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2歳のイヤイヤ期を乗り越える8つの効果的な対処法とNG集

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歩くようになり拙い言葉が可愛かったのも束の間、最近は何をしても「イヤイヤ」言って大変!こっちがもうイヤだ!
そうなったら子供も(親も!)成長のチャンス!2歳児特有の一次反抗期と言われる「魔のイヤイヤ期」到来です。
このイヤイヤ期、実はママやパパにとっては我が子の心がちゃんとすくすく育ってくれている、という嬉しい知らせでもあります。
と、わかっていても毎日毎回のことだと、本当に大変ですよね。
子供のその後の成長のためはもちろん、親にとっても楽しく過ごすためのヒントがあります。
ここでは、このイヤイヤ期と上手く向き合い、寄り添って諭すことが出来る対処法を8つと、「イヤイヤ」を加速させてしまうNG集をご紹介します。
反抗期は自立への第一歩。この時期のことを知り、ちょっとした工夫とともに、「魔の二歳児」を楽しく乗りきりましょう!ぜひ、参考にしてみてくださいね。

1、イヤイヤ期の対処法を見る前に知っておきたい大切なこと、お子さんに「寄り添う」こと

子供が成長する過程で反抗期と呼ばれる時期があります。反抗期は2回あり、イヤイヤ期は2才児特有の一次反抗期だと言われています。(2回目はご存知、思春期にきます。)
まず初めにママやパパが知っておきたいのは、お子さんが「いやいや」しているということは、心が成長して生きている証拠だということです。
反抗しているように見えても、それは「いやいや」することによって自己主張の練習をしている成長の真っ最中。
せっかくお子さんが自己主張しているのに、これを全て否定してしまったり、叱ってしまったりすると、「自己主張すると怒られてしまう……」とあんまり自己主張しないお子さんに育ってしまうなんてことになりかねません。
さらには、自己主張していくことを学ぶと同時に、この時期は
自分以外の人の意見を聞くこと
我慢すること
他人をいたわる気持ち
といったことを学びます。どれもとても大切なことですね。
「いやいや」することにうまく向き合って、本当にいけないことは叱り、それ以外の自己主張に関してはうまく寄り添ってあげることでお子さんの心の成長を促していきましょう。
コツは「叱ること」と「諭(さと)すこと」。
今回はこれらをどのように使い分けていったらいいのかをご紹介していきます。

2、先輩ママから学ぶ、イヤイヤ期を上手に乗り越える8つの効果的な対処法

まず初めに、ママたちがストレス無く「イヤイヤ期」をうまく乗り越えていくための8つの効果的な対処法をご紹介しましょう。

(1)お子さんと向き合い、しっかりと意見を聞く

いやいやしているのは、自己主張だとお伝えしました。
そこでまず実践したいのが、「イヤだー!」といっているお子さんを頭ごなしに「ダメ!」と突き放す前にこちらも一呼吸、子供が何を主張したいのかしっかり聞いてあげましょう。
お子さんは自己主張の練習中。
意見をしっかり聞いてもらえるだけで「いやいや」がエスカレートせずに満足して素直になってくれるケースも。
お子さんがどんなことをしていきたいのかまずは理解してあげましょう。

(2)意見をしっかりと最後まで聞いた上で、どうしたら良いか聞いてみよう

さて(1)を実践してお子さんの意見を最後までしっかりと聞いたあと、お子さんがやりたいことと、ママやパパたちがお子さんにしてほしいこと、意見がぶつかってしまう可能性がありますね。
雨も降っていないのに長靴を履きたがったり、外は極寒なのにジャンパー脱い肌着になりたがったり・・・ありますよね!
こういった場合は、逆にママやパパがどうしたいのかを今度はお子さんに話してみましょう。
話してみた上で、ママやパパはその後どうしたらいいのかを決めず、
「どうしたら良いと思う?」
とお子さんに問い掛けてみましょう。それでもいやいやしてしまうことがありますが、自己主張と、我慢とに折り合いをつける練習になります。

(3)選択肢を増やしてみる

選択肢を増やしてみるのも1つの手です。
(2)では「どうしたらいいと思う?」と聞くことをアドバイスしましたが、「どっちにしたらいいと思う?」という風に聞いてお子さんに選択してもらいましょう。
例えば、晴れているのに長靴を履きたい!!と言い出して譲らない場合、こう訪ねてみてはどうでしょう?
「じゃあどっちか○○ちゃんが選んでいいよ!!1番、長靴はいていってもいいけど、公園で長靴で遊ぶのは滑って危ないから今日はお散歩だけにする!2番、長靴は履けないけど公園で遊べる子のお靴をはいて出かける!どっちにしようか!!」
主張したいお子さんを選択肢を与えてあげることによってうまくその主張を誘導しサポートする方法です。

