おもちゃ

捨てるのはちょっと待って!大切なおもちゃが修理できるおもちゃ病院とは?

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大好きなおもちゃが壊れてしまった・・・子供の悲しそうな顔に「なんとか直してあげたい」と奮闘するパパママも多いですよね。

でも、いい道具がなかったり、分解の仕方がわからなかったりなど、自分ではうまく直せないこともよくありますよね。

そんな方に朗報です!

おもちゃを無料でなおしてくれるおもちゃ病院について、この記事では紹介していきます。

1、壊れたおもちゃ、どうしていますか?

おもちゃは軽い素材や、簡素なもので作られていることも多く、壊れやすいこともあります。また、まだ力のコントロールがうまくできない子供が、おもちゃを強い力で使ってしまって壊れることもあります。

少し壊れたくらいであれば自力で直す方法もありますが、難しいケースも少なくありません。

2、おもちゃを修理することの子どもへの影響

大切なおもちゃが壊れてしまった、そのまま捨てる→また買ってもらうとなると、子供は「壊しても買ってもらえるからいいや」と思いかねません。すぐに新しいものがもらえるのであれば、おもちゃをもらったときの感謝の気持ちやおもちゃを大切にするという気持ちがなかなか育ちません。

おもちゃを修理してまた使うということがあれば、物を大切にする心が芽生えていきますし、親としても買い替えずに済みますね。

また、修理してみようと工夫する力がついていき、その際に工作などを通して手先が器用になっていくという効果もあります。

3、おもちゃを修理する方法

おもちゃを修理するには

  • 自分で直す(プラレールなどは修理用の部品が売っています)
  • メーカーに問い合せる(お客様相談室など。無料で部品を交換してくれることも)
  • おもちゃ病院に依頼する

というような方法が考えられます。

自分で直す方法は、インターネットを見れば多く載っています。特に人気のおもちゃは修理ノウハウもたくさんあるのでぜひ参考にしてください。「電池の向きが逆になっていただけ」などの簡易な理由で動かないだけのケースもありますので、いろいろ試してみるといいでしょう。

それでも直らなければ、メーカーに問い合わせてみましょう。初期不良の場合は、無償で部品交換をしてくれます。

そして、それ以外の方法として、おもちゃ病院に依頼するという手段もあります。

4、おもちゃ病院とは?

おもちゃ病院は、おもちゃを原則無料で修理するボランティアグループです。

おもちゃドクターは1,589名(2018年3月31日現在)いて、その完治率はなんと約9割!ドクターは養成講座を受講した本格派であり、会員間で情報交換をしたりもしています。過去のおもちゃなど、入手困難な部品もメーカーに掛け合って入手したり、特殊な工具を入手して会員に提供することもあります。

おもちゃ病院は全国に展開されています。(デパートやトイザらス、児童館、公民館などで主に曜日限定で)

原則無料で直してくれますが、部品代などは負担する必要があります。

5、どんなおもちゃでも全て治るの?

全てのおもちゃが修理対象ではなく、「他人に危害を与える恐れのある物」など一部対象外があり、以下のものは除外されています。

  • エアガン、ガスガン、電動ガン
  • 浮き輪、浮き袋、子ども用プール
  • 骨董的、工芸的な価値のあるもの
  • 直接コンセントに差し込むもの
  • 法規制があるもの

また対象内だとしても、100%直ることが保証されているわけではありませんのでそれを承知のうえで、持ち込むようにしましょう。

6、おもちゃを持っていくときの注意点

いくら、おもちゃ病院のドクターが優秀だとしても、初めて見るおもちゃの情報は一つでも多いほうが迅速に直すことができます。そこは体の調子を崩して病院に行った時と同じです。知る限りの情報を提供しましょう。ポイントは3つです。

(1)説明書や外箱、部品や破片は持参

おもちゃの説明書や外箱で、品番が確認できます。また、部品や破片を持っていくことにより、どこがどう壊れたのか、具体的に把握できます。

(2)正常な状態を説明する

壊れる前の正常な状態に戻すのが目標ですから、正常な状態を知らなければ直すことはできません。普段はどのように使うおもちゃなのか、使ったらどのようになるはずなのかを説明しましょう。

(3)いつからどのようにして動かなくなったのか説明する

最近壊れたのか、それともだいぶ前に壊れたのかで対応も違ってきます。また、どのようにして使っていたら壊れたのか、それを話すと どこが壊れてどのように修理すればいいのか、おもちゃドクターも推測しやすくなります。

ドクターも原則、ボランティアの方々です。こちら側の準備もできる限りしていきましょう。

7、全国のおもちゃ病院

では、おもちゃ病院はどこにあるのでしょうか?全国各地に多数あります。ここでは9つの病院をご紹介します。おもちゃ病院の多くは、地域外のおもちゃも郵送などで受け付けてくれていますので、自宅近くにおもちゃ病院が無い方も問い合わせてみてはいかがでしょうか?

