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いつもと違う赤ちゃんのうんち、大丈夫?要注意なのはこんなとき

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1日に何度もあるおむつ替え。この時、赤ちゃんのうんちをチェックしていますか?

実は、赤ちゃんのうんちは健康のバロメーター!ウンチの形状や色、においなどで、赤ちゃんの体調を知ることができるのです。

今回は、赤ちゃんの健康状態を教えてくれる大切な情報源、「うんち」に着目!

赤ちゃんのうんちの特徴から、病院に行くべきケースまで詳しくお伝えします!

まだ喋ることができない赤ちゃんは、具合が悪くても、ママパパにうまく伝えることができません。

私達親が「赤ちゃんのうんち」について正しい知識を持ち、赤ちゃんの体調を気にかけてあげることが大切です。

1、月齢別赤ちゃんのうんちの特徴

一口に「赤ちゃんのうんち」と言っても、その特徴は月齢によって大きく異なります。

赤ちゃんのうんちの特徴を、月齢別に詳しく見て行きましょう!

母子手帳にも色別の写真が掲載されているため、参考にしてくださいね。

(1)0~4ヶ月頃

生後0~4ヶ月頃の赤ちゃんのうんちは、水っぽく酸っぱいにおいが特徴

これは、腸内に善玉菌であるビフィズス菌が多くいるためです。

酸っぱいにおいは、赤ちゃんが健康な証拠なのですね。

またこの頃の赤ちゃんは、母乳とミルクの、どちらをどれだけ飲んでいるかによって、うんちが変化します。(表参照)

 

形状

回数

母乳

黄色

柔らかい

多め

ミルク

黄土色

やや硬め

少な目

生後0~4ヶ月の赤ちゃんのうんちの特徴が分かったところで、さらに細かな月齢別に、うんちの特徴を見ていきましょう!

①新生児期

新生児期の赤ちゃんのうんちは黄色で水っぽく、1日に10回以上することも珍しくありません

このため、おむつかぶれには、特に注意してあげたい時期です。

また、この頃の赤ちゃんが緑のうんちをして慌てた!という経験があるママパパもいると思いますが、緑色は正常なうんち!心配はいりません。

赤ちゃんのうんちが緑色の原因は、胆汁の成分である「ビリルビン」です!様々な要因でうんちに含まれるビリルビンが腸内で酸化し、うんちが緑色になるのです

②生後1~2ヶ月頃

生後1~2ヶ月頃の赤ちゃんのうんちも、水っぽくゆるいのが特徴

特にこの頃のうんちの回数は個人差が大きく、1日8回以上出る子もいれば、1回きりの子もいるようです。

③生後3ヶ月頃

首が座り始める生後3ヶ月頃になると、水っぽいうんちからドロドロのうんちへと変化し、回数も減っていきます。

(2)生後5~8ヶ月頃

生後5~8ヶ月といえば、離乳食がスタートする時期です!

これまで、ミルクや母乳しか飲んでいなかった赤ちゃんですが、離乳食という「固形物」を摂取することで、うんちの形状も大きく変化してきます。

黄色がかった色からやや茶色っぽく変化し、酸っぱかった臭いも、大人のものに近くなります

離乳食初期は、一時的にうんちが軟かくなったり、反対に固くなったりしますが、離乳食が進むにつれて色や形状も落ち着いてきます。

しかし、この頃の赤ちゃんの消化機能は、まだまだ発達途中!体調や食べた物によって、うんちも変化します。

時には、食べたものがそのままの形で出てくるため、驚くことがあるかもしれません!

特に、繊維質なもの(人参・ほうれん草・トマトなど)は消化しにくいため、そのまま出てくることがよくあります。細かく切る、柔らかく茹でるなど、工夫してみましょう。

(3)9ヶ月以降

生後9ヶ月以降は、いよいよ離乳食も完了期に近づく時期です!

この頃になると、食べ物を消化する力も向上しているため、水っぽさが消え、大人に近いうんちになってきます

うんちの量や回数、排便のリズムも徐々に整い、1日1~2回に定まってきます!

