子どもの生活に「学び」を取り入れたい!そんなママパパにおすすめなのが、「幼児向け通信教育」です。
幼児向け通信教育は数十年前からありましたが、ここ最近大きな進化を遂げ、その種類や内容は実にバリエーション豊かです!それゆえに、どの通信教育を選べばいいか分からない…。と、お悩みの人もいるではないでしょうか?
そこで今回は、幼児向け通信教育を徹底比較!お子様の性格や教育方針に合わせ、おすすめの通信教育をご提案していきます。
幼少期にこそ家庭教育を施すべき!その驚きの根拠も、詳しくお伝えしていきますよ。
目次
1、幼児向け通信教育ってどんなもの?
最近の幼児向け通信教育は、ママパパが驚くほどの進化を遂げています!
長年親しまれている「テキスト教材」はもちろん、「タブレット学習教材」や「オンライン英会話」、「オンライン家庭教師・塾」など、様々なアプローチで学習を進められるものが沢山登場しています。
しかも、そのどれもが幼児向けに考え抜かれた教材やシステムを採用しているため、親のサポート次第では、下手に習い事に通わせるより効率的に基礎学力を育むことができるのです。
ここでは、低年齢の子でも学習を進めやすいと言われる、「テキスト教材」と「タブレット学習教材」に的を絞ってご紹介していきたいと思います。
2、幼児向け通信教育はいつから始める?
幼児向け通信教育は、「〇歳~始めるべき!」という確固たる決まりはありません。
ただし、就学前に【読み・書き・計算】や【生活に関わる常識】を無理なく育みたい!という人は、ギリギリではなく早めに取り掛かることをおすすめします。2歳頃から始めれば、小学校入学には十分すぎるほどの基礎学力を育むことができますよ。
もちろん、幼児向け通信教育は0歳から始められるものもあります!
付録の人形や知育玩具を用いて、赤ちゃんでも無理なく知育や育脳遊びができる通信教育もあり、教育熱の高いママパパから高い支持を得ているようです。
3、幼児期にこそ通信教育がおすすめのワケ!
幼児期から通信教育をしている!と聞くと、「ちょっと早すぎない?」と感じる人もいるでしょう。
しかし、幼児期の今だからこそ、通信教育をするメリットが沢山あるのです!
(1)コスパがよい
「コスパがよい」この言葉を聞いて、どんなイメージを抱きますか?
実は、幼児期の通信教育に関する「コスパがよい」には、2つの意味があります。
1つめは、通信教育は幼児教室などに比べると、圧倒的に安いということです。
多くの幼児教室は月4回で2万円前後かかりますが、通信教育は月千円前後から高くでも4千円前後!教材を【うまく使いこなせば】、学習の基礎固めがリーズナブルな価格で叶います。
2つめは、教育にお金をかけるなら【就学前】が最も投資効果が高いということです。
ジェームズ・J・ヘックマン(著)の、「幼児教育の経済学」という本では、幼児期に適切な教育を施すことでその後の人生が大きく変わることが、教育実験の結果判明しています。
ただし、ここでいう「教育」とは学力オンリーではなく、「心」の基盤を育むこと。その点においても、幼児期から親が積極的に子どもと関わり、学ぶことの楽しさや素晴らしさを教えることができる通信教育は、大きなメリットがあると言えるのではないでしょうか?
このように、コスパよく幼児教育が施せる通信教育は、幼児期にこそスタートさせるべき!と言い切って間違いないでしょう。
(2)幼児期の教育は親次第でいかようにもなる
通信教育は、家庭で親と触れ合いながら学びを進めることができます。そのため、ママパパのサポート次第で「勉強って楽しい!」、「もっと勉強したい!」という気持ちにさせることもできるのです。
- 親が子どもの様子を見ながら学習のペースを決められる
- ママパパの愛情を感じながら、楽しく学習を進められる
という点は、通信教育の大きなメリットと言えるでしょう。
ただし、このようなメリットを引き出すには、ママパパが【通信教育教材をうまく使いこなすこと】が大切です。
「それって大変そう…。」とプレッシャーに感じるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
- 沢山褒める
- やる気が出る声掛けをする
- 知育玩具など小道具を活用して教材を進める
など、遊びの要素を取り入れつつ楽しく学ぶことを心掛けましょう。
(3)学びを楽しむことができる
幼児向け通信教育の教材は、子どもが楽しめる要素が満載です!
