身体が柔軟で、体幹が鍛えられて抜群の安定感と柔軟性を体得することができる体操教室。幼児時期から通うことができるので、近場に体操教室がある場合は気になるところですよね。
幼児時期に体操を始めると、最初は基礎的なことを習うので運動嫌いを克服することができたり、後々に来る9歳から12歳までのゴールデンエイジや、その一つ前にくる5歳から8歳までのプレゴールデンエイジに備えることができたりと、いい事づくしです。
良しも悪しも価格、やると良い理由も全て公開!幼児体操教室の全てをご紹介します。
目次
1、幼児の体操教室とは?
(1)幼児向け体操教室って?
幼児向けの体操教室とは、簡単に言うと「オリンピックの体操競技のような体操の内容を幼児でも楽しくできるようにカリキュラムを作成した教室」のことです。
マット運動や跳び箱など、これらの運動はもちろん、鉄棒やボール遊びなども行う教室、それが幼児向け体操教室です。
(2)幼児向けは徒手体操
実際のクラスではどんなことをするのでしょうか。
体操は、大きく分けると3つのジャンルに分類することができます。徒手体操、手具体操・器械体操です。
徒手体操…自分の体だけで行う体操
器械体操…平均台や跳び箱、つり輪などを使った体操
手具体操…リボンなどの手具を使用した体操のことを指します。
基本的には徒手体操がメインカリキュラムのようです。幼児時期はまだ跳び箱などはできないように思えますが、年少さんにもなるとすでに跳び箱を使用した授業を取り入れている体操教室があります。
ボールを使用した体操に慣れるために、柔らかい大きめのゴムボールなどを使用した遊びを取り入れている教室もあります。
3つのジャンルどれを習う、と言った形で分かれているわけではなく、徒手体操をメインカリキュラムに置きながら他の体操も取り入れ、全てをまんべんなく楽しんでもらうように授業が組まれているようです。
(3)体操はやらないほうがいいってホントなの?
体操をおすすめする上で必ず話に上がってくるのが、「小さいうちに筋肉をつけると背が伸びない」や「体の偏りが出てくる」など幼い時代に体操などの運動をすると後々良くないのでは?という話。
専門家の意見も親御さんの口コミも様々で、賛否両論です。有名大学の論文も公開されていますが、様々な観点に着目した研究それぞれ良い・悪いと分かれており、一概に良し悪しを言うことができない話になっています。
過度な運動は控えて、子供の素質や成長を見ながら楽しむのが一番なのかもしれませんね。
2、幼児時期から体操を習うことで得られる3つの効果
(1)エネルギーを発散することで生活リズムが整う
体操教室に限らず、幼児時期のあふれるエネルギーをスポーツで発散することによって、夜疲れてぐっすり寝るというリズムが形成されると言われています。体操教室もスポーツ教室の一つです。
他のスポーツ教室と同じように、エネルギーを消費することによって、毎日のリズムが整います。また、夜ぐっすり眠ることで子供の脳と体はすくすく育ちます。
(2)運動することで身体が強くなる・柔らかくなる
体操教室は、怪我をしないよう柔軟体操を十分に行います。柔軟体操を十分に行うので、他のスポーツに比べて柔らかい身体を手に入れることができます。
そして、体操教室はスポーツです。身体を動かすので、丈夫な体が作られます。いずれくるゴールデンエイジの前の基礎的な動きの体得も大事な要素の一つです。
(3)社会性が身につく
体操教室はマンツーマンレッスンではなく、数名の参加者と共に行う教室がほとんどです。そのため、近い歳の子と一緒に授業を受けることになります。
授業では、これまでのように自分と両親だけの世界ではなく、見ず知らずの他人と足並みを揃えることや、リーダーの話を聞いて団体行動を取らなければなりません。
このような集団の中で団体行動を学ぶことによって社会性を身につけることができるようになります。
3、体操教室を始める時期は?
教室によりますが、早いところは3、4歳児からスタートできます。いろんな教室がありますが、年少クラスを設けている教室が多いようです。
年少からスタートできる体操教室、なぜこの時期からの教室が多いのか。これはプレゴールデンエイジだからだと言われています。
プレゴールデンエイジが良いのはなぜか。ゴールデンエイジになった際に、準備ができているのとできていないのとでは差が出てくるからだと言われています。
(1)基本的な動作を体得したい5歳頃〜8歳までのプレゴールデンエイジ前に習いたい!
人間の一生の中で一度だけ訪れると言われているこのプレゴールデンエイジ。神経系の発達が著しい時期のことを指すそうです。
この時期の特徴は、「運動浪費」、「運動衝動」、「随伴動作」があること。やろうとしている運動に合わないような運動をしてしまったり、余計な動きをしてしまったり、ひたすら動いていないと気がすまないのです。
こういったことがあるため、集中力が長く続かないのですが、逆に様々な刺激を求める時期でもあります。スポーツ指導の世界ではこのプレゴールデンエイジという言葉は常識です。
様々な刺激を求めるこの時期には、教室側も幼児にどれだけ完成された動きができるようになるか、ではなく、様々な運動を取り入れた授業を行います。
様々な運動を取り入れることによって身体の基本的な動作を体得できるようにします。
そしてこれらの基本的な動作の体得は、プレに続く本番のゴールデンエイジに影響してきます。
(2)9歳から12歳までのゴールデンエイジがスポーツをする人にとって重要!
