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全国統一小学生テスト!年長受験の意味は?対策は?経験者ママが解説

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「全国統一小学生テスト」は、小学生だけが受けられる試験と思われがちですが…実は【年長さん】も受験可能!

  • 年長で試験を受けるなんて無謀では?
  • そんな小さい頃から試験を受けて、一体何の意味があるの?
  • 全国統一小学生テストの年長の試験内容が知りたい!
  • 全国統一小学生テストは難易度が高いと聞くけど、年長版も難しいの?

など、今回は【年長さんが受験する全国統一小学生テスト】に大注目!

実際に、筆者の子も年長から現在に至るまで全国統一小学生テストを受験し続けているため、生の情報をお伝えできればと思います!

そもそも我が子は試験に対応できるのか?チェックシートで確かめることもできるため、受験をするか否かの判断材料にして下さいね。

それでは、早速みていきましょう!

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1、年長から受けられる全国統一小学生テストとは

出典:https://www.yotsuyaotsuka.com/toitsutest/

「全国統一小学生テスト」とは、中学受験対策に定評がある学習塾、「四谷大塚」が主催する学力テスト!

年長~小学校6年生の子どもなら、誰でも「無料」で受けられるとあり、去年の11月は全国14万人以上の子が受験しています。

小学生がこれほど一堂に会する試験は他になく、地方在住でも全国の子どもと競争できるまたとないチャンスです!

ちなみに、成績上位者は東京で開催される「決勝大会」に進出することもできますが、今年はコロナウイルス感染拡大防止のため中止となりました。

試験を受けると「君だけの診断レポート」という成績表を受け取ることができ、連続的に受験することで学力の推移が手に取るように分かります

また解説動画はもちろん、見直し勉強指導を受けることも可能で、希望者は各会場で行われる父母会にも参加できます。

「こんなにもアフターケアが行き届いた試験を、受けないなんてもったいない!」そう思わずにはいられないほど、全国統一小学生テストは「お得」な試験なのです

2、全国統一小学生テストを年長から受ける意義

さて、全国統一小学生テストの良さはお分かり頂けたと思いますが、「年長で受ける意味はあるの?」と、疑問に思うママパパも多いでしょう。

経験者ママの意見をまとめると、次のようになりました。

  • 試験に慣れることができる
  • 苦手分野と得意分野をみつけることができる
  • 地方にいながら全国でどの程度のレベルなのか分かる
  • 父母会に参加することで親の教育意識が変わる
  • 子どもに自信がつく

試験慣れや苦手・得意分野の発見はもちろん、教育熱の高いママパパが集う父母会に参加してその雰囲気を肌で感じるだけでも、親の意識が変わる!という意見もありました。

また、最も多かったのは「子どもに自信がつく」という意見です!実際に年長から受験し続けている筆者の子も、【受験する→ママパパに褒められる】というサイクルが早くに確立できたからか、勉強に対して大きな自信を持っています。

しかし、「ここまで書いていて…!?」と思われるかもしれませんが、「何が何でも年長で受験すべき!」というわけではありません

例えば、「幼児教育をこれまでやってきたし、今まで頑張った成果が知りたいなぁ。」と思っている人は、「試しに」という軽い気持ちで受けてみると面白いですよ

まだ年長!このテスト結果で一喜一憂する必要は全くないため、気負わず受験してみましょう。

3、全国統一小学生テスト【年長】の試験内容と難易度

全国統一小学生テストを受験するか迷っている人必見!年長の試験内容と難易度、実物の試験問題を大公開していきます。

(1)全国統一小学生テスト【年長】の問題難易度

全国統一小学生テストは、誰でも解ける易しい問題ばかりが出題されるわけではありません。例えば、小学校4・5・6年生は配点の55%を目安に問題が作られているため、難しい傾向にあると言えるでしょう。

しかし、年長は配点の80パーセントを目安に試験問題が制作されています!そのため、全く歯が立たないということはまずないので、安心して下さいね。

(2)全国統一小学生テスト【年長】の試験内容

そして、気になる試験内容の傾向はこちら!

