世界中で愛されるブルーナ絵本!優しい子に育つおすすめ作品17選

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世界中の人々から愛されている「ミッフィー」こと、「ちいさなうさこちゃん」。その生みの親、ディック・ブルーナさんをご存知でしょうか?

今回は、世界各国で翻訳され親しまれている、ディック・ブルーナ絵本に大注目!

  • ディック・ブルーナさんってどんな人?
  • ミッフィーはいつ誕生したの?
  • ブルーナ絵本が人気のワケとは?
  • おすすめのブルーナ絵本が知りたい!

このような人は、是非続きお読み下さい。

ミッフィーはなぜ無表情なの?ブルーナ絵本はなぜ文字が少ないの?など、気になる情報も深掘りしていきますよ!

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目次

1、絵本作家ディック・ブルーナってどんな人?

出典:dickbruna.jp

ミッフィーの生みの親、ディック・ブルーナさんは、1927年オランダ生まれの男性です。可愛らしいタッチで描かれたミッフィーだけに、「作者は女性かな?」と勘違いしていた人もいるのでは?

そんなブルーナさんが絵本作家になったのは、彼にとって極自然の成り行きでした

実は、ブルーナさんの父親は出版社「ブルーナ社」を経営しており、彼は幼い頃から沢山の本に囲まれて過ごしていました。

父親の部屋にあった有名画家の画集から多大な影響を受け、大人になってからはブルーナ社の専属デザイナーとして、文庫本の表紙デザインなどの仕事をスタートさせたのです

そして数年が経過したころ、1953年にディック・ブルーナの処女作、「de apple(りんごぼうや)」が出版されます。

その2年後の1955年には、ついにミッフィー最初の絵本、「nijntje(ちいさなうさこちゃん)」が発売されました!

その後の活躍は皆さんご存知の通り!世界50か国以上で翻訳され、8500万部以上のセールスを記録しています

そんな偉大な功績を残しているブルーナさんですが、約60年の創作活動を続けた後、2017年2月16日に惜しまれつつその生涯をとじました。

しかし、ブルーナ絵本に対する人々の愛は衰えることなく、今も絵本の新刊が発表され続けています!

ちなみに、ブルーナさんの出身地であるオランダのユトレヒトでは、町中にミッフィーが散りばめられています!信号機や看板、銅像など、町全体にミッフィーの世界観が溢れていますよ。

 

出典:TABIPPO

2、ブルーナの絵本が人気のワケ

出典:https://www.dickbruna.jp/

ブルーナ絵本が、こんなにも愛される理由は何なのか?一つずつひも解いていきましょう。

(1)ブルーナのシンプルな絵が子どもの「想像の余地」を生む

ブルーナ絵本最大の魅力は、極限まで追求されたシンプルさです!

ブルーナ絵本のキャラクターを思い出してみて下さい。ミッフィーは「無表情」で、しかも絵本には「字が少ない」ものが多いですよね。

ではなぜ、ブルーナ氏はこれほどまでにシンプルさを追い求めたのでしょうか?

実は、ブルーナさんは「シンプルで余白があるからこそ、子ども達に想像の余地を与えることができる!」と考えています。

確かに、色鮮やかで表情豊かな絵は、子ども達に様々な感情を伝えてくれるでしょう。

しかし、インパクトが大き過ぎるがゆえに、「子ども自身が想像する機会」が少なくなってしまうのです

シンプルさを追求するために、ブルーナ絵本には他にも様々な工夫がされています。

  • ストーリーを暗記できる程単純にしている。
  • 使用する色の数も最低限に抑えている。
  • シンプルな絵を実現するために、100回以上試し描きをすることも!

このように、ブルーナ氏がこだわって作り込んだシンプルさが、子どもの想像力に翼を与えてくれるのです!

(2)ブルーナの絵は、ファースト絵本に最適

シンプルな絵。簡単で分かりやすい文章。ハッキリとした色使い。このような特徴を持つブルーナ絵本は、赤ちゃんのファースト絵本としても最適です

  • 赤ちゃんでも見やすい原色
  • いつも正面を向いているミッフィーの顔
  • リズミカルでシンプルな言葉
  • 単純な線で描かれた大きな絵

など、ブルーな絵本のシンプルさは、まだ言葉を理解できない赤ちゃんでも楽しめます!

