捏ねたり、伸ばしたり、ちぎったり!
幼稚園や保育園で、昔からポピュラーな遊びとして親しまれている「粘土遊び」には、嬉しい知育効果が満載なのをご存知でしょうか?
今回は、頭を鍛えるのにピッタリな「粘土遊び」に焦点を当て、粘土遊びが子どもに与える効果を詳しくご紹介していきます。
「粘土で遊ぶことが、こんなにも脳にいいことだったとは!」と、驚く情報も盛沢山!最後には、幼児におすすめの粘土&道具も一挙にご紹介していくのでお楽しみに。
それでは、早速参りましょう!
目次
- 1、粘土遊びで「頭の良い子」に育つ!?
- 2、粘土遊びの効果
- 3、粘土遊びはいつから?
- 4、子ども向け粘土の種類
- 5、年齢別!粘土をさらに楽しむ工夫
- 6、幼児にピッタリ!おすすめの粘土&道具
- (1)ギンポー お米のねんど 12色
- (2)デビカ 粘土 日本のお米でつくったねんど 5色入
- (3)ねんDo! はじめてのねんどセット おかたづけボックスつき
- (4)プレイ・ドー 8色セット こむぎねんど
- (5)ダイソーの粘土
- (6)ボーネルンドオリジナル かんてんネンドStudio 8色セット
- (7)デビカ 油ねんど 500g
- (8)エジソン シリコンねんど 8色セット
- (9)シュトックマー 蜜ろう粘土 6色6枚セット
- (10)アーテック ねんどの王様
- (11)SLIFAKER 11個ねんどのお道具セット
- (12)40本 カワイイねんどのお粘土道具セット
- (13)こねこねくらぶ 大きなねんど板つき はじめてセット
- まとめ
1、粘土遊びで「頭の良い子」に育つ!?
粘土遊びをしている子を観察すると、自分のイメージする形に近付けるべく、ああでもない!こうでもない!と、一心不乱に手先を動かす様子が見てとれます。
このように、人間があれこれ考えて新しいものを作り出す時には、脳の「前頭前野」をフル稼働させることが分かっています!
そのため、「粘土で遊ぶと脳に刺激が与えられる」という説は、あながち間違いではありません。その証拠に、有名幼児教室でも粘土遊びが取り入れられており、家庭でも積極的に遊ぶよう指導されているほどです。
粘土は、【①気軽・②安価・③楽しい】の3拍子が揃っています!そんな、チャレンジしやすい遊びで「頭が良い子」に育つなんて、ママパパにとっては嬉しい話ですよね!
2、粘土遊びの効果
粘土遊びが子どもに与える効果を、もう少し具体的にみていきましょう。
(1)手先が鍛えられる
突然ですが、こちらの模型が何を示しているか分かりますか?
参考:http://www.skmc.jp/BrainAndNeuron/hisitu/index.html
これは、「人間のホムンクルス」と呼ばれる模型で、体の部位の大きさを、人間の脳機能に当てはめて作っています。
この模型を見てみると、異様に「手」や「口」が大きいことが分かりますね。そうです!もうお気付きだと思いますが、人間は手先や口元が最も敏感なのです。
この人間の手先の器用さは、赤ちゃんの頃から手を使うように仕向けることで、どんどん発達が促されます。
その点、粘土遊びは、ちぎる・丸める・捏ねる・伸ばすなどの動作はもちろん、道具も沢山使うため、子どもが手先を鍛えるのにもってこい!
「第二の脳」と呼ばれる手先を効率的に鍛えるためにも、お子様が粘土に触れる環境を、早めに整えてあげましょう。
(2)創造性を育む
粘土は、頭の中のイメージを手先で作り上げていく、大変クリエイティブな遊びです。そのため、お子様の創造性を育むとも言われています。
このような、創造力をかき立てる遊びは他にも沢山あり、ブロックや積み木がその有名どころでしょう。しかし、粘土はその「自由度」において他を圧倒します!
