あなたは、子どもに対してイライラを感じたことはありますか?私には3歳と6歳の子どもがいますが、答えは即答でYESです!
「できればイライラを感じない性格に変わりたい!」子育てが始まってからずっとそう思い続けていますが、最近それは無理な話だと悟りました…。
それなら、イライラを感じた時の正しい対処法を身に付ければいいのでは!?そんな想いから、子育て中のイライラの対処法を徹底調査していきます。
他のママたちの声や意見を集めたこの記事が、実際にイライラで悩んでいるママ達に向けて、少しでも悩みが軽くなったりイライラ解消のヒントが見つかるお手伝いになれば、と思います。是非、うんうん、分かる!と頷きながら読んで頂ければ幸いです。
記事を読み終わった後には、不思議とイライラが解消されているかもしれませんよ。
目次
1、育児中のイライラは、誰でも経験あり
【子育てが思い通りにいかない➡心身共に疲れる➡イライラして怒りっぽくなる】このスパイラルが続いてしまうと、ママは疲れてしまいますよね。
「どうして私だけ?本当は子どもに口うるさくしたくないのに…。」と落ち込み、自己嫌悪に陥ってしまう人も少なくないでしょう。
しかし、悩み過ぎる必要は全くなし!
なぜなら、街を颯爽と歩くお洒落なママも、笑顔が素敵なあのママも、絶対に子どもに対しイライラした経験があるはずだからです!
子どもに対しイライラしているのはあなただけではなく、ママはみんな同じ。
私も「ユリエさんって、子どもにイライラすることあるの?」と聞かれたことがあります。そんな時は「ふふふっ。」と笑ってごまかしていますが、もちろんあります!大ありです!
ママは誰しも心にイライラを抱えながら生きています。まずはそのイライラを吐き出し、正しい対処法を探っていきましょう!
2、どんなときにイライラする?よくある場面とは
私達ママがイライラするのはどんな時なのでしょうか?現役ママから聞いたイライラする場面を、一挙に放出していきます。「うんうん、分かる!」と、共感できる場面ばかりですよ!
(1)寝てくれない
- 赤ちゃんが夜泣きで寝てくれない
- 睡眠が浅く夜中に何度も起こされる
- 夕方に昼寝をしてしまい夜なかなか寝ない
など、「子どもと睡眠」の関係にイライラを感じるママは少なくありません!子どもの生活リズムが乱れることや、家事や一人の時間が無くなることに苛立ちを覚える人もいるようです。
先輩ママの中には、「眠くないなら、まだ寝かせなくていいんじゃない?」という夫の一言に腹が立った!という人もいるようです。
パパは「無理しなくていいよ。」ということを伝えたかったのかもしれませんが、「ママのことを全く考えていない」という現実に、イライラが止まらなくなった経験が皆さんにもあるはずです!
(2)予定通りに物事が進まない
子どもが生まれる前までは、何もかも自分の都合で動くことができましたよね。しかし、子育て中はそうはいきません!
- 出掛ける直前に限ってうんちをした
- ご飯を食べるのが遅くて間に合わない
- とにかく機嫌が悪く家を出られる状態ではない
このような予定外のアクシデントに見舞われると、程度の差はあれ誰でもイライラするものです。
子連れでママ友と待ち合わせをすると、「家を出る前に怒ってきた!」という人が結構います。あなただけではないので安心して下さい!
(3)イヤイヤ期
イヤイヤ期の対処は予習でバッチリ!ドンと来い!そう思っていたのはもう過去のこと…。
覚悟していたはずのイヤイヤ期でさえ、予想以上の反抗に心が折れそうになることがありますよね。
自我が芽生え、自己主張が強くなっているのは成長の証ですが、「何」が「なぜ」嫌なのか理由が分からないため、イライラも増幅してしまうママが多いようです。
(4)いくら言っても聞かない
1~3歳頃の子どもは、いくら注意しても同じ過ちを繰り返しますよね。
- お茶をこぼす
- 触ってはいけないものを触る
など、普段なら何とも思わないことでも、忙しさが重なるとつい辛くあたってしまいがちに。
きょうだいがいる場合は、下の子のことで感じたイライラを、上の子にぶつけてしまったという先輩ママもいるようです。
理不尽なことで厳しくしてしまった場合は、後から「強く言い過ぎてごめんね。」と素直に謝ってあげましょう。
(5)家事が進まない
- 子どもの相手で家事が進まない
- 片づけたそばから散らかされる
- 家事を邪魔される
このような経験はママなら一度はあるはず。心に余裕がある時は良いけれど、そうでない時は「邪魔しないで!」と強く叱ってしまうこともありますよね。
私も、子どもが歩けるようになったばかりの頃、料理中に足元にまとわりつかれ「今はやめて!」と強く言ってしまったことがあります。まだ上手に喋ることもできない子どもに強く接してしまい、その後は自己嫌悪で落ち込みました。
(6)疲れがたまっている
家事や仕事などの疲れがたまると、ついイライラしてしまうママも多いよう。
特に家事は、誰からも見られていないばかりか、ママがしていることにさえ気付いてもらえません。何だかどっと疲れますよね。
さらに、子どものいたずらで手間や作業が増える。プラス、夫が全く協力してくれない。これでイライラしない人がいるでしょうか?
