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粘土遊びで頭を鍛えよう!知育効果抜群の子どもにおすすめ粘土13選

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捏ねたり、伸ばしたり、ちぎったり!

幼稚園や保育園で、昔からポピュラーな遊びとして親しまれている「粘土遊び」には、嬉しい知育効果が満載なのをご存知でしょうか?

今回は、頭を鍛えるのにピッタリな「粘土遊び」に焦点を当て、粘土遊びが子どもに与える効果を詳しくご紹介していきます。

「粘土で遊ぶことが、こんなにも脳にいいことだったとは!」と、驚く情報も盛沢山!最後には、幼児におすすめの粘土&道具も一挙にご紹介していくのでお楽しみに。

それでは、早速参りましょう!

1、粘土遊びで「頭の良い子」に育つ!?

粘土遊びをしている子を観察すると、自分のイメージする形に近付けるべく、ああでもない!こうでもない!と、一心不乱に手先を動かす様子が見てとれます。

このように、人間があれこれ考えて新しいものを作り出す時には、脳の「前頭前野」をフル稼働させることが分かっています!

そのため、「粘土で遊ぶと脳に刺激が与えられる」という説は、あながち間違いではありません。その証拠に、有名幼児教室でも粘土遊びが取り入れられており、家庭でも積極的に遊ぶよう指導されているほどです。

粘土は、【①気軽・②安価・③楽しい】の3拍子が揃っています!そんな、チャレンジしやすい遊びで「頭が良い子」に育つなんて、ママパパにとっては嬉しい話ですよね!

2、粘土遊びの効果

粘土遊びが子どもに与える効果を、もう少し具体的にみていきましょう。

(1)手先が鍛えられる

突然ですが、こちらの模型が何を示しているか分かりますか?

参考:http://www.skmc.jp/BrainAndNeuron/hisitu/index.html

これは、「人間のホムンクルス」と呼ばれる模型で、体の部位の大きさを、人間の脳機能に当てはめて作っています。

この模型を見てみると、異様に「手」や「口」が大きいことが分かりますね。そうです!もうお気付きだと思いますが、人間は手先や口元が最も敏感なのです。

この人間の手先の器用さは、赤ちゃんの頃から手を使うように仕向けることで、どんどん発達が促されます。

その点、粘土遊びは、ちぎる・丸める・捏ねる・伸ばすなどの動作はもちろん、道具も沢山使うため、子どもが手先を鍛えるのにもってこい!

「第二の脳」と呼ばれる手先を効率的に鍛えるためにも、お子様が粘土に触れる環境を、早めに整えてあげましょう。

(2)創造性を育む

粘土は、頭の中のイメージを手先で作り上げていく、大変クリエイティブな遊びです。そのため、お子様の創造性を育むとも言われています。

このような、創造力をかき立てる遊びは他にも沢山あり、ブロックや積み木がその有名どころでしょう。しかし、粘土はその「自由度」において他を圧倒します!

粘土は、想像したものを自由に作り上げることができますよね。技術次第では、本物そっくりに作り上げることだって可能です!

このように、子どもの自由な発想に任せて創造性を育むことができるのも、粘土遊びの醍醐味です。

(3)「真似っこ」から個性が育まれる

幼稚園や保育園で一斉に粘土遊びを始めると、友達の作品を真似する子どもが出てきます。

このような行動を目の当りにすると、「真似をせずに自分の力で作って欲しい!」と考えがちですが、実は「真似っこ」は子どもの成長に素晴らしい影響を与えます!子どもの個性や独創性を育むためには、真似から学習することが欠かせないのです。

そのため、家で粘土をする時には、是非ママパパも一緒に取り組んでみて下さい。お子様がママパパの真似をはじめ、そこから新たな発想が生まれますよ!

3、粘土遊びはいつから?

