もうすぐ地元の夏祭り♪せっかくなら子どもにお祭り衣装を着せて家族でお出かけしたいなぁ~と考えているママ・パパも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、子どものお祭り衣装の種類やその選び方のポイントをご紹介します。
普段あまり馴染みのないお祭り衣装だからこそ、知っておきたい歴史などもあわせてお伝えしていきます。
今年の夏はお祭り衣装を粋に着こなして、とびきりの思い出を作っちゃいましょう!
1、子どものお祭りスタイルとは?
まずは「子どものお祭り衣装ってどんなものがあるの?」という疑問にお答えするべく、現在主流のスタイルをまとめてみました。
基本的には、子ども向けに特別なスタイルがあるわけではなく、子どもも大人と同じ衣装を身に付けるところがポイントです。
(1)江戸前スタイル
引用:https://www.rakuten.ne.jp/gold/sumitaya/hajimete/hajimete_kodomo.html
身体にぴったりとフィットするシルエットが特徴で、お祭り衣装の中でも特に小粋でスマートな印象になります。
使用するアイテムは次の通りです。
- 鯉口シャツ
- 腹掛
- 股引
- 地下足袋
さらにこの上に町内会などの法被を羽織ることもあります。
(2)ダボシャツ・ダボズボン
引用:https://www.rakuten.ne.jp/gold/sumitaya/hajimete/hajimete_kodomo.html
その名の通り少し「ダボッ」とした印象のある緩めのスタイルで、風が通りやすいため比較的涼しく、着こなしやすいところが特徴です。
用意するアイテムは次の通りで、江戸前スタイルと同様この上に法被を羽織ることも多いでしょう。
- 鉢巻
- ダボシャツ
- ダボズボン
- 雪駄
(3)赤ちゃんはお祭り用ロンパース+腹掛
引用:https://www.rakuten.ne.jp/gold/sumitaya/hajimete/hajimete_kodomo.html
赤ちゃんのお祭りスタイルには、オムツ替えもラクラクなロンパースがおすすめです。
腹掛風なデザインのスタイルとあわせてコーディネートすると、赤ちゃんでも本格的なお祭り衣装に仕上げることができて気分が上がりますよ!
2、子どものお祭り衣装の歴史
こうして見てみると、やっぱり普段の服装とはガラリと雰囲気の変わるお祭り衣装。
お祭り衣装が誕生する背景には、一体どんな歴史があったのでしょうか。
そもそもお祭りは、現在のように「みんなで賑やかに楽しむ日!」というわけではなく、神様を祀るために厳かな雰囲気の中で行われるものでした。
とても神聖な儀式だったということもあり、普段着ではなく正装で参加するのが習わしで、その当時正装として着用されていた和服が現在のお祭り衣装の原点となっています。
先ほどご紹介した鯉口シャツやダボシャツは江戸時代に職人が着る作業着として普及したものです。
祭り衣装として最もメジャーな「法被」は、伝統的な和装の羽織をもっと簡素化してリーズナブルに作りたいという、節約のために生み出されたという面白い背景もあります。
これらの和装は、明治時代に入ってからの洋装化で一旦は衰退してしまいましたが、東京オリンピックや大阪万博の開催時に「日本の伝統的な衣装」として再び注目を集めました。
そういったイベントを盛り上げる衣装=お祭り衣装として定着したそうです。
3、お祭り衣装のアイテムについて知っておこう
ここからは、江戸前スタイル・ダボスタイルそれぞれの基本的なアイテムについて、その特徴や選び方をチェックしていきましょう。
(1)江戸前スタイル
①鯉口シャツ
袖口が鯉の口のようにすぼまっていることからその名がつけられた「鯉口シャツ」は、なるべく身体にぴったりフィットするものを選ぶのが粋に着こなすポイント。
無地で作られることがほとんどな法被や半纏に対して、鯉口シャツは柄物で華やかなデザインになっていることが多いので、みなさんも好みに合わせて色・柄を選んでみましょう。
子ども用のサイズでは、伝統的な歌舞伎柄や纏(まとい)柄はもちろん、今風のパステルカラーな花柄や動物柄なども用意されていますよ。
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②腹掛
「腹掛」はアイテム単独で見るとエプロンのような形をしており、元々は昔の大工さんが仕事で使う道具をポケットに入れるために使用されていました。
首元から鯉口シャツが見えないほうが粋でカッコイイ印象になりますので、鯉口シャツと同様ぴったりとしたサイズ感のものを選びましょう。
