育児の悩み・体験談

【体験談アリ】登園拒否は成長の証?主な原因&接し方のコツを大公開

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「幼稚園なんか行きたくない!ヤダヤダヤダー!」

泣き叫ぶ子どもに、「どうしたんだろう?」「何がそんなに嫌なの?」と、心配になった経験はありませんか?

玄関で泣き叫ぶ我が子を目の前に、「園に到着するとケロッとしているのに…。」と、イライラしてしまう人もいるでしょう。

そこで今回は、子どもが登園拒否をする原因&対処法にスポットライトを当てました!

  • 登園を嫌がる原因が分からない
  • 園はとても良い雰囲気なのに…。うちの子に問題があるのかも?と、心配になる
  • 登園を嫌がる時の対処法が知りたい

このようなママパパは、是非続きをご覧下さいね。

「登園拒否は成長の証!?」「先輩ママの登園拒否体験談」など、気になる情報満載でお届けしていきます。

1、登園拒否は珍しいことではない

「周りの子はおりこうに登園しているのに、どうしてうちの子だけ…。」

子どもの「幼稚園イヤイヤ!」が続くと、このような感情が溢れ出すママパパもいるでしょう。

しかし、登園拒否は決して珍しいことではありません。あなたのお子様だけでなく、多くの子が経験する道なのです。

特に、入園したばかりの頃や新学期は、子どもの心が揺らぎやすい時期!ついこの間まで楽しく登園していたのに、急に嫌がるようになった…。そんなことが起きても何ら珍しくはないのです。

しかし、そうは言っても我が子には楽しく登園して欲しい!そんなママパパの願いを叶えるべく、登園拒否の原因&接し方のコツを、次で詳しくご紹介していきます。

2、登園拒否の主な原因と接し方のコツ

登園拒否の原因が分かれば、対処法も必ずみつかる!ここでは、よくある登園拒否の原因と接し方のコツを、学年別に詳しくご紹介していきます。

(1)【年少さん】の登園拒否の原因&接し方のコツ

まずは、年少さんの登園拒否の原因&接し方のコツをみていきましょう。

①登園拒否の原因

年少さんは、入園前までママとべったり一緒にいた子が多いでしょう。そのため、急激に変化した環境に「不安」「寂しさ」「心細さ」を感じています。

そのうえ、園の集団生活ではルールを守ることが求められます。入園前までは経験がなかった、「ケンカ」や「他人(先生)に叱られる」という体験もするため、年少さんの心は不安定!入園してしばらく経つまでは、毎日泣く子も多くいます。

また、入園したての頃は泣かなかったのに、2学期中頃から急に登園拒否が始まる子も珍しくありません。

  • 1学期は頑張っていたけど、夏休みを挟み気持ちが折れてしまった
  • 2学期には運動会・発表会などの行事があり、その練習に馴染めなかった

など、「ママと離れるのが寂しい」という単純な理由ではないこともあるようです。

1学期は「園に慣れる時期」ですが、2学期は違います!運動会や発表会の練習が始まり、頑張らなければいけないシーンや、先生方の厳しさを実感する場面もあるのです。

年少の子どもにとって、幼稚園・保育園は「頑張るところ」。子ども達は、園で精一杯努力しています。その反動から生まれる「行きたくない!」という訴えを、ママパパはしっかり受け止めてあげることが大切です。

②接し方のコツ

年少の子どもが登園拒否をする場合には、「子どもは頑張っている」ということを頭に入れ、以下のような対応を試しましょう。

  • 家庭でママパパの愛情をたっぷりそそぐ

自己肯定感がある子は、ストレスへの耐性が強いと言われています。帰宅後に沢山一緒に遊ぶ、大好きだよと言葉で伝える、ハグをするなど、「自分はママパパから愛されている!」という実感をもたせてあげましょう。

  • 幼稚園の楽しさを伝える

幼稚園に行けば「お楽しみ」がある!このような感覚は、楽しく登園するのに欠かせません。「明日は幼稚園で○○があるよ!」など、幼稚園へいくことに期待がもてる声掛けを行いましょう。

  • ママパパは絶対に迎えに来ることを分かってもらう

「幼稚園で楽しく遊んでいたら、あっと言う間にお迎えの時間になるよ!」など、絶対にママパパが迎えに来ることを、子どもに説明しましょう。特に、入園直後には効果的ですよ。