2、こんな時は要注意!色別でみるうんち

ママパパに絶対に覚えて欲しい!要注意な赤ちゃんのうんちを、色別で見ていきましょう。

(1)白いうんち

肝臓から分泌される胆汁が、何らかの原因でうんちに混ざらない場合、白いうんちが出ます。

白いうんちが出た場合、以下の病気が考えられます。

①先天性胆道閉鎖症

参考:https://millymilly.jp/column/51112

肝臓から腸に胆汁を送る通り道=胆道が詰まったり、閉塞することで起こる病気で、クリーム色に近い白い便が出ます。

生後2ヶ月頃までの早期発見が大切と言われているため、白っぽいうんちが出た場合は、すぐに小児科を受診しましょう

②ロタウイルス性胃腸炎

参考:https://www.babytown.jp/b/childcare/diapers/bt0799.html

ロタウイルス性胃腸炎に感染すると、白いうんちが出ます。

ロタウイルス性胃腸炎は、毎年冬季に流行し、発熱、下痢、嘔吐を伴います。生後間もない赤ちゃんの場合は、脱水症状を起こすケースも珍しくないため、小児科を受診することをおすすめします。なお、ロタウイルスは任意での予防接種がありますので、受けておくと重症化を防ぐことができます。

(2)赤いうんち

赤く血を伴ううんちが出るのは、肛門に近い部分から出血している事を意味します。

赤いうんちが出た場合、以下の病気が考えられます。

①腸重積(ちょうじゅうせき)

参考:https://millymilly.jp/column/51112

腸重積は、主に小腸の一部が大腸に入り込み、重なることによって発症します。

この病気は、早期発見が非常に大切

24時間以内に病院を受診した場合、8割の赤ちゃんは腸重積を元の状態に戻すことができます。しかし、発見が遅れ腸が壊死した場合には、腸を切り取る手術が必要になります。

生後6ヶ月前後の赤ちゃんが急にぐったりして顔面蒼白になり、うんちに粘液の混じった血が出る場合は、腸重積の可能性が高いです。夜中でも、早急に病院を受診しましょう!

②細菌性胃腸炎

参考:https://www.babytown.jp/b/childcare/diapers/bt0799.html

参考:https://millymilly.jp/column/51112

細菌性胃腸炎の場合にも、血が混じったうんちが出ることがあります。

細菌性胃腸炎の原因菌としては、病原性大腸菌、サルモネラ菌、カンピロバクター菌などがあり、血が混じったうんち以外にも、下痢や吐き気、発熱を伴うことが多いです

細菌が増殖しやすい夏季に多く起きる病気ですが、寒い時期に起きないわけではありません。

哺乳瓶の消毒の徹底、離乳食の食べ残しは与えない、手洗いをするなど、予防を心がけましょう。

ちなみに、うんちに糸くず状の血が少し混ざる場合は、自然に治ることが多いため大きな心配は無用ですが、混ざる血の量が増えてきた場合には、小児科を受診しましょう。

(3)黒いうんち

参考:https://millymilly.jp/column/51112

赤いうんちに対して黒いうんちが出る場合は、胃や十二指腸など、肛門から遠い場所で出血している事を意味します

これは、胃などから出た血液が、腸を通る間に酸化して黒くなるためです。

赤ちゃんが自分の鼻血を飲み込んだりすることで、うんちに黒っぽい血が混ざることがありますが、これは一時的なものなので心配いりません。

気を付けておきたいのは、以下のような病気です。

①胃潰瘍・十二指腸潰瘍

新生児や乳幼児にみられることはまれですが、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の場合、黒みをおびたうんちが出ることがあります

また、胃潰瘍の場合、黒っぽい血を吐くこともあります。

このような症状がある場合は、早めに小児科を受診しましょう。

②新生児メレナ

新生児期に、吐血や黒くねっとりとしたタール便が出る場合は、新生児メレナの可能性があります

新生児メレナは、ビタミンKの欠乏や、消化管に何らかの異常があるために発症します。

タール便が出た場合は、小児科を受診し適切な治療を受けましょう。

(4)番外編!消化不良

参考:https://www.babytown.jp/b/childcare/diapers/bt0799.html

消化不良で、食べ物がそのまま出てきた場合、一瞬ビックリしてしまうような形状のうんちが出ます!

キウイがそのまま出た場合には、緑色に黒い種のツブツブがそのまま出ますし、チョコレートケーキがそのまま出た場合には、血便と間違うような赤茶色のうんちが出ます

これらのケースは、慌てて病院を受診する必要はありません。しかし、赤ちゃんのためにも、消化に良い食べ物を与えるなど、調理法に配慮してあげましょう。

3、下痢

赤ちゃんのうんちのトラブルで多いのが、下痢。下痢の判断基準から家庭でできる対処法まで、詳しくみて行きましょう!