オールカラーのプリントやタブレット、人形などの副教材があるものなど、無料でダウンロードできる教材とは違った楽しさが味わえます。
通信教育で基礎学力をつけつつ、無料教材で繰り返し学習して定着を高めるのもおすすめの方法ですよ。
※無料教材について知りたい方は、「もう教材はいらない?幼児のための無料プリント配布サイトまとめ」を併せてご覧ください。
4、幼児向け通信教育の選び方
続いて、お子様にピッタリ合う「通信教育の選び方」をご紹介していきます。
(1)通信教育の「特色」を把握する
例え幼児向けでも、通信教育には「カラー」があります。就学前までに楽しくゆっくり学ぶものもあれば、高い学力を育むための特殊な通信教育もあるのです。
そのため、数ある通信教育から子どもに合うものを選ぶには、通信教育それぞれの特色をきちんと把握することが大切です。
この記事の最後では、おすすめの幼児向け通信教育を徹底比較し、特色を分かりやすく解説しています。是非参考にして下さいね!
(2)継続しやすい価格のものを選ぶ
通信教育は継続してこそ成果が表れます!単発的に取り組んでも、基礎学力が向上するわけではないのです。
そのため、続けやすい価格を選ぶのも大切なポイント。「どれくらいの価格なら継続できるか?」をよく考えて選びましょう。
(3)無料体験を利用しよう
通信教育には、「無料おためし教材」や「無料体験」が用意されていることが多いです。
気になる通信教育があれば、是非片っ端から利用して子どもの反応を見てみましょう!実際に教材を体験することで、分かることが沢山ありますよ。
5、幼児におすすめの通信教育9社を徹底比較!
通信教育にチャレンジしてみたいけど、どれを選べばいいのか分からない…。そんなママパパのために、ここでは幼児におすすめの通信教育9社を徹底比較していきます!
こちらは、通信教育それぞれの対象年齢・難易度・月額・特徴についてまとめた一覧表です。
こちらの表をもとに、9社の通信教育について詳しくご説明していきます!
(1)こどもちゃれんじ
- こどもちゃれんじ:https://www2.shimajiro.co.jp
知育玩具が魅力!お子様の「学びたい!」という気持ちを無理なく引き出したい人に。
0歳から学べる「こどもちゃれんじ」は、細かな年齢設定で、子どもの「今」にフィットする教材が魅力です。
可愛らしい「しまじろう」の知育玩具は、こどもちゃれんじだけのオリジナル!子どもが楽しみながら学べるため、勉強って楽しい!もっとしたい!という気持ちが育まれます、
また年中からは、基礎+応用の「総合コース」と、ワーク中心で考える力を伸ばす「思考力特化コース」に分かれます。
- 沢山ワークに取り組みたい!
- 少し難しい問題にもチャレンジしたい!
- 読み・書き・計算の他に「思考力」も伸ばしたい。
このような人は「思考力特化コース」がおすすめです。
また、
- 知育玩具を使いながら楽しく学ぶ方が子どもに合っている。
- ちょうどいいレベルの問題で、勉強の楽しさを教えたい。
- 家庭学習初心者。まずは子どもの様子をみたい。
このような方には「総合コース」がおすすめです。
(2)ぴぐまキッズくらぶモコモコゼミ
- ぴぐまキッズくらぶモコモコゼミ:https://www.hksemi.com
1歳から着実に力をつけ、年長で一気にレベルアップしたい人に!
「ぴぐまキッズくらぶモコモコゼミ」は、小学校受験のパイオニア「こぐま会」と中学受験で高い実績を誇る「SAPIX(サピックス)」が提携して生まれた通信教育。
小学校受験や中学受験の下準備を見越した教材が特徴ですが、「勉強1本」という雰囲気ではなく、楽しみながら学べるカリキュラムが魅力です。
ただし、年長になると難易度が上昇します!足し算・引き算の基礎はもちろん、掛け算や割り算の基礎まで学べる教材が用意されています。
また、保護者向けの「学習の手引き」では、「子どもへの教え方」が写真付きで詳しく解説されています。「どうやって教えたらいいか分からない!」といママパパも、安心して取り組むことができますよ。
(3)がんばる舎
- がんばる舎:https://www.gamba.co.jp
月々800円から!驚きの価格で学習習慣の定着をはかりたい人に。
「がんばる舎」最大の特徴は、何と言っても月々¥800~という価格です。「安かろう悪かろう」ではなく、小学校入学までに必要な、言葉・数・図形、記憶、知識・手先の器用さなどを、楽しみながら学ぶことができますよ。
ただし、もともと家庭学習に取り組んできた子の場合、分量が少なく物足りなく感じることもあるようです。家庭学習の定着を促したい場合や、家庭学習デビューのお子様におすすめです。
(4)幼児ポピー
- 幼児ポピー:https://www.popy.jp
余計な付録はいらない!幼児期に学ぶべきことをシンプルに取り入れたい人に。
「幼児ポピー」は月々¥980~という低価格ながら、幼児期に学ぶべきことが集約されているのが魅力です。