①  試験時間は30分

年長の試験時間は30分で、年長・1年生・2年生まではマークシートではなく「記述式」です。記述式といっても、年長の場合は〇を付けたり塗りつぶすだけなので、文字や数字を書く必要はありません。

②出題傾向

  • 数を正しく数えられるか?
  • 図形を正しく認識できるか?
  • 規則性を理解することができるか?
  • 身の回りの物や季節の行事について正しく理解しているか?

など、小学校入学までに養っておきたい、基礎を問う問題が中心です。

足し算や引き算、平仮名の書きとりなどは一切出題されず、試験問題も試験監督が読んでくれるため、文字が読めない子でも安心して受験できます

ここで、2018年11月に実施された全国統一小学生テスト年長の問題を公開します!

全国統一小学生テストの過去問は販売されていないため、是非参考にしてみて下さいね。

まずは第1問目。こちらは、指示された物の数を、正確に数えることができるかを問う問題です。数を数えて、それの分だけ●をぬり潰す必要があります。

不規則に置かれたものでも、重複やもれがないように数える力が問われますね。

続いて、第2問目はこちらです。身の回りにある物や動物、季節の行事などを理解しているかを問う問題です。

普段の会話や行事を楽しむことを意識していれば、問題なく解けるでしょう。

そして、2018年11月の試験で最も正答率が低かった難問が第3問目です!

この問題の全国得点率は46.5%と、なかなか難しかった模様。回転させた図形の中から同じ平面図形を見極める問題なのですが、細部まで見逃さずに観察する目が必要です!

知識というよりは、高い思考力を試す問題ですね。

そして、第4問目がこちら。しりとりの問題です。

言葉や文字の理解度を試す問題で、語彙の多さも得点率に響きます。しかし。日頃から絵本などを読み聞かせていれば、さほど難しい問題ではないでしょう。

最後に第5問目がこちらです。規則性を理解しているかを問う問題で、並んでいるもの全体をみて、ルールをみつける力が問われます。

闇雲に選ぶのではなく、注意深く観察できる能力が必要です。

いかがでしょうか?30分という時間制限はありますが、5・6歳の子なら無理なく解ける問題と言えそうですね。

しかし、第3問目だけは問題慣れした子しか解けない可能性が高いですそして、このような「ちょっとひねった問題」が、全国統一小学生テストでは、必ず1問は出題されます

「こんな問題、見たことない…。」と思ったあなた!確かに、書店見かけるドリルには掲載されていませんが…知っている人は知っている!やっている人はやっている!

一体、何にどう取り組めば、全国統一小学生テストで高得点を叩き出すことができるのか?

年長から継続すれば中学受験にも通じる取り組みを、次でご紹介していきます!

4、全国統一小学生テスト年長で高得点を取るために!家庭でできる取り組みとは

全国統一小学生テストに太刀打ちするために!家庭でできる取り組みをご紹介していきます。

(1)特殊な問題集に挑戦しよう

全国統一小学生テストは、年長児はもちろん、学年が上がるに従ってどんどん問題が難化します。連続的な受験をするためにも、応用力や思考力を鍛える問題集に挑戦してみましょう!

①算数アドベンチャー

算数のひらめきや応用力を育む問題集。学校で習う内容とは一味違う、やりごたえのある面白い問題が沢山あります。

小学校1年生用からですが、年長さん頃から取り組むこともできますよ。

②キッズBEE過去問題集

皆さんは、算数オリンピックをご存知ですか?算数オリンピックとは、言語や国の違いを乗り越えて算数という共通種目で競い合う大会なのですが、キッズBEEと呼ばれる算数オリンピックの「低学年版」(小学校1年生~3年生)があるのです!

キッズBEEでは、パズル・規則性・図形などの思考力を問う問題が沢山出題されます。

そのため、キッズBEEの問題に慣れ親しんでいれば、全国統一小学生テストの問題も恐れることはないでしょう!

幼児でも、年齢を超えて是非チャレンジして欲しい問題集です。

③算数ラボ

算数ラボは、「算数・数学思考力検定」のためのサポート教材。考えるトレーニングをする問題集で、沢山のパターンの問題に触れることができます。

算数ラボの10級は小学校1・2年生用ですが、年長児頃から徐々にチャレンジすることができますよ!