ブルーナ絵本の中には文字が全くない作品もあり、赤ちゃんの月齢や興味関心に合わせて、ママパパオリジナルのストーリーを作ることも可能です

可愛らしいブルーナ絵本を、是非お子様の絵本デビューに活用してみてはいかがでしょうか?

(3)ブルーナ絵本は親子のコミュニケーションの場に!

ブルーナ絵本は、「親子のコミュニケーション」にも最適です。

先にお伝えしたように、ミッフィーはどんな時でも真っすぐ前をみて、読み聞かせを熱心に聞く子ども達をみつめています。

嬉しい時も、寂しい時も、ワクワクする時も、じっとこちらをみつめているので、ミッフィーの気持ちは分かりにくいかもしれません

だからこそ、ママパパは子ども達に問いかけてみましょう。「ミッフィーって、今どんな気持ちなんだろう?」と。

すると子ども達からは、思いもよらない言葉が返ってきます!「〇〇だから嬉しいに決まってる!」、「いや、△△だから悲しいんだよ!」など、子ども達は、想像の世界で沢山のことを考えているのが分かるでしょう

そして、「ママパパはこう思うよ!」と意見を交わせば、きっと親子のコミュニケーションも一層深まりますよ

3、ブルーナの仕掛け絵本!「クリスマスってなあに」を子どもと読んだ感想

ブルーナさんについて調べれば調べるほど、その世界観に惹かれた私。

今回は、ちょうどクリスマスシーズンということもあり、「クリスマスってなあに」という仕掛け絵本を子ども達と読んでみることにしました!

この絵本は、実はディック・ブルーナのロングセラー「子どものためのクリスマス絵本 クリスマスってなあに」を仕掛け絵本にアレンジしたもの!

まるで絵本の中に1つの世界が広がっているような遠近感は、絵本をくりぬいた仕掛けのおかげ。子ども達にとっても珍しいようで、絵本を一目みた瞬間に「わぁ!」という歓喜の声があがりました。

そして、その内容はタイトル通り!クリススマスの起源が、目の前で劇を見ているかのように分かりやすく簡潔に表現されていました

サンタさんやプレゼントが登場する、ファンタジックなクリスマス絵本は巷に溢れていますが、クリスマス本来の意味を子どもに分かりやすく伝える絵本はなかなかありませんよね

子ども達も、ブルーナのシンプルな絵本と文章で、無理なくクリスマスの本当の意味を理解できた様子でした。

4、おすすめのブルーナ絵本17選

お待たせしました!それでは、クリエイティブキッズおすすめのブルーナ絵本を、一挙にご紹介していきます。

(1)赤ちゃんにおすすめのブルーナ絵本

まずは、赤ちゃんでも楽しめるブルーナ絵本を紹介していきます。

①子どもがはじめてであう絵本 かたちセット (全3冊) 

0歳の赤ちゃんでも楽しめる!絵本デビューに最適な1冊。色や形が、ブルーナ独自の色彩で表現されています。

②子どもがはじめてであう絵本 どうぶつセット (全3冊) 

本を遅くまで読みふけったせいで「赤い目をしたブラックベア」は、ブルーナが若い頃に生み出したキャラクターです。

こちらの絵本は、そんなブラックベアを彷彿とさせる、赤い目をした犬の表紙が印象的!赤や黒は、赤ちゃんでも認識しやすい色と言われているため、是非読んであげましょう。

③ブルーナの0歳からの本

食べ物とおもちゃの絵のみ!シンプルでハッキリ大きく描かれた絵が、子どもの興味をそそります。物の名前を覚えるのにも最適です。

(2)みんな大好きブルーナ【ミッフィー】の絵本

続いて、子ども達が大好きなミッフィーの絵本を紹介していきます!