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③股引
「股引」も基本的にはしっかり足のラインが出るくらいピチッとしたサイズのものを選ぶのが、カッコ良く着こなす秘訣です。
腰のところはヒモで結ぶのが本来の形ですが、子どもの場合はゴムになっているタイプのほうが着せやすくて良いでしょう。
裾はくるぶしの上くらいがジャストで、長すぎる場合には内側に折り返して着るのが◎
「半ダコ」と呼ばれる半ズボンタイプの股引もあり、こちらのほうが涼しい・動きやすいというお子さんもいるので、好みに合わせて選んでみてください。
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④地下足袋
「地下足袋」は、大人用の場合「こはぜ」という金具で後ろを留めるものが主流ですが、子ども用にはマジックテープの地下足袋もあり、脱ぎ履きがラクなのでおすすめです。
色は股引と揃えるのが一般的で、中に地下足袋用の靴下を履くとさらに滑りにくくなって良いでしょう。
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(2)ダボスタイル
①ダボシャツ・ダボズボン
「ダボシャツ」「ダボズボン」はどちらも大きめにゆったりと作られているのが特徴で、身体にフィットさせるのが粋な江戸前スタイルとは反対に、少しゆるめに着こなすのが◎
「できれば来年も同じ衣装を使いたい」というときに、成長の早い子どもの場合はどのサイズを購入するか迷うことも多いかと思いますが、ダボシャツ・ダボズボンなら最初の年に多少大きめを購入しておいても見栄えが良く扱いやすいでしょう。
基本的に上下セットで、コーディネートがラクちんなところもおすすめポイントです。
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②雪駄
「雪駄」はお祭り衣装に限らず和装でよく用いられる伝統的な靴で、下駄よりも靴底がやわらかいため、履きやすく疲れにくいという特徴があります。
かかとが少し雪駄からはみ出るくらいのサイズを選ぶのが、粋に見せるコツですよ。
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(3)その他のアイテム
ここまでご紹介してきた以外に、江戸前スタイルの場合は帯や巾着を、ダボスタイルの場合はたすき鈴やねじり鉢巻を用意すると、さらにお祭り気分が盛り上がって◎
好きなアイテムを組み合わせて、自由にコーディネートを楽しみましょう!
4、お祭り衣装を選ぶときのポイント
続いて、お祭り衣装を選ぶときのポイントをさらに掘り下げてご紹介していきます。
(1)サイズ
お祭り衣装は、すべてぴったりサイズのものを選ぶのが基本です。
特に江戸前スタイルは身体にフィットしたサイズ感のほうが粋に見えますし、動きやすさもアップするためなるべくジャストサイズを選びましょう。
どうしても「来年も同じ衣装を着せたい」ということで大きめサイズを購入する場合、1サイズ程度の違いであれば裾を折るなど調整して着せることも可能ですが、あまり大きすぎるとケガにつながる恐れもあるため気を付けてください。
ただし、その場合も足袋だけはジャストサイズのものを購入するのがおすすめで、あまり大きめのものを選ぶと足に踏ん張りがきかず転びやすくなったり、上手く歩けず足を痛めやすくなったりしてしまいます。
一方、ダボスタイルのダボシャツやダボズボンは元々少しゆったりとした着こなしをすることもあり、多少大きめでも問題はありません。
(2)素材
子どものお祭り衣装を選ぶときには、子どもが元気に動き回れるよう伸縮性のある素材を選ぶのがポイントです。
また、暑い季節の夏祭りでは汗をかきやすいため、吸湿性の高い綿(コットン)や、風通しの良い素材を選ぶとなお良いでしょう。
(3)コーディネート
お祭り衣装は、上下に重ねるアイテムの色や柄などの組み合わせを意識すると、よりおしゃれに仕上がります。
たとえば上に町内会の法被や半纏を羽織る場合、その色合いが落ち着いたものであれば、中に着る鯉口シャツを華やかな色・柄のものにして遊び心をプラスしてみましょう。
5、おすすめのお祭り衣装
いよいよお祭り衣装を購入したい!というみなさんのために、おすすめの子供向け衣装をピックアップしてみました。
初めてのお祭りにぴったりのセットもありますので、ぜひ参考にしてくださいね。
(1)初めてのお祭り応援セット
お子さんがストレスなく着ることのできる、伸縮性◎なストレッチ素材を使用したお祭り衣装です。
江戸前スタイルに必要なアイテムがすべてセットになっているので、これひとつでもれなく夏祭りの主役になれちゃいます!
