「お星さまを見て見たい!」「お月さまって、どうやったら行けるの?」そんな子どものリクエストに、戸惑ってしまった経験はありませんか?
- 子どもが宇宙に興味を示しているのに、関心の広げ方が分からない
- 図鑑を与えてみたけど、肉眼で見る星とのギャップにイメージが膨らまないようだ
- 望遠鏡を手に入れようか悩んでいるが、知識はゼロ!使いこなせる自信がない
このようなママパパのために、今回は「子どもにおすすめの天体望遠鏡」を一挙にご紹介!天体望遠鏡の基礎知識や注意点など、初心者向けの情報もたっぷりとお伝えしていきます。
望遠鏡を覗くと、そこはもう別世界!宇宙と触れ合う感動体験を、是非親子で味わってみて下さいね。
目次
1、子どもが大好きな天体望遠鏡とは?
「天体望遠鏡」は、皆さんご存知の通り天体を観測するための装置!
望遠鏡を最初に発明したのはオランダの眼鏡師でしたが、それをブラッシュアップし当時並ぶものがないほどの精度に高めたのは、イタリアの天才科学者「ガリレオ」だというのも有名な話です。
現在では、天体望遠鏡は実に多様な種類を誇り、趣味で使う一般的なものから研究用まで、宇宙観測の「主役」と言っても過言ではありません!
そんな天体望遠鏡ですが、なぜ星を観測できるのか?どうして拡大して見えるのか?その仕組みを詳しく知っているママパパは少ないでしょう。
そこで次では、天体望遠鏡の仕組みについて分かりやすく解説していきます。お子様に天体望遠鏡を与える前に、ママパパも基礎知識を身に付けましょう!
2、子どもに教えたい!天体望遠鏡の仕組み
(1)天体望遠鏡は「対物レンズ」と「接眼レンズ」でできている
天体望遠鏡はさぞ難解な構造をしているのだろう!と考える人も多いでしょうが、実はその仕組みは意外に簡単。
天体望遠鏡は、「対物レンズ」と「接眼レンズ」という2種類のレンズを組み合わせることで視角が大きくなることを利用し、遠くのものが大きく見えるようになるのです。
このように書くと、「ん?どこが簡単なの!?イメージが全く掴めない!」という声があがっても無理はありませんよね…。
そこで次では、分かりやすい例を挙げながら天体望遠鏡の原理をお伝えします。
(2)虫メガネで実験してみよう
天体望遠鏡の仕組みを体感するのに、一番身近で分かりやすいのが「虫メガネ」を使った実験です。
①2本の虫メガネを準備し、両手で持ちましょう。
②片方の手を伸ばして虫メガネを覗くと、レンズの中に「逆さまの景色」が見えます。
③次に、もう一方の虫メガネを目の近くにもってきて、「逆さまの景色」を覗いてみましょう。
④2つの虫メガネの距離を調節するとピントが合い、「逆さまの景色」がハッキリと拡大されて見えるポイントがあるはずです!※天体望遠鏡に映っている像は上下左右が逆さまですが、宇宙には上下左右の概念がないため、多くの場合そのまま観察します。
簡単な実験ですが、これが天体望遠鏡の基本的な原理です。
- 対物レンズ…「逆さまの景色」ができた方の虫メガネ
- 接眼レンズ…目の近くで覗いた方の虫メガネ
ということになるのが、お子様でも分かりやすく体験できると思います。
この実験を見てみたい方は、こちらの動画を参考にして下さいね!
3、天体観測デビューには「子ども用天体望遠鏡」がおすすめ
虫メガネで「プチ天体望遠鏡」を体感すると、益々天体観測への憧れが増しますね!そんなお子様の科学者気分を満たしてくれるのが、子ども用の天体望遠鏡です。
(1)高額な天体望遠鏡は幼児には必要なし!?
天体望遠鏡を買ってあげたいけど、気になるのはそのお値段。本格的なものは値が張るため、子どもに与えるには勿体ない!と感じるママパパが大半でしょう。
「安価なものは何も見えないのでは?」という意見もあると思いますが、現在ではリーズナブルで性能がよいものが沢山販売されています。
子どもが宇宙の世界に触れ感動を味わうには、「子ども用天体望遠鏡」で十分目的を果たすことができますよ。
(2)子ども用なら気軽に宇宙と触れ合える
子ども用天体望遠鏡のメリットは、「リーズナブル・気軽・簡単」という3拍子が揃っているところです!
