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【実録】子どもの足音で苦情!もう困らないマンション騒音対策6選

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マンションの騒音の中でも、1番気になるのは「子どもの足音」ですよね。

  • 足音に気を付けたい気持ちはあるけど、静かに暮らすには限界がある!
  • 効果的な足音対策が知りたい!
  • 苦情を言われてしまい、対処に困っている。

このような悩みをもつ人もいるでしょう。

そこで今回は、マンションの足音問題について徹底解剖!足音が階下に聞こえてしまう仕組みや、絶対に効果がある足音対策などをご紹介していきます

実は私、数年前に「子どもの足音がうるさい!」と苦情を言われた経験があります。今回はその時の経験も赤裸々に記しているので、どうぞ参考にして下さい。

足音対策にほとほと悩んでいる…。そんなママパパのお役に立つことができれば幸いです。

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1、意外に響く子どもの足音

(1)音の感じ方は人それぞれ

マンションなどの集合住宅では、子どもの足音問題に悩む人が少なくありません。

音への不快感は人それぞれ!自分では大したことないと思っても、我慢できないほど不快に感じている人もいるのです。

実は、この「ギャップ」が騒音問題にとって大変厄介静かにしている「つもり」なのに、相手は「非常にうるさい」と感じている。このような気持ちがお互いに溢れると、トラブルに発展してしまうのです。

特に、子どもが長い時間部屋にいる長期休暇中は、騒音トラブルが起きやすいと言われているため注意が必要ですね

(2)足音が響くのは床下の「空洞」のせい!?

なぜ足音問題は、度々トラブルに発展しやすいのでしょうか?それには、足音と床の構造が大きく関係していると言われています。

最近のマンションの多くは、上の図に示したような二重床を採用しています。二重床は床と天井の間に空洞があるため、配管の設置や、修理・リフォームがしやすいという利点があるのです。

さらに、この空洞のおかげでコンクリートスラブに衝撃が伝わりにくく、遮音性にも優れていると言われています!

しかし、床への大きな衝撃(重量床衝撃音)に対しては、反対に音を大きくしてしまう可能性があるのです!

例えば、二重床で子どもが飛び跳ねた場合、その衝撃は支持脚からコンクリートスラブに伝わります。そして、ちょうど太鼓のように音が共鳴し、階下の住人に聞こえてしまうのです(「太鼓現象」と呼ばれている)

つまり、現在のマンションで多く採用されている「二重床」では、床にダイレクトに響く足音が、大きな音となって下の階に伝わってしまうと言えるのです!

子どもを育てている以上、足音を一切立てずに生活するのは困難ですよね…。

「一体どんな対策をすればいいの!?」とお困りの人は、次で紹介する6つの方法を試してみましょう!

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2、絶対に効果がある!子どもの足音対策6選

実際に効果がある足音対策を集めてみました!まだ試していないものがあれば、是非参考にして下さい。

(1)足音を考慮した住宅選びをする

マンションを選ぶ際には、「足音」を考えた住宅選びをしてみましょう。

①コンクリートスラブが分厚いマンションを選ぶ

子どもが走り回る音や、ジャンプした時の衝撃音を遮るには、極力コンクリートスラブ」が分厚いマンションを選びましょう

現在、マンションのコンクリートスラブの厚さは200mm前後が一般的と言われており、230mm以上あれば遮音性が高いと考えられます!

コンクリートスラブが分厚いということは、それだけ多くのコンクリートを使用するということ!そのため、当然マンションの価格も上昇します。

マンションを購入する時は、内装・外観・価格だけで判断せず、構造も注意深く確認することが大切です

※マンションの遮音性は、コンクリートスラブの厚さのみで決まるわけではありません。

②1階に住む

そもそも下の階に人がいなければ、足音を気にする必要がありません!

子どもが大きくなるまでは、1階に住むことも選択肢の一つに入れてみましょう。

③ファミリータイプのマンションに住む

子育て世帯が沢山住んでいるファミリータイプのマンションなら、少々の足音は気にしない!という人が多い傾向にあるようです

同じような生活環境の人が住むマンションには、音の感じ方も似ている人が集まりやすいと言われています。反対に、どんなに防音対策をしっかりした高級マンションでも、音に対し「極端に敏感すぎる人」がいれば対処のしようがありません

マンション選びをする際には、自分達と同じような感覚の人が集まる地域や建物を選びましょう!

(2)子どもに言い聞かせる

4、5歳になれば、ある程度親の言いつけが守れるようになります。

「下に住んでいる人の迷惑になるから、走りまわるのはやめようね。」など、普段からしつけをすることも大切です。

(3)なるべく外で遊ばせる

とは言え、室内で子どもを静かに過ごさせるには、限界があります!どうしても騒ぎたい時などは、なるべく外に連れ出すのがおすすめです。

しかし、真夏や真冬は外でできることも限られますよね…。

そんな時に備え、以下の方法を参考に部屋を「防音仕様」に変えてみましょう!

(4)足音に効果抜群!「タイルカーペット」を活用する

部屋に足音対策を施したい時には、ずばり「防音のタイルカーペット」がおすすめです。

中でも、住宅用防音タイルカーペット「静床ライト」は、足音対策に効果抜群!

(出典:防音専門ピアリビング|https://www.pialiving.com

上の写真のように、「静床ライト」は3重バッキン構造を採用しているため、他の製品に比べて優れた防音・防振性があるのです

その証拠に、「静床ライト」の遮音等級は「特級LL-40」!椅子の移動音や物が落下する音などが、通常ではまず聞こえないレベルです。

また、カッターで切って並べるだけなので施工も簡単!汚れた時には、その部分だけ外して洗えるので便利です。

ちなみに、子育て家庭でよく目にする「ジョイントマット」は、残念ながら防音には効果があまりないようです。防音専用のタイルカーペットで、子どもの足音を防ぎましょう!