①ちいさなうさこちゃん

1955年に発表された、ミッフィーの記念すべき第1作!1964年に日本に渡ってきてからも、50年以上愛されているロングセラーです。天使がやってきて「赤ちゃんがやってきますよ。」と囁く…。そんな心温まるお話ですよ。

②うさこちゃん びじゅつかんへいく

うさこちゃんが美術館へ行くお話。幼いブルーナが有名画家に感銘を受けて絵本作家になったように、絵本の中のうさこちゃんも、美術作品に感動して「画家になろう!」と決意します。もしかすると、うさこちゃんにブルーナ自身を重ねているのかもしれませんね。

③ブルーナのおふろえほん おいしいね

特殊印刷の絵本。お風呂に入れると黒い印刷が消えて、下から美味しそうな食べ物が浮かび上がります!「何がでるかなぁ!?」というワクワク感が、たまらなく楽しい絵本です。

④ミッフィーのシールえほん おきがえ おなまえ おかいもの 

貼って剥がせるミッフィーのシール絵本。シール遊びは、手先を鍛えるのにピッタリ。大人も欲しくなる可愛さです!

⑤ブルーナの しかけえほん ミッフィーの ドア 

ミッフィーの仕掛け絵本。ドアの向こうにいるのは誰かな…?扉を開けるドキドキ感が楽しめます。

(3)心温まるブルーナ絵本

続いて、心がホッとあたたかくなるブルーナ絵本をご紹介していきます。

①うさこちゃんの だいすきなおばあちゃん

うさこちゃんの、大好きなおばあちゃんが亡くなってしまったお話。身近な人の生と死を、ブルーナの温かみ溢れる絵で表現しています。命の大切さ、素晴らしさを教えてくれる1冊です。

②うさこちゃんとたれみみくん

片耳がたれたうさぎの、転校生の「たれみみくん」。うさこちゃんは、「たれみみくん」という呼び名に違和感を覚え…。差別や障害について、考える機会を与えてくれる良本です。

③うさこちゃんとにーなちゃん 

外国に住んでいる、茶色いうさぎのにーなちゃん。うさこちゃんは、お風呂に入る時に見えた、にーなちゃんの茶色いお腹が羨ましくてたまりません。「みんな違って、みんないい!」個性の素晴らしさを教えてくれる一冊です

(4)数が学べるブルーナ絵本

続いて、数に親しめるブルーナ絵本をご紹介していきます。

①ミッフィーの かぞえて いくつ 1・2・3

10までの数が学べる仕掛け絵本。赤ちゃんでも楽しめます!手のひらサイズなので、外出のお供にも最適です。

②ミッフィーの かず・もじ・ことば

しりとり・迷路・間違い探し・平仮名・数など、盛沢山の内容が楽しめるミッフィーの知育絵本、貼って剥がせるシール付きなのも嬉しいポイントですね。

③もっと かぞえてみよう 

10以上の数をマスターしたお子様へ。二桁の数の世界を、子どもに分かりやすいイラストで教えてくれますよ。

(5)知識が増えるブルーナ絵本

最後に、お子様に知識を授けてくれるブルーナ絵本をご紹介していきます。

①だれの なきごえかな?

「モーモーと泣くのは誰かな?」動物の鳴き声当てゲームをして楽しみましょう!ページいっぱいに描かれた動物に、赤ちゃんも大興奮。小さなお子様にピッタリです。

②にほんご えいご ミッフィー こどもずかん 

こんな可愛らしい図鑑、見たことない!身近な153個の物の名前を、日本語・英語の両方で表現しています。親子で楽しみながら、物の名前を覚えましょう。

③ミッフィー おなじの どーれ?

ミッフィーと一緒に、簡単な「同じもの探しゲーム」ができる絵本。物のマッチングは、幼児教室でも行われる知育の取り組みですよ。

まとめ

ディック・ブルーナの絵本は世界各国で翻訳され、今なお愛され続けている名作ばかり。

赤ちゃんにおすすめの絵本や知育に最適な絵本など、その種類も多岐に及びます。

是非おうちの本棚にブルーナ絵本を仲間入りさせて、親子で楽しいひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか?

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