せっかく高価な望遠鏡を手に入れても、子どもが自由に使えなければ意味がありませんよね。
その点、子ども用天体望遠鏡なら自由に使わせてあげることができるため、宇宙との距離がグッと近くなりますよ。
4、子ども用天体望遠鏡を選ぶポイント3つ
お子様と宇宙の世界を繋げてくれる「子ども用天体望遠鏡」ですが、その種類は実に豊富。一体どのようなものを選べばいいのか?3つのポイントをお伝えしていきます。
(1)子どもでも扱えるか?
天体望遠鏡を実際に手にすると分かりますが、結構な重量があります。重すぎては子どもにとって扱いにくいため、軽量なものを選ぶと良いでしょう。
ただし、軽すぎると風の振動で観測が邪魔されるため、適度な重さのものを選びましょう。目安としては、3~4キロがおすすめです。
また、天体望遠鏡には
- 屈折式天体望遠鏡
- 反射式天体望遠鏡
- カタディオプトリック式天体望遠鏡
の3つがありますが、子どもにとって扱いやすいはメンテナンスフリーな「屈折式天体望遠鏡」でしょう。
(2)どの天体がどの程度見えるか?
買った後にガッカリすることを防ぐためには、【購入した天体望遠鏡でどの天体がどの程度見えるか?】を、事前に確認することが大切です。
これには「倍率」が鍵となりますが、土星の輪や月面を拡大してみたい場合には「高倍率」での観測が必要です。
ただし、子どもが「月を見て見たい!」という程度なら、これからご紹介する「手作り望遠鏡」もおすすめですよ!
(3)手作りの望遠鏡もおすすめ
手作り望遠鏡キットなら、ほんの2千円程度で「月のクレーター」や、木星の衛星の中でも群を抜いて大きな「ガリレオ衛星」などが観察できます。
ガリレオも、お手製の天体望遠鏡で「ガリレオ衛星」を発見したと言われているほどなので、手作りの望遠鏡を侮ってはいけません!
しかも手作りなら、望遠鏡の仕組みや構造がよく分かる点も大きな魅力。観察だけでなく、組み立てる過程も学びある時間になりますよ。
天体望遠鏡デビューは手作りの「組み立て式」、飽きずにどんどん興味が広がれば「屈折式天体望遠鏡」にステップアップ!という使い方もおすすめです。
5、子どもが天体望遠鏡を使う際の注意点
天体望遠鏡があれば気軽に天体観察を楽しめますが、使用する際には注意が必要なことも!
- レンズに直接触れない
- 天体望遠鏡で直接太陽を見ない
この2点は、特に注意すべきポイントです。中でも、太陽を直接天体望遠鏡で見ることは、失明の恐れがあるため絶対にやめましょう。
手作り天体望遠鏡は、持ち運びも軽々なため、お子様が日中持ち出す可能性も否めません。注意事項を言い聞かせ、保護者が管理することを強くおすすめします。
6、子どもにおすすめの天体望遠鏡&天体観測グッズ8選
それでは、お子様におすすめの天体望遠鏡&天体観測グッズを、一挙にご紹介していきます。
(1)組立天体望遠鏡 15倍
- 価格:¥1,763(税込)
- Amazon:https://www.amazon.co.jp
こちらは、15倍の組み立て式天体望遠鏡。小学校低学年の子でも、ママパパのサポートがあれば作成も難なくできますよ!肉眼では見られない木星の衛星「ガリレオ」や「月のクレーター」も観測可能。本当にこの値段で見えるの?と不安になるほどリーズナブルですが、口コミも高評価!手持ちの写真用三脚に取り付ければ、さらに使い勝手がよくなります。
(2)組立天体望遠鏡 35倍
- 価格:¥2,865(税込)
- Amazon:https://www.amazon.co.jp
こちらは、先にご紹介したシリーズの35倍バージョン。35倍になると、何と「土星の環」まで観察することができますよ!ただし、きちんと見るには「正しく組み立てる」ことが最も大切。注意深く説明書を読んで正しく作成すれば、感動の体験が待っています。こちらの天体望遠鏡をきっかけに、天体観測にはまる子も多数いるようです。