(5)「コルクマット」もそれなりに効果がある

コルクマットも、それなりに足音や生活音対策に効果があるようです。

こちらの「わんぱくコルクマット」は、天然コルクとPE樹脂の二重構造!傷や衝撃に強く、階下への防音対策にもピッタリです。

また、通気性や保温性も抜群で、水洗いできるため汚れを気にせず使用可能!小さなお子様がいる家庭にも最適ですね。

(6)普段から階下の住人と友好な関係を保つ

子どもの足音対策で意外に見逃せないのが、階下の住人との関係です。

  • 普段から積極的に挨拶をする。
  • 子どもがいて騒がしく、申し訳ない旨を伝える。
  • 足音対策をしていることを、それとなく伝える。

など、「子どもの足音で迷惑を掛けて申し訳ない!」という態度を示すことが大切です!

もし、挨拶もなし!謝ることもなし!という態度では、階下の人が頭にくるのも無理はありません。普段から友好な関係を築き、騒音トラブルを未然に防ぎましょう。

実は私も、騒音トラブルの実体験から「コミュニケーション」の重大さを思い知らされた1人です…。数年前に私に巻き起こった騒音トラブルの実例を、次でお話していきます。

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3、【実録】子どもの足音に苦情が来た!その時私がとった行動とは!?

子どもの足音に苦情が来た時、私がとってしまった「間違った行動」を赤裸々に語ります!私の失敗から、学ぶことがあれば幸いです。

(1)足音問題の「初心者」だった過去の私…。

数年前、夫・私・4歳の子どもの3人家族で、某地方都市に引っ越しをしました。

もともと引っ込み思案な性格の私は、知らない土地、知らない人という環境に馴染めず、子どもが幼稚園から帰宅するとほとんどの時間を家で過ごす毎日。

住人に会えば会釈くらいはしていましたが、積極的に言葉を交わすことは皆無。賃貸だし!どうせ数年で転勤だし!ドライな関係の方が良いだろう…。と、安易に考えていました

しかも子どもは、「騒音対策になるだろう!」と思い込んでいた、カーペットを敷き詰めた部屋で走り回って遊んでいました今考えると、非常に迷惑な行動だったと思います…。

そんなある日、管理会社を通して「下の階の人から、騒音がうるさいと苦情が来ている。」と連絡が来てしまったのです!

(2)とにかく謝罪を!即謝りに行ったのが裏目に…。

これはマズイ!と思った私は、子どもが幼稚園に行っている間に、即謝罪に向かいました

玄関から出てきたのは、初老のご婦人。

(私)「子どもがうるさくて本当に申し訳ありません!今度から気を付けますので!」と精一杯の謝罪をして、菓子折りを差し出しました。

(ご婦人)「お母さん、子どもが騒ぐのはある程度仕方がないことだから。」

(私)「本当にすみません…。ありがとうございます!」理解がある人で本当に良かったー!!ホッ…。

(ご婦人)それで、今後どんな対策をして下さるのかしら?

(私)えっ…!フリーズ。

とにかく謝罪を!と考えていた私は、今後の対策を全く考えていなかったのです!今思えば本当に恥ずかしいのですが…。当時は、ご婦人からの質問に全く答えることができませんでした

(3)夫と一緒に対策を考え抜いた!

その夜、夫が帰宅してから騒音対策について徹底的に話し合いました!

  • 足音に効果がある「タイルマット」を敷くこと
  • ボール遊びは外ですること(今思えば当たり前…。)
  • 子どもに静かに過ごすよう言い聞かせること

など、先にご紹介した対策を実施することにしました。

そして夫から一言。

「僕も悪かったけど、やっぱりもっと積極的に住民の人とコミュニケーションをとろう」「こちらが騒音に気を付けていることを、分かってもらうのも大事だよ」と…。

確かにその通り!もう、ぐうの音も出ません!

もし、私が騒音に対してもっと気遣いがあれば…。「子どもがうるさくて申し訳ありません。」など、普段から挨拶をしていたら…事態は違ったかもしれません。

(4)再びご婦人に謝罪に!

そして日曜日、家族全員再びご婦人に謝罪にいきました。

考えた対策をお伝えし、子どもからも「ごめんなさい。」と謝らせたところ、ご婦人から笑顔が!最後には「家族みんなで来て下さって、申し訳なかったわね。分かってくださったなら大丈夫だから、気にしないで。」という言葉も頂きました。

それからは足音対策万全の部屋で過ごしており、苦情は0!ご婦人とも挨拶を交わすようになり、最近では子どもの成長を楽しみにしてくれているようです。

数年前に騒音トラブルを経験して感じたのは、苦情を言われるのは精神的にかなり辛い!ということです。私の場合は、階下のご婦人が理解のある人でしたが、それでもしばらくは落ち込みました。

皆さんには、私のように騒音トラブルが起きてしまってから対処するのではなく、確かな方法でトラブルを未然に防いで欲しい!と強く思います

※あくまでも筆者のケースです。住人と直接話し合いはせず、管理会社に任せるべき!という考えもあります。相手が明らかに立腹している場合や、理不尽なことで苦情を言ってくる人に対しては、管理会社を通して話し合いを進めましょう。

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まとめ

子どもを育てていると、少々の足音には慣れっこ!騒がしいのが日常になり、ある意味感覚が麻痺してしまいます。

しかし、単身世帯やご高齢で静かに暮らしたい方にとっては、「うるさい」と感じてしまうのも無理はありません。

音に対する感覚は人それぞれ。自分が大丈夫だから相手も大丈夫!という考えは捨て、トラブルが起きる前に騒音対策を施しましょう!

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