粘土遊びは、「就園する頃が始め時かな?」と考える人も多いでしょうが、実はそれでは遅いです!ズバリ、粘土遊びは「1歳前後」から始めるのが最適です。

と言うのも、人間としての知的な考えや判断力のもとになる、「前頭前野」が働き始めるのが1歳前後と言われています。そのため、この時期にこそ、赤ちゃんに色々な体験をさせてあげるべきなのです。

中でも粘土は、幼児の五感を育む「感覚遊び」にピッタリ。ムニムニ・ベタベタ・コロコロなど、様々感覚があることを、是非粘土で教えてあげましょう。

参考:赤ちゃんの脳を育む本|https://booklog.jp/item/1/4072568864

4、子ども向け粘土の種類

一口に粘土と言っても、最近では子ども向けに多くの種類が開発されています。

そこでここでは、幼児向けの粘土の種類や特徴、使い始める年齢の目安などをまとめました。

種類

年齢の目安

特徴

小麦粘土

1歳頃~

・小麦粉、水、塩分が主原料

・柔らかいが固まりやすい

・小麦アレルギーの子は使えないことも

お米粘土

1歳頃~

・米粉、水、塩分が主原料

・もちもちとした触り心地

・小麦粘土に比べ固まりにくい

寒天粘土

1歳頃~

・寒天やセルロースが主原料

・捏ねると柔らかく伸びが良い

・乾燥すると固まるが、水分を与えると元に戻る

シリコン粘土

3歳頃~

・シリコン素材が主原料

・固めでツヤがある

・ホットプレートなどで焼くと固まる

油粘土

3歳頃~

・カオリン(粘土)と油脂が主原料

・固まらず繰り返し遊べる

・幼稚園や小学校で盛んに使われている

紙粘土

3歳頃~

・炭酸カルシウム・のり剤・パルプが主原料

・軽く扱いやすく、自然乾燥で固まる

・水彩絵の具で色付けできる

蜜蝋粘土

5歳頃~

・蜜蝋が主原料

・最初はかなり固い

・手の温もりで時間をかけて柔らかくする

いかがでしょうか?こんなにも沢山の粘土があることに驚きますね。

この中で、粘土の始め時である「1歳」からの使用に向いているのは、小麦粘土・お米粘土・寒天粘土の3つです!

この3つの粘土は食品が主な原料のため、子どもが万が一口に入れても安心。まさに、小さい子にピッタリの粘土ですね。

蜜蝋粘土も人体に無害ですが、その固さが大きな難点!気温が低い冬季には、大人でも柔らかくするのに時間が掛かるため、5歳頃から遊ぶのがおすすめです。

5、年齢別!粘土をさらに楽しむ工夫

(1)1歳~2歳:粘土に積極的に触れよう

粘土に初めて挑戦する1歳~2歳の時期には、粘土に触れる楽しみを教えてあげましょう。

特に、粘土特有の感触は子どもにとって新鮮そのもの!自由に触らせるのはもちろん、グニュグニュ・コロコロ・ペタペタなど、形と共に変わる感触を味あわせてあげましょう。

実は、粘土に慣れないうちは、ビックリして泣き出す子も珍しくありません。それほど、粘土の感触は子どもに驚きや刺激を与えるのです。

怖がっている場合は、ママパパが率先して粘土に触れる様子を見せ、「粘土=楽しい」ことを教えてあげて下さいね。

(2)3歳:「色遊び」や「見立て遊び」を楽しもう

3歳になると、簡単な形を作ったり、色を混ぜて遊んだりすることができるようになってきます。

道具の使い方も少しずつ上達するため、子どもの発想に任せて自由に遊ばせてあげましょう。

こちらの写真は、3歳の息子が小麦粘土で遊んでいる様子です。

「わぁ、気持ち悪い色ができた…。」とつぶやきながら、何色もの粘土を混ぜ合わせ、さらに茶色まで入れようとしていました!また、粘土用めん棒も上手に使い、粘土を伸ばす感覚を楽しんでいましたよ。

一緒に粘土遊びをした3歳の女の子は、これはお団子!と言って、見立て遊びを楽しんでいました。わずか3歳でも、個性が顕著に出ていることが分かりますね。

(3)4歳:粘土で頭の中のイメージを表現しよう

4歳頃になると、「これを作りたい!」という頭の中のイメージを、実際に形にできるようになってきます。

男の子なら、電車・恐竜・車などを作ってごっこ遊びをしたり、女の子なら、果物・お皿・スプーンなどを作っておままごとをしたり!粘土作品で、さらに遊びを広げましょう。

(4)5歳:共同作業にチャレンジしてみよう

5歳と言えば、小学校入学目前!この頃になると、友達と協力して粘土遊びを楽しむようになってきます。

「私はうさぎを作るから、○○ちゃんはうさぎのお家を作って!」「ここにトンネルを作って、みんなで電車を走らせよう!」など、友達とコミュニケーションを取りながら、協力して一つの作品を造り上げる様子も見られます。

