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赤ちゃんのいる部屋で蚊取り線香を使っても大丈夫?使用時の注意点とオススメ蚊取り線香5選

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夏の厄介な害虫と言えば、蚊!

刺されると「とびひ」などのリスクもあるため、我が子を蚊の被害から守ってあげたいのが親心です。

蚊への対策はいくつかありますが、真っ先に思い浮かぶのは蚊取り線香!というママパパも多いと思います。

昔から使い続けられている蚊取り線香ですが、ふと、「蚊取り線香って、赤ちゃんの側でも使えるのかな?」と疑問に思ったことはありませんか?

そこで今回は、

  • 赤ちゃんの側で蚊取り線香を使っても大丈夫なのか
  • 赤ちゃんの側で蚊取り線香を使う際の注意点
  • おすすめの蚊取り線香5選

についてご紹介していきます!

この記事を読めば、赤ちゃんや小さな子どもがいる家庭でも、安心して蚊取り線香を使うことができます。

メディア「クリエイティブキッズ」が、日本の夏の風物詩である蚊取り線香と、赤ちゃんの関係にクローズアップし、詳しくまとめました!

是非、ご参考下さい。

ご注意事項:赤ちゃんの肌は未発達でデリケートである上、お子さんによっては肌に合わない可能性があります。こちらで紹介している商品も、実際に使用する場合はかかりつけ医などに相談し、十分吟味の上ご使用ください。また、商品を使用して肌や体調に以上が出た場合は直ちに使用を辞め、医者の診断を受けるようにしましょう。

1、赤ちゃんのいる部屋で蚊取り線香を使っても大丈夫?

蚊取り線香は、蚊を駆除する殺虫剤。

単純に考えると、小さな赤ちゃんにも影響があるのでは?と、気になりますよね。

蚊取り線香の成分に着目し、詳しく見ていきましょう。

(1)蚊取り線香の原料は人に無害?

蚊取り線香が発明された当初、原料は「除虫菊」と呼ばれる花だったのをご存知でしょうか?

蚊取り線香の主な成分は、元々、除虫菊から抽出された「ピレトリン」という天然成分だったのです

このピレトリン、昆虫には有害ですが、哺乳類にはほぼ無害なことが分かっています!私達哺乳類はピレトリンを分解することができますが、昆虫は分解することができないため、ピレトリンが昆虫の体内に入ると、神経が麻痺して死んでしまうという仕組みです。

現在では、ピレトリンに似せて工業的に合成された「ピレストロイド」が多く使用されていますが、天然のピレトリン同様、人にはほぼ無害です。

そのため、赤ちゃんがいても蚊取り線香を使用しても問題ないとされています

実際に蚊取り線香の大手メーカーであるキンチョーのホームページでも「妊婦や乳幼児がいる部屋でもご使用いただける」と明記されているため、安心です。

ただし、赤ちゃんがいる部屋での使用には、注意すべきポイントがいくつかあります。

2、赤ちゃんのいる部屋で蚊取り線香を使う際の注意点

蚊取り線香を、赤ちゃんと同じ部屋で使用する際には、どのような点に注意すべきなのでしょうか?

赤ちゃんの目線になると、様々なことが見えてきます。

(1)赤ちゃんのすぐ近くでは焚かない

蚊取り線香の成分は、人体にほとんど影響がない言われていますが、至近距離で直接煙を吸い込むと、大人でも目や喉に強い刺激を感じます

まだ自分で自由に動くことのできない赤ちゃんは、蚊取り線香の煙から逃げることができないため、赤ちゃんの近くでは絶対に焚かないようにしましょう。

(2)風向きに注意

蚊取り線香を室内で使用する際は、「風上」に設置すると駆除効果が十分に発揮されると言われています。

しかし、風向きによっては赤ちゃんに直接煙がかかってしまうことがあるため、注意が必要です

設置の際は、赤ちゃんに煙がかかっていないか必ずチェックしましょう。

(3)赤ちゃんの手の届かない場所に設置する

ぐるぐる渦巻き状の蚊取り線香の形は、赤ちゃんにとっては好奇心をそそられる絶好のおもちゃ!

