幼児教育

理科にも食育にも効果抜群!子どもと楽しむプランター家庭菜園のすすめ

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「家庭菜園」と聞くと、

  • 世話が大変そう!
  • 枯れてしまいそう…。
  • 今は子どもの世話で精一杯!老後に楽しもうかな。

など、難しいイメージを持つ人も多いでしょう。

確かに、畑で本格的な家庭菜園をするのはハードルが高いですが、実はマンションのベランダなどでも、手軽に育てられる方法があるのです!

今回は、超簡単にできる家庭菜園に大注目!初心者でも手軽に育てられるものを、多数ご紹介していきます。我が家で実践してみた、土を使わない「水耕栽培」の様子もレポしますよ。

家庭菜園は、お子様の教育にも素晴らしい影響を与えます!

この記事をお読み頂き、種さえ購入すればすぐに育てられる野菜もあるので、是非チャレンジしてみて下さいね。

1、子どもと家庭菜園を楽しむメリット

子育て家庭にとって気になるのは、「幼い子どもでも家庭菜園を楽しめるの?」ということ。

しかし、そんな心配はご無用!家庭菜園は子どもにとって沢山のメリットがあり、始めない手はありませんよ。

(1)メリット1:純粋に楽しい!

家庭菜園は、子どもにとって純粋に楽しい催しです。

小さな一粒の種から芽が出て、徐々に成長する様子は、子どもの好奇心や興味を刺激!ちょっとしたイベント間隔で、ドキドキ・ワクワクを感じることができますよ。

しかもその楽しさは、【準備・植える・成長を観察・食べる】の4段階構成!植える時だけでなく、楽しさがどんどん更新されるのも魅力ですね。

特に、自然が身近にない都心部の子は、家庭菜園を喜ぶ傾向があるようです。目を輝かせながら、毎日の成長を楽しみにしてくれることでしょう。

(2)メリット2:植物の知識が深まる

家庭菜園をしていると、植物に関する知識が深まるとも言われています。

例えば、四季折々の野菜を植えれば、野菜の旬を体感できます。害虫トラブルや根腐れなど、トラブルがあることも学びます。

家庭菜園を楽しんでいるうちに、机上では知ることが難しい植物の知識を、実体験として身をもって感じることができるのです。

(3)メリット3:責任感が生まれる

野菜が育つ姿を目の当たりにすると、子どもは「野菜には命がある」ことを学びます。

世話をさぼれば枯れて、収穫することができないことも知るでしょう。

このような認識は、お子様の「責任感」を育むと言われています。世話を任せれば、「自分が育てるんだ!」という意欲も湧くことでしょう。

家庭菜園をするなら、是非お子様の年齢に合わせた「お仕事」を任せてみましょう。

①3歳~4歳

種まきなど簡単な作業を、ママパパのサポートのもとチャレンジさせてあげましょう。

我が家の3歳の息子も、種まきを楽しんでいましたよ。

②幼稚園児

就園する頃には、水やりができるようになります。

毎日の水やりは、野菜の成長具合を確認できるチャンスです!「ママ、芽が出たよ!」など、子どもの方が敏感に気付いて教えてくれることもありますよ。

③小学生

肥料をあげる・草取りをする・間引きをするなど、ちょっと高度な作業を任せてみましょう!「私に任せて!」と、張り切ってこなしてくれますよ。

(4)メリット4:好き嫌いを克服できるチャンス!

家庭菜園でお仕事を任せると「自分で野菜を育てたぞ!」という自負が生まれます。

このような想いは野菜に対する愛着を生むため、嫌いな野菜でも「食べてみようかな?」と思うチャンスに繋がります!

私の娘も苦手な人参を収穫した際、「これが私がとったニンジン?」「食べてみる!」と、果敢に挑戦していましたよ。

もしお子様に苦手な野菜があるなら、是非育ててみてはいかがでしょうか?苦手を克服する、絶好の機会になるかもしれません!

いかがでしたか?家庭菜園が与えるメリットが、こんなにもあるとは驚きですね。

いよいよ次では、簡単に育てられる野菜の数々をご紹介していきます!

2、マンションでも大丈夫!簡単に育てられる野菜8選

マンションのベランダでもできる!簡単・手軽に育てられる野菜を、一挙にご紹介していきます。

(1)もやし

土不要!1週間で収穫可能!「もやし」は、家庭菜園で簡単に育てることが可能です。

①準備するもの

  • もやしの種
  • 浅めで広口のビン
  • ガーゼや排水口ネット
  • 輪ゴム
  • ザル&ボウル
  • 箱(遮光目的)

②育てるポイント

もやしは、種に水を吸わせて遮光するだけで育ちます!

