皆さんは、お子様の教育に「具体的なビジョン」をお持ちでしょうか?
幼い我が子を目の前に、「まだ何も分からない。」という人もいれば、「具体的な教育の道筋を考えている。」というママパパもいるでしょう。
いずれにせよ、いつか子どもが「○○になりたい!」という夢を語る時が来ます。
その時に「え!そうなの?!正直、対応できる教育を施していない・・・。」と、後悔や焦りを感じるのは嫌ですよね。そんな思いを感じずに済むよう、幼い今だからこそ伸ばせる能力を、最大限に引き出してみませんか?
今回クリエイティブキッズでは、1歳から遊びを通して「算数」のベース作りができる、「ピタゴラス」に大注目!
ピタゴラスの具体的な使用法やおすすめのシリーズはもちろん、ピタゴラスがもたらす算数に対する驚くべき効果を、具体的にご紹介します。
実は、筆者はピタゴラスのヘビーユーザー!2人の子ども達が実際にピタゴラスで遊んだ経験から、自信を持ってその魅力をお伝えします。
ピタゴラスのことを詳しく知り、その素晴らしい恩恵をお子様の将来にプレゼントしてあげて下さいね。
目次
1、ピタゴラスってどんなおもちゃ?
(1)実は昔からあるロングセラー
ピタゴラスは、日本のおもちゃメーカー「People(ピープル)」から発売されている、カラフルなプレート状の知育おもちゃ。ピープルは、皆さんご存知の「ぽぽちゃん」や「お米のおもちゃ」などを手掛けている、有名なメーカーですよね。
大々的にCMなどをしているわけではないため、知らなかった!という人もいるかもしれませんが、実は1992年から販売されているロングセラー!
算数や数学教師のアイディアを沢山詰め込んだ知育おもちゃとして、教育意識の高いママパパに大人気です。
(2)最大の特徴は磁石
ピタゴラス最大の特徴は、何と言っても磁石!様々な形のプレート全てに磁石が付いていることで、プレートをまるで壁のように利用し、家やタワーなどの立体作品を作ることができるのです。
さらに、対象年齢が1歳~小学生までと長いため、成長とともに作る作品もレベルアップ!はじめはプレートを並べて「平面」を感じ、成長と共に「立体」へスムーズに移行することが可能です。
(3)子どもの成長に「ピッタリ」のシリーズがある
ピタゴラスには、沢山のシリーズがあるのをご存知でしょうか?
子どもの成長にピッタリ合ったものや、より興味を引きやすいシリーズを選べば、知育効果も高まります!
対象年齢はもちろん、日頃のお子様の様子をよく観察し、チョイスしてみて下さいね。
2、ピタゴラスシリーズのおすすめ7選
豊富な種類が揃うピタゴラス。ここでは、未就園児向けのシリーズをピックアップしました!
(1)ピタゴラスBASIC これなーんだ 価格:¥3,832(税込)
(公式サイト:https://www.people-kk.co.jp)
12種21パーツが入った、ブロックタイプのピタゴラス。1歳半~遊べます。
これからピタゴラスを始める子の入門編として最適です!
