幼児教育

子供にピアノを学ばせるメリット・デメリットとおすすめピアノ5選、ピアノ教室5選

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目次

1、子供にピアノを学ばせるメリットは?

(1)音楽を理解し楽しむことが出来、絶対音感を身に着けられる。

絶対音感は小学校入学前、4-5歳にしか身にしつけられないと言われています。子供にピアノを習わせると、絶対音感が身につくので小学校はもちろん、その後の学校生活にも大変役立ちます。

音楽が嫌いになる子は、音楽がそもそも分からないことがきっかけだったりしませんか?楽譜や音符などを知り理解することができるならば、音楽の授業も苦痛どころか喜びにあふれたものになるはずです。

(2)ピアノなど楽器ができると、生涯続けられる趣味をもてる

楽器を弾けると一生涯の趣味となります。大人になったら今度は、自分の子供に教えることも出来ます。

(3)頭がよくなり、合唱コンクールなどのイベントで伴奏者として活躍することができる

楽譜を理解し、それを実際にピアノで弾けるようになるには様々なことに注意を払い、指の動きも全て独立させなければなりません

ご老人がボケ防止にピアノを習うこともあるのです。それくらい、脳を活性化させるピアノ。ピアノをやりはじめて学校の成績があがったという話も聞きます。

また、学校ではイベント時に必要なピアノの伴奏者。お子さんが学校で頼りにされ、活躍するかもしれません。

内申書の特技欄に、ピアノとしっかりかけることで面接官の目をひくこともできますね。

2、親の負担含めて子供にピアノを学ばせるデメリットにはどのようなものがある?

(1)ピアノが高く、選ぶのも大変

ピアノは種類も値段も様々です。キーボードで1万円~、電子ピアノ3万~、アップライトピアノ40万~、グランドピアノ100万~が相場です。

また、中古ピアノでも、メーカーや機種(年式)、見た目(色や形)、メンテナンス状況によって大幅に値段が異なり、専門家の力を借りて選ぶ必要があります。

(2)置き場所の確保

1畳前後の場所、また電子ピアノで10キロから80キロ、アップライトピアノで200から300キロに耐えうる置き場所が必要になります。

(4)親の助けが必要

子供が一人でピアノの練習をするのは、最初は難しいので親の助けが必要です。

(5)指の怪我に敏感にならざる得ない

運動などで指を怪我すると、ピアノは弾けませんので注意しなければなりません。

参考:https://kodomonaraigoto.com/art-music/piano.html

(6)近所への配慮が必要

ピアノを練習する音は、人によっては騒音に感じられることもあります。防音対策や練習する時間帯の配慮が必要ですし、マンションのような集合住宅では電子ピアノしか置けないということもあります。

3、年齢別!子どものためのおすすめピアノ5選

(1)ピアノは3種類ある

①グランドピアノ

鍵盤の連打などの細かい表現、音の響きや表現力が広がり、音大やプロを目指す方向けのピアノです。音大生は部屋一つをグランドピアノがしめていることも、少なくありません。音が大きいので、防音室のような場所に置くほうが賢明です。

②アップライトピアノ

コンパクトなので家にも置きやすいですが細かな表現には限度があります。練習用や家庭で楽しみたい方向けのピアノです。音はグランドピアノに比べれば小さいものの、それでも夜中に弾くのは避けましょう。賃貸やマンションは、そもそもピアノが不可だったり、ピアノを弾いて良い時間が予め決められていることがあります。

③電子ピアノの特徴

電子ピアノは、ピアノの音色を再現する音源が組み込まれています。グランドピアノやアップライトピアノに比べ、コンパクトで軽量になっています。

鍵盤のタッチや音色・センサーの感度などは、メーカーや機種によって違いがあります。かなりピアノに近いタイプもあれば、そうでないものと様々なので実際にさわって購入しましょう。

ピアノの習い始めや、ピアノの音が近所迷惑になってしまうご家庭におすすめです。ヘッドフォンが使えるのでいつでも練習できます。録音も容易な電子ピアノもあります。

(2)年齢別ピアノ

①0歳から

  • ベビラボ アンパンマン おそらでコンサート 3698円

出典:Amazon

初めてピアノに触るのに最適です。まだお座りや歩くことが出来ないお子様も楽しめます。

②1歳から

  • KAWAI ミニピアノ P-25 (ローズレッド)河合楽器製作所 3,836円

出典:Amazon

ピアノに触れて楽しむ時期。曲を弾くことはできなくても、ピアノを楽しむことが大事です。有名な河合楽器が作成したものなので安心して使えます。音の正確さに定評があります。プロのピアニストもおすすめしている品になります

