10・11月は入園面接のシーズン。服装や持ち物の準備は万全だけど…「オムツ」のことが不安で仕方がない!というママパパもいるのでは?
- もうすぐ入園面接なのにオムツが外れない!
- オムツが外れないまま入園しても大丈夫!?
実は、このような悩みや不安を抱えている人は意外に多いのです。
そこで今回は「入園とオムツの問題」について徹底解剖!幼稚園でもオムツはOKなのか?いつまでにトイトレが完了すればいいのか?など、先輩ママの体験談をもとに詳しくお伝えしていきます。
この記事さえ読んで頂ければ、「入園とオムツの問題」も怖くありません!それでは、早速みていきましょう。
目次
1、幼稚園でおむつが心配!オムツは何歳ぐらいで外れる?
本題に入る前に、まずはトイトレの基本!オムツは何歳くらいに外れるのかご存知ですか?
オムツが外れる平均的な時期は、「2歳半~3歳前後」と言われています。
ただし、子どもの性格・家庭環境・体の発育具合によってオムツが外れる時期は前後するため、厳密に「2歳半~3歳前後」で外れていなくても心配する必要はありません。
大切なのは、子どもに合ったタイミングでトイトレをスタートさせること!
- 一人歩きができる
- おしっこの感覚があいてきた
- 「しっし出る!」など、言葉の理解が進んできた
このような兆候が見られた時が、トイトレのはじめ時です。
また、これに加えてママパパのタイミングも大切ですよね。
下の子が生まれたばかりで大変。仕事が忙しく今はトイトレする余裕がない!そんな時期には無理せず、ゆっくりトイトレをスタートしても大丈夫。親子共に無理のない時期を見極めましょう。
2、幼稚園入園面接時にオムツが外れてなくても大丈夫?
親子共に無理のない時期を見極めよう!と思っていたら…あっと言う間に入園面接!焦りを感じている方もいるでしょう。入園時にオムツが外れていなくても大丈夫なの!?ママパパの率直な疑問にお答えします。
(1)オムツに関する考え方は幼稚園により様々
入園時にオムツが外れていなくても大丈夫かどうかは、「幼稚園の方針」によって異なります!
少々漠然とした答えですが、幼稚園にはそれぞれ特有のカラーがあり教育方針も異なります。オムツが外れてないことを深刻に考えている幼稚園もあれば、さほど気にしていない園もあるのです。
具体的には
- オムツが外れていることを入園条件にしている園
- できるだけ入園までに外れるように、家庭でもトレーニングをお願いする園
- 園生活でもトイトレするため、入園後もオムツで大丈夫な園
など、オムツに関する考え方は園によって全くことなることが分かりますね。
多くの場合、入園説明会などでオムツに関する説明があります!分からないことや不安がある場合は、園や先輩ママに確認してみましょう。
(2)入園面接までにオムツが外れていた方が良いのか?
入園面接時に完全におむつが外れている必要はありません。入園面接を受ける時期の子どもは、ちょうどオムツが外れ始める頃の年齢です。完全に外れていない子がいても、何ら不思議ではないのです。
しかし、「入園~年少終わり」頃までにはオムツが外れた方が、子どもにとってメリットが大きいと言われています。
幼稚園という環境は家庭から離れ「自立心」を育む場!そのため、排泄という「生活の基礎」を自分で行うことは、自立の第一歩だと言えるのです。
また、園生活でおむつ替えが必要な子がいると、保育士1人の目が1人の子だけに集中してしまいます。
まんべんなく安全な保育を行き渡らせるためにも、オムツが外れていることが大きなメリットとなるのです。
そのため、入園面接時に「まだトイトレすら始めていない状況」では、園側が受け入れに不安を感じることがあるかもしれません。
以上のことを考えると、「入園面接までにトイトレが完了している必要はないが、トイトレはスタートさせるべき」ということが分かりますね。
3、幼稚園入園時でもオムツが外れていない場合の対処法
入園面接を無事に突破し、いよいよ入園!そんな時、まだオムツが外れていないと不安になりますよね。ここでは、入園時にオムツが外れていない場合どうなるのか?どうしたらいいのか?具体的な対応策をお伝えしていきます。
(1)年少終わり頃までは問題なし
先ほどお伝えしたように、オムツに関する考え方は園により様々。しかし、多くの幼稚園では「年少頃までにオムツが外れれば問題ない」ということが多いようです。
実は、年少児のお漏らしはよくあること。先輩ママの中には、入園時に3割程度の園児がまだオムツだった!という意見もありました。
また、年少児はみんなで一緒にトイレにいく「トイレタイム」が設けられていることがほとんどです。そのため友達を見てやる気になり、家庭ではなかなか進まなかったトイトレが一気に進んだ!というケースもたくさんあります。
入園時におむつが外れていないと「本当に大丈夫かな?」と不安になりますが、焦らず、しばらくは園での様子を見守りましょう。
(2)家でもトイレトレーニングを継続
園でのトイトレと並行して、家庭でも引き続きトイトレを行いましょう。園との相乗効果で、トイトレもスムーズに進みます!