(1)下痢の判断基準

赤ちゃんのうんちは元々大人よりゆるく、柔らかいですね。産まれて間もない頃は、1日に10回以上うんちが出ることも珍しくないため、どれくらいゆるければ下痢なのか、判断に困ることもあるでしょう。

注意が必要な下痢と判断されるのは、普段より明らかに回数が増え、水っぽいうんちが出る場合です!

  • いつもよりはるかにゆるい
  • 水のようなうんちが何度も繰り返し出る

このような場合は、下痢と考えましょう。

(2)下痢で考えられる原因や病気

①感染性胃腸炎

感染性胃腸炎(ウイルス、細菌を含む)は、俗に言う「お腹の風邪」で、下痢や嘔吐を伴います。

この場合、原因となるウイルスや細菌が体の外に出るのを待つために、整腸剤などで様子をみることが多いようです。

しかし、発熱を伴い、激しい嘔吐と下痢を併発している場合などは、脱水症状の危険性もあります。すみやかに医療機関を受診し、適切な治療を行ってもらいましょう。

②食べ過ぎ

赤ちゃんは消化器官が未成熟なため、食べ過ぎると下痢になることが少なくありません

このような下痢は一時的なものなので、心配し過ぎることはありませんが、好物なの与え過ぎなどには注意しましょう。

また離乳食が進むに従い、大人と同じ食べ物を好んで食べるようになりますが、油の多い食品(チーズやクリームなど)が下痢の原因になることもあるため、注意しましょう。

③薬の副作用

風邪などの治療薬として処方される「抗生物質」が、下痢の原因になることがあります

抗生物質は、腸内の善玉菌まで殺してしまうため、腸内環境が悪化し、下痢を引き起こすのです。

風邪の治療中に下痢になってしまうのは大変辛いため、このような場合は速やかにかかりつけの小児科を受診し、医師に相談しましょう。

④食物アレルギー

「特定の食べ物やミルクに反応して下痢を引き起こす」=「食物アレルギー」の症状の一つとして、下痢が起きることがあります

下痢の原因として、食べ物やミルクに心当たりがある場合は、一度医師に相談してみると良いでしょう。

(3)家庭でできる下痢の対処法

赤ちゃんのうちに、何度も経験する下痢。家庭で上手にケアするには、どんなことに注意すればよいのでしょうか?

対策別に、みていきましょう!

①おむつかぶれ対策

赤ちゃんの皮膚は、とてもデリケート。下痢が続くと、おしりの皮膚がかぶれてしまうことも珍しくありません。

こまめにおむつを交換するのはもちろんのこと、うんちは、シャワーなどで優しく流してあげることを心がけましょう。

流水で流した後は、水分を軽くぬぐい、ワセリンなどで保湿するのがおすすめです

汚れを拭う時、お尻拭きなどで何度も強く拭くことは、かえっておむつかぶれを悪化させる原因になるため注意して下さい!

