文房具

鉛筆デビューにおすすめは三角形!選び方と持ち方のポイント徹底解説

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お子様が書くことに興味を示したら、鉛筆デビューの時期が近いかもしれません!

ネット通販や文房具店などを覗いてみると「幼児用鉛筆」が多数販売されていますが、一体どれを選んであげたらいいの!?と、迷っているママパパもいるでしょう。

そこで今回は、初めての鉛筆に最適な1本の選び方や、正しく持たせるコツなどを詳しくご紹介していきます。鉛筆デビューを支えるおすすめの補助グッズもご紹介していくので、お見逃しなく!

今後の学習の礎となる「書く」ことをマスターすれば、お子様の能力もどんどん向上していきます。

幼児のうちに正しい鉛筆の持ち方を覚え、自由自在に書けるようサポートしてあげましょう!

1、鉛筆を持つにおすすめはいつ頃から?

鉛筆を上手に使いこなしている子を見ると、我が子にも早く持ち方を教えなくては!と、不安になってしまうこともありますよね。

でも、焦りは禁物。あまりにも早く鉛筆を覚えさせようとすると、間違った持ち方を覚えてしまったり、強要されることで鉛筆嫌いになってしまったりすることがあるのです。

鉛筆を持たせるのは、ズバリ2~3歳がピッタリだと言われています!

  • 舐めたり口に入れたりすることが少ない
  • 尖っているものを「危険」だと判断できる
  • 手先の動きが発達している

などの理由から、2~3歳が鉛筆デビューに最適な年齢だと言われているのです。

ちなみに筆者の3歳の息子は、2歳の誕生日とともに鉛筆を握らせました。もちろん最初は上手に持てませんでしたが、3歳の今では「数字」と画数の少ない「平仮名」が書けるようになっています。

2歳~3歳のたった1年で、平仮名が書けるまでに鉛筆を上達させるには、実はある「コツ」があるのです!後ほど詳しくお伝えするのでお楽しみに。

2、子どもに鉛筆がおすすめの理由

鉛筆の他にも、クレヨン・色鉛筆・カラーペンなど、筆記用具にはたくさんの種類がありますよね。その中で、なぜ幼児には鉛筆がおすすめなのでしょうか?

(1)筆圧の加減がしやすい

私達が鉛筆を使用する際、ギュッと握り筆圧をかけて字を書きますよね。一方、サインペンなどはどうでしょうか?スラスラと書けるため、ほとんど力が必要ありませんよね。

このように、大人にとっては書きやすいサインペンですが、まだコントロールが十分でない幼児にとっては正反対!力を掛けずともペンがスラスラ進んでしまい、目標とする形(文字や絵)を表現するのが難しいのです。おまけに、もしサインペンで力を入れてしまうと・・・先が潰れ紙も滲んでしまいますよね。

その点、鉛筆は力を掛けながらゆっくり書くことができるため、文字の基本となる「はね」「とめ」「はらい」といった、書き方の基本を身に付けることができます!さらに、芯も折れにくいため思いきり書くことができますよ。

幼児が上手に鉛筆を使うためのキーポイント=筆圧。これを十分に発揮できる鉛筆は、お子様に最適な筆記用具だと言えるのです。

※ただし、書くことを好きになるきっかけとしては、鉛筆以外の筆記用具で自由に書かせるのもおすすめです。

(2)手先の発達に良い

子どもの手先の発達には個人差がありますが、鉛筆を正しく持つことは手先を自在に操る訓練に繋がります。

紐通し遊びやお箸(練習箸)を始める時期と合わせて、鉛筆デビューもしてみましょう!相乗効果で、どんどん手先が器用になっていきますよ。

(3)小学校に入学したら「必ず」鉛筆を使う

以上2つのような理由もあり、小学校に入学したら必ず鉛筆を持ってくるよう指導されます。

これから受験する可能性のある入試などでも鉛筆を指定されることが多いため、鉛筆に慣れておいて損をすることはまずありませんよ!

