幼児教育

子どものやる気を引き出す感覚タイプ別オーダーメイド育児のすすめ

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子どもが物事に取り組む時、全くやる気のない態度にイライラした経験はありませんか?

  • 宿題は毎回ダラダラ!集中して取り組めばすぐ終わるのに、全くやる気がないようだ。
  • 本人が習いたいと言い出したピアノ。練習に身が入っていないため、全く上達しない!

このような態度の我が子を目の前に、「ちゃんとしなさい!」と声を荒げることもしばしば…。しかし、それでは全く効果がないことは、私達ママパパが身をもって理解していますよね。

では、子どものやる気を引き出すには、一体どうすれば良いのでしょうか?

そんな悩みを解決すべく、今回は教育専門家である小川大介氏の著書「5歳から始める最高の中学受験」の中から、「3つの感覚タイプ」に大注目!

子どものタイプを見極め、それに合った対処をすることで、あなたのお子様にも溢れんばかりのやる気がみなぎります!

それでは、気になる「3つの感覚タイプ」とは一体何なのか?順を追ってみていきましょう。

1、なぜ!?子どもにやる気がでない原因とは

やる気を引き出す方法をお伝えする前に、まずは「やる気が出ない原因」についてみていきましょう。

「やる気がない子」と聞くと、皆さんはどのような子どもをイメージしますか?

  • 人の話を聞かずにダラダラ
  • 授業中はいつも上の空
  • 先生の指示にハッ!として急に問題を解き出す

など、まるで勉強に身が入っていない姿を思い浮かべる人が、多いのではないでしょうか?

では、遊びの最中はどうでしょうか?遊んでいる時の子どもはやる気満々!集中していることが多いですよね。

もうお気付きだと思いますが、子どもは「好きなこと」や「興味関心」があることにはとことん集中し、学びのセンサーが全開になります。つまり、やる気のなさの原因は、「楽しくない」「興味関心がない」という気持ちの表れなのです。

もし、勉強に対しても遊びと同じように取り組むことができれば、こんな素晴らしいことはありません!

これには、子どもが楽しい!もっと知りたい!と思えるような「気持ちよく勉強できるスタイル」を見つけることが鍵となります。

2、やる気を引き出すヒント!「3つの感覚タイプ」とは?

楽しい!もっと知りたい!と思えるような「気持ちよく勉強できるスタイル」を見つけるために!お子様の「感覚タイプ」を見極めましょう。

(1)子どもは「3つの感覚タイプ」に分けられる

人は「視覚・聴覚・身体感覚」の、「3つの感覚タイプ」に分けられると言われています。

視覚・聴覚・身体感覚のうち、どの感覚から得た情報に頭や心が反応しやすいか、人それぞれにクセがあるのです。このクセのことを、専門用語では「優位感覚」と呼びます。

例えば、優位感覚が「視覚」の子は、目から入る情報によく反応します。そのため、何かを記憶する際には映像で覚える傾向にあるなど、それぞれのタイプに際立った特徴があるのです。

(2)優位感覚を知るメリット

子どもの優位感覚を知る最大のメリットは、子どもの特徴や傾向に合った接し方が分かること。

  • 問題に取り組む際、子どもにとって最も分かりやすい「アプローチの仕方」がみつかる
  • その子に響く「叱り方」の傾向が分かる
  • その子のやる気を益々アップさせる「ほめ方」の傾向が分かる

など、ママパパの振る舞いを子どものタイプに合わせて変えてあげれば、お子様はやる気に満ちあふれグングン成長するのです。

これは、勉強に対しても同じです。それぞれのタイプに合った教え方をマスターすれば、「子どもにとって最も効果的な学習法」=「気持ちよく勉強できるスタイル」をみつけることも難しくありません。