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(2)初心者にも安心の7点セット
こちらも江戸前スタイルに必要なアイテムがひと通り揃ったセットで、鯉口シャツは16種類の柄から選ぶことができます。
江戸前スタイルでは腹掛や股引、地下足袋をすべて同じ色で統一するのが基本なので、こういったセットで購入したほうがよりカッコ良く着こなせるところも嬉しいポイントです。
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(3)江戸一 本格お祭りセット/武州藍染【子供0~7号(85~145cm) 5点セット+おまけの鈴】
引き続き江戸前スタイルの衣装セットです。
鯉口シャツは15種類の柄から、股引はヒモかゴムかを自由に選択することができます。
足袋はすべてマジックテープタイプなので、子どもでも簡単に脱ぎ履きすることができるでしょう。
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(4)【祭用品|子供用上下セット:鯉口+ゴム股引】桜満開:エンジ(ラメプリント)
「どうせなら股引も鯉口シャツとお揃いの柄で、華やかにキメたい!」そんなみなさんにはこちらの上下セットがおすすめです。
かわいい桜柄がラメプリントになっており、股引は全サイズゴムタイプなので着せやすさも申し分なし!
(5)【祭り用品|本ダボ・子供用】ダボシャツ+ゴムズボン
ダボスタイルに欠かせないシャツとズボンのセットです。
キリッとした紺色で男女問わずカッコ良く着こなすことができ、肌触りの良さや吸湿性に優れた綿100%素材なので、たくさん汗をかくお子さんでも快適に過ごすことができます。
(6)お祭り用品 お祭りロンパース 祭組大龍
「赤ちゃんだってお祭り衣装を楽しみたい!」そんな声に応えるお祭りロンパースがこちら♪
一般的なロンパースと同じようにスナップボタンで簡単に着せることができ、オムツ替えのときにも安心です。
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(7)お祭り用品 赤ちゃん用 腹掛スタイ(よだれかけ) 紺
お祭りロンパースとぜひセットで購入したいのが、こちらの腹掛スタイ。
これを重ねるだけで赤ちゃんでも一気に江戸前スタイル風に仕上がり、お祭り気分が盛り上がること間違いなしですよ!
首元はスナップボタンに、ウエストはマジックテープで固定できるようになっているので、着せ方もラクチンです。
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まとめ
子どものお祭り衣装は基本的に大人と同じで、江戸前スタイルかダボスタイルを選ぶのが定番です。
地域によってスタイルや色がある程度決められているケースもあるので、初めて参加する場合にはそのお祭りの習慣をあらかじめ調べておくと安心でしょう。
今回ご紹介したポイントを参考に、ぜひみなさんも今年の夏祭りでは粋なお祭り衣装を楽しんでみてくださいね!
趣味は薬膳料理とヨガ。
よく食べよく寝る元気いっぱいの息子(3歳)のママ。
かわいいけれどいつも足にまとわりついてくる甘えん坊の息子の将来が心配。
あと仕事と育児で毎日がいっぱいいっぱい。
きちんと料理や掃除をしたいのに家事の時間が確保できないのが悩み。