3、おすすめ鉛筆の選び方

ひとえに鉛筆といっても、その種類は様々!幼児におすすめの鉛筆とは一体どのようなものなのか、選び方をご紹介していきます。

(1)硬さ

皆さんは、鉛筆に22種類もの硬さがあるのをご存知でしょうか?最も芯が硬いものを【10H】、最も芯が柔らかいものを【10B】と呼び 、固いほど色が薄いという特徴があります。

筆圧が弱い幼児には、少しの力でも濃く書ける【4B~6B】がおすすめ!ただし、お店でよく見かけるのは小学校で使われる【B】・【2B】・【3B】あたりで、【4B~6B】は品ぞろえが豊富でないのが難点です。

(2)形状

通常の鉛筆は六角形や丸い形状をしていますが、幼児の鉛筆に適した形状は「三角形」と言われています!

鉛筆を持つ時に使う指は、親指・人差し指・中指の3本。そのため、3の倍数である三角形の鉛筆が持ちやすいとされており、一説では人間が最もストレスなく持てるのが三角形だとも言われているのです。

(3)長さ・太さ

鉛筆を持ち始めたばかりの子には、「太め&短め」の鉛筆を与えてあげるのがおすすめ!

実際に、通常の太さの鉛筆を子どもに持たせてみると分かりますが、細さをカバーするためにギュッと握ろうとします。するとどうしても間違った持ち方になってしまうため、あまり好ましくありません。

鉛筆デビューには太めのものを用い、慣れてきたら通常の太さのものを使用すると良いでしょう。

4、正しい鉛筆の持ち方

せっかく幼児におすすめの鉛筆を手に入れても、持ち方が間違っていては勿体ないですよね。鉛筆の持ち方は最初が肝心!以下のポイントを参考に、正しい鉛筆の持ち方をマスターさせてあげましょう。

(1)鉛筆を正しく持つポイント

鉛筆を正しく持つには、以下のようなポイントに気を付けてあげましょう。

  • 親指・人差し指・中指の3本で軽く持つ
  • 鉛筆を人差し指に沿わせるとGOOD!
  • 鉛筆と紙の角度は60度ぐらいがベスト

最初はグーで握るように持ってもOK!と考えている方もいるかもしれませんが、できれば最初から正しい持ち方を指導してあげるのがおすすめです。なぜなら、一度自己流の持ち方が定着してしまうと、なかなか矯正するのが難しいのです。

筆者の子が通っている幼児教室でも同様のことを言われたため、鉛筆デビューの時から正しい持ち方を心がけて練習しました。

間違った癖がつかないよう、注意して見てあげて下さいね!

(2)持ち方が定着するまで!補助グッズを使うのもおすすめ

正しい持ち方のポイントは分かっていても、幼児がそれを上手に実践するのは簡単ではありません。

嫌がって鉛筆嫌いになる前に、鉛筆を正しく持つことができる「補助グッズ」を利用してみてはいかがでしょうか?

筆者の子も、鉛筆デビューからずっと「くもん」の「もちかたサポーター」を愛用しており、外したのはごく最近!指をそえるだけで自然と正しいポジションになるため、正しく握るための癖付けにはピッタリでしたよ。

5、番外編!3歳までに文字が書けるようになる4つのステップ

せっかく鉛筆デビューするなら、文字書きを見据えた練習もしたいですよね!

鉛筆を握り始めてから1年程で文字が書けるようになった息子に、実際に私が行った方法をお伝えしていきたいと思います。

(1)ステップ1:「直線」を練習しよう

鉛筆デビューと共に文字書きにチャレンジするのは無謀です!最初は「直線」を書く練習から始めましょう。

この時のポイントは、「点と点」を結ぶこと。無秩序に線を書きなぐることはすぐにできますが、点と点をきちんと結ぶのは幼児にとって簡単ではないのです。

幼児用プリントが無料でダウンロードできる「ぷりんときっず」では、点と点を結ぶ形式のプリントが沢山用意されているので、是非試してみて下さいね!