粘土は、想像したものを自由に作り上げることができますよね。技術次第では、本物そっくりに作り上げることだって可能です!
このように、子どもの自由な発想に任せて創造性を育むことができるのも、粘土遊びの醍醐味です。
(3)「真似っこ」から個性が育まれる
幼稚園や保育園で一斉に粘土遊びを始めると、友達の作品を真似する子どもが出てきます。
このような行動を目の当りにすると、「真似をせずに自分の力で作って欲しい!」と考えがちですが、実は「真似っこ」は子どもの成長に素晴らしい影響を与えます!子どもの個性や独創性を育むためには、真似から学習することが欠かせないのです。
そのため、家で粘土をする時には、是非ママパパも一緒に取り組んでみて下さい。お子様がママパパの真似をはじめ、そこから新たな発想が生まれますよ!
3、粘土遊びはいつから?
粘土遊びは、「就園する頃が始め時かな?」と考える人も多いでしょうが、実はそれでは遅いです!ズバリ、粘土遊びは「1歳前後」から始めるのが最適です。
と言うのも、人間としての知的な考えや判断力のもとになる、「前頭前野」が働き始めるのが1歳前後と言われています。そのため、この時期にこそ、赤ちゃんに色々な体験をさせてあげるべきなのです。
中でも粘土は、幼児の五感を育む「感覚遊び」にピッタリ。ムニムニ・ベタベタ・コロコロなど、様々感覚があることを、是非粘土で教えてあげましょう。
参考:赤ちゃんの脳を育む本|https://booklog.jp/item/1/4072568864
4、子ども向け粘土の種類
一口に粘土と言っても、最近では子ども向けに多くの種類が開発されています。
そこでここでは、幼児向けの粘土の種類や特徴、使い始める年齢の目安などをまとめました。
種類 |
年齢の目安 |
特徴 |
小麦粘土 |
1歳頃~ |
・小麦粉、水、塩分が主原料 ・柔らかいが固まりやすい ・小麦アレルギーの子は使えないことも |
お米粘土 |
1歳頃~ |
・米粉、水、塩分が主原料 ・もちもちとした触り心地 ・小麦粘土に比べ固まりにくい |
寒天粘土 |
1歳頃~ |
・寒天やセルロースが主原料 ・捏ねると柔らかく伸びが良い ・乾燥すると固まるが、水分を与えると元に戻る |
シリコン粘土 |
3歳頃~ |
・シリコン素材が主原料 ・固めでツヤがある ・ホットプレートなどで焼くと固まる |
油粘土 |
3歳頃~ |
・カオリン(粘土)と油脂が主原料 ・固まらず繰り返し遊べる ・幼稚園や小学校で盛んに使われている |
紙粘土 |
3歳頃~ |
・炭酸カルシウム・のり剤・パルプが主原料 ・軽く扱いやすく、自然乾燥で固まる ・水彩絵の具で色付けできる |
蜜蝋粘土 |
5歳頃~ |
・蜜蝋が主原料 ・最初はかなり固い ・手の温もりで時間をかけて柔らかくする |
いかがでしょうか?こんなにも沢山の粘土があることに驚きますね。
この中で、粘土の始め時である「1歳」からの使用に向いているのは、小麦粘土・お米粘土・寒天粘土の3つです!