ついつい触ってみたくなるのも無理はありません。

特に、ハイハイを始めた頃の赤ちゃんの成長は目を見張るものがあり、親が知らないうちにつかまり立ちをして、棚の上の蚊取り線香に手をのばしていた!なんてことも。

蚊取り線香には火を使うため、ヤケドや誤飲の危険を回避するためにも、使用の際は絶対に赤ちゃんの手の届かない場所に設置しましょう

また、見逃しがちですが蚊取り線香の保管場所にも注意が必要。

鍵付きの戸棚など、赤ちゃんが触れることができないよう、細心の注意を払いましょう。

(4)換気を忘れずに行う

蚊取り線香の煙が立ち込めた部屋に赤ちゃんを入れるのは、少し心配ですよね。

赤ちゃんと一緒に蚊取り線香を使用するときは、窓を少し開け、換気を良くして使用することが推奨されています

また、赤ちゃんが部屋に入る前にあらかじめ蚊取り線香を焚いておき、入る頃には消すという方法もおすすめです。

(5)アレルギー体質の場合は注意が必要

赤ちゃんが何らかのアレルギーを持っている場合は、蚊取り線香の使用にも注意が必要です。

蚊取り線香の成分は安全性が確立されていますが、体質などによってはアレルギーを引き起こすこともあるようです

また、タバコや焚火などと同様に、蚊取り線香の「煙」が原因で、アレルギー反応が出ることもあると言われています。

気になる場合は、蚊取り線香を使用する前に、かかりつけの小児科医に相談することをおすすめします。

3、オススメの蚊取り線香5選

赤ちゃんと一緒に使いたい、おすすめの蚊取り線香をご紹介します!

(1)かえる印 かえる印のナチュラルかとり線香 価格:¥1,980

参考:Amazon

明治時代から昭和30年代まで、蚊取り線香の主原料として用いられた徐虫菊を用いて作られた蚊取り線香。

除虫菊の粉末に含まれるピレトリンの効果で、蚊を駆除することができます。

除虫菊以外の成分も、木粉やヤシガラ粉末など、全て天然成分なのが嬉しいポイント

赤ちゃんにも安心して使うことができますね。

(2)紀陽除虫菊 天然蚊取り線香 夕顔 価格:¥1,418

参考:Amazon

こちらの商品も除虫菊を主原料に作られた蚊取り線香で、ピレトリンの効果で蚊を駆除することができます。

無添加・無香料で人に優しいのはもちろん、煙が少なく臭いも穏やかなため、赤ちゃんのいる家庭にぴったりです

目や喉が痛くならなかったというユーザーの声も多い商品です。

(3)金鳥の渦巻 天然除虫菊 蚊取り線香 価格:¥880

参考:Amazon

明治時代に、世界で初めて除虫菊の蚊取り線香を発明したKINCHOが、原点に返って製作した本格的除虫菊線香です!

除虫菊に含まれるピレトリンの効果で、蚊を駆除することができます!

100%植物成分を使用しているため、合成された化学成分に抵抗のあるママパパにおすすめです

(4)りんねんしゃ 菊花せんこう 価格:¥1,015

参考:Amazon

化学的に合成された「ピレストロイド」を使用せず、除虫草を主原料に作られた防虫線香。

殺虫効果はありませんが、虫を寄せ付けない除虫効果があります

蚊帳などの防虫グッズと組み合わせて使えば、蚊の被害から赤ちゃんを守る確率もグンとアップします!