(1)札幌おもちゃクリニック

http://omocha-clinic.sakura.ne.jp/db/

サッポロ市内8か所で月4回ずつ開院しています。札幌市以外からの修理も受け付けており、宅配便で送ることができます。工作教室も開催していて好評ですよ。

(2)仙台おもちゃ病院エコ

https://blogs.yahoo.co.jp/cchjf653/myblog/profil.html

仙台おもちゃ病院のおもちゃ修理の目的は、「おもちゃ修理をして子供の笑顔、保護者の笑顔を見たい」「ゴミ減量に協力したい」とあります。HPには各おもちゃをどのように直したのかが掲載されており、子供に直す過程を説明できるので一見の価値があります。

(3)東京おもちゃ美術館

http://goodtoy.org/ttm/guide/access.html

様々なおもちゃに関する活動をしています。修理は月二回、土曜日に開催しています。「諦めないで修理を貫徹する」がモットーです。新宿四谷が所在地と、大変通いやすい場所にあります。おもちゃドクターの人数も多く、最大20名ほど集まっています。

(4)おもちゃの病院さがみはら

http://www.sagami-portal.com/hp/dnt10031/

2001年に開院、おもちゃ修理件数が通算で10,000 件を達成している人気のおもちゃ病院です。市内のお祭りなどにも、積極的に開院。2日間で600人の人が来場するなど、市民にも身近なおもちゃ病院です。<診療報酬は「子どもたちの笑顔」と「ありがとう」>とあり、子供たちの心に寄り添う病院です。

(5)名古屋おもちゃ病院とんかち

http://omotya-tonkachi.sakura.ne.jp/tonkachi/youkoso.html

名古屋市・瀬戸市内に9つの病院があります。またトイザらスやドン・キホーテにも出張診療していますので、買い物ついでに気軽に修理相談できます。とんかちのドクター達が開発したとんかちテスターという独自の検診ツールがあり、まさに「おもちゃの聴診器」といえるでしょう。

(6)みきおもちゃ病院

https://oniwabann.exblog.jp/17813378/

兵庫県三木市のみきおもちゃ病院は、全国の中でも規模が大きい病院です。「おもちゃドクター養成塾」というセカンドライフ応援講座修了生で「mikiおもちゃドクターグループ」が作られ、開院に至りました。「子ども達にものを大切にする心を育みたい」という温かい想いで、一つ一つのおもちゃと子供たちに接しています

(7)高知おもちゃ病院

http://toyhospital-kochi.blog.jp/

高知おもちゃ病院は、1:物の大切さを教える 2:子供たちとの交流をはかることを目的とした病院です。現在、年間1000件以上のおもちゃを修理しています。高知市を中心に、各地に続々開院しています。お祭りやお店、保育園等にも出張しています。

(8)おもちゃ病院エフネットグループ

http://www1.bbiq.jp/omotya-fnet/

太宰府市・筑紫野市・福岡市・周辺の市町で活動しているグループです。1999年に活動開始と歴史が長くあります。情報発信も精力的に行っています。福岡市科学館やイオンモールへ新規開院しています。

(9)かごしまおもちゃ病院

http://kagotoy.sakura.ne.jp/

どんなに古いおもちゃでも大歓迎、それがかごしまおもちゃ病院です。この病院の大きな特徴は<お客様と一緒に修理>という点にあります。直す過程は子供にとっては大変興味深いもの。おもちゃが動く仕組みを理解することは、考える力・創造力が大きく増すと言われています。

まとめ

おもちゃを修理したい場合にどのようにすればよいか、また自分で修理できない場合におもちゃ病院へ持ち込む方法についてご紹介しました。各地域のおもちゃ病院情報も参考になりましたか?

おもちゃを直すということは、その過程自体も子供にとっての情操教育・創造力育成・考える力を伸ばす大きな絶好の機会です。

大好きなおもちゃで、いつまでも楽しく遊べますように!

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