ゴールデンエイジに差し掛かると、上記の「運動浪費」や「運動衝動」が消えていきます。代わりに別の特徴が現れ始めます。
この時期が大切で、最もすごいと言われている理由、それは、この時期に現れる、「動きを何度か見ただけで習得することができてしまう」という「即座の習得」という特徴にあります。そしてこの時期に見て体得した動きは、生涯忘れることがないと言われています。
スポーツの世界では、このゴールデンエイジにスポーツを行っていたかどうかが非常に重要な要素のひとつになると言われています。ゴールデンエイジに体操を行っていれば、それらを体得することができます。
そしてより良い技を吸収するためには、プレゴールデンエイジでどれだけ基本的な動作を体得することができたかどうかに関わってくるのです。
4、教室比較!幼児の体操教室にかかる費用
実際に幼児体操教室に行くと、どれくらいの費用がかかるのか、気になりますよね。代表的なスポーツクラブを3つご紹介します。大きなスポーツクラブは地域によって金額が異なりますので、ご注意ください。
(1)コナミスポーツクラブ — ベビークラブ 5,400円
4歳から2歳までを対象としている体操教室です。45分の教室をベビースイミングと合わせて月に4回参加することができます。
教室の数も多く、見学もすることができるので興味があったら見学の申し込みしてみるといいかもしれません。
参考URL:コナミスポーツクラブ ベビースクール(https://www.konami.com/sportsclub/undojuku/baby/index.php )
(2)クローバー体操教室 — 一つ葉コース 6,480円
参加することができる年齢は1歳6ヶ月からのスポーツクラブです。
公式サイトに載っている時間割に合わせて参加することができて、体操を本格的に教えている教室のようです。
金額はタイトルの6,480円に加えて、保険や指定Tシャツ、指定ズボンなど合わせて約6,000円〜12,000円の初期費用がかかることに注意です。
これは怪我のリスクをなるべく減らすために統一しているものかと思われます。
参考URL:クローバー体操教室(http://www.smiley-clover.com/ )
(3)セントラルスポーツ — キッズ体操(幼児)コース 6,650円
週一回の開催で、少し年齢は高めで3歳以上の未就学児が入会条件になります。週二回のコースもあり、そちらは少し料金が上がって8,800円。
年齢が上がって小学生コースから上のコースもあります。
その他にも、体操の教室とスイミングの教室を組み合わせて週2ずつ習うことができるミックスコースの開催など、様々なことをしてみたい人におすすめのスポーツクラブです。
他にも、セントラルスポーツ全国展開しているスポーツクラブで、地域によって価格が変わるようなので、気になった方は公式サイトから検索してみてください。
参考URL:セントラルスポーツ キッズ(https://www.central.co.jp/kids/ )
5、まずはこれから?家でもできる幼児向けリズム体操遊び10選
体操は体操教室だけではなく、ご自宅で遊びながら行うことができるものです。例えば、ラジオ体操も誰もができる国民的な体操の一つですね。
他にも、Youtubeなどの動画サイトでは「幼児 ダンス」や「幼児 たいそう」などで検索すると色々出てきます。人気の体操をいくつかご紹介します。
(1)バナナくんたいそう
身体を大きく横に動かす体操です。
(2)ようかい体操第一
まだまだ人気みたいです
(3)秘伝!ラーメン体操
かなり古い動画ですが、そこがまたハマります。
(4)エビカニクス
お子さんがエビ!カニ!とする姿がとても可愛いです!
(5)ふりかけパラパラ
当時園児に大人気だったようです。
(6)ドーナツたいそう
ミスタードーナツが制作した体操。ミスタードーナツのドーナツの名前も一緒に覚えられちゃいます。
まとめ
いかがでしたか。プレゴールデンエイジに体操を始めると良いと言われていますが、親が熱心になりすぎてしまうのもいけません。
あまりにも親が固執しすぎてしまい、お子さんの身体に負荷をかけすぎてしまうと本末転倒ですよね。一番大事なのは、お子さんが楽しんで体操教室に参加しているということ。
親としてつい熱心になってしまうものですが、程よく、楽しく、そしてそんな中でお子さんがレベルアップしていくようであればその先のことを考える、くらいの感覚で良いのかもしれませんね。
趣味は薬膳料理とヨガ。
よく食べよく寝る元気いっぱいの息子(3歳)のママ。
かわいいけれどいつも足にまとわりついてくる甘えん坊の息子の将来が心配。
あと仕事と育児で毎日がいっぱいいっぱい。
きちんと料理や掃除をしたいのに家事の時間が確保できないのが悩み。