病気

子どもの「ものもらい」の対処法は?日常生活の過ごし方から予防策まで徹底解説!

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「子どもの目が赤く腫れてる!」突然のことに、驚いた経験のあるママパパも多いのではないでしょうか?

子どもがよくかかる目の病気に、「ものもらい」があります。

赤く腫れて、痒そうにしている子どもの姿を見ると、早く治って欲しい!と思うと同時に、「正しい対処法は?」、「通園・通学はどうするべき?」など、沢山の疑問が湧いてきますよね。

そんなお悩みを解決するために、今回は「ものもらい」について徹底解説!

ものもらいの症状や原因はもちろん、具体的な対処法や予防方法まで、詳しくお伝えします。

1、ものもらいとは

「ものもらい」!不思議な病名ですよね。

この呼び名には諸説ありますが、関東地方では「ものもらい」、関西地方では「めばちこ」などと呼ばれているようです。

ものもらいは、簡単に言うと「瞼に菌などが感染した状態」を指します。

具体的には、瞼にある「汗を出す腺(汗腺)」、「脂を出す腺(マイボーム腺)」、「睫毛の毛根」などに、菌などが感染することで発症する病気です。

ものもらいに感染すると、多くの場合瞼が赤く腫れ、次第に痒みや痛みが出てきます。

悪化すると症状はどんどん強くなり、化膿することも多々ありますが、1週間程度で自然に膿が排出され、快方に向かうこともあります。

2、ものもらいは2種類ある

ものもらいには、「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」と「霰粒腫(さんりゅうしゅ)」という、2つの種類があります。

それぞれの原因と症状を、詳しくみていきましょう!

(1)麦粒腫(ばくりゅうしゅ)

参考:新宿東口眼科医院

①原因

麦粒腫の原因は、主に黄色ブドウ球菌です。

瞼の、「汗を出す腺(汗腺)」、「脂を出す腺(マイボーム腺)」、「睫毛の毛根」に、黄色ブドウ球菌が感染することで発症します。

黄色ブドウ球菌はよく耳にする菌の名前ですが、それもそのはず!私達の体のいたるところに存在している、常在菌なのです!

常在菌は、人が健康な時には害はありません。しかし、人の抵抗力や免疫力などが下がると、感染しやすくなるのです。

子どもは、汚れた手で目を触ることが原因になる場合もあります

②症状

麦粒腫になると、最初は痒みを伴う赤い腫れが起こりますが、次第に腫れや痛みが増し、化膿することがあります。

化膿した部分が破れて、自然に膿が外に排出されれば快方に向かいますが、症状が強かった場合は痕が残ることも!

子どもが目を頻繁に痒がる場合、麦粒腫の初期症状の可能性があるため、注意しておきましょう。

(2)霰粒腫(さんりゅうしゅ)

参考:新宿東口眼科医院

①原因

霰粒腫は、瞼にある「脂を出す腺(マイボーム腺)」が、詰まることが原因で発症します

麦粒腫のように細菌感染は伴いませんが、無菌性の炎症は慢性化しやすく、その結果、「肉芽腫」というかたまりができてしまいます。

②症状

霰粒腫の主な症状は、瞼の腫れとコロコロとした異物感です!

典型的な霰粒腫は、麦粒腫のような腫れや痛みはありません。しかし、霰粒腫がさらに細菌感染を起こした状態に悪化すると、麦粒腫と似た症状が現れることがあります!

このような状態を「急性霰粒腫」と呼び、こうなると麦粒腫と霰粒腫の区別をつけるのが難しくなります。

霰粒腫の悪化を防ぐためにも、子どもが目の異物感などを訴える時には、経過をよく観察し適切な対処をしましょう!

3、ものもらいへの対処法

ものもらいの原因と症状が分かったところで、次にものもらいの対処法をみていきましょう!

(1)病院へ行く

  • 子どもの瞼が赤く腫れている
  • 目を頻繁に掻いている
  • コロコロして痛いなどと訴える

子どもがこのような症状を訴える場合、ものもらいの初期症状の可能性があります!