この3つの粘土は食品が主な原料のため、子どもが万が一口に入れても安心。まさに、小さい子にピッタリの粘土ですね。
蜜蝋粘土も人体に無害ですが、その固さが大きな難点!気温が低い冬季には、大人でも柔らかくするのに時間が掛かるため、5歳頃から遊ぶのがおすすめです。
5、年齢別!粘土をさらに楽しむ工夫
(1)1歳~2歳:粘土に積極的に触れよう
粘土に初めて挑戦する1歳~2歳の時期には、粘土に触れる楽しみを教えてあげましょう。
特に、粘土特有の感触は子どもにとって新鮮そのもの!自由に触らせるのはもちろん、グニュグニュ・コロコロ・ペタペタなど、形と共に変わる感触を味あわせてあげましょう。
実は、粘土に慣れないうちは、ビックリして泣き出す子も珍しくありません。それほど、粘土の感触は子どもに驚きや刺激を与えるのです。
怖がっている場合は、ママパパが率先して粘土に触れる様子を見せ、「粘土=楽しい」ことを教えてあげて下さいね。
(2)3歳:「色遊び」や「見立て遊び」を楽しもう
3歳になると、簡単な形を作ったり、色を混ぜて遊んだりすることができるようになってきます。
道具の使い方も少しずつ上達するため、子どもの発想に任せて自由に遊ばせてあげましょう。
こちらの写真は、3歳の息子が小麦粘土で遊んでいる様子です。
「わぁ、気持ち悪い色ができた…。」とつぶやきながら、何色もの粘土を混ぜ合わせ、さらに茶色まで入れようとしていました!また、粘土用めん棒も上手に使い、粘土を伸ばす感覚を楽しんでいましたよ。
一緒に粘土遊びをした3歳の女の子は、これはお団子!と言って、見立て遊びを楽しんでいました。わずか3歳でも、個性が顕著に出ていることが分かりますね。
(3)4歳:粘土で頭の中のイメージを表現しよう
4歳頃になると、「これを作りたい!」という頭の中のイメージを、実際に形にできるようになってきます。
男の子なら、電車・恐竜・車などを作ってごっこ遊びをしたり、女の子なら、果物・お皿・スプーンなどを作っておままごとをしたり!粘土作品で、さらに遊びを広げましょう。
(4)5歳:共同作業にチャレンジしてみよう
5歳と言えば、小学校入学目前!この頃になると、友達と協力して粘土遊びを楽しむようになってきます。
「私はうさぎを作るから、○○ちゃんはうさぎのお家を作って!」「ここにトンネルを作って、みんなで電車を走らせよう!」など、友達とコミュニケーションを取りながら、協力して一つの作品を造り上げる様子も見られます。
ママパパは、それぞれの年齢に合った粘土の遊び方を見極め、手を出し過ぎず!口を出し過ぎず!見守りながらサポートに徹しましょう。
6、幼児にピッタリ!おすすめの粘土&道具
それでは、幼児におすすめの粘土と道具を、一挙にご紹介していきます。
※2020年2月13日現在の価格です。
(1)ギンポー お米のねんど 12色
- 価格:¥838(税込)
- Amazon:https://www.amazon.co.jp
幼児に1番おすすめの粘土と言えば、やはりお米粘土でしょう。米粉を主成分に作られているため、アレルギーの心配もなく、もし口に入ってしまっても大丈夫!こちらは12色も入っているので、楽しみ方も広がりそうですね。
(2)デビカ 粘土 日本のお米でつくったねんど 5色入
- 価格:¥817(税込)
- Amazon:https://www.amazon.co.jp
こちらのお米粘土は、なんと国産米の米粉のみを使用!安心安全にこだわりたいママパパには、是非おすすめしたい粘土です。粘土デビューにもおすすめですよ!
(3)ねんDo! はじめてのねんどセット おかたづけボックスつき
- 価格:¥1,228(税込)
- Amazon:https://www.amazon.co.jp
小麦粘土も、扱いやすく幼児におすすめ!こちらは6色の小麦粘土の他に、型抜きやプレイシート、お片付けボックスまで付いた豪華なセット。粘土は遊び終わるとバラバラになり、意外に収納に困りますが、このセットならその心配もありませんね。
(4)プレイ・ドー 8色セット こむぎねんど
- 価格:¥810(税込)
- Amazon:https://www.amazon.co.jp
世界中で愛されているプレイ・ドーも、実は小麦粘土です! 関連グッズも沢山販売されているため、併せて購入すれば楽しみが膨らみそうですね!