小学校入学までに育みたい、文字・数・言葉が楽しく学べる教材はもちろん、ポピーのキャラクターが登場するアプリや動画で、学習内容をさらに深めることもできますよ。しかも、この価格でオールカラーなのも嬉しいポイントです。
付録や知育玩具は楽しいけれど、飽きてすぐに使わなくなる…。そんな人には、ポピーがおすすめですよ。
(5)ピグマリオンぷちwebスクール
- ピグマリオンぷちwebスクール:https://webschool.pygmalion-petit.com
親子二人三脚で高い能力を養いたい!ハイレベルな通信教育をお探しの人に。
「ピグマリオンぷちwebスクール」は、灘中学合格者数ナンバー1を誇る、浜学園の「はまキッズ」顧問、伊藤恭氏が開発した「ピグマリオン学育メソッド」のウェブ版です。
指先能力・空間能力・図形能力・数論理能力・言語能力など、高い学力を育む教材が揃いますが、ママパパの手厚いサポートが他の通信教育よりさらに必要です。
しかし、ウェブスクールでは、学具の使い方や教え方を丁寧に説明してくれるため、「教え方が分からない!」という心配は無用ですよ。
焦らず、怒らず、教えず、問題を解く過程を考えさせるように、ママパパが上手にサポートすることで、お子様の能力は大きく花開きます。
子どもとじっくり向き合いたい!ピグマリオンだけの「珍しい問題」や「特殊な問題」に取り組ませたい!そんな人は、是非ピグマリオンぷちwebスクールを試してみて下さいね。
※月額料金の他に学具代が必要です。
(6)まなびwith
- まなびwith:https://manabi-with.shopro.co.jp
基礎学力はもちろん、思考力・判断力・表現力も育みたい人に
「まなびwith」は、小学館が2019年にプロデュースしたばかりの新しい通信教育!
2020年の教育改革に伴い、知識詰込み型の学習ではなく、子ども自らが進んで考え、判断し、表現する力の育成を目的としています。
基礎から応用まで網羅する教材はもちろん、小学館の「プレNEO図鑑」シリーズと連動して「調べ学習」に取り組めるなど、他の通信教育にはないカリキュラムが豊富です。
これからの時代を生き抜くための、新しい通信教育を試してみたい人におすすめですよ。
(7)Z会幼児コース
- Z会幼児コース:https://www.zkai.co.jp
子どもの「今」にこだわらず、「後伸び力」を育てたい人におすすめ!
大学受験に定評があるZ会には、幼児コースがあることをご存知ですか?
Z会の大学受験コースと言えば難問揃いで有名ですが、幼児コースのレベルはどちらかと言えば平均的。知識を詰め込むより、子ども自身の興味関心を芽生えさせ、自ら学ぶ力を伸ばす狙いがあるのです。
年長からは、Z会の真骨頂「通信添削」も受けられます!課題を提出すると担任指導者から返事が届くため、子どものやる気もグンとアップしますよ。
(8)スマイルゼミ 幼児コース
- スマイルゼミ 幼児コース:https://smile-zemi.jp
タブレットを使った家庭学習で、学びへの興味関心を引き出したい人におすすめ
小中学生向けのタブレット通信教育として台頭する「スマイルゼミ」が、2018年に満を持してスタートさせた幼児コース。
ひらがな・カタカナ・英語・形・知恵など、全10分野を網羅した充実のカリキュラムで、小学校までに必要な力を着実に育みます。
また、スマイルゼミで使用するタブレットは、一般的なものに比べて高性能!タッチペンでも、まるで鉛筆で紙に書くような書き味を体感できるため、鉛筆初心者の幼児でも安心して使わせることができますよ。
※月額料金の他にタブレット代金が¥9,980必要です。
(9)RISUきっず
- RISUきっず:https://www.risu-japan.com
算数特化型タブレット通信教育!先取り学習や中学受験に関心があるご家庭に
「RISUきっず」は、タブレットを利用した算数特化型の通信教育。
小学校1年生前半までの算数をきっちり学ぶと同時に、「思考の柔軟性」を育む問題が豊富!数字パズルや暗号形式の問題など、難易度の高い問題もゲーム感覚で楽しく取り組めるのが特徴です。
また、東大生をはじめとしたトップ大学生による「個別フォロー」も、子どものやる気を引き上げます!
学習データもきちんと分析されているため、いつ?どれくらい?どの問題を取り組んだか?が一目瞭然。子どもの苦手ポイントを把握することで、着実なレベルアップが期待できます。
まとめ
お子様に合いそうな通信教育はみつかりましたか?
幼児期に家庭学習の習慣が身に付けば、その後の学習がスムーズに進みます。
お子様の学力はもちろん、学ぶことの楽しさや素晴らしさを実感させるためにも、通信教育を取り入れてみてはいかがでしょうか?
3歳と6歳の子を持つママライター。子ども達を「食うに困らない人間」に育てるべく、0歳から様々な幼児教育を実践!その効果が出ているかはさて置き…育児と仕事に全力投球中の30代です。夫と家事全般の優先順位が下がる一方なのが悩みの種。