ママパパは、それぞれの年齢に合った粘土の遊び方を見極め、手を出し過ぎず!口を出し過ぎず!見守りながらサポートに徹しましょう。

6、幼児にピッタリ!おすすめの粘土&道具

それでは、幼児におすすめの粘土と道具を、一挙にご紹介していきます。

※2020年2月13日現在の価格です。

(1)ギンポー お米のねんど 12色

幼児に1番おすすめの粘土と言えば、やはりお米粘土でしょう。米粉を主成分に作られているため、アレルギーの心配もなく、もし口に入ってしまっても大丈夫!こちらは12色も入っているので、楽しみ方も広がりそうですね。

(2)デビカ 粘土 日本のお米でつくったねんど 5色入

こちらのお米粘土は、なんと国産米の米粉のみを使用!安心安全にこだわりたいママパパには、是非おすすめしたい粘土です。粘土デビューにもおすすめですよ!

(3)ねんDo! はじめてのねんどセット おかたづけボックスつき

小麦粘土も、扱いやすく幼児におすすめ!こちらは6色の小麦粘土の他に、型抜きやプレイシート、お片付けボックスまで付いた豪華なセット。粘土は遊び終わるとバラバラになり、意外に収納に困りますが、このセットならその心配もありませんね。

(4)プレイ・ドー 8色セット こむぎねんど

世界中で愛されているプレイ・ドーも、実は小麦粘土です! 関連グッズも沢山販売されているため、併せて購入すれば楽しみが膨らみそうですね!

(5)ダイソーの粘土

100円ショップのダイソーは、子ども向け粘土の宝庫!お米粘土、小麦粘土、油粘土など、メジャーな粘土が100円で揃うのは嬉しいですよね。粘土板やヘラなど、粘土遊びに欠かせない道具まで販売されていましたよ!

(6)ボーネルンドオリジナル かんてんネンドStudio 8色セット

信頼のおもちゃブランド、ボーネルンドの寒天粘土もかなりおすすめ!価格は高めですが、小麦・お米粘土に比べて固まりにくいのが特徴です。濡れたタオルで包んでおけば、一晩でもとに戻る優れもの!

(7)デビカ 油ねんど 500g

小麦粘土やお米粘土でひとしきり遊んだら、油粘土に挑戦するのもおすすめです。品質が変化しにくいため、何度でも繰り返し遊ぶことができますよ。

(8)エジソン シリコンねんど 8色セット

せっかく作った作品を長く楽しみたい!そんな時には、シリコン粘土がおすすめです。作った作品を専用シートに乗せて、ホットプレートなどで焼けば、固まってまるでゴムのような質感に変化します。出来上がったら、お風呂やプールの中でも遊べますよ。

(9)シュトックマー 蜜ろう粘土 6色6枚セット

手の温もりで温めながら使う蜜蝋粘土は、固いため幼い子には難しいかもしれません。しかし、出来上がった作品は、何とも言えない優しい風合いに仕上がります!ママパパがサポートしながら、チャレンジしてみるのもいいですね。

(10)アーテック ねんどの王様

こちらは、超軽量の紙粘土。固まった後は色付けできるため、本格的な作品を目指す子におすすめです。「ねんどの王様」は手に付きにくく、家具を汚す心配も最小限!お掃除の手間が省けそうですね。

(11)SLIFAKER 11個ねんどのお道具セット

粘土遊びの道具があれば、創造の幅がもっと広がります!こちらは、プラスチック製の道具が11個入ったセット。「押し出しツール」の珍しさに、子どもが夢中になりますよ。

(12)40本 カワイイねんどのお粘土道具セット 

粘土遊びの道具が、40個も入ったセット!これだけあれば、子どもの成長と共に長く楽しむことができそうですね。

(13)こねこねくらぶ 大きなねんど板つき はじめてセット

粘土遊びにはこれさえあればOK!?小麦粘土8色と、バラエティ豊かな道具が1つのセットになっています。贈り物にも喜ばれそうですね。

まとめ

子ども向け粘土には、沢山の種類があることが分かりましたね。

粘土は楽しいだけでなく、子どもの健全な成長を促す「知育玩具」。

是非、1歳になったら粘土遊びをスタートし、お子様に沢山の刺激を与えてあげましょう!

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