こうなれば、もう頭ごなしに「なんでちゃんとしないの!?」と叱る必要もなくなりそうですね。

※「子どものほめ方については」こちらでも詳しくご紹介しております。併せてご覧ください。

(3)うちの子はどれ!?「3つの感覚タイプ」を判定しよう

ここまで読み進めて頂くと、我が子のタイプを知りたくなりますよね!そんな方のために、「タイプ別判定シート」を用意しました。

  質問 タイプ
文字を覚える時にどうするのが覚えやすいですか?
ア. 一点一画を意識しながらていねいに書く A
イ. なぐり書きでたくさん書く、大きく書く K
ウ. じっとながめてから書いてたしかめる V
家族でお出かけしたときのことを思い出すとき、次のどれに近いですか?
ア. 最初に、その日の気分がよみがえってくる K
イ. 最初に、行った場所の光景や途中で目にしたものが浮かんでくる V
ウ. 最初に、話したことやまわりから聞こえてきた音がよみがえってくる A
初めて見る道具を渡されたら、どうしますか?
ア. あれこれ向きをかえて観察する V
イ. 「これは何?」ということが気になって説明をほしがる A
ウ. とりあえず触ってみる K
考え事をしているときに、気が散ってしまうのは次のどれですか?
ア. まわりの雰囲気 K
イ. 音や物音 A
ウ. ふと見えたもの、目に入ったもの V
文章を読むときの様子は、次のどれに近いですか?
ア. 全体をざっと眺めてから読み始める V
イ. 一行ずつていねいに読み進めていく A
ウ. 体が少し揺れたり、リズムをとるようにしながら読み進める K
話を聞くときの様子は、次のどれに近いですか?
ア. 話を最後まで聞ける方で、自分のこともよく話す A
イ. 最後までじっと聞くことはなく、すぐに「わかった」という V
ウ. 大きくうなずいてみたり手遊びしたり、あまりじっとせずに聞く K
がんばったとき、どんなほめられ方を喜びますか?
ア. なにをどうがんばったのか、きちんと言葉で伝えてほめてもらう A
イ. ぎゅっと抱きしめられたり、頭をなでられたりしてほめてもらう K
ウ. 花マルやシールをもらえたり、ほめ言葉の手紙をもらったりしてほめてもらう V
テレビを見たり、文章を読んだりしたときに覚えているのは、次のどれに近いですか?
ア. 話の内容をよく覚えている A
イ. 人々や情景をよく覚えている V
ウ. 行動や登場人物の感情をよく覚えている K
親がいま何を考えていそうか探っていくるときは、次のどれに近いですか?
ア. 顔色をうかがったり、ちらちらとこちらを観察したりしてくる V
イ. 雰囲気を探るようなしぐさを見せたり、ふと近づいたり(遠ざかったり)する K
ウ. こちらの話すことに聞き耳を立てたり、声の調子に反応したりする A
起こったときの様子は次のどれに近いですか?
ア. 激しく言葉で怒りを表現する A
イ. 地団駄を踏んだり、こぶしを握りしめたり、ドアをぴしゃりと閉める K
ウ. むすっとしてものをいわなくなる V
次の遊びや楽しみの中では、どちらかというとどれが好きですか?
ア. お絵かき、パズル、迷路 V
イ. なぞなぞ、しりとりなどの言葉遊び、音楽 A
ウ. 外遊び、ダンス、騒ぐこと K
授業中の様子としては次のどれに近いですか?
ア. 先生が板書するのをよく見ながら、手元のテキストを見る V
イ. 先生の説明をよく聞きながら、あわてて板書を写す A
ウ. もぞもぞしながら授業を聞いている。問題を解けたときのリアクションが大きい K
V(Visual)…視覚優位  A(Auditory)…聴覚優位  K(Kinesthetic)…体感覚優位  

V・A・Kのうち、数が多いものがお子様の感覚タイプ!あなたのお子様がどのタイプか、是非チェックしてみて下さいね。

3、「3つの感覚タイプ」それぞれの特徴とは?

判定シートで我が子のタイプは分かったけれど…その詳細も知りたい!そんなママパパのために、3つの感覚タイプそれぞれの特徴をまとめました。

(1)視覚優位タイプ

視覚優位タイプには、以下のような特徴があります。

  • 映像を思い浮かべながら話す
  • 映像を表すように身振り手振りが大きくなる
  • 物事を記憶する際には絵にして覚える傾向がある
  • 周囲の雑音は気にならない
  • 言葉で出される指示を覚えるのは苦手
  • 外見に心を動かされやすい

視覚優位タイプの子は、目から入る情報に大きく反応するため、耳で覚えることが苦手な傾向にあるようです。学習の際には、図や表で視覚化すると、スムーズに理解することができますよ。

(2)聴覚優位タイプ

続いて、聴覚優位タイプの特徴です。

  • 理論立てて話すことが多い
  • 聞いて学習することが得意
  • 言葉で伝えられたことを上手に実行できる
  • 取扱説明書やマニュアルで学ぶのも得意

聴覚優位タイプの子は、言葉を大切にします。文章を読んで理解できない時には、「音読」を促すなど、聴覚をうまく使う工夫をすると良いでしょう。

(3)身体感覚優位タイプ

最後に、身体感覚優位タイプの特徴をお伝えします。

  • 感性が豊か
  • 実際に行動したり、体を動かしながら学ぶことが得意
  • 早口で沢山の情報を入れられるのが苦手

身体感覚優位タイプの子は、具体的な体験に興味をもちます。そのため、体を動かしながら覚えると、より習得が早まると言われていますよ!

いかがでしたか?

この他にも、小川氏の著書「5歳から始める最高の中学受験」には、タイプ別の関わり方が詳しく記されています。もっと知りたい!という方は、是非手に取ってご覧ください。

4、タイプ別育児を小1の娘に実践した感想

(1)優位感覚を活かした「オーダーメイド育児」を実践

今回、小学1年生の娘にタイプ判定シートを試した結果、「聴覚優位タイプ」という結果に!