しかし、一つ注意したいのは「雑菌」です。雑菌が繁殖すると腐る場合があるため、輪ゴムとガーゼを利用して1日3回以上、種を水で洗ってあげましょう。

もやしの詳しい育て方を知りたい場合は、以下のサイトがおすすめです!

(2)カイワレ大根

もやしより簡単!?水さえあれば育つのが「カイワレ大根」です!

①準備するもの

  • カイワレ大根の種
  • プラスチック容器(魚や肉が入っていた白いトレーで代用可)
  • キッチンペーパー
  • 箱(遮光目的)

②育てるポイント

水で湿らせたプラスチック容器に種を撒き、箱をかぶせて遮光します。芽が出たら日光に当てて、1週間ほど待てば収穫できます!

もやしのように洗う手間がないため、毎日の水やりさえ怠らなければそれでOK!家庭菜園初心者でも、手軽に始められますよ。

カイワレ大根の詳しい育て方を知りたい場合は、以下のサイトがおすすめです!

(3)シソ

実は土なしで育つ!薬味に使えるシソも、初心者向けの野菜です。種から育てるのも良いですが、苗を購入すれば簡単ですよ。

①準備するもの

  • シソの苗
  • 液体肥料
  • 器(ペットボトルの上部1/3程度を切って利用するのもOK)

②育てるポイント

苗を購入したら、土から外して根っこを丁寧に洗いましょう。そして、水を入れた器に入れる。これだけでOKです!

水を切らさないよう注意し、野菜用の液体肥料を入れましょう。水耕栽培専用の液肥を使えば、希釈の手間も省けます。

葉がスーパーで見かける程度の大きさに育ったら、収穫しましょう。

シソの詳しい育て方を知りたい場合は、以下のサイトがおすすめです!

(4)パセリ

パスタやスープの名わき役!パセリは、培養土と肥料で力強く育ちます。

①準備するもの

  • パセリの苗
  • プランター(発泡スチロールの箱で代用可)
  • 野菜用培養土

②育てるポイント

種から育てる方法もありますが、初心者は苗を利用するのが手軽です。

まずは穴を掘って、じょうろでたっぷりと散水しましょう。水が培養土にしっかりと浸み込んだら、20cm間隔で苗を植えます。葉が増えてきたら収穫しましょう。

パセリの生育サイクルは2年です。それ以降は枯れてしまうことを、覚えておいて下さいね。

パセリの詳しい育て方を知りたい場合は、以下のサイトがおすすめです!

(5)バジル

大量に収穫できるバジル!自家製パスタソースなど、料理の幅が広がりますよ。

①準備するもの

  • バジルの苗
  • プランター(発泡スチロールの箱で代用可)
  • 野菜用培養土

②育てるポイント

バジルも、早く収穫した場合は苗から育てるのがおすすめです。

GW頃にパセリと同じ要領で苗を植え、15cmほどの高さに育ったら「摘芯」をしましょう。

摘芯とは茎の先を切ることで、脇芽の成長を促す目的があります。バジルの場合は、一番太い茎のフシを切りましょう。こうすることで新しい芽がどんどん芽吹き、収穫量が増えますよ。

バジルの詳しい育て方を知りたい場合は、以下のサイトがおすすめです!

(6)プチトマト

これまで紹介した野菜に比べ、本格的な家庭菜園が楽しめるのがプチトマト!赤く可愛らしい姿は、家庭菜園でも主役級の野菜です。

①準備するもの

  • プチトマトの苗
  • 野菜用培養土
  • 支柱
  • 深め(30cm程度)のプランター

②育てるポイント

美味しいプチトマトを育てるには、「誘引」と「整枝」が欠かせません。

誘引とは、茎を支柱に固定すること。整枝とは、芽をカットして数を調整することとを指します。この作業をすることで、プチトマトの品質や実のつきがよくなるため、きちんと行ってあげましょう。

また、苗1つに対し1つのプランターが扱いやすいと言われています。

プチトマトの詳しい育て方を知りたい場合は、以下のサイトがおすすめです!