(3)天体望遠鏡 スマホ撮影セット
- 価格:¥2,953(税込)
- 楽天:https://item.rakuten.co.jp
こちらは倍率30倍の組み立て式天体望遠鏡ですが、一味違うのはスマホで撮影ができる点!月のクレーター写真も、クッキリ撮影可能です。夏休みの自由研究にも、使い勝手が良さそうですね!天体をレンズでとらえるには少々根気も必要ですが、その分、見えた時の感動はひとしおですよ。
(4)コルキット 天頂ミラー付 スピカ天体望遠鏡工作キット
- 価格:¥3,750(税込)
- Amazon:https://www.amazon.co.jp
販売実績40年以上!国立天文台主催の公開講座や各地の博物館、科学館などで採用されている、確かな品質の組み立て式望遠鏡がこちらです。その使い勝手はお墨付きで、組み立て時間も1時間ほど。月の観察はもちろん、火星や土星、木星も小さいながら見ることができた!という声があがっていますよ。
(5)レイメイ藤井 天体望遠鏡 屈折式 経緯台 50倍 RXA103
- 価格:¥8,780(税込)
- Amazon:https://www.amazon.co.jp
手作りの組み立て式では物足りなくなったら、いよいよ「屈折式」にチャレンジする時かもしれません!こちらは、1万円以下という手頃な値段の屈折式天体望遠鏡ですが、その充実のセット内容には驚きます!何と「星どこナビ」という天体望遠鏡アプリで、お目当ての星がどこにあるかすぐに教えてくれるのです。実際に、このアプリのお陰で天体の場所が一発で分かった!という口コミもありますよ。
(6)スコープテック ラプトル50 天体望遠鏡セット
- 価格:¥11,000(税込)
- Amazon:https://www.amazon.co.jp
「天体望遠鏡をより多くの子ども達に届けたい!」そんな熱い想いから生まれたのが、こちらです。小学校低学年のお子様が1人で使えることを想定して作られているため、①驚くほど見える、②簡単に使える、この2点を徹底重視!品質の良い「日本製の対物レンズ」を使用しています。この価格で日本製の対物レンズを使用しているのは、とても珍しいこと!子ども向けに作られていますが、一切妥協をしていない一級品です。
(7)こども天体観察図鑑
- 価格:¥880(税込)
- Amazon:https://www.amazon.co.jp
こちらは、子ども向けの天体観測図鑑です。幼い子でも読めるよう、全ての漢字にフリガナがあるのが嬉しいポイント。天体望遠鏡で見えた星について調べるのもいいですし、「次は何を観察しよう?」と図鑑を見ながら家族で考えるのも楽しい時間です!付録として「ポケット星座早見盤」を付いていますよ。
(8)光る! 星座板 星・月の動き
- 価格:¥756(税込)
- Amazon:https://www.amazon.co.jp
天体観測の必需品!時刻と暦を合わせるだけで、今見える天体を調べることができますよ。暗闇でも光るため、キャンプなど屋外での観測にも便利です。天体の知識が乏しいママパパでも、これさえあれば大丈夫。お子様の「この星なに?」もこわくありません!
まとめ
天体望遠鏡に関する情報をまとめましたが、いかがでしたか?
手作りの物から屈折式天体望遠鏡まで、最近では子ども向け天体望遠鏡が豊富に揃うことが分かりましたね。
お子様の天体観測デビューには、まずは手作りの組み立て式望遠鏡!飽きずにもっとハッキリ観測したい場合は、屈折式の出番です!
子どもの宇宙への関心を、是非天体望遠鏡で広げてあげましょう!
趣味は薬膳料理とヨガ。
よく食べよく寝る元気いっぱいの息子(3歳)のママ。
かわいいけれどいつも足にまとわりついてくる甘えん坊の息子の将来が心配。
あと仕事と育児で毎日がいっぱいいっぱい。
きちんと料理や掃除をしたいのに家事の時間が確保できないのが悩み。