朝起きたタイミングや幼稚園から帰宅した後、お風呂に入る前など、トイレに必ず行くタイミングを約束しましょう。トイレへいく習慣が自然と身に付きますよ。
(3)園側へトイトレの状況を伝えておく
年少時点でトイトレを継続中の場合、園側に「トイトレの状況」を詳しく伝えることが大切です。
- おしっこはトイレでできるが、ウンチはまだオムツ
- トイトレの最中のため、オムツからトレーニングパンツへ移行させたい
- 園外活動の時は、心配なのでまだオムツを履かせたい
など、子どもによってトイトレの進捗具合は千差万別。我が子の現状を伝えることで、先生も対応がしやすくなりますよ。
(4)お漏らし対策の準備を万全に
幼稚園でお漏らしをする可能性がある場合は、お漏らし対策の準備を万全にしておきましょう。
- パンツ(オムツ20枚程度)の予備は多めに
- お尻拭き
- 着替え
- ビニール袋
など、園から指定された持ち物を滞りなく準備することが大切です。
4、教えて!幼稚園先輩ママ達のオムツ・トイトレ事情
先輩ママ達は、「入園とオムツの問題」をどのように乗り越えたのでしょうか?経験者しか分からない、リアルな実情をお伝えします!
(1)面接時・入園時のオムツ事情
まず初めに、面接時・入園時のオムツ事情を見ていきましょう!
体験談①
- 満3歳児クラス(面接時は2歳)の面接に挑みました。まだオムツが外れる兆しがなかったので、「オムツでも大丈夫ですか?」と先生に正直に聞きました!「全く問題ありません!」との回答がもらえ、安心した覚えがあります。(一般的な私立幼稚園・年中児のママ)
体験談②
- 幼稚園はお受験しました。園の方針で「入園時にはオムツが外れていること」が条件だったため、必死になってトレーニングしました。お漏らしを叱ったこともあり、今となってはちょっと可哀そうだったかな…と反省しています。(お受験幼稚園・年少児のママ)
体験談③
- 園でもトイトレはしますが、家庭でもトイレの習慣付けをさせて下さい!と入園面接で言われました。地域でも硬派な幼稚園なので、入園後のオムツはダメではないけど全く問題ない!という雰囲気ではありませんでしたね。(競争率の高い私立幼稚園・年中児のママ)
(2)年少期間のオムツ事情
続いて、年少期間のオムツ事情をみていきましょう。
体験談①
- うちの子は3月生まれのため、年少中ごろでもオムツをしていました。オムツはぐっしょり濡れて帰宅することもあったため、きめ細かなオムツチェックは、保育園ほどはされていない印象です。(一般的な幼稚園・年長児のママ)
体験談②
- 子どもの発達に合わせてくれる幼稚園なので、入園時にはまだ結構な人数がオムツでした!でも不思議なことに、年中になるとオムツの子はほぼゼロ!友達同士でトイレに行くことの意義を改めて感じました。(公立幼稚園・年中児のママ)
体験談③
- 幼児教育に力を入れている人気幼稚園に通っています。周りはほとんどの子が入園時点でパンツ!正直焦りました。我が子と言えば、年少時はお漏らしも多く…連絡帳にも厳しめに「トイトレの徹底をお願いします!」と書かれており、心がめげそうになったことも。でも年長の今は、もちろんオムツも外れています。「人と比べて不安を感じる必要なんてないよ!」と、あの頃の私に言ってあげたいです。(競争率の高い私立幼稚園・年長児のママ)
体験談④
- うちの幼稚園では、男子用トイレで「男の子は立って用を足す」のが基本です。でも家には男子用トイレがないので、最初のうちは戸惑ったようです。家のトイレにも踏み台を購入して設置したなぁ。(競争率の高い私立幼稚園・年長児のママ)
(3)トイトレの反省点
体験談①
- 上の子の時は、何としてでも入園前にトイトレを完了させねば!と意気込み、厳しく指導し過ぎてしまいました…反省。(競争率の高い私立幼稚園出身・小学生のママ)
体験談②
- 「トイトレは叱ってはダメ!」このことが頭にありすぎて、何度お漏らしをしても叱るのをグッと我慢。私の方にストレスが溜まってしまいました。トイトレスタートが早すぎると、お漏らしも多くママが大変ですよ。(一般的な幼稚園・年長児のママ)
体験談③
- とにかく仕事が忙しかった日々!トイトレは園任せで家ではオムツで過ごさせました…。オムツは外れたけれど、もっと構ってあげるべきだったかな…と、自分の中にわだかまりがあります。(公立幼稚園出身・小学生のママ)
先輩ママ達のリアルなトイレ事情を伺うことができましたね!