今回話を伺った現役ママも、「疲れ」が原因でイライラが増幅するという人が非常に多い印象でした。
(7)夫の育児姿勢
これまでも小出しに登場している「夫」ですが、やはりイライラの要因と感じているママが多数いる模様!
- 妻に任せきり➡あなたの子じゃないの?
- 手伝って“あげている”という姿勢➡育児は2人でするもの
- 慣れていないため危なっかしい➡自分でした方が早い
- スマホやゲーム三昧➡子どもの相手をしてほしい
- 自分の趣味や付き合い優先➡ママは我慢しているのに!
残念ながらこのようなパパがいることも事実です。現役ママの間では、生んだ覚えのない息子がいるみたいでイライラする!という声もあるほど。
後ほど、ママのイライラに対してパパができることを詳しくご紹介していきます。
(8)番外編!PMS【月経前症候群】の影響
- 生理前になると些細な事でイライラする
- 生理前は怒りっぽくなったり、些細なことで涙が出たりする
- 肌が荒れる
- 体が冷えて浮腫む
- 頭痛がする
このような、ホルモンの変化による生理前特有の精神的・身体的不調は、「PMS(月経前症候群)」と呼ばれており、個人差はありますが、女性なら誰にでも起こり得ることだと言われています。
- 年齢と共にPMSが酷くなっている
- 生理前はイライラや怒りをうまくコントロールできない
このような症状があると、ママ自身も辛いですよね。中には、サプリメントや漢方で症状を緩和している人もいるようです。
3、イライラは子どもではなく、ママに要因がある!?
私達ママがイライラする原因を書き連ねましたが、少し立ち止まって考えてみましょう。
上記のイライラは、「こうしたい!でも思い通りにいかない!」というママの気持ちが根本にあるような気がしますね。大人の都合に子どもを当てはめようとして、イライラしていることもあるでしょう。
もうお気づきかと思いますが、「こうあるべき!」「こうしたい!」という育児や家庭の「理想」が強すぎるほど、うまくいかない現実にイライラが沸き上がってくるのです。
育児や家庭の理想は大切ですが、それに囚われ過ぎて毎日イライラしていては元も子もありませんよね。
一体どうすればイライラを軽減できるのでしょうか?育児のイライラとうまく付き合っていく方法を、次でご紹介していきます。
4、イライラへの対処法とは
イライラを少しでも軽減したい!そんなあなたへ、現役ママも実践しているおすすめのイライラ解消法をご紹介していきます。
(1)完璧を目指さない
育児や家庭の「理想」はあくまでも「理想」です。家事や育児全てにおいて、完璧を目指す必要は全くありません!優先順位を決めて、順番に取り組んでいきましょう!
年子の子を育てる現役ママは、仕事と家事・育児の両立に悩んでいました。そんな時。義母から「家事はやりたいことの5割出来ればいい方だよ。」と言われ、だいぶ気持ちが楽になったそうです。
(2)とにかく話を聞いてもらう
年子を育てるこの現役ママさんのように、実際に子育てを経験している人に話を聞いてもらうのはとても良いこと!
不思議ですが、話を聞いてもらうだけでイライラが解消されることがありますよね!
母親・義母・きょうだい・古くからの友人・ママ友など、是非あなたの身近にいる人に話を聞いてもらいましょう。そうすることで、子育てを応援してくれる人が周囲にどんどん増えますよ!