そこで、聴覚優位タイプの特性を活かした「オーダーメイド育児」をしばらく実践してみました。

①教科に関わらず、文章題が分からない時は「音読」を促す

②何をどうして欲しいのか、「具体的」に言葉で詳しく説明するように心がける

③ほめる時には、具体的に何がどう素晴らしかったのか語り掛ける

など、常に「耳」を意識した接し方を心がけました。

(2)親子共に嬉しい変化が!

「オーダーメイド育児」を実践してみると、何と初日からその効果が現れました。

いつもより沢山語り掛けることで、私と娘の波長が合ったのか?こちらがビックリするほど素直になったのです。これが、「優位感覚が合う」ということなのかな?と正直驚きました。

この他にも、以下のような嬉しい変化が!

  • 音読効果で問題をスムーズに解けるようになった
  • 音読を取り入れたことにより、学校の宿題や塾の課題に物凄く楽しそうに取り組むようになった
  • しばらくすると、自主的に話しながら問題を解くように!優位感覚を活かした学習法を、無意識に実践していた
  • 楽しく勉強に取り組めるようになったため、やる気もアップ!イキイキとした表情が増えた
  • ママである私も、学習がスムーズに進むことでストレスが減!心に余裕が生まれ、子どもに対して穏やかな気持ちで接することができるようになった

「優位感覚」を活かすことで、子どもはもちろん、家族全体が明るい雰囲気に包まれたのです。

特に、私自身に余裕できたのは想定外。子どもの態度次第で、こんなにも自分の気持ちに変化が起きるんだ!と驚いたと同時に、今までの接し方を反省する良いきっかけになりました。

(3)「オーダーメイド育児」はママパパの努力も必要

親子共に素晴らしい結果となった「オーダーメイド育児」ですが、慣れないうちは大変なこともあるかもしれません。

今回は、「記事のために!」という仕事意識も加わり、「オーダーメイド育児」を頑張ることができました。しかしこれを続けるには、ママパパの努力や意識改革が必要だとも感じました。

常に子どもを客観的にみつめ、「もう!なんでできないの!?」と言いたくなる気持ちを我慢しなければいけないのです。

最初のうちは大変だと思います。しかし一度習慣になれば、家族全体がどんどん良い雰囲気に進むことが今回のチャレンジで分かりました!

親がストレスを感じない程度に、ゆっくりと「オーダーメイド育児」を取り入れてみてはいかがでしょうか?

5、幼児のうちは「子どもを知ること」を心がけよう

(1)「3つの感覚タイプ」を心得ておくだけでもOK!

3つの感覚タイプは興味深いけど、うちの子はまだ4歳。判定シートで分類するのが難しかった…。という人もいるでしょう。

確かに、幼い子の場合は判定が難しいですよね。そんな時には、子どもは「3つの感覚タイプ」に分けられる!という知識だけでも覚えておきましょう。

  • 子どもをよく理解する
  • 子どもにタイプがあることを知っておく
  • タイプ別の関わり方を心得ておくという

これらを意識するだけでも、きっと今後の育児にプラスになるでしょう。

(2)我が子の「素敵ポイント」を書き出してみる

「お子様の良いところ」を沢山書き出すことも、幼児のママパパにはおすすめです。小川氏は、「50個」書き出すのがポイントだと述べています!

実際にペンをとると、まだ数年しか一緒にいない我が子の素敵ポイントを、50個も書き出すのは結構大変。

  • ピアノが上達した
  • ひらがなを覚えた
  • 数字が読めた

など、パッと思いつくのはせいぜい10個程度です。その後は、ママパパが感じる「ありのまま」のお子様の素敵ポイントを書き出しましょう!

  • 笑顔が可愛い
  • 電車で遊ぶ時の真剣な眼差しがカッコイイ!
  • 夕飯の準備をしていると、自然とお手伝いをしてくれる

など、ママパパのみが知るお子様の姿が沢山書けると思います。

今回、私も2人の子どもそれぞれ50個、計100個の素敵ポイントを書き出してみました!

すると、こんなにも成長したんだな。この子はこんな特徴もあるんだなぁ。と、子どもを客観視することができました。そして、癇癪を起こしている時や、やる気がない時の心理状況 を、落ち着いて観察できるようにもなりました。

そしてもう一つ。100個も書くと途中で手が痛くなりましたが、なぜか心は温かな気持ちで満たされ、涙がポロリ。素敵ポイントを書き出すことは、ママパパの「心のケア」や「癒し」になることも実感できましたよ。

まとめ

「3つの感覚タイプ」=「優位感覚」の話は、とても興味深いものでしたね。

子どもの特徴やクセが分かれば、それに合わせた育児が可能!子どもにやる気がみなぎり、ママパパも余裕をもって子どもと向き合えることが分かりました。

「オーダーメイド育児」は、最初は大変なこともあるでしょう。しかし、習慣になればこっちのもの!

今後の育児を、子どもに合った方法で進めるか?親のやり方に無理やり従わせるか?どちらが良いかは明らかです。

是非、子どもの優位感覚に合わせた「オーダーメイド育児」で、お子様の良いところを存分に伸ばしてあげて下さいね!

 

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