  • 園での様子を先生に聞いてみる

登園拒否が続くなら、園での様子を先生に尋ねましょう。特に、2学期になって突然登園を拒否し始めた場合は、何らかの原因がみつかることが多いです。

(2)【年中・年長さん】の登園拒否の原因&接し方のコツ

続いて、年中・年長さんの登園拒否の原因&接し方のコツをみていきましょう。

①登園拒否の原因

すっかり園に慣れているはずの年中・年長さんが登園を嫌がる…。その原因は、5歳~6歳という「年齢」が大いに関係しています!

年中~年長頃は、自分以外の他人に関心が出てくる時期です。そのため、友達と比較をして自分が劣っていることを感じたり、自分とは異なる意見の子と、ケンカが頻繁に発生したりするのです。

例えば、

  • 粘土・お絵描き・体操などの取り組みで、友達と比較して苦手意識を抱く
  • 「それ違うよ!」など、友達からの指摘に烈火のごとく怒りケンカになる
  • 発表会前など、人前に出ることを意識して緊張している

など、園生活のちょっとしたことがきっかけで、登園が嫌になるケースが多いようです。

②接し方のコツ

年中・年長の子どもが登園拒否をする場合には、まずは話をよく聞き、そのうえで出来ることがないか探りましょう。

  • 子どもの話をよく聞く

子どもの話を聞く際、一番大切なのは「ママパパが落ち着くこと」です。子どもが行きたくない!と泣いている時には、ママパパもプチパニック!「どうして行きたくないの!?話して!」とまくし立てるように言っても、子どもは心を開いてくれません。親と子どもの両方が落ち着いた時に、ゆっくり優しい口調で登園拒否の原因を探りましょう。

  • 子どもに共感する

優しく話を聞いてみると、「○○くんに△△って言われたんだ…。」「私だけ縄跳びが跳べないの。」など、子どもはポツリポツリと話し始めます。この時、ママパパはお子様に共感してあげましょう。「そっか、それは悲しかったね。」「あなたの気持ち、すごく分かるよ!」など、受け止めてあげるだけで子どもの心はスッキリし、「ちょっと嫌だけど頑張ってみよう!」という活力が湧いてくるものです。

  • ストレスの原因を取り除く

子どもの話を一旦受け止めた後は、具体的にどうすれば解決するのか?を教えてあげましょう。「縄跳びが上手になるように、ママと練習しよう!」など、お子様のストレスがなくなるように、ママパパも協力してあげましょう。

  • 先生に相談する

色々対策をしてみても、なかなか幼稚園に行きたがらない‥。そんな時には、先生に相談しましょう。園での様子に問題がなさそうな場合、家庭に原因があることも。両親の不仲、弟や妹との誕生などで、情緒が不安定になっているケースもあるようです。

  • 場合によっては休ませるのもアリ!

気分転換のために、園を休ませるのも一つの方法。リフレッシュして息抜きをすると、子どもの態度が変化することもよくあります。「明日は絶対行こうね!」と約束して、メリハリをつけるのがコツですよ。

3、登園拒否=成長の証!

ここまで「登園拒否の理由」をご覧になり、気付いたことはありませんか?

実は登園拒否は、「他者を意識する」ことがきっかけで始まることが多いのです。つまり、登園拒否は「子どもが自分以外の他人を意識し始めた証拠」とも言えそうですね!

クリエイティブキッズで著書をご紹介したことがある、教育専門家の小川大介氏も、登園拒否は「後退」ではなく「成長」だと述べています。

特に、3歳と5歳は「ジャンプ期」と呼ばれ、脳が変化を遂げる時期に当たります。そのため、子どもの様子がガラリと変わりやすいと言われているのです。

3歳頃は、今まで自分しか見えていなかった子が、急に他者を意識するようになります。そのため、自分のテリトリー(家庭)から出ることに不安を覚え、それが登園拒否という形になって表れます。

また5歳頃は、自分とは違う考えを持つ人がいることを理解します。これまで人前で堂々としていた子どもが、突然モジモジ…。発表会や運動会を嫌い、登園を拒否することもよくあるのです。