適切な診断と治療を受けるために、まずは病院を受診しましょう。

この時、かかりつけの小児科に行くか眼科を受診するか、迷うことがあるかもしれませんが、ものもらいは目の病気です!眼科を受診しましょう!

また、「ものもらいくらい、放っておけば治る!」と考えている方もいるかもしれませんが、その考えは危険です!

  • 自然治癒では痕が残る場合がある
  • 麦粒腫と霰粒腫では治療法が異なるが、その区別は素人では分からない
  • ものもらいと似た症状の、異なる病気の可能性もある

など、素人では判断しかねることが沢山あるため、「ものもらいかな?」と感じた時は、眼科を受診するよう心がけましょう!

(2)やむを得ない場合は市販の目薬で

そうは言っても、どうしても仕事が休めない!下の子が小さく外出が難しい!など、様々な理由で眼科を受診するのが難しい時もありますよね。

そのようなやむを得ない状況の時、助けてくれるのが市販薬です!

ドラックストアで簡単に手に入る、ものもらいの薬をご紹介します。

※ものもらいの治療は、可能な限り眼科を受診しましょう。

①ロート 抗菌目薬EX 価格:¥593

参考:Amazon

生後4ヶ月以上の赤ちゃんから使用できる、抗菌目薬。「フリーアングルノズル」採用で、どの角度からでも点眼できます!嫌がる子どもに点眼する時などに、便利ですね!

②抗菌アイリス 使い切り 価格:¥610

参考:Amazon

こちらも、小さな子どもから使用できる抗菌目薬。1回ずつの使い切りタイプで、防腐剤無添加。衛生面にも優れています!

③アイブルー 抗菌目薬α 価格:¥714

参考:Amazon

ご紹介した2つの目薬と同様に、子どもから大人まで使える抗菌目薬!清涼感なしなので、子どもでも使用しやすい処方です!

市販薬のメリットは、どうしても病院へ行けない場合に、応急処置ができるところです。

しかし、目が激しく腫れて痛む場合や、2、3日の使用で改善が見られない場合は、必ず眼科を受診するようにしましょう。

(3)薬でも治らない場合は外科的処置をすることも

ものもらいがなかなか治らない場合、手術や注射などの外科的処置が必要になるケースがあります!

①麦粒腫の場合

目薬や飲み薬の効果があまりなく、化膿範囲が大きくなってしまった場合、瞼を切開して、たまった膿を外に出します

②霰粒腫の場合

薬の効果がない場合、副腎皮質ホルモンを注射するか、瞼を切開して肉芽腫を摘出する方法の、2パターンがあります

切開して肉芽腫を取り除く手術の方が、根本治療できるようです。

これらの外科的処置は、長時間に及ぶものではありません。しかし、子どもの場合は精神的にも肉体的にも、負担になる場合があります。

早期発見、早期治癒のためにも、「ものもらいかな?」と思ったら、早めの受診をして下さい!

4、ものもらいになってしまったら、日常生活はどうするの?

子どもがものもらいになってしまった場合、幼稚園や保育園は休まなければいけない?プールはどうする?など、普通の生活を送ることができるのか、不安になりますよね。

一体どうするのが正解なのか、詳しくご紹介します!

(1)登園は無理をしない

まず一つ確認しておくべきことは、「ものもらいは、人へうつる病気ではない!」ということです。

そのため、幼稚園や保育園へ行くことは、「感染」の観点から見ると問題ありません。

しかし、ものもらいは身体の免疫力や抵抗力が下がっているサインとも言えるため、無理に登園せず、ゆっくり体を休ませるのも大切です。

子どもの様子を見ながら、腫れや痒みが落ち着くまで、休ませることを考えても良いでしょう

※登園する場合は、ものもらい以外の流行性の眼病ではないことを、きちんと眼科で診断してもらいましょう。

(2)プールは避けるべき

ものもらいになった場合、プールに入るのはなるべく避けましょう。

その理由は、2つあります!