(4)受け入れて、お子さんのタイミングを待ってみる

状況によっては、お子さんの「いやいや」を受け入れてみるのも1つの手です。
例えば、おむつを替えたいのに「いやいや」されてしまうことありますよね。こんな時は一度その主張を認めて、「そうしたら、変えたくなったら言ってね」と伝えます。
しばらく経ってからお子さんの方から自分のタイミングで「おむつを変えたい!」と伝えてきてくれた!という経験談も。
ママやパパにはママやパパのタイミングがありますが、お子さんにもお子さんのタイミングがあるようです。こちらのタイミングではなくお子さんのタイミングに合わせるのもひとつの手段です。

(5)行動を取ってくれた時、自分がどう思うのかを伝える

先輩ママたちのアドバイスの1つに、「お子さんが自分のしてほしい行動をとってくれたときに自分たちがどう思うのかを伝えることによってイヤイヤ期を乗り切った」というものがありました。
例えば、ご飯中「イヤイヤ」が始まってしまったとき。ママやパパなどがどう思うかをお子さん伝えてみたというもの。
「○○ちゃんがご飯を食べているところが見たいなぁ」
「ママ(パパ)が食べちゃおうかな~」
「にんじんさんが悲しんでるなぁ~えーんえーんって」
こういった事を伝えてみることによって、それなら食べようかなとなるのか「イヤイヤ」が減ってくるそうです。
ぜひ実践してみたい方法の1つです。
<ここで、食育の絵本の記事紹介入れ込んでも良さそうですね!>

(6)先の予定を伝えてみる

1つ先の予定を伝えてみるのも有効な手段の1つです。
大人も子供も、もちろん幼児も、先の予定が分からないのは不安になってしまうもの。
今やっていることが終わったら何をするのか、いつまでに何しないとどうなるのか、スケジュールを教えてみるのも一つの手。
例えば習い事に行くまでの間に支度をしないといけない準備の時に、時計の針がどうなったら行かないといけないから、それまでに準備しようね、と伝えると、お子さんの中で納得することができるのか「いやいや」が緩和されます。
先のスケジュールを伝えることによって、心の準備ができたり、パパやママが振り回しているわけではないということが理解できるようです。

(7)選択肢をコントロールする

自己主張したいのがこの時期の特徴ですから、選択肢をこちらでコントロールしてあげることによってうまく主張を誘導してあげることができます。
例えば手を洗う時に、「手を洗おう」と伝えると「いや!」と自己主張することになってしまうので、「何秒手を洗いたい?5つ?7つ?」と伝えることによって、「手を洗いたくない」という選択肢がお子さんの中で生まれなくなります。
もちろんこれでも「いやいや」になってしまうこともあるかもしれません。その場合(1)に戻ってお子さんの気持ちを受け入れるところから再スタートしましょう。

(8)自分のリラックスできるタイミングも作ろう

すべてのことに、そして予期していない時も「いやいや」されてしまうこの時期。成長の証だとわかってはいても、毎日毎度の「いやいや」でこちらの「イライラ」が積もってきますよね。
こちらがイライラしたり焦る気持ちでいると、悪循環。
パパやママが、リラックスできるタイミングを作ることもこの時期は大切です。一息ついて、もうひと踏ん張りしてみましょう。

3、イヤイヤ期はどういう場合に「叱る」べき?「叱る」タイミング2つ

これまで寄り添って「諭す」方法をお伝えしていきましたが、ダメなことはダメだと教えてあげる(=叱る)ことも子供の成長にとって大事なことです。どのような場合に「叱る」べきなのでしょうか。
ここではイヤイヤ期に「叱る」べき大事なタイミングを2つご紹介していきます。

(1)自分や他人を傷つける行動を取った時

1つ目は自分や他人を傷つける行動をとったときです。特に他人を傷つける行為をとったときは「叱る」タイミングです。
殴った
痛がる事をした
嫌がることをした
こういった事をした際には本気で叱りましょう。
普段とメリハリをつけることによって、お子さんも「あ、これは本当にやってはいけないことなんだな」と理解できます。

(2)命の危険に関わる危ないことをする

もう1つは、命の危険に関わる危ないことをしたときです。
道路に飛び出る
尖ったものを振り回す
こういったときにも、本気で叱りましょう。こういったタイミングで叱ることによって、「命の危険がある危ないこと」をしなくなります。

4、まとめ

いかがでしたでしょうか。
お子さんの反抗期は人生で2回しかありません。第一次反抗期はそのうち1回目。
イライラするも、上手く向き合うも、1回きり。 過ぎてしまえば、笑い話だったり大事な思い出になったり。子供が大きくなったら話すネタの一つができたと思って、頑張ってくださいね。

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