いかがでしょうか?「これまで何の問題もなかったのに、ある日を境に突然登園を嫌がるようになった。」このような状況は、一見「後退」や「問題行動」のように捉えられがちですが、実はその真逆!「成長の証」と言えるのですね。

(参考:レタスクラブニュース|https://www.lettuceclub.net

4、先輩ママに聞いた!登園拒否の体験談

先輩ママも経験済み!登園拒否の体験談をみていきましょう。なるほど!と言わずにはいられない対処法の数々など、赤裸々に語ってもらいました。

(1)登園拒否:先生への相談が功を奏した事例

  • 3歳の息子が通う幼稚園は、「年少」と「3歳児クラス(未就園)」の合同クラスが基本です。最初は楽しく通っていたものの、2学期も半ばぐらいに急に幼稚園嫌!と言うようになりました。先生に相談したところ、「きっと自分が一番小さいということを理解して、無理に頑張らなくてもいいんだ!って気付いたんですよ。」というアドバイスをもらいました。そんなこと思いつきもしなかったので、まさに目からウロコでした!(30代前半・3歳男の子のママ)

先生が園での様子を的確に判断し、その子の気持ちを具体的に教えてもらえた事例ですね。子どもが必死に頑張っていたことがママにも伝わったため、「優しい気持ちで子どもと向き合えた!」と言っていましたよ。

(2)登園拒否:友達とのトラブルが原因だった事例

  • うちの娘はリーダー気質!年長まで、幼稚園に行きたくないだなんて、一度も言ったことはありませんでした。ところが年長の終り頃に、突如として「幼稚園嫌だ!」とギャン泣き…。よく話を聞くと、どうやら数名の女の子達に「あなたは間違っている!」と一斉に言われたことがきっかけのようでした。娘は気の強い性格だからこそ、周囲に対して強引な部分があったのかも…。と私も反省。人に優しく接することなどを、丁寧に教えました。(40代前半・6歳女の子のママ)

年長になり、「他者」を意識し始めたことがよく分かる事例ですね。ママが優しく話を聞き、アドバイスまでできている点は、対応策としてパーフェクトです!

(3)登園拒否:赤ちゃん返りが原因だった事例

  • 妹の誕生と同時に、幼稚園へ行くのを嫌がるように…。赤ちゃん返りだ!とピンときました。私としては、幼稚園に行ってくれた方が楽ですが、息子の気持ちを尊重して1週間休ませることに!この間、意識して息子にたっぷり愛情を注いでいたら、お休みして5日目に「幼稚園行かないの?」と、息子が尋ねてきました。「行きたい?」と聞くと「うん!」と言ったので、次の日から登園!思い切って休ませたことが、正解だったなぁと思います。(30代後半・5歳男の子のママ)

こちらの事例のように、思い切って休ませて良かった!という意見も多く寄せられました。幼稚園を休ませることは勇気が必要ですが、対応策の候補に入れておきましょう。

5、要注意な登園拒否もある!

ご紹介したように、登園拒否はどの子にも起こり得ることで、過度に心配する必要はありません。

しかし、中には深刻な理由から起きる登園拒否もあるため、注意しておくことが大切です。

  • いじめっ子に毎日いじめられている
  • 体調が悪い
  • 園自体がその子に合っていない
  • 先生との相性が良くない

などの原因が思い当たる場合は、早急に対応してあげましょう!

特に、特色ある園に通っている場合は注意が必要!運動が苦手なのに毎日沢山の練習を課される、規律を重んじるため先生が厳しいなど、子どもによっては合わないケースもあるようです。子どもの様子に気を配り、場合によっては転園を考えるなど、対策が必要なこともあるでしょう。

また、最近では保育園・幼稚園での虐待など、辛いニュースがあるのも事実です。「先生が怖い!」など気になる発言がある時には、周囲のママにも話を聞き、解決が必要な場合は園にも報告しましょう。

まとめ

「幼稚園嫌だ!」と言われると、ママパパは本当に心配になりますよね。

しかし、登園拒否は誰もが通る道。このページを参考に登園拒否の「原因」を探り、それに合う「対策」を考えましょう。

ポイントは、子どもの言葉によく耳を傾けること!焦らずゆっくり聞いてあげて下さいね。

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