電池も不要なので使いやすいですよ。丈夫なので3歳くらいになっても十分に使えます。

③2歳から

  • ブルーイン SING&PLAY キーボードDX|トイザらス 5398円

 

出典:楽天

こちらは両手が使えます。椅子にも座って少し本格的にピアノができるようになります。さまざまな音色やリズム伴奏もついています。録音・再生機能がついているので、自分の伴奏を楽しみながら振り返ることが出来ます。ちゃんと伴奏ができなくても、両手を使うということに慣れるのもよいですね。

④3歳から

  • KORG 電子ピアノ B1 WH 88鍵 ホワイト 34,884円

出典:Amazon

一気に本格的なものになりますが、幼いころから本物に触れさせたいですよね。音も触感も本物のピアノとかなり近いタイプと評判です

⑤4歳から

  • KORG 電子ピアノ LP-180-WH 88鍵 ホワイト 42,357円

出典:Amazon

本格的な電子ピアノです。奥行きは27センチなので部屋に置きやすいです。ピアノ教室に通い始めたお子様のために、購入する方が増えています。一般的には、本格的にピアノを始めるのは手ができあがる4歳頃からがよいと言われています。

4、子どもがピアノを学ぶ方法にはどのようなものがある

(1)ピアノ教室

ピアノ教室で学ぶとき、グループと個人レッスンの二つに分かれます

グループレッスンだと同年齢の子達がたくさんいるので、お友達ができてうれしいからピアノに通うという子もいれば、お友達が上手で刺激を受けてどんどん練習するケースもあります

個人レッスンだとその子のレベルにあわせて教えてくれるので、マイペースな練習が可能です。

(2)リトミックとソルフェージュ

まず、ピアノに触れる前、または併用してリトミックやソルフェージュを学ぶお子さんも多いです。大手のピアノ教室では、大抵この二つのクラスも用意されています

リトミックは、音楽にあわせて楽しく動いたり踊ります。それにより脳の発達、超感覚が育ち、なにより子供が「音楽が楽しい」と実感することができます

ソルフェージュは、音を聞いたり感じる能力、読譜やリズム感を養うことが出来、音楽の基礎力が大きく向上します。

5、ピアノ教室の選び方

(1)大手ピアノ教室

カワイ音楽教室やヤマハ音楽教室などが代表的ですね。乳幼児(小学校入学前)はグループレッスン、小学校入学以降は個人レッスンになるのが一般的です。

月謝の相場は6,000円前後、週1回から、1回のレッスンで30分から1時間程度です

発表会は数百人から1000人前後収容の大ホールでひらかれることが多く、子供の励みにもなります。

大手ならではの良いこともありますが、個人教室と比較すると費用は高く、先生も選ぶことは出来ません。個人のレベルに合わせるのが難しいため、習熟スピードが早ければもどかしく、逆になかなかついていけない場合は子供がピアノを嫌いになる事さえあります

(2)個人教室

個人宅で先生に教えてもらえます。子供の習熟スピードにあわせてもらえるので、しっかり、じっくりと学ぶことが出来ます。子供の性格にあった先生を選べます。

自宅まで出張レッスンをしてくれることもあります。

月謝は個人差がありますが5000円前後から、レッスンの頻度は大手と変わらない場合が多いです

発表会は、先生の自宅や地域センター、カフェなどで行われます。または他の先生と合同で行うケースもよくみられます。

大手と比べると、デメリットはレッスン料が先生によって安いこともあれば、かなり高いこともあります。また、HPが無いことも多く、近所の評判などを頼りにせざるを得ないこともあり、そもそも個人の先生を探しにくい場合もあります。大きなイベントや発表会は難しく、グレードなどの試験は別の場所で開催される試験会場に赴く必要があります。

なお、最近では地域ごとに個人のピアノ教室をネット検索できるサイトもあります。

  • ピアノ教室ネット

https://www.piano-k.net/

  • ピティナ・ピアノ教室紹介

https://www.piano.or.jp/teacher/

(3)大手と個人、どちらが良いのか?

まずはピアノを楽しませたいのであれば、大手の教室も良いでしょう。小学生になったころには個人宅の先生に通わせるという方もいらっしゃいます。

いずれにせよ、まずは楽しませるのか?それともプロを目指してほしいのか?それによってどの大手、またどの個人の先生にお願いするかによって選択は変わってきます

6、おすすめピアノ教室5選

(1)カワイ音楽教室

カワイは50年以上の長い歴史があり、教室も全国展開されています。その理念は、<音楽「を」学ぶのではなく、音楽「で」学ぶ>。のびのび、楽しみ喜んで学べると評判です。1歳から4歳までのグループで行うリトミックコース、3歳からの個人で行うピアノコースなど、目的別に選ぶことができます。