(2)「思考力」を鍛える習い事を取り入れよう

家庭で問題集に取り組む他に、思考力を鍛える習い事にチャレンジするのもおすすめです。

①ピグマリオン

ピグマリオンとは、伊藤恭先生が長年に渡る幼児教育経験から生み出した教育法。

暗記や回答能力を追求する学習ではなく、子ども自身に学ばせ問題解決能力を育むメソッドで、全国の教室で受講することが可能です。

幼児から開始すれば、80%の子どもが小学校2年生~3年生までに小学校6年生までのカリキュラムを終了することができると言われています。

全国統一小学生テストにも対応できる、思考力が育まれますよ。

②はまキッズ オルパスクラブ

はまキッズは、中学受験に定評のある学習塾「浜学園」が経営している幼児教室。

難関中学に合格するための思考力・数論理・言語力・空間認識能力などを育みます。

はまキッズではピグマリオンの学具を利用して学習を進めますが、母体となる会社が異なるため、教え方や進め方には違いがあるようです。

以上2つの幼児教室は、本当に質が高く幼児期に驚異的とも言える算数能力を開花させる子もいます。

ただし、月謝は高額…!月額3万円以上するため、躊躇してしまいますよね。

そこでおすすめしたいのが、ピグマリオンwebスクールです!月額¥5,000+学具セット(レベルにより、¥3,500~¥18,950)で、ピグマリオンを家で受講できますよ。

(3)色んな試験に挑戦してみよう

家での取り組みで自信がついたら、全国統一小学生テスト以外の試験にも挑戦してみましょう!

年長から学年を超えて無理に受験をするのではなく、頑張った成果を試す機会として、徐々にチャレンジすれば大丈夫です!

5、年長の我が子は全国統一小学生テストに対応できる?【チェックリストで確認しよう!】

さて、様々な取り組みをご紹介していきましたが、「そもそも我が子は、年長から試験なんて受けられるのだろうか…?」そんな疑問がふつふつと湧いているママパパもいるでしょう。

そこで今回は、テストに適応できるか判断するための「チェックシート」を作成しました。

全国統一小学生テストを受けるか否か迷っている…。そんな人は、是非試してみて下さいね。

いかがでしょうか?お子様が試験に耐えられる状況にあるか?ママパパが適切に判断してあげましょう。

6、全国統一小学生テスト【年長】受験後が大切!ママパパがすべきアフタフォロー

年長で全国統一小学生テストを受ける意味は、高い偏差値をとることではありません。先にお伝えしたように、1番の目的は「自分はできるんだ!」という自信を与えることです

そのためには、「試験を受けた後のアフターフォロー」が何よりも大切!

  • 試験結果を褒めるのではなく、受験したこと自体を褒める
  • 成績に一喜一憂しない
  • 間違った箇所をやり直す時に、「これができてれば、偏差値〇だったのに!」など、文句を言わない
  • 親が苦手箇所を把握し、これからすべき取り組みを考える

など、全国統一小学生テストを、「子どもを伸ばす手段」として使いましょう!

間違っても、試験結果をけなしたり、叱ったりすることはやめて下さい。

ママは女優になったつもりで、大袈裟なくらいお子様を褒めてあげて下さいね。

ちなみに、筆者の子が全国統一小学生テストを受験した後、「ママ、私今日試験を受けたんだけど…?」、「試験を受けた後なのに、なんか暗い!」と、不満を言われたことがあります。

実は、子どもが試験を受けることに親の方が慣れてしまい、その日は大袈裟に褒めることを忘れていたのです。子どもの不満を聞いた時に、「あぁ、子どもにとっては、親に褒められることが最大の原動力なんだなぁ…。」と改めて感じました。

年長さんは、試験を受けただけで立派です!是非思いきり褒めて、これからの勉強を楽しめるよう導いてあげて下さいね。

まとめ

年長さんが全国統一小学生テストを受験する最大の意義は、「子どもが自信をつけること」です!

ママパパは試験後のアフターフォローをしっかりしつつ、思考力や応用力を育む問題に触れさせてあげて下さいね。

そうすれば、おのずと結果はついてきますよ!

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