(2)1歳の知育ピタゴラス 価格:¥3,430(税込)
(公式サイト:https://www.people-kk.co.jp)
先にご紹介した「ピタゴラスBASICこれなーんだ」のブロックに加え、プレートも付属されているセット。
ブロックとプレートをバラバラに使ったり、一緒に使ったり、幅広い遊びが可能です。対象年齢は何と1歳!ピタゴラス史上最も幼い時期から遊べるセットです。
(3)ピタゴラスBASIC ひらめきのプレート 価格:¥8,661(税込)
(公式サイト:https://www.people-kk.co.jp)
シリーズ最多!11種65パーツが入った、ピタゴラスの基本とも言えるセットがこちら!1歳半~小学生まで長く遊べます。
(4)ピタゴラスWORLD アスレチックパーク 価格:¥5,498(税込)
(公式サイト:https://www.people-kk.co.jp)
8種類32パーツで、自由自裁なアスレチックが作れるセット!実際に動かすことができるため、完成した後も夢中になって楽しめます。対象年齢は3歳以上。
(5)男の子脳を刺激するピタゴラス 価格:¥5,740(税込)
(公式サイト:https://www.people-kk.co.jp)
男の子にぴったり!かっこいいカラーバリエーションで、まるで基地のような家や、ショベルカーなどを作ることができます。対象年齢は4歳以上。全31パーツ。
(6)女の子脳を刺激するピタゴラス 価格:¥5,400(税込)
(公式サイト:https://www.people-kk.co.jp)
お人形遊びばかりでピタゴラスであまり遊んでくれない・・・そんな女の子でも大丈夫!キュートさがたまらない可愛らしい色のパーツや、階段やドアのパーツで、あなただけのオリジナルドールハウスを作りましょう!対象年齢は4歳以上。全33パーツ。
(7)入学前の小学生ピタゴラス 価格:¥2,770(税込)
(公式サイト:https://www.people-kk.co.jp)
ピタゴラスでさらにレベルアップしたいお子様に!「三角定規パーツ」や「かたちあそびドリル」で、お子様の更なる図形的センスを磨きます!対象年齢は3歳以上。全21パーツ。
3、ピタゴラスにはどんな効果がある?
決して安価ではない価格を払うからには、その知育効果をきちんと知っておきたいと思うのは当然のことですよね。
- 知育効果を具体的に詳しく知りたい
- 算数が得意になるのは噂ではなく本当?
このように、皆さんが最も気になっている「ピタゴラスの知育効果」について、どこよりも詳しくお伝えしていきます!
(1)脳にとって大切な時期を強力サポート
ピタゴラスを初めて使えるようになるのは、何と1歳!この時期の子どもは物凄いスピードで脳の回路が繋がっている最中で、知育には一番大切な時期とされています。
特に、手先の動きと脳の発達は大きく関係していると言われており、この時期に「手先」と「脳」を使う取り組みを沢山行うことで、知能の発達が促されるのです!
ピタゴラスは、まさに「手先」と「脳」を使うのに最適な取り組み!プレートを両手で持って打ち鳴らす、投げる、重ねる、並べるという、ピタゴラスによって引き出されるあらゆる動作が、全て学びに繋がります。
(2)手先が器用になる
このように、1歳からできるピタゴラスの取り組みを続けることで、手先が段々と器用になります。
手先が器用になることは、もちろん脳の成長にとって大変良いこと。しかしその他にも、後の学習に役立つ意外なメリットが隠れているのです!
実は、早い時期に手先が器用になると、その分「鉛筆」を上手に持てる時期が早まります。鉛筆が上手に持てれば文字を書くことも上達するため、さらなる学習のステップアップもスムーズに進みます。
反対に、手先を鍛えることを後回しにしていると、いざ平仮名などを書く段階が近づいた時に大変困ります!筆圧や筆運びは、いかに手先を鍛えているかで個人差が大きく生じるのです。
学習の始まりは、手先の器用さから!ピタゴラスで手先を鍛え、後に訪れる「書く」という作業がスムーズに進むようサポートしてあげて下さいね。
(3)想像力・創造力が身に付く
3・4歳頃になると、ピタゴラスの遊び方がワンランクアップ!いよいよ自分で考え、アイディアを形にできるようになるのです。
「煙突がある家を作りたい!」、「タワーをもっと高くしたい!」子ども達の強い思いは、「想像力」や「創造力」を掻き立てます!時にはうまくいかず癇癪を起すこともありますが、そんな時はそっとアシストしてあげましょう。
来たるAI(人工知能)の時代、パターン化された仕事は全てAIに取って代わられ、今後20年程で約47%もの仕事が自動化されるという試算もあるほど!そんな中、高い「想像力」や「創造力」を持つ人間が求められることは、想像に難くありません。
新時代を逞しく生きる!そんな力が、ピタゴラスで身に付くかもしれませんね。
(4)思考力・集中力が身に付く
言うなれば、ピタゴラスは料理の材料!いかに上手に料理するかで、作品の完成度が大きく変わります。そのため子どもは、少しでも自分のアイディアに近付けようと、必死になって頑張ります。
この時、子ども達の脳はフル回転!イメージを実現するために、ああでもない、こうでもないと試行錯誤を繰り返すのです。
このように「考える」ことを続けるうちに、思考力はもちろん、集中力もアップ!「集中して考える」という、学習の基本とも言える能力が身に付くのです。
(5)図形に強くなる
ピタゴラスの知育効果で最も特徴的なのが、「図形に強くなる」ということ!