無料体験会が各教室で開かれているので、一度行ってみてはいかがでしょうか。

対象年齢:満1歳〜

月謝(一例):クーちゃんランド(1歳〜):5940円(税込) 

*入会金もかかります

(2)スガナミ楽器

スガナミ楽器は、東京都、神奈川県などにあります。楽器演奏力に加えて幅広い音楽指導に定評があります。音楽の感性、音譜を読む力、音楽の喜びや表現する楽しさを通して、音楽が大好きな子供に育ちます

「こどものピアノ」コースは、ぜひ子供に一度は受けさせたいレッスンです。1対1で丁寧に基礎から教えてくれます。指一本で子供が弾いた音を、先生がサポートしてくれて楽しい曲になるので、子供も音楽の楽しさを味わえます。

対象年齢:こどもから大人まで

月謝例:こどものピアノ 年間42回 1回30分 9,720円

その他コースあり

(3)ローランド・ミュージック・スクール

ローランドは全国で1,000あります。オリジナル教材も用意されています。幼児は少人数の3名レッスン、小学生は一対一のレッスンときめ細かな指導を受けられます。

デジタル音楽をしっかりと学べるのも、ローランドならではです。正しい音が耳からもしっかり入っていくので、上達も早いです。

年三回ほど行われる演奏オーディションでは進級制度があります。階級が1級から16級に分かれていて、子供達も何をしたら上に上がれるのかをはっきりとわかっているため、目標をもって学ぶことが出来ます。

対象年齢:1歳~

月謝(例):幼児科7.020円

(4)ヤマハ音楽教室

全国で最もピアノ教室の数が多いヤマハ。その数は3300にもなります。自宅近くにも教室がありますし、引っ越した時もゼロから音楽教室を探さなくてすみます。

ヤマハ独自のやり方があり必ずしもバイエルを習うわけではなく、子供のレベルを見ながら、あわせて楽しくピアノを教えてくれます

年に一回程度開かれるコンサートでは、大ホールを使うことが多く、子供達の目標となります。どこに通うか迷ったら、まずヤマハにするとよいかもしれません。

年齢:満1歳〜

月謝:ドレミらんど(満1歳〜)4500円

(5)桐朋学園大学音楽部付属 子どものための音楽教室

長年、質の高い音楽を提供していることに定評があります。桐朋の卒業者には指揮者の小澤征爾氏、ピアニストの中村紘子氏、チェリストの堤剛氏と一般にも広く知られるほどの人々が名を連ねています。そのため、桐朋の音楽教室に通わせるために家族全員で引っ越す人も珍しくないのです

全国28教室展開されています。音楽大学の付属研究機関のため、子供時代から大学生になるまで、またそれ以降までもという、将来まで見通してピアノを習うことが出来ます

最初はソルフェージュなどで総合的に音楽を学び、年長の時期あたりにピアノ・バイオリン・チェロ・管楽器などから何を習っていくかを決められます。

対象年齢:幼稚園年少児〜

月謝(一例):年少児12960円 ※入会費10800円

7、子どもにピアノを学ばせる親が注意すべきこと

(1)親御さんは音楽が好きですか?家には音楽があふれていますか?

多くの天才ピアニストは、その家庭が音楽にあふれていました。子供達がピアノや音楽に目覚めるには、家庭環境が欠かせません。親自身がピアノを好き、音楽が好きであれば子供も自然と興味をもつようになります。

(2)「上達する」ため、親の経済的なサポート

ピアノを続けるには経済的なサポートがどうしても欠かせません。ピアノが置ける家、そしてピアノが弾ける家も必要です。ときには一軒家や防音が整っているマンションに引っ越す必要も出てくるでしょう。

それにくわえて月謝、発表会の衣装などにも経費がかかってきます。

ピアノは10年ほど習うのはよくあることです。そこまでの経済サポートも考慮したほうが良いかもしれません。

(3)子どもに合ったレッスン環境を選ぶ

大きく分ければ個人レッスン、グループレッスンがありますので、どちらが良いのか、子供の適性を見極めていきましょう。通わせ、様子を見ながら途中で思い切って変更してみるのもいいですね。

(4)親がピアノを弾ける場合

つい、子供に親が必要以上に口出ししてしまう場合があります。でも、子供は親にヒトコトでも褒められたらとっても嬉しいもの。上達がなくても、練習しているならば褒めてあげ、子供の演奏を楽しく聞いてあげましょう。親の楽しそうな笑顔が、子供のヤル気を何よりアップさせますよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、「子供にピアノを学ばせるメリット・デメリット」 を紹介してきました。

また、ピアノやピアノ教室の選び方も参考になりましたか?

今回の記事を参考に、 子供とのピアノライフをより充実させてください!

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