②食事(離乳食・母乳・ミルク)対策

下痢の際に一番気を付けなければならないのは、脱水症状です。

母乳やミルクはいつも通りに与え、飲める場合は白湯、お茶、ベビー用イオン飲料などで、こまめな水分補給を心がけてあげましょう。

離乳食が始まっている場合は、消化の悪いものや油分の多い食べ物はさけ、おかゆやおじやなどを与えましょう。

また、まだ離乳食初期の場合は一旦お休みし、中期以降の場合も無理はせず、1段階前に戻してよいことを覚えておきましょう。

③感染対策

赤ちゃんの下痢には、原因となる細菌やウイルスが含まれています

看病中のママパパに感染してしまわないよう、おむつ替え後の手洗いを徹底しましょう。

4、便秘

下痢と同様に、赤ちゃんのうんちトラブルで多いのが、便秘です!詳しく見ていきましょう。

(1)便秘の判断基準

赤ちゃんの便秘は珍しいものではなく、離乳食を進めている最中などには、特に起こりやすいと言われています。

「〇日間うんちが出ないと便秘!」という明確な定義があるわけではないため、どの程度うんちが出なければ、病院へ行くべきか迷うこともあるでしょう。

うんちが毎日出なくても、2~3日に1回のペースで定期的に出ており、赤ちゃん自身の機嫌がいい場合は、それがその子の排便ペースと考えて問題ないようです

ただし、1週間以上便秘が続く場合は、先天性の腸の病気なども考えられるため、一度小児科を受診しましょう

(2)便秘で考えられる原因や病気

①食物繊維・水分不足

食物繊維不足や水分不足になると、大人と同じように赤ちゃんも便秘になります。

特に、離乳食初期には注意が必要!離乳食をよく食べる場合、ミルクや母乳の量がつい不足してしまいがちになります。

すると、初期の離乳食の内容だけでは、食物繊維や水分が足りないため、便秘になってしまうのです。

この場合、お茶やミルク、母乳をしっかり与え、食物繊維を多く含む離乳食を心がけましょう

②離乳食の進み具合が遅い

近年、食物アレルギーに配慮する観点から、離乳食を遅めに進める傾向が一般的になりつつあります。

食物アレルギーを気にする余り、月齢に対して離乳食の進みが遅くなり過ぎると、月齢に見合った食事量を得ることができなくなります。

すると、当然うんちの原料になる食物繊維やたんぱく質も不足するため、便秘になってしまうのです。

食物アレルギーに配慮し、慎重に離乳食を進めることは悪いことではありませんが、赤ちゃんの成長に見合った食事量の確保を、忘れないようにしましょう!

③生活リズムの乱れ

生活リズムが狂うと、赤ちゃんの自律神経が乱れるため、便秘を誘発してしまいます。

昼寝の時間や食事の時間はできるだけ一定にし、早寝早起き、適度な運動など、規則正しい生活を心がけましょう

④ヒルシュスプルング病

ヒルシュスプルング病は、乳幼児特有の腸の病気。5千人に1人の割合で、新生児~4歳頃の子どもが発症することが多いです。

この病気を発症すると、腸の一部である結腸の細胞がところどころ欠損してしまい、その箇所の腸が動くことができなくなってしまいます。その結果、うんちが詰まるばかりでなく、放置すれば死に至ることもある病気です。

頑固な便秘や血便、体重が増えない、お腹の張りやしこり、繰り返す嘔吐などの症状がある場合は、すみやかに医療機関を受診して下さい

(3)家庭でできる便秘の対処法

赤ちゃんのうちは珍しくない便秘。家庭でのケア方法には、どのような方法があるのでしょうか?

詳しく見ていきましょう。

①マッサージ

  • 「の」の字マッサージ

おへそ回りを中心に、手のひら全体で「の」の字を書くようにお腹をマッサージしてあげましょう。

コツは、お腹が少しへこむくらいの力を入れてマッサージすることです!

  • 足の運動

赤ちゃんの両足を持って、片足ずつ前後に動かしましょう!月齢が低く、自分でうまく動くことができない赤ちゃんにおすすめです。

②肛門刺激

綿棒にベビーオイルなどの潤滑剤を塗って、肛門に入れて優しく回してみましょう。

コツは、1cmほど差し込んで肛門をなぞるように10秒ほどやさしく回すことです!

③いちじく浣腸

便秘が酷い場合、小児科を受診するとイチジク浣腸を処方してもらえます。

医師の指示に従い、適切な方法で行いましょう。

④食事(離乳食・母乳・ミルク)対策

食物繊維や水分不足対策には、食べ物に気を付けることが大切です。

離乳食進行中であっても、ミルクや母乳は適切な量を与え、食物繊維と水分を多く拭く含む献立を意識しましょう

おすすめは、柔らかく煮た野菜が入った汁物系の離乳食!水分と食物繊維を同時に摂取できますよ。

5、お医者さんに行くときのポイント

赤ちゃんのうんちで気になることがある場合、どのような点に注意して医療機関を受診すればよいのか、詳しくまとめました!

受診する際の参考にして下さいね。

  • 「要注意なうんち(赤・白・黒)」が出た場合は、すみやかに受診する
  • この時、うんちの色や形状が医師によく伝わるよう、おむつやうんちの写真を持参する
  • 便秘や下痢、消化不良の場合、うんちの回数や赤ちゃんの様子(ぐったりしていないか、ミルクや母乳は飲むか、機嫌が悪くないか等)をよく観察し、医師に伝える
  • 必要ならば、うんちの回数や赤ちゃんの様子のメモを取り、医師に正しく伝える

まとめ

赤ちゃんのうんちは、健康のバロメーター!

要注意なうんちや、病院へ行くべき特徴を覚えておけば、いざと言う時慌てません!

この記事が、赤ちゃんのうんちを判断する助けになれば、幸いです。

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