(5)ダイソーの粘土
100円ショップのダイソーは、子ども向け粘土の宝庫!お米粘土、小麦粘土、油粘土など、メジャーな粘土が100円で揃うのは嬉しいですよね。粘土板やヘラなど、粘土遊びに欠かせない道具まで販売されていましたよ!
(6)ボーネルンドオリジナル かんてんネンドStudio 8色セット
- 価格:¥3,520(税込)
- Amazon:https://www.amazon.co.jp
信頼のおもちゃブランド、ボーネルンドの寒天粘土もかなりおすすめ!価格は高めですが、小麦・お米粘土に比べて固まりにくいのが特徴です。濡れたタオルで包んでおけば、一晩でもとに戻る優れもの!
(7)デビカ 油ねんど 500g
- 価格:¥499(税込)
- Amazon:https://www.amazon.co.jp
小麦粘土やお米粘土でひとしきり遊んだら、油粘土に挑戦するのもおすすめです。品質が変化しにくいため、何度でも繰り返し遊ぶことができますよ。
(8)エジソン シリコンねんど 8色セット
- 価格:¥1,725(税込)
- Amazon:https://www.amazon.co.j
せっかく作った作品を長く楽しみたい!そんな時には、シリコン粘土がおすすめです。作った作品を専用シートに乗せて、ホットプレートなどで焼けば、固まってまるでゴムのような質感に変化します。出来上がったら、お風呂やプールの中でも遊べますよ。
(9)シュトックマー 蜜ろう粘土 6色6枚セット
- 価格:1,980(税込)
- Amazon:https://www.amazon.co.jp
手の温もりで温めながら使う蜜蝋粘土は、固いため幼い子には難しいかもしれません。しかし、出来上がった作品は、何とも言えない優しい風合いに仕上がります!ママパパがサポートしながら、チャレンジしてみるのもいいですね。
(10)アーテック ねんどの王様
- 価格:¥690(税込)
- Amazon:https://www.amazon.co.jp
こちらは、超軽量の紙粘土。固まった後は色付けできるため、本格的な作品を目指す子におすすめです。「ねんどの王様」は手に付きにくく、家具を汚す心配も最小限!お掃除の手間が省けそうですね。
(11)SLIFAKER 11個ねんどのお道具セット
- 価格:¥169(税込)
- Amazon:https://www.amazon.co.jp
粘土遊びの道具があれば、創造の幅がもっと広がります!こちらは、プラスチック製の道具が11個入ったセット。「押し出しツール」の珍しさに、子どもが夢中になりますよ。
(12)40本 カワイイねんどのお粘土道具セット
- 価格:¥1,330(税込)
- Amazon:https://www.amazon.co.jp
粘土遊びの道具が、40個も入ったセット!これだけあれば、子どもの成長と共に長く楽しむことができそうですね。
(13)こねこねくらぶ 大きなねんど板つき はじめてセット
- 価格:¥2,165(税込)
- Amazon:https://www.amazon.co.jp
粘土遊びにはこれさえあればOK!?小麦粘土8色と、バラエティ豊かな道具が1つのセットになっています。贈り物にも喜ばれそうですね。
まとめ
子ども向け粘土には、沢山の種類があることが分かりましたね。
粘土は楽しいだけでなく、子どもの健全な成長を促す「知育玩具」。
是非、1歳になったら粘土遊びをスタートし、お子様に沢山の刺激を与えてあげましょう!
趣味は薬膳料理とヨガ。
よく食べよく寝る元気いっぱいの息子(3歳)のママ。
かわいいけれどいつも足にまとわりついてくる甘えん坊の息子の将来が心配。
あと仕事と育児で毎日がいっぱいいっぱい。
きちんと料理や掃除をしたいのに家事の時間が確保できないのが悩み。