園によりオムツに対する考え方は様々なようですが、「お受験幼稚園」や「競争率の高い私立幼稚園」はオムツに対する考え方が厳しい傾向にあることも伺えます。また、「トイトレを厳しくし過ぎた…。」「ストレスが溜まった!」という反省点もチラホラ。
トイトレをストレスなく前向きに進めるには、どのような点に注意すればいいのでしょうか?次でみていきましょう。
5、トイトレは子どものペースで
トイトレを親子ともにストレスなく進めるには、「子どものペース」で「無理なく」行うことが大切です。
①オムツを無理に外すと当然お漏らしが多くなる➡②お漏らしが続くとママもストレスが溜まりイライラ➡③つい厳しく叱ってしまいママも後悔
このようなスパイラルに陥らないためにも、無理にオムツからパンツに移行するのではなく、まずはオムツのまま、トイレに行く習慣だけを身に付けるのもおすすめです。
と言うのも、実は筆者は、厳しくトイトレをし過ぎて後悔しているママの一人。早くオムツを取らなくては!という、今思えば謎のプレッシャーから、お漏らしの度に叱っていました。
結果、何とか2歳半でトイトレが完了したのですが、フタを開けると入園した園の3歳児はほぼ全員オムツ。先生もおおらかな対応で、子どもに合わせたトイトレをしてくれていました。
この経験を踏まえ、下の子には厳しいトイトレはせず、オムツのままトイレに行く習慣付けだけを実施!それでも3歳3ヶ月の今、平均的な時期にきちんとオムツが外れました。
家では緩めのトイトレのみで叱ることもありませんでしたが、園に通い始めてあっと言う間にトイトレが完了したのです!
今となっては、無理に2歳半でトイトレを完了させた娘に、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
強引にトイトレを進めなくても、「環境」と「体の発達」などが整えば、誰でもいつかはオムツは外れます。「〇月〇日までにオムツを外す!」と決めつけず、子どもの様子を最優先したトイトレを行いましょう。
入園して間もない頃は、慣れない環境でトイレがうまくいかないことや、遊びに夢中になり過ぎてお漏らしをしてしまうこともあります。しかし、トイトレが原因で幼稚園に行くのが怖くなったり嫌になったりしては本末転倒!
まずは新たな環境の幼稚園に慣れることを最優先し、思う存分幼稚園を楽しむ方が大切です!
まとめ
入園面接時や入園時におむつが取れていない!そんな時の対処法がお分かり頂けましたか?
トイトレがなかなか進まないと、ママパパにも焦りを感じますよね。筆者もそうだったため、気持ちがよく分かります。しかし、幼稚園という慣れない環境で、子ども自身も自立に向けて頑張っています!
幼稚園入園までにトイレトレーニングをしつつ、叱ったり子どもにプレッシャーを与えたりしないよう、温かな気持ちで見守ってあげて下さいね
hiromiです!幼少期、言葉の発達に悩んだ息子も今や小学1年生。普通に会話できるように成長しています。子育てが少し落ち着いた今、酵母から手作りするパン作りに夢中!ナチュラルで豊かな暮らしを目指しています。