(5)金鳥の渦巻 蚊取り線香 けむりの少ない微煙タイプ 価格:¥1,372

参考:Amazon

炭を配合することで、通常より煙を少なくした蚊取り線香

赤ちゃんのいる部屋で蚊取り線香を使いたくても、煙が気になって踏み切れなかった!というママパパにおすすめの蚊取り線香です。

(6)番外編!蚊取り線香を使う時のお助けグッズ

  • イデアコ 蚊遣り マンホール 火消タイマー付き 価格:¥2,445

参考:Amazon

NHKの番組でも紹介された、蚊取り線香を自然に消火できるグッズです。

合成樹脂の燃えないストッパーを、蚊取り線香の火を消したい部分にかぶせておけば、その場所で自然に火を消してくれる優れもの

これさえあれば、赤ちゃんと一緒にうたた寝してしまい、気付いた時には煙がモクモク立ち込めていた!何てことも防げます。

4、その他赤ちゃんに蚊を寄せ付けない方法は?

昔ながらの蚊取り線香以外にも、赤ちゃんに蚊を寄せ付けないお助けグッズは沢山あります!

(1)電子蚊取り線香

電子蚊取り線香も、蚊取り線香と同様にピレストロイドを殺虫成分に用いているため、人体にはほぼ無害です。

火も使わず煙も出ないため、赤ちゃんがいる家庭には重宝しますね。

反面、煙が出ないとついつい換気が疎かになりがちです。使用の際は、換気を十分に行うことを心がけましょう

  • アース製薬 アースノーマット電池式 価格:¥1,728

参考:Amazon

電子蚊取り線香でおなじみ、アースノーマットの電池式タイプです。赤ちゃんの手の届かない場所に置きたいけれど、コンセントがない!という悩みもこれで解決。1日8時間の使用で、180日間使用可

  • フマキラー どこでもベープ 携帯虫よけ ハローキティ―セット 価格:¥891

参考:Amazon

電池式で、どこへでも持ち運べる携帯虫よけ。鞄やベビーカーに、キーホルダー感覚で手軽に取り付けられるのが魅力です。1日6時間の使用で、20日間効果が持続します。

(2)蚊帳

蚊帳は、物理的に蚊の侵入をシャットアウトするため、殺虫成分を使うことに抵抗があるママパパに、おすすめのアイテムです。

蚊帳といえば、天井から大掛かりに吊るすタイプが真っ先に思い浮かび、準備も大変そうなイメージがありますね。

しかし現代の蚊帳は、ワンタッチで準備もラクラク!気軽に使いやすいものが多く販売されています

  • gioiellante 蚊帳 ワンタッチ 折りたたみ式 底なし 価格:¥3,970

参考:Amazon

組み立て不要の折り畳み式で、準備が簡単!底がないため布団・ベッド問わず使用できます。シングル~キングまでサイズも豊富です!

  • forhomelife ベビー 蚊帳 底付き 価格:¥2,180

参考:Amazon

赤ちゃんをピンポイントで蚊から守りたい!というママパパには、ベビーベット専用の蚊帳がおすすめです。底にも網が付いているため、下からの蚊の侵入も徹底的にガードできます。

(3)虫よけスプレー

虫よけスプレーは、外遊びの際に重宝します。

虫よけスプレーの多くは「イカリジン」という化学成分を使用しています。

イカリジンが虫よけ剤として主流になる以前は、「ディート」と呼ばれる化学成分が広く虫よけとして用いられていましたが、このディートは12歳以下の子どもには使用回数制限がありました。

一方イカリジンは、子どもに対する使用回数制限などはなく、厚生労働省から安全性と有効性を認められている、安全な化学成分ですが、例えば生まれて間もない赤ちゃんは子供と比べても角質の形成がまだまだ不十分な時期ではあります。お子さんによってはもちろん合わない子もいます。

肌が弱い分、蚊に刺されることも避けたい時期ですが、つけて良い成分に関しては必ずかかりつけ医に相談をしましょう。

  • フマキラー 天使のスキンベープミスト 価格:¥712

参考:Amazon

有効成分イカリジンを配合し、虫よけ効果が最大8時間持続します。ミストタイプのため、お肌にしっとり馴染みます。ディート不使用なため、小さな子どもからお年寄りまで、家族みんなで使える虫よけスプレーです