イライラや閉塞感がある時こそ、外に出て人と話をするというママも多くいます。子どもに優しい視線を向けてくれる人たちと触れ合うことで、子どもへの感情を取り戻せた!という意見もありますよ。
児童館や子育て広場、習い事など、行き詰った時にこそ足を運んでみると良いかもしれませんね。
(3)しばらく子どもから離れる
何をしても泣き止まずギャン泣きし続ける我が子。イヤイヤ期が重なると、ママの方がもう嫌だ!と、何もかも投げ出したくなりますね。
そんな時私は、子どもの安全を確保してから、鍵のある別室に移動することにしています。子どもはさらに泣き叫びますが、私は一呼吸置いて冷静になることができるからです。
この行動は、子どもに手をあげてしまいそうになった時に有効な方法として、育児雑誌でも取り上げられています!イライラ解消にも効くため、是非試してみて下さいね。
(4)息抜きできるパターンを見つけておく
子どもが保育園や幼稚園に入園するまでは、寝ても覚めても子どもと一緒。これでは息が詰まってしまうのも当然ですよね。
- 家事は一旦おいて子どもと散歩に出かける
- ちょっといい紅茶やケーキなどプチ贅沢を楽しむ
- 料理をする時間がない時は出前で済ませる
- 子どもが寝た後にお酒を楽しむ
- 時には家事を放置!趣味の時間を満喫する
現役ママ達に聞いてみたところ、皆さん思い思いの方法で息抜きできるパターンを見つけていました。
中には「毎週金曜は楽をする日!」と決め、夕飯は出前か外食にしているというママもいましたよ。
(5)時には託児を利用し一人時間を!
「仕事や差し迫った用事があるわけではないのに、自分のために託児を利用するなんて罪悪感を抱いてしまう…。」
私もそんな風に感じるママの一人でした。
しかし、下の子が赤ちゃんの間は精神的に大変辛くいつもイライラ。今思えば、できもしないことを「やらなければ!」と踏ん張りすぎていたことが原因だと思えます。しかし、当時の私は冷静になることができず、急に涙が出るなど不調が現れ始めたのです。
このことをきっかけに、自分のリフレッシュのために託児利用をスタート!美容室や整体、フラワーアレンジメントなど、自分のしたいことができる日を月に1度は確保しました。
そうするうちに余裕が生まれ、精神的にも落ち着きを取り戻すことができましたよ。
自分のために託児を利用することは、決して悪い事ではありません!思い悩んで辛くなる前に、上手に託児を利用してみましょう。
(6)辛いときは心理カウンセラーへ
どうにもイライラが止まらず、自分も家族も辛い。そんな時は、思い切って心理カウンセラーに相談してみるのも一つの方法です。
日本では心理カウンセラーはハードルが高いと感じる人がまだ多いようですが、欧米では気軽に相談できる相手として広く認知されています。現役ママの中にも、何かあったらカウンセリングを受けているよ!と言う人が一定数いるようです。
最近では、気軽に相談できる「オンラインカウンセリング」も徐々に広がりを見せているため、一度利用してみるのもおすすめです。
- オンラインカウンセリングcotree:https://cotree.jp/
心のケアをしてパフォーマンスを維持するのも、ママの大切な仕事かもしれませんね。
5、ママのイライラに対してパパが出来ること
再程ご紹介したように、「夫」がイライラの原因になっていることもありますよね。
私の場合、完全在宅でライターの仕事をしています。こうして記事が書けることに喜びを感じる毎日なのですが、一方で忙しさから家事が疎かになることも。
育児に対する姿勢が全くないわけでなくても、このような夫の思いやりのない一言に傷ついてイライラするママも多いはず!
- 家事に完璧を求めない
- ママが息抜きできる時間を作る
- 育児をまかせきりにせず、悩みを共有する
- 妻をねぎらい褒める
パパは、この中の一つでいいので実践してみて下さい!奥様の態度が変わるかもしれませんよ。
まとめ
今回記事を書くにあたり、現役ママ達に聞けば聞くほど日頃のイライラが噴出していました!
育児でイライラを感じるのはどんなママでも同じです。私だけ…と自分を責めず、上手に息抜きをしていきましょう。心に余裕が生まれ、きっと穏やかな毎日を取り戻すことができますよ。
この記事をパパに見せるのも、イライラ防止の一つの方法かもしれませんね!
3歳と6歳の子を持つママライター。子ども達を「食うに困らない人間」に育てるべく、0歳から様々な幼児教育を実践!その効果が出ているかはさて置き…育児と仕事に全力投球中の30代です。夫と家事全般の優先順位が下がる一方なのが悩みの種。