉強の時間はもたず、遊びの一環で英語を自然に触れさせましょう。

英語でどんどん、子供に話しかけてみてください。日本語は日本に住んでいるのであれば、外から自力で学んできますよ。

英語の歌をバックミュージックとしてかけつづける、英語の本の読み聞かせをする、子供向けの英語番組を見せるのも効果的です。

また、英語が話せる人達のコミュニティに参加してみましょう。調べると意外にもたくさんありますよ。年に一度か二度は海外に行き、英語圏の生活を肌で体感させることも大変有意義です。

4、英語を学ぶ上で役立つ英語絵本10選

(1)There is a bird on your head (Lexile:60L)―941円

出典:Amazon

小学生でも自分で見て理解できます。

イラストをみればどんな場面なのか、キャラクターがどんな気持ちなのかが分かります。

(2)Pete the cat (Lexile:240L)―1716円

出店:Amazon

子供も簡単に覚えられる内容で、楽しく読み進められます。

歌とビデオはPet The Cat公式HPから視聴&無料ダウンロードできるので、ぜひ試してみてください。

(3)The Cat in the Hat (Lexile:260L)―1200円

出店:Amazon

アメリカでは幼稚園や小学校の朗読練習にも用いられています。

発音の練習教材として利用する方も多いです。

(4)Olivia (Lexile:270L)―1404円

出店:Amazon

読み聞かせやお子さんと一緒に読む練習には、シンプルな英文がよいですよね。

そんな要望に応えてくれるのがこの本です。長い英文もでてくるので、そこはご注意ください。

(5)Don’t Let The Pigeon Drive The Bus (Lexile:280L)―1068円

出店:Amazon

とてもユニークな絵本で、子供たちもよく笑うと評判です。まだ初めて英語に触れるくらいの子達にもおすすめの絵本です。

(6)Joseph Had a Little Overcoat (Lexile:330L)―1742円

出店:Amazon

絵本作品で最も名誉ある賞である、コールデコット金賞を受賞しているのがこの絵本です。穴あきの仕掛け英語絵本で、何度も読んでしまうお子さんもいますよ。

(7)There was an old lady who swallowed a shell! ―837円

出店:Amazon

繰り返しと韻を踏んだ英文で構成されています。子供が音で英語を覚えやすい絵本です。ストーリーの展開がとてもおもしろいです。

(8)Curious George (Lexile:90-790L)―1571円

出店:Amazon

英語圏で有名なこの絵本、おさるのジョージの絵本は、日本の子達もよく読みますよね。小さくて持ち運びやすいとも評判です。

(9)The Kissing Hand (Lexile:520L)―901円

出店:Amazon

お母さんが大好きなアライグマ君。読んでるだけで、子供だけでなくパパママも心が暖かくなる絵本です。

(10)Where the Wild Things Are(Lexile:740L)―924円

出店:Amazon

1964年のコールデコット金賞を受賞した絵本です。GoodReadsのBest Children’s Bookランキングでも1位の常連です。英語は難しいですが、子供たちが夢中になれるストーリー構成です。

(11)迷ったら図書館へ!

絵本はたくさんあります。買ったりするのを迷ったら、ちょっと大きめの図書館へ行ってみましょう。

地域によりますが、英語の絵本コーナーが設けられているところもあります。コーナーがなくても英語の本があるところもたくさんありますよ。

5、バイリンガル子育てをする上で参考にしたい先輩ママパパのブログ

(1)がんばらないバイリンガル育児

駐在員妻のYOSHIEさんは、2004&2006年生まれの息子たちにバイリンガル育児をしています。

英語の本の感想文を日本語で書くという宿題が出た息子さん。読書感想文を書くにあたって、ゴーシ先生の「読書感想文が自動的に書ける魔法のワークシート」を利用したそうです。全部を全部頑張るのではなく、利用したほうが子供も大人も楽にできますね。

YOSHIEさんは大学時代から「子どもの教育」に興味があり、英語教育を極めたくオーストラリアの大学院へ留学。英語教授法(TESOL)の修士号を取得しました。その後、結婚→出産。夫のNY転勤を機に、子供達へのバイリンガル育児を開始したのです。5年間のNY滞在中に、現地校の授業を分析し研究しました。

現在は、英語家庭教師、エッセイ添削(主に帰国子女受験用)、個別コンサルの仕事をされていらっしゃいます。

参考:https://ameblo.jp/bilingual-ny/

(2)ことのは 〜 英語力ゼロからのバイリンガル育児 〜

海外生活の経験もなく、英語が全くできなかったTOMOMIさん。現在12歳と6歳になる2人の娘さんたちに、11年前からバイリンガル育児を続けています。

TOMOMIさんが実践するのは「発音と流暢さを重視」した独自のバイリンガル育児(通称:ことのはメソッド)。まず、幼児レベルの音入れの視聴のままでなく、年齢相当に音入れの英語レベルを上げていくこと。これが必須で、それに加えて、友人関係の同じ年頃のネィティブキッズと遊ぶこと、そして、0歳から11歳半まで週に1回60分〜90分のプライベートレッスンを受けてネイティブの先生と英語で会話を続けました。

TOMOMIさんがバイリンガル育児で心がけたのは、「最終選択権を子供に持たすこと」で、それもあって、子供には今まで1度も英語を拒否されることなく、続けてこられたと言います。絵本を読む自由、読まない自由、どの絵本を読むかを選ぶ自由。DVDを観る自由、観ない自由、どのDVDを観るかを選ぶ自由。DVDだけでも家には10年弱で400枚近く貯まっています。

そんなTOMOMIさんの工夫と継続の甲斐あって、現在、長女は言い回しや単語力などがネイティブキッズと同じくらい、年齢相応に喋られるまでに! 次女も音入れ2000時間を超えて、その片鱗が見えているそうです。

参考:http://kotonoha.fun/

(3)Little Miss SMILE

MARIKOさんがバイリンガル育児を始めたのは子供が1歳7か月のときです。そのきっかけはなんだったのでしょうか?

MARIKOさんは「英語ネイティブではない自分が、家で語りかけをしていいものか」と、子供に英語で話しかけるのを躊躇していたのです。その気持ちから、1日の大半を日本語だけで子供に話しかけていました。0歳のときから英語サークルに参加、英語にふれる時間そのものはありました。

子供が8か月になったころ、大変仲の良いママ友とのランチをきっかけに転機が訪れました。オーストラリア人のママが 日本語でMARIKOさんが子供に話しかけていることに対して「もったいない」といったのだそうです。MARIKOさんは「グサリと刺さりましたが、確かにそうだな」と納得せざる得なかったそうです。

そのあとは

  • 英語の歌を一緒に歌う
  • ちょっとした動作は英語に切り替える

この二つを始めていったのです。

オーストラリア人のママ友のストーレートな言葉がなければ、MARIKOさんは今のバイリンガル育児はなかったかもしれないといいます。日本人とは違った視点で意見を言ってくれる外国人ママたち。バイリンガル育児の参考にしてみてはどうでしょうか。

参考:https://smile0922.com/

まとめ

今日の記事ではバイリンガルに子供を育てる方法を知りたい方に、様々な方法をご紹介いたしました。

自分の子供にあった最適なバイリンガル子育て法に、巡り会うことができましたでしょうか?

子供と一緒に楽しく英語に触れられることをお祈りします!

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