(7)苺

苺は難しそう…。と感じる人が多いかもしれませんが、実は初心者向け!一年に1度収穫する「一季なり」の苺を選べば、大味になりにくいと言われています。

①準備するもの

  • 苺の苗(「カレンベリー」という品種が病気に強く育てやすい)
  • プランター
  • 野菜用培養土
  • 殺虫剤(根元にまく粒状のもの)

②育てるポイント

苺を育てる最大のポイントは、「受粉」を行うこと!3月になると花が咲き始めるため、筆や綿棒を使って花粉を全体に行き渡らせましょう。

花が咲くまでに病気で枯れてしまわないよう、殺虫剤などで対策して下さいね。

また、苺は寒さに強いですが、雪の下に埋もれると枯れてしまいます!雪の日には屋根がある場所にプランターを移動させるなど、工夫してあげましょう。

苺の詳しい育て方を知りたい場合は、以下のサイトがおすすめです!

(8)ピッコロ人参

小さく可愛らしいサイズのピッコロ人参は、サラダにおすすめです!

①準備するもの

  • ピッコロ人参の種
  • プランター(深め)
  • 野菜用培養土
  • 粒状肥料
  • ピンセット

②育てるポイント

ピッコロ人参は、「間引き」をきちんと行うのがポイントです。本葉が出始めたら、1株ずつ抜いて1~1.5cm間隔になるよう整えましょう。

しばらくしてまた茂ってきたら、2回目の間引きのタイミング!今度は3~4cm間隔になるよう整えます。

ピッコロ人参はスルッと抜けるので収穫も楽々!子どもでも簡単にできますよ。

ピッコロ人参の詳しい育て方を知りたい場合は、以下のサイトがおすすめです!

いかがでしたか?土が必要かと思いきや、水耕栽培で簡単にできる野菜も沢山ありましたね!

次では、家庭菜園【超初心者】の私でも出来た!ブロッコリースプラウトを育てる様子を完全レポします。

3、【超初心者でも大丈夫!】ブロッコリースプラウト作りを完全レポ

家庭菜園をしたいと思いつつ、「難しそう…。」というイメージが先行し、なかなか手が出せなかった私。

しかし、簡単にできる水耕栽培の存在を知り、早速子ども達とチャレンジしてみることに!

(1)ブロッコリースプラウトが育つまで

今回育てた「ブロッコリースプラウト」は、文字通りブロッコリーの新芽です。カイワレ大根に似ていますが、辛みは少なく食べやすいのが特徴。体に良いことでも知られています!

ブロッコリースプラウトを栽培するのに必要なものは、たったの3つ!

  • ブロッコリーの種
  • キッチンペーパー
  • 浅めのトレー(魚や肉が入っていた白いトレーで代用可)

キッチンペーパーを数枚重ねたら、トレーに入れて水で湿らせましょう。その後、種をパラパラと撒くのですが、この作業は子ども達も楽しそうに参加していました!

種を撒き終わったら、「発芽するまで」新聞紙をかけてしっかり遮光して下さい。

わずか3日で写真のように発芽!ここまで育ったら、日光に当ててグングン成長を促しましょう。

種を撒いてから7日…!あっと言う間に立派なブロッコリースプラウトが育ちました。

7日間やったことと言えば、日光に当てて水を補充した程度。こんなにも簡単に家庭菜園を楽しめるとは、本当に驚きました。

(2)子ども達の反応

「ブロッコリースプラウト、植えてみる?」その一言だけで、「ブロッコリースプラウトって何?!」と興味津々!子ども達は大盛り上がりしていました。

一緒に種を買いに行った後も、「私が種を撒く!」「僕にもやらせて!」と、競うように沢山作業をしていましたよ。

また、毎日の水やりも欠かすことなく、「スプラウトちゃん、元気に育ってね。」と愛情を持って世話をする姿に、親の私も感心しました。

もちろん、収穫の時にも張り切ってお手伝い!「葉っぱが二つに分かれているね!」など、観察しながら丁寧に収穫していましたよ。

収穫したブロッコリースプラウトは、アサリを入れたボンゴレ風パスタに投入!雑味がなくあっさりとした味で、子ども達も嬉しそうに頬張っていました。

実は、3歳の息子はアサリを好んで食べません。しかし、今回は自分で育てたブロッコリースプラウトが入っていたため、キレイに完食してくれました。

今回水耕栽培に挑戦してみた感想は、「掛かる手間はほとんどないのに、得るものが大きい!」ということ。ほんの少しの手間で、こんなにも子ども達が喜ぶとは思っておらず、大変良い経験になりました。

これを機に、土を使った家庭菜園にも挑戦してみたいと思います。

まとめ

家庭菜園は、美味しい野菜が収穫できるのはもちろん、子どもの教育面にも良い影響が沢山あります。

家庭菜園初心者の人は、水耕栽培からチャレンジしましょう!慣れてきたら、培養土に挑戦するのもおすすめです。

是非お子様と一緒に、家庭菜園を楽しんで下さいね!

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