ご紹介したように、ピタゴラスの基本はプレート状の板です!何の変哲もない板から、高いタワーや家などを自分のアイディア一つで組み立てるわけですから、立体や空間を認識する力が養われるのは、当然のことかもしれません。
- 正四角形を6枚組み合わせれば正六面体になる
- 直角二等辺三角形を2枚組合わせると正方形になる
このような図形の基礎とも言える部分を、子どもはピタゴラスを通して学んでいくのです!
もちろん、子どもは図形の名前など教えなければ知る由もありません。しかし、机上での理論ではなく、自分でプレートを組み立てた「実体験」として学んでいるため、いざ図形を学び始めた時に非常にスムーズに理解できるのです。
図形は頭で考えるより、まず体験!これを叶えてくれるのが、ピタゴラス最大のメリットと言えそうです。
(6)真の算数脳が育まれる
「算数が得意な子」と聞くと、どんな子どもを思い浮かべますか?
計算が早くて正確、1・2学年先の算数をしている、幼児なのに掛け算が言えるなど、様々な意見があるでしょう。
しかし、これらは「真に算数が得意」と言える事例なのでしょうか?もちろん、計算が早くて正確なのは素晴らしいことですが、ただ訓練を重ねた「算数の技術」に過ぎないとは思いませんか?
現に、難関中学を目指す子ども達が通う進学塾の入塾テストなどでは、計算の早さや正確さを問う問題はあまり出ません。
代わりに頻出なのは、図形や思考力を問う問題です!
例えはこちらの問題をご覧下さい。
- ちびむすドリル:https://happylilac.net
- プレジデントオンライン:https://news.livedoor.com
複雑に積み重なった積み木の数を問う問題や、折り紙が重なっている順を上から答える問題など、単なる反復練習では歯が立たない、算数の思考力が深く問われている問題をピックアップしました。
実はこの2つを少し捻った類題が、2019年6月に実施された「全国統一小学生テスト」の小学1年生の算数に出題されていました。
例え本番ではこの問題が解けなかったとしても、幼い頃からピタゴラスで図形に親しんでいれば、教えるとすぐに理解できます。
是非幼い頃からピタゴラスに親しみ、楽しみながらお子様の「真の算数脳」を育んであげて下さいね。
4、実際にピタゴラスで遊んだ感想
様々な知育効果が期待できるピタゴラス!実際にピタゴラスを使った経験のあるご家庭では、どのような感想を抱いているのか調査してみました。
- 1歳から長く遊べる
- 展開図と立体が理解でき、算数に役立ちそう!
- 1プレートが大きいため誤飲の心配がなく安心
- 細々したパーツはゼロ!無くさない、片づけやすい
- 色々なおもちゃと組み合わせて、想像力豊かに遊べる
- 力が弱い幼い子どもでも組み立て可能
皆さん、ピタゴラスに大変良い印象を抱いている様ですね。一方で、この様な意見もありました。
- 磁石が弱くて外れやすい
- 運ぼうとすると崩れる
確かに、筆者がピタゴラスを使用した経験からも磁石は決して強いとは言えず、触ると壊れてしまうこともありました。
しかし、だからこそ幼い子どもでも遊べる!というメリットもあるのです。
1歳頃の時期はまだ手先が器用ではなく、指の力も弱いです。そのため強力な磁石では、意図した場所と違う箇所についてしまい、おまけにそれを直したくても、なかなか外れないということが頻繁に起きるでしょう。
その点、少し弱めの磁石なら小さな子でもくっつけやすく、そして外しやすいというメリットがあるのです。
評判どおり、ピタゴラスなら幼児から小学生まで楽しく遊びながら、算数のベース作りがきそうですね。
5、ピタゴラスを使った遊び方
ピタゴラスユーザーの皆さんは、どのような遊び方をしているのでしょうか?