  • KINCHO 虫よけキンチョール DF 価格:¥698

参考:Amazon

有効成分イカリジンを配合した虫よけスプレー。DF(ディートフリー)で、小さな子どもから大人まで使えます!虫よけスプレー特有の臭いもないため、周りに気兼ねなく使えるのも嬉しいポイント

(4)天然アロマオイル

安全と言われていても、赤ちゃんの虫よけに化学成分を使うことに抵抗がある場合、天然のアロマオイルを用いた虫よけ製品がおすすめです。

植物は害虫に襲われても逃げることができないため、害虫が嫌う成分を作り出し、自らの身を守っていると言われています。この効果を利用したのが、アロマオイルによる虫よけなのです。

アロマオイルには化学成分のような殺虫効果はありませんが、赤ちゃんからお年寄りまで幅広い年代に、安心して使用できるのが大きな特徴です

そのため子育て世代からの人気が高く、アロマオイルを利用した様々な虫よけグッズが販売されています!

  • メイド・オブ・オーガニクス モスガードスプレーベビー 価格:¥1,728

参考:Amazon

オーガニックアロマの虫よけスプレー。アルコールフリーで、生後6ヶ月の赤ちゃんから使用できます。

  • プラグアロマ バズオフリキッドセット 価格:¥2,484

(参考:https://www.amazon.co.jp

虫が嫌うエッセンシャルオイルを配合した、室内専用のアロマリキッド。化学成分は一切使用していないため、安心して使うことができます。

  • ピジョン 虫くるりん シールタイプ お徳用60枚入り 価格:¥777

参考:Amazon

虫が嫌う、天然ハーブの精油を浸み込ませた虫よけシール。洋服やベビーカー、身に付けているリュックなどに気軽に貼るだけで、蚊から身を守ってくれる優れもの。

  • パラキート 虫よけ キッズバンド 価格:¥2,484

参考:Amazon

天然のエッセンシャルオイルを浸み込ませたペレットを、バンドにセットして使用します。1つのペレットで約15日間虫よけ効果が持続。手首の他、足首の装着することも可能です。

5、もしも赤ちゃんが蚊にさされたら?

どんなに気を付けていても、ママパパが知らないうちに、赤ちゃんが刺されてしまうことは少なくありません。

赤ちゃんが蚊に刺された場合、私達はどんな対処をすれば良いのでしょうか?

(1)赤ちゃんは蚊に刺されやすい?

大人も一緒にいるのに、なぜか赤ちゃんや子どもだけが蚊に刺されていた!そんな経験はありませんか?

実は、蚊が幼い子どもを狙って刺しているのは、気のせいではないのです!

蚊は、体温の高さや汗に反応して人に近寄ることが分かっており、体温が高く汗かきな赤ちゃんや小さな子どもは、蚊のターゲットになりやすいのです

(2)赤ちゃんが蚊に刺された時の応急処置

赤ちゃんが蚊に刺されたことに気付いたら、まずは石鹸で患部を洗い流しましょう。

その後、アイスノンや濡れタオルなどで患部を冷やし、市販の子ども用虫刺され薬を塗ってあげましょう。

赤ちゃんは痒みを我慢できずに掻き壊し、「とびひ」になる危険性もあるため、蚊に刺されたことに気付いたら、できるだけ早く対処することが重要です

外でのレジャーなどの際には、虫よけグッズと一緒に虫刺され薬も持参しましょう。

市販薬を塗っても痒みや赤みが引かない場合は、皮膚科や小児科を受診することをおすすめします。

とびひについては「「子供のとびひ」症状と正しい対処法110番」で詳しくご紹介していますので、併せてご覧ください。

まとめ

正しい使い方をすれば、赤ちゃんのいる部屋で使用しても問題ないとされている蚊取り線香。

そのラインナップは様々で、天然成分で作られたものなら、より安心して赤ちゃんと一緒に使うことができますね。

蚊取り線香やその他の虫よけグッズを適切に使用し、大切な赤ちゃんを蚊の被害から守りましょう!

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