  • ものもらいではなく、感染性の目の病気の可能性がある
  • ものもらいを悪化させる可能性がある

まず、プールの授業がある夏場は「流行性角結膜炎」などの、感染力が強い目の病気が流行っています。

流行性角結膜炎は、目の充血やゴロゴロした痛みなど、ものもらいと非常に似た症状が出るため、「ものもらいと思っていたけど、実は流行性角結膜炎だった!」ということも起こり得ます。

もし流行性角結膜炎だった場合、水を介して他人へうつしてしまう可能性があるため、ものもらいだと思う場合も念のためプールに入るのは避けましょう

また、ものもらいは瞼が炎症を起こしている状態です!

そんな状態の時に、プールで激しく運動をしたり、プール上がりに顔を拭くといった行為をすると、それが刺激になり、ものもらいが悪化してしまう可能性もないとは言えません。

このような理由から、ものもらいの症状が治まるまでは、できるだけプールには参加しない方がよいでしょう。

(3)眼帯はしない方が良い

眼帯は、目の患部を保護する役割がありますが、ものもらいになっている時は、眼帯を付けない方がよいと言われています。

ものもらいの主な原因となる黄色ブドウ球菌は、湿気が大好き!

眼帯で目の周りが湿った状態になると、黄色ブドウ球菌が繁殖しやすい環境になり、症状が悪化してしまうこともあるのです

ただし、ものもらいの外科的処置(注射や手術)をした場合は、この限りではありません。眼科医の指示に従い、適切に眼帯を使用しましょう。

5、ものもらいの予防方法

ものもらいを防ぐためにできることを、以下にまとめました。

どれも基本的なことばかりなので、是非今日から実行してみましょう!

(1)規則正しい生活を心がける

ものもらいは、免疫力や抵抗力が下がった時に起こりやすくなります。

そのため、普段から十分な睡眠と、バランスの取れた食事を心がけることが大切です。

  • スマホやテレビなどに夢中になり、寝る時間が遅い
  • お菓子の食べ過ぎで、夕飯が食べられない
  • 清涼飲料水を毎日飲んでいる

このような行為が習慣化すると、免疫力や抵抗力が低下し、ものもらいだけでなく、子どもの健康そのものに関わってきます。

幼い頃に身に付けた正しい生活習慣は、子どもの一生の財産になります!

是非家族で、健康的で規則正しい生活を心がけてみましょう!

(2)お風呂は湯船に浸かる

瞼の「脂を出す腺(マイボーム腺)」が詰まって、霰粒腫になりかけている場合、温めることで脂が柔らかくなり、詰まりが取れることがあります

そのため、お風呂では湯舟に浸かり、ゆっくりと入浴してみましょう!

また同じ原理で、蒸しタオルで目を温めるのも、霰粒腫の予防に適した方法だと言えます。

ただし、完全にものもらいができてしまい炎症がある場合は、温めることで酷くなるケースもあるため、注意が必要です。

(3)爪を短く切り揃えておく

子どもは外で色々なものに触れます!そのため、

爪が伸びていると汚れや雑菌が溜りやすく、その手で目に触れることで、ものもらいが起きてしまう可能性も考えられます!

子どもの爪は短く切り揃え、伸びていないか、こまめにチェックしてあげましょう。

(4)正しい手洗いを習慣にする

手を清潔にしておくことは、ものもらいのみならず、様々な病気の予防に効果的な方法です。

正しい手洗いを習慣にし、子どもを病気から守りましょう!

(参考:キレイキレイ 正しい手洗い) 

(5)前髪が目に入らないようにする

前髪が伸びていると、常に目が刺激される状態になり、目に雑菌が入りやすくなります!

さらに、子どもは前髪が邪魔で手で払おうとするため、目の周辺を触る頻度も多くなります。

このような状態は、ものもらいのリスクを高めることに繋がるため、前髪は短く切るか、伸ばす場合はピンやカチューシャで留めるなど、工夫してあげましょう!

まとめ

ものもらいの正しい対処法や、日常生活の過ごし方など、疑問は解決されたでしょうか?

子どもの瞼が赤く腫れ、痛がる姿を見るのは辛いものです。

予防と早めの対処で、ものもらいの重症化を防ぎましょう!

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