(1)まずは並べて平面を作ろう
(参考:https://ameblo.jp)
ピタゴラスを初めて触るなら、まずは並べて平面図形を作りましょう!
はじめは子どもが思うように自由に並べさせ、慣れてきたら写真のように付属の手本を出し、その通りに並べてみましょう。
この時、図形の名前を教えてあげるとさらにGOOD!幼い子どもの場合、サラッと言ってあげる程度で構いませんよ。
(参考:https://childsplaything.com)
こちらは平面図形で作ったドラゴン!慣れてくると、このような立派な作品を作ることも可能です。
(2)立体に挑戦してみよう
(参考:https://ameblo.jp)
ピタゴラスを並べることに慣れたら、次は立体にチャレンジ!こちらは平面の要素に少し立体を加えた作品です。
(参考:https://ameblo.jp)
こちらは家!屋根は二等辺三角形を組み合わせ、見事に再現していますね!
(参考:https://ameblo.jp)
こちらは付属の手本通りに作られた象さん。手本通りに作ることで、子どもは「こう組み合わせると、○○ができるんだ!」という新たな発見をし、それを次のオリジナル作品に活かすことができます!
(3)他のおもちゃと組み合わせてみよう
(参考:https://ameblo.jp)
(参考:http://tana3ka.hatenablog.com)
こちらは、ピタゴラスと手持ちのおもちゃを組み合わせた作品です。男の子なら車や電車、女の子ならお人形などと一緒に遊べば、ピタゴラスの楽しさも倍増しますよ!
特に、ごっこ遊びは夢中になる子が多く、1時間以上集中して遊ぶことも珍しくありません。ふと見ると、作品を増やし世界観を広げていることもあり、ピタゴラスで想像力や集中力が育まれているのを実感する瞬間です!
(4)複雑な作品にもチャレンジ!
(参考:https://childsplaything.com)
段階を経てピタゴラスに慣れてくると、バランスをとりながら慎重に組み立てる必要がある作品もできるようになります。
こちらは高いタワー!こんな素晴らしい作品ができれば、感動もひとしおですね。
6、ピタゴラスとマグフォーマーの違いとは
ピタゴラスに似たおもちゃ「マグフォーマー」をご存知でしょうか?
マグフォーマーは、有名なおもちゃメーカー「ボーネルンド」から発売されており、ピタゴラスと同じように磁石でくっつけて様々な形を作ることができる知育おもちゃです。
ピタゴラス同様に多くの知育効果が狙えるとあり、先輩ママパパに大人気!
似ている両者ですが、どのような点が異なるのでしょうか?
こちらの表は、ピタゴラスとマグフォーマーの違いを示したものです。
両者の違いで特に注目すべき点は、「対象年齢」と「形の種類」です。
ピタゴラスは1歳から遊べるため、幼い子でも親しみを感じてもらいやすい仕様になっているようです。(鮮やかな色、シンプルな形、磁力を弱めにしている点など)
一方マグフォーマーの対象年齢は3歳から!そのため、湾曲したピースや五角形など豊富なピースで、複雑な作品をつくることができる仕様になっています。
両者それぞれに良さがあるため、日頃のお子様の様子などを参考に選んでみてはいかがでしょうか?
まとめ
様々な知育効果が期待できる、ピタゴラス。
ピタゴラスなら、お子様の将来にきっと役立つであろう、「算数脳」を育むことができそうですね。
恵まれた教材や知育おもちゃが溢れかえる現代、あなたは子どもに何を与えますか?
その選択肢の一つにピタゴラスを入れた瞬間から、あなたのお子様の未来は明るい方向へ向かうこと間違いありません。
バランスよく生きる、がモットー。ワークライフバランス重視の生活を模索中。
年子男子(5歳と4歳)のママ。大人になっても仲の良い兄弟に育てること、を意識している。
騒々しい嵐のような日中のあと、夜にひっそりと晩酌するのが一番の楽しみ。