(2)ステップ2:「曲線」にチャレンジしよう

直線が上手に書けるようになったら、次は「曲線」に挑戦してみましょう。直線同様、「ぷりんときっず」の曲線バージョンを使うのがおすすめです。

最初ははみ出すことも多々ありますが、厳しく指導する必要はありません。枚数をこなすのではなく、1枚でも良いので丁寧に仕上げることを心がけてあげましょう。また、幼児用迷路などで曲線に慣れるのもおすすめです。

(3)ステップ3:文字をなぞり書きしてみる

ステップ3はいよいよ文字のなぞり書き!市販のワークや無料ダウンロード教材を用いて、平仮名のなぞり書きを練習してみましょう。できるだけ大きく書くことができるものなら、幼児でも嫌がらずに取り組むことができますよ。

2歳ちょうどから鉛筆の練習を開始した息子は、実はここまで来るのに7・8ヶ月程ステップ1・2を繰り返しました!もう十分「直線・曲線」が書けるという確信を得てからステップ3へ以降することで、スムーズに文字書きが進んだように思います。

(4)ステップ4:簡単な文字を書く練習をしよう

なぞり書きが上手にできるようなら、平仮名の「し・の・く・い・こ」や数字など、簡単に書けるものからフリーハンドで書く練習を始めましょう!

ステップ4は、焦らずゆっくり進めることで文字嫌いを防ぐことができますよ。

※文字書きへ移行するには、平行して平仮名の読みを教えることも大切です。詳しくは、「お気に入りであっという間に習得!おすすめのひらがなのおもちゃ13選」をご覧ください!

いかがでしたか?ステップ1~4を続ければ、お子様の文字書きが上達すること間違いありません。継続は力なりの精神で、親子で楽しみながら取り組んでみて下さいね!

6、初めてにおすすめの鉛筆6選

先輩ママパパにも大人気!幼児におすすめの鉛筆をご紹介していきます。

(1)くもん こどもえんぴつ

こちらは、幼児用鉛筆の定番!くもんの「こどもえんぴつ」です。「太い・短い・三角形」の三拍子が揃っているため、初めて鉛筆を持つ子どもに最適!柔らかい芯のラインナップ(2B・4B・6B)が揃うのはもちろん、それぞれの長さが異なるため、指先の発達に合うものが選べます。

筆者の3歳の息子は、鉛筆デビューには一番短い6B、最近では一番長い2Bの鉛筆を使っています。専用の鉛筆削りや、鉛筆が短くなっても使えるキャップも準備してあげるとGOOD!

(2)トンボ鉛筆

こちらの鉛筆は、くもん「こどもえんぴつ」の6Bとほぼ同じ仕様!「太い・短い・三角形」の三拍子が揃うため、小さなお子様でも無理なく使うことができますよ。

鉛筆にはお父さん・お母さん・お兄さんの絵が描かれており、それぞれの指を置く場所が一目で分かる優れもの。専用の鉛筆削りが付属されているのも、嬉しいポイントですね!

(3)トンボ鉛筆/Yo‐iもちかたえんぴつ

太い鉛筆に慣れてきて、そろそろ普通の鉛筆に移行したい!そんなお子様におすすめなのが「Yo‐iもちかたえんぴつ」です。こちらの鉛筆は、太さは通常の鉛筆と同程度。しかし鉛筆の形が三角形のため、無理なくステップアップできますよ。

鉛筆の波線模様に合わせて持てば、自然と正しいポジションになるのも嬉しいポイントですね!

(4)三菱鉛筆 かきかた鉛筆 ユニパレット 三角軸

小学校入学を控える年長さんにピッタリ!多くの小学校で指定される「2B」であることはもちろん、無地のため記名がしやすいのも嬉しいポイント。

入学後にもそのまま使うことができるため、入学祝のちょっとしたプレゼントにも喜ばれますよ。

(5)サクラクレパス かきかた鉛筆 三角

「母親目線・子ども目線・先生目線」の3方向視点から考えられた、年長~小学校低学年のお子様にピッタリな鉛筆。

一見【三角形&2B】のシンプルな鉛筆ですが、滑り止めや記名スペースなど、痒い所に手が届く仕様が人気の秘密!小学校入学前から仕様すれば、太い鉛筆からスムーズに移行することができますよ。

(6)北星鉛筆 かきかた三角鉛筆

鉛筆に特化したメーカー「北星鉛筆」から販売されている【三角形&6B】の鉛筆です。使用されているニスには、人体に害がないものが用いられているため、小さな子どもでも安心です。

まとめ

お子様の鉛筆デビューを支えてくれる1本は見つかりましたか?

書くことは「学習の基礎」とも言える大切な動作。幼児のうちに鍛えてあげることで、お子様の能力をどんどん発揮することが可能です!

たかが鉛筆、されど鉛筆。幼児に最適な鉛筆なら、スムーズに正